初野晴のレビュー一覧
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ネタバレ長かった…。待ちに待った新刊。1巻目からおさらいするところから始めました。
おさらいしながら思ったのは、巻を追うごとにどんどん読みたくなってくるということ。今回もまた面白さが増しています。
解説にもあるように、ただただまっすぐ青春を追いかけていたチカが、終わりを見据えてきています。天真爛漫な彼女、でも苦味も知っているというか。そして、彼女よりももっと早くから終わりを見ているのがハルタでしょう。それを指摘してくれる友達がいること、そして、チカの姿から学ぶこと。
一見、チカがハルタに頼っているようですが、ハルタもまたチカを頼りにしているのですね。ハルタだけでなく、吹奏楽部、生徒会、関わる全ての -
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「ハルチカ」シリーズ番外篇。
そもそも、ハルとチカが一人一人部員を集めて行くところから
始まった話だったと思い出した。
その集められたというか集まるべくして集まった部員の話。
キャラが濃いぞ。
高校生の話は大好きで今回も面白く読んだ。
「ハルチカ」は名前しか出てこないけど、
存在感ハンパないのもシリーズの特徴。
あ、あとベルマークの仕組み。
そうだったのかぁ、と今さら思った。
現役PTAの頃は集めるだけ集めて丸投げだったからなぁ。
でも、たまに、こんなところにベルマーク!と思うことあるけどね。
最後の表題作が一番のお気に入り。
ファイター、シンカー、ビリーバー、コネクター、リアリ -
Posted by ブクログ
ネタバレハルチカシリーズ番外編。
まだまだ足踏みが続いていて煮詰まりかけたところだったので、良い気分転換になった。
カイユ、芹澤、マレン、成島、それぞれの視点で描かれているのだが、やはりハルチカはみんなに頼りにされ愛されていると分かる。
一方でリアリスト芹澤の言葉は重い。プロを目指す過程で部活動をすることがプラスになる分野もあればマイナスに働く分野もある。サッカーや野球、相撲などは部活動をきっかけにプロへの道が拓けることが多いが、一方で幼い頃から海外へ行き早々にプロとして活躍する人もいる。特にクラシックの世界はそれが顕著で、本当に食べていける人は音大卒業を待たずに海外で活躍している(確か前作に出てきた -
Posted by ブクログ
ネタバレハルチカシリーズ第二作。再読。
清水南高校は変人揃いだ。前作に登場した発明部の兄弟然り、演劇部の赤ふんどし部長然り、今作の地学研究会の赤ヘル爆走娘に初恋研究会の初恋ソムリエ。
だがいずれも比類なき発想力、思考力、行動力、技術力を備え実績を挙げたのだから驚く。残念ながら分かりやすい大会のような実績ではないが。
もしかしたら清水南高校は天才揃いかも知れない。
この作品でも事件の謎解きを機に新しいメンバーが加わり、少しずつ楽器も増えてきた。これから楽しみなのはクラリネットが加わるかどうか。
相変わらず昭和のコミックのような掛け合いに周囲の反応で楽しい。
だが謎の真相はシリアスなものもある。解説を読ん -
Posted by ブクログ
今回もチカちゃんもハルタも違う方面でキレッキレに才能を発揮してます!笑
今回一番素敵だなぁ~って思ったのは、『周波数は77.4MHz』の中にある部分(引用あり)
見た方さえ変えれば、必要としてくれる人がいるし、
自分が必要とされていることもわかる。
でも悩んでる時って閉じこもってしまうから
大事な時にそれを忘れてしまう。
それを思い出させてくれたり、
自分をふっと抜け出してくれたりするのは
身近な人たちだけじゃない。赤の他人ってこともある。
それを知って、本当にすごく心配していた身近な人は
悲しむかもしれない。
だって、救いたい/助けてあげたいって
あんなに思ってたのに、赤の他人