初野晴のレビュー一覧
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ハルチカシリーズ5作目。
【チェリー二の祝宴】新しい楽器が欲しくて楽器屋を渡り歩いていたチカは、ある日「呪いのフルート」に出会う。この呪いの正体とは、一体何なのか…?
【ヴァルプルギスの夜】藤が咲高校の部長が持ってきた相談は、高校のOBを名乗る人物から送られてくる音楽暗号。その暗号を解いた時、物語は思いもしない方向へと転換する。
【理由ありの旧校舎】ある朝登校すると、学校は騒然としていた。人だかりのある方へ向かうと、そこでは密室事件ならぬ「旧校舎全開事件」が起こっていた…!旧校舎の窓という窓、ドアを全開にしたのは、誰が何の目的で?そしてどんな手段を使ったのか。
【惑星カロン】フルート二重 -
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ハルチカシリーズ4作目。
【エデンの谷】スナフキンのような格好をした女性は、草壁先生と親しそうに話をしている。先生との会話を盗み聞きしたチカたちは、女性のある探し物を手伝うことになる。
【失踪ヘビーロッカー】 「そのまま法定速度を守って、この街をぐるぐるまわるんだっ」
文化祭本番直前、学校に着いたにもかかわらず、乗っていたタクシーをUターンさせたアメリカ民謡クラブの甲田。肌寒い秋に冷房を最大にしろなどの命令を下す甲田は、一体何を隠しているのかー?
【決闘戯曲】演劇部で脚本担当の1年生が、本番当日の朝に姿を消してしまう。戯曲の内容は、右目が見えず左手が使えない「大塚一族」の世代を超えた3人が -
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ハルチカシリーズ3作目。
【ジャバウォックの鑑札】コンクール地区大会当日、発見された迷子の高級犬の飼い主を名乗ったのは、青年と少女の2人。嘘をついているのは、はたしてどちらか。
【ヴァナキュラー・モダニズム】ハルタの新居を探すなか、不動産屋で見つけたのは、僧侶の幽霊が出ると噂のアパートだった。間取り図に書かれたもうひとつの部屋、毎日聞こえる錫杖の音。謎が解かれたとき、誰も見たことがない素晴らしい光景を目の当たりにする。
【十の秘密】 コンクール県大会の会場で出会ったのは、ギャルの格好で舞台に立つ清新女子高校だった。彼女たちには見た目に反して厳格な規律があり、 三年生だけの十の秘密を持っていた。 -
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「大人になればわかる」
ーーーーー廃部寸前の弱小吹奏楽部を立て直し、普門館を目指す高校2年生の穂村チカと上条ハルタ。吹奏楽経験者たちに起きた謎を解決し入部させることに成功していた2人だったがーーーーー
タイトル買い。シリーズ物だったのか…しかも第二弾だったのか…。まぁ本文からキャラクター像を拾って読むタイプなので全然平気だった。チカちゃんに関しては、冒頭のバレーボール部時代に学んだという、『やると決めて、洗面器に顔を突っ込んで上げない者が勝ちなのだ』というセリフからもう好きになった。強い女ダイスキ。初手でこんな強いセリフかますのに、コミカルな会話をしている所もとても好きだ。キャラクターが -
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ハルチカの前にハルチカは無く、ハルチカの後にハルチカは無い。
まあ、究極的に言えばどんな作品だってそうなんですが、でも初野晴さんの作品、特にハルチカシリーズに関しては、さらに強くそう思ってしまいます。
文化祭を舞台にした短編が4編収録されたシリーズの4巻目。ハルチカシリーズを読むのは久々で、すっとキャラたちに入り込めるかな、と思ったのですが、その心配は完全に無用でした(笑)
元気少女チカのユーモア溢れる語り口に、ハルをはじめとした個性的なキャラの数々。ああ、この感じだったなあ、とあっという間にハルチカの世界に手を引かれたように思います。
文化祭で起こる事件もバラエティー豊か。突然体育館 -
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文化祭パートということもあって、いつもの目的意識のある吹奏楽部とは違った、高校生の日常面が強調されている。短編の一つ一つに謂わゆる「捨て回」がなく、どの短編も濃密で切れ味鋭く、余韻も申し分ない。以前は、謎解きの手がかりが専門知識の有無が必要条件であったため、読み物としては面白くともそこが不満ではあったわけだが、今作の短編は手掛かりはちゃんと作中で提示されている。個人的に気に入ったのはやはり「千年ジュリエット」で、明かされた真相、重いテーマもさることながら、非常に細かな技法が作中に散りばめられていて、読み物として一番面白かった。前作から通じて会話のリズムやテンポがよく、キャラの性格に屈託がないの
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ネタバレ廃墟になった遊園地にある、花が咲き乱れる庭園。そこにあるのは秘密の動物霊園。
相変わらずはなしの内容は重めだけど読みやすい。
墓守の青年は、月の光の下でだけ人間と意思疏通ができる。
森野くんが謎を解く、というか、呪いを解くというか暴かれたくないものを暴くというか。
どれも切ないはなし。
似鳥さんの本と平行して読んだので、動物との関係を考えてぐぬぬとなる。
デカルトが唱えた「動物機械論」。動物行動学では、動物は感情がないよくできた機械だという態度を今も取っているのだとか。うーん、あんまり人と同じに考えるのもどうかと思うけど、これはこれで極端だなー
ビッグフットのはなし。最後に出した答えが辛い。