初野晴のレビュー一覧
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ネタバレ同じく旅のお供として。ハルチカシリーズ第3弾。最初にイントロダクションがついてこれまでを振り返ってくれるので、ちょっと読みやすくなった。フリーライターの渡邉さんがオレオレ詐欺もしていた、というのはどうなんだろう。そんな両立できるものなの?それがちょっといまいち。「ヴァナキュラー・モダニズム」はすごく物語的というか、ばかばかしい、でも現実にやってみたい、おじいちゃんの気持ちはわかる、という何とも印象的な話だった。「十の秘密」はいまいちよく分からない。アルコール依存を治すためにこの約束ってどういうこと?白い粉ってなんのこと?砂糖ってこと?なのでこの巻は★3で。
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ネタバレハルチカシリーズ、番外編。カイユウ×後藤朱里、芹澤直子×片桐部長、マレン×演劇部部長・名越、成島美代子、清水南高校吹奏楽部のメンバーの日常が描かれている。5作とも繋がっていて、特にラストの『ひとり吹奏楽部』でのOB望月樹は、芹澤さんの新しいピアノの先生なのでは?新品トランペットを寄贈した片桐、ベルマークを各校から集めた中学生って、片桐の妹だよね…とか発見するのが面白かった。
『ひとり吹奏楽部』の活動日誌の五つのタイプ分け、清水南高校吹奏楽部のメンバーにぴったり分類される、そんな5人が集まることができたこと、その奇跡をコンクールで更に見せてほしい。 -
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ネタバレハルチカシリーズ番外編。ハルチカ以外の面々の、吹奏楽部内での活動以外の日常を描いた短編集。どんどん本編から離れていっている…。笑
①の後藤さんの弟が④で名越・マレンの鉄棒教室で出会う。
②の片桐元部長の妹が、④のベルマーク計画を立てていたことが⑤で正体が明かされる。
③の即興劇の台本が④で再登場。また、芹澤さんのピアノの先生は⑤で望月(兵藤)樹と判明。
こんな感じかしら。
成島さんのいう「リアリスト」の中に、芹澤さんが入っていないことが寂しい。自分と同じタイプだからかな。まだ日が浅いからかな。
ちなみに自分は何タイプだろうか…。シンカー?コネクター?どれにも属せないかな。そんなに芯のある人 -
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ネタバレハルチカシリーズ第五作。再読。
今回は呪いのフルート、怪しい謎が隠されていそうな音楽記号、密室ならぬ校舎全開事件、そして知る人ぞ知る楽曲『惑星カロン』を巡る様々な謎。
前作で文化祭が終わり、いよいよハルチカも三年生に…と思いきや、まだまだ二年生の話は続く。
次はアンサンブルコンテストに出場するらしいが、そちらはまだ練習中で終わっている。
うーん、二年生だけでこんなに足踏みするとは思わなかった。まぁ、指導者が変わりました、実力派の部員が何人も入ってくれました、部員も増えました、高校から吹奏楽を始めたチカも実力つけました、普門館行けました、じゃ短絡的過ぎるから少しずつ過程を描きたいのは分かるけど。 -
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ネタバレハルチカシリーズ第四作。再読。
第四作とは書いてあるが、位置付けとしては番外編というか寄り道編というか。
大会を終え、間もなく三年生が引退するという秋。文化祭の直前から文化祭当日の二日間に起きたあれこれ。
顧問の草壁先生を良く知っているらしき演奏家の女性が持ち込んだ、楽器の鍵の行方の謎。
ヘビメタバンド部長のライブ直前の逃走。
演劇部が疲労する劇の未完の結末。
そして末期患者たちで作ったジュリエットの秘書掲示板と、彼女たちの知人の秘密。
ハルチカ、草壁先生の謎解きもあるが、そこは一歩引いて主役はバンドリーダーや演劇部や謎目いたトモちゃんに譲っている。
やはり清水南高校はある意味天才たちの集まり -
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ハルチカシリーズ第三作。再読。
普門館には行けないB部門ながら地方大会に出場するところから始まる。
大会の最中にも遭遇する謎の数々。犬の飼い主探しにギャルバンドの秘密、そしてハルチカが知らないところで進行するもう一つのドラマ。
謎解きをする度に新しい絆が生まれ、新しい繋がりも出来る。真相はシリアスでも結末はホッとするのが良い。
草壁先生の秘密は知ろうと思えば調べられるが、敢えてそれをせず今の草壁先生に付いていく、そして先生を普門館に立たせたいと願うハルチカが可愛い。
ハルタの強烈な姉が登場。ハルタの一人暮らしの理由も分かる。
肝心の本番シーンがカットされているのが残念だが、いよいよクラリネット -
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いつもはチカやハルタのサポート的な役割の部員たちが主役の番外編。チカやハルタほどではないかもしれないけど、十分このメンバーもあくが強い。今回もいろんな事件(社会テーマ)が、私の知らなかったことで勉強にもなったし、おもしろかったです。芹澤さん×片桐先輩、成島さん×???は、これからの吹奏楽部に対する思いや自分の立ち位置で悩む姿に、私のような親世代は青春を感じたり、がんばれとエールを送ったりしてました。片桐先輩、地味にいい味だしてるな~。この動物たちをまとめ上げてたんだから、やっぱりすごい人なのです。おもしろさで言えば、やっぱりマレン×名越君です。この名越君が登場しておもしろくならないはずがないで