初野晴のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
中世魔女狩りの恐ろしさ。
感情移入しやすい描写や幻想的な雰囲気、そして恐ろしさ。他の初野先生作品を読んだ時も感じたものですが、恐ろしさは今回が一番でした。
中世の魔女狩りの、あまりに理不尽で残虐な事実・・・。そんな過酷な場所に大切な人の魂が迷い込んでしまったらと思うと血の気が引きます。
知識を武器に過去の時代で戦うというのはよくある話ですが、こんなに苦労するタイムスリップはあまり多くない気がします。信じられない程の苦労をしたのに上手くいかないことの方が多く、気軽に時間旅行なんて行きたくなくなっちゃいます(><)
枇杷と勇介がとても優しく、かつ勇気もあるので「主人公のエゴ・保身を見せつけられる」という類 -
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我ながら今更であるがハルチカシリーズを一気に読んだ。まだ完結していないんだということにビックリ。間に合ったというべきか。
中身を知ってから表紙挿画を見直すと、千年ジュリエットまでは私の思い描く登場人物のイメージにぴったりでちょっと萌える。惑星カロンから後はちょっとイメージがずれてしまっていて惜しい。初恋ソムリエの表紙のチカちゃんは橋本環奈に寄せられなくもなさそうだったのだが、実写映画はほぼ黒歴史なのか、あまり情報が上がってこなくて残念。
やはりシリーズ最初の本巻がミステリ的には惜しげも無くトリックを使っていて面白かった。初出から10年以上が経過して大変な面もあるとは思うが、ぜひチカちゃんたちの -
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ブランクはあるけれど、また吹奏楽がしたいと思わずにはいられない。
本当にハルチカシリーズのキャラクターが大好きで、ライトな描き口なのに秀逸な伏線回収をするストーリーもすごく面白くて、既刊のお話を読み終えてしまったことがとても残念(本編は何度も読み返してますが、番外編は初めてでした)。
続編出してくれないかなぁ…。
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〈ハルチカ〉シリーズ番外篇が文庫書き下ろしで登場!
捨て犬をめぐり後藤朱里とカイユが奮闘する「ポチ犯科帳」。芹澤直子と片桐が駄菓子屋でお婆さんの消失に遭遇する「風変わりな再会の集い」。謎のアルバイトをしている名越をマレンが危惧する「巡るピク -
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ハルチカシリーズ5作目。
【チェリー二の祝宴】新しい楽器が欲しくて楽器屋を渡り歩いていたチカは、ある日「呪いのフルート」に出会う。この呪いの正体とは、一体何なのか…?
【ヴァルプルギスの夜】藤が咲高校の部長が持ってきた相談は、高校のOBを名乗る人物から送られてくる音楽暗号。その暗号を解いた時、物語は思いもしない方向へと転換する。
【理由ありの旧校舎】ある朝登校すると、学校は騒然としていた。人だかりのある方へ向かうと、そこでは密室事件ならぬ「旧校舎全開事件」が起こっていた…!旧校舎の窓という窓、ドアを全開にしたのは、誰が何の目的で?そしてどんな手段を使ったのか。
【惑星カロン】フルート二重 -
Posted by ブクログ
ハルチカシリーズ4作目。
【エデンの谷】スナフキンのような格好をした女性は、草壁先生と親しそうに話をしている。先生との会話を盗み聞きしたチカたちは、女性のある探し物を手伝うことになる。
【失踪ヘビーロッカー】 「そのまま法定速度を守って、この街をぐるぐるまわるんだっ」
文化祭本番直前、学校に着いたにもかかわらず、乗っていたタクシーをUターンさせたアメリカ民謡クラブの甲田。肌寒い秋に冷房を最大にしろなどの命令を下す甲田は、一体何を隠しているのかー?
【決闘戯曲】演劇部で脚本担当の1年生が、本番当日の朝に姿を消してしまう。戯曲の内容は、右目が見えず左手が使えない「大塚一族」の世代を超えた3人が