初野晴のレビュー一覧
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ネタバレ長かった…。待ちに待った新刊。1巻目からおさらいするところから始めました。
おさらいしながら思ったのは、巻を追うごとにどんどん読みたくなってくるということ。今回もまた面白さが増しています。
解説にもあるように、ただただまっすぐ青春を追いかけていたチカが、終わりを見据えてきています。天真爛漫な彼女、でも苦味も知っているというか。そして、彼女よりももっと早くから終わりを見ているのがハルタでしょう。それを指摘してくれる友達がいること、そして、チカの姿から学ぶこと。
一見、チカがハルタに頼っているようですが、ハルタもまたチカを頼りにしているのですね。ハルタだけでなく、吹奏楽部、生徒会、関わる全ての人が。芹澤さんの「私は自分の未来のことを考えないくらいのバカになりたい。そう決めた」の言葉がそれを表していると思います。
さて、話は「ヴァルプルギスの夜」「惑星カロン」が好みです。特に表題作は、今後ますます現実味を帯びていくのだと思います。
ところどころに流行りものに振り回される人、若い女性をイメージしているのでしょうか、その人達をけちょんけちょんにしているところがあります。初野さん、そういう人は苦手なのでしょうか。小気味いいです。
マンボウ達がまた関わってくるとは思っていませんでしたが、さて、今後もつながりがあるのかしら?そして、草壁先生の恋人?とは?(ハルチカの二人は失恋かな…)次巻も楽しみです。 -
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「ハルチカ」シリーズ番外篇。
そもそも、ハルとチカが一人一人部員を集めて行くところから
始まった話だったと思い出した。
その集められたというか集まるべくして集まった部員の話。
キャラが濃いぞ。
高校生の話は大好きで今回も面白く読んだ。
「ハルチカ」は名前しか出てこないけど、
存在感ハンパないのもシリーズの特徴。
あ、あとベルマークの仕組み。
そうだったのかぁ、と今さら思った。
現役PTAの頃は集めるだけ集めて丸投げだったからなぁ。
でも、たまに、こんなところにベルマーク!と思うことあるけどね。
最後の表題作が一番のお気に入り。
ファイター、シンカー、ビリーバー、コネクター、リアリスト。
5タイプが集まれば最強。
なんとかレンジャーみたいだなぁ。
でも、ほんとその通りだね。
そして自分のタイプを決めつけず、
置かれた立場で変化できたらもっと凄いね。
とてもよかった。
リアリストの彼女らしい。
いつか会えるといいね、先輩に。 -
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ネタバレハルチカシリーズ番外編。
まだまだ足踏みが続いていて煮詰まりかけたところだったので、良い気分転換になった。
カイユ、芹澤、マレン、成島、それぞれの視点で描かれているのだが、やはりハルチカはみんなに頼りにされ愛されていると分かる。
一方でリアリスト芹澤の言葉は重い。プロを目指す過程で部活動をすることがプラスになる分野もあればマイナスに働く分野もある。サッカーや野球、相撲などは部活動をきっかけにプロへの道が拓けることが多いが、一方で幼い頃から海外へ行き早々にプロとして活躍する人もいる。特にクラシックの世界はそれが顕著で、本当に食べていける人は音大卒業を待たずに海外で活躍している(確か前作に出てきた話)そうで、吹奏楽部のように拘束時間の長い部はプロを目指す者には最も避けたいところだろう。
それを思うとよく芹澤は入部してくれたなと思う。
私が結構好きなのは成島。彼女が冷静に客観的に、そして愛をもって吹奏楽部を見つめていることが改めて分かって良かった。
狸教頭が言うように草壁先生は本来ならこんな地方の学校に燻っている人ではない。だからこそ、次の大会こそ、何かしらの結果を見せて欲しい。そしてその予感は着実に近付いている。
個人的にはベルマーク運動の話がとても身近で興味深く読んだ。 -
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ネタバレハルチカシリーズ第二作。再読。
清水南高校は変人揃いだ。前作に登場した発明部の兄弟然り、演劇部の赤ふんどし部長然り、今作の地学研究会の赤ヘル爆走娘に初恋研究会の初恋ソムリエ。
だがいずれも比類なき発想力、思考力、行動力、技術力を備え実績を挙げたのだから驚く。残念ながら分かりやすい大会のような実績ではないが。
もしかしたら清水南高校は天才揃いかも知れない。
この作品でも事件の謎解きを機に新しいメンバーが加わり、少しずつ楽器も増えてきた。これから楽しみなのはクラリネットが加わるかどうか。
相変わらず昭和のコミックのような掛け合いに周囲の反応で楽しい。
だが謎の真相はシリアスなものもある。解説を読んでなるほどと思った。高校生に解決できることなどたかが知れている。それでも大人が手助けし、自分の仲間の悩みや苦しみを理解して、仲間が戻ってくるのを待ってあげたり(時には突撃もアリだが)、共に過ごす時間を持つことだけでも充分な手助けになるかも知れない。
次も再読してみる。