初野晴のレビュー一覧

  • 水の時計

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    泣きました。世界観、設定が良いです。脳死とミステリとストーリーを上手く絡めています。後半に行けば行くほど、切なく悲しく、そしてラストは衝撃を受けました。

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    2013年06月25日
  • 1/2の騎士

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    かなりおもしろかった( ͒ ु๑・×・ ू ͒)❤⃛*:・✿*。 事件はちょっと怖いトコあったけど、全体的にいいお話だった☆

    意外なタネ明かしがあって、かなり最後が泣けたけど。゚(つД`)゚。感動したし、ラストの締めくくりもこういうのいいなぁ(´;д;`)

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    2013年06月24日
  • 1/2の騎士

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     女子高生と幽霊のコンビが、町に巣くう異常連続犯罪者たちに挑む姿を描いたファンタジー要素もあるミステリー。

     初野作品は今回で三作目。コミカルなキャラクターたちの掛け合いは毎回楽しみだったのですが、今作もよかったです。主人公マドカと幽霊のサファイアのコンビはもちろんのこと、友人の加奈子や後輩たちなど同年代の人々との掛け合いだけにとどまらず、事件を通じてマドカと知り合いになる大人たちも魅力的なキャラばかり。

     しかしキャラの掛け合いはコミカルながらも事件そのものはかなり悪質なものが並んでいます。盲導犬を殺しその様子を撮影する犯罪者、女性の家に不可解な不法侵入を繰り返す犯罪者、無差別的な毒ガス

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    2013年06月13日
  • 水の時計

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    このミステリアスで美しい世界観が大好きです。
    初野晴さんの本なら、ハルチカシリーズのような軽い感じではなく、シリアスでしかし魅力的なこういった話のほうが断然素敵です。

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    2013年04月14日
  • 漆黒の王子

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    「王子」という言葉が大好きなわたし。題名に惹かれて手にとった初・初野晴が、「漆黒の王子」でした。
    幻想ミステリーなのでしょうか。上の世界としたの世界の物語が続く中、次第につながっていく二つの世界・・。でも、下の世界って現実なのだろうか・・・。何度も読み返したくなります。

    氷の剃刀のような紺野は、可哀想でかっこよくて、冷酷。素敵^^
    私の勝手な脳内イメージでは、紺野は豊川悦司さん、高遠は堺雅人さんです。
    文章まとまらず、すみませんm(_ _)m

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    2012年04月10日
  • 1/2の騎士

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    最初はどんなファンタジーのお話なんだろうと思ったら…
    青春ミステリーな感じで良かった。

    最後はちょっとしんみりした。

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    2012年02月04日
  • 漆黒の王子

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    この本はかなり救えない作品です。
    それは「ある人」が抱えた凄惨な過去です。
    だけれどもこれに関しては注意深く読んでいけば
    誰を指すかが分かってくる筈。

    本当に暗い、救われない。
    だけれども一人だけ光がいます。
    そう、ヤクザらしからぬ心を持つ、水樹が。
    彼は本当に不思議な奴です。

    そしてガネーシャの真相ですが…
    これまたあまりにも凄惨な過去が…
    これはネタバレになるので明かしません。

    ファンタジー色がかなり強い作品です。

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    2011年09月11日
  • 水の時計

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    童話、幸福の王子ーサファイアの瞳、ルビーの剣宝飾、鉛の心臓を世の中の不幸な人へツバメに届けさせる話ーをオマージュ

    月明かりの下でのみ意思を伝えることができる脳死状態の少女が、自分の境遇を越えられずにもがく少年をツバメにして、自分の臓器を移殖を望む人々へ与え、その幸福を対価として伝聞し…

    悲壮な柱の割には温かいタッチで話が進行
    少女と少年の過去の接点や、少年の周囲の悪意など、ミステリィの味付けも絶妙で、臓器移殖という重いテーマをあっさり

    ファンタジーの世界観と現実的な世界の融合も自然だし、作品としての完成度が高い!ような気がする。
    デビュー作でこんな作品出しちゃったら大変だ〜

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    2011年05月07日
  • 1/2の騎士

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    なんと。

    最初はかなり、なめ気味だった。
    ずいぶんとかわいい物語じゃない?レズの女子高生だけに見える憧れの年下の正体は実は?
    ‥なはは。

    しかし。
    ファンタジーをまといつつも、設定されたトリックも背景も、かなり作り込まれている。
    一見荒唐無稽な犯罪に見えてしっかりと裏付けがあり、「もしかしたら」と思わせる。
    柔らかな地の物語と、縦線に入る亀裂のような悪意の犯罪が、妙に調和して美しい。

    この作者の中にはいったい、悪意と夢のどちらがたくさん、詰まっているんだろう?

    水の時計、漆黒の王子と読んできて、その作風の透き通った爽快感と、
    救いある悪意のミックスに、今すごくはまりそうな予感。

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    2011年02月03日
  • 1/2の騎士

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    初野晴の作品。
    今までが重い印象のある作品だったので、こういうものも書けるのかと感心した。
    だが今までと変わらず、とりあつかうテーマに筆者の社会的関心が見える。それがいい。

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    2010年08月20日
  • 1/2の騎士

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    レズビアンの女子高生と女装好きな美少年の幽霊が、難事件を解決して良く話。
    とても面白かったです。
    またも続きが気になる終わり方をされています。続きが出るならぜひ読みたい!
    ヤサグレてしまったサファイヤ君がどんな風になってしまっているのか、すごく気になります。

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    2010年10月06日
  • 1/2の騎士

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    面白くて一気に読めてしまった。

    最後から二話目以降の犯人の動機がイマイチ分からなかったのがちょっと残念だったかな~

    ラストも話が繋がって、よめてなかった分、スッキリ。

    また次回作が読みたい。

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    2010年05月05日
  • 1/2の騎士

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    マイノリティなキャラに個性的な犯罪者。
    最後はしんみりしつつ、後味の悪さはなく、読みやすかった本。

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    2010年03月18日
  • 1/2の騎士

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    女子高生マドカが女装癖のある男子高生の幽霊をパートナーに、街に現れた歪な犯罪者たちと対峙していく物語。青春・恋愛・ミステリにファンタジーといろいろ詰め込んでいるのにゴチャゴチャしておらず、一気に読めます。そして最後には心に切ないようなやるせないような、それでいて爽やかな後味を残してくれました。この作者の別の話もぜひとも読んでみたい。

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    2010年03月11日
  • 漆黒の王子

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    最近は学園ミステリやファンタジーを中心に
    執筆されている作家さんですが是非このタイプの
    作品もまた出して欲しい。

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    2013年04月03日
  • 漆黒の王子

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    うわ、これすんごく好き! 前作「水の時計」もそうだったのだけれど、寓話的要素の絡み方が絶妙だわこの人。雰囲気にとんでもなくやられた~。暗渠の中の物語が特にものすごーく好み! これぞ現代のお伽話という感がある。
    「眠りながら死に至る」謎の事件や脅迫メール、犯人「ガネーシャ」の正体といったミステリ部分も魅力的。メールの暗号は得意分野なのでだいたい解けたけど、こういうのも好きだなあ。そしてタイトル「漆黒の王子」の意味も……うわあ、とにかくこれは雰囲気の勝利だ~(もちろん雰囲気だけじゃあないけど)。随所に挿入されたエピソードも、ラストには綺麗に結びついちゃって感動。少し残った謎もまたまた魅力的。個人的

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    2010年01月24日
  • 漆黒の王子

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    読み終えたあと、しばらく虚脱状態に陥っていました。
    『水の時計』とはまた違う怪しい雰囲気の物語。残酷なんだけど、どこか哀愁を漂わす文章にただ脱帽。

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    2009年11月03日
  • 漆黒の王子

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    おもしろかった。こんなところから人を見るなんて不思議だ。今まで感じたことのないさびしさが、読み終わった後にも残る。色々感想述べるほど読めてないと思う。もっと読まなきゃ。いや読みたい。久々のヒットで読書熱が冷めない。

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    2009年10月04日
  • 漆黒の王子

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    内容はヤクザの抗争と復讐譚+オペラ座を彷彿とさせる暗渠の、どこか童話のような世界の二部構成。この人の話にはいつも「弱者」が出てくるんですが、体だろうと心だろうとみんなどっかに痛みを持っていて偽善の入る隙間はなし。切ないなあ。でも最後に星はどうなったんですかね…

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    2009年10月07日
  • 水の時計

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    少し前から気になっていた本。期待以上の物語でした。「死に続けている」少女の願いを請けてその臓器を必要としている人達に届けることになった少年の物語。物語はオムニバス形式で進む。各章に出てくる人々もそれぞれ「生」と「死」の間で苦闘している。物語を通して「生」「死」について考えさせられます。加えて、その物語性の強さにグイグイ引き込まれる。最近買ったのが『三刷り』 もっと売れてなきゃおかしい。

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    2011年09月04日