初野晴のレビュー一覧

  • 1/2の騎士

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    アーチェリー部主将で同性愛者の女子高生マドカと、女装男子高生おばけのサファイヤが、濃くなく爽やかな雰囲気。ドックキラー他、登場人物の通称からはゲームみたいな空気を感じるけれど、ファンタジックなのはサファイヤだけで異常連続犯罪者たちはしっかり現実のミステリだった。ガラス工芸の灰男の狂気が鮮烈だった。

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    2018年10月09日
  • 初恋ソムリエ

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    やっぱり日常ミステリ系じゃ一段落ちる/ 中二病こじらせすぎたみたいなスカした態度のガキが気持ち悪すぎる/ 主人公の女の子の小ネタだけ評価できる/ 問題の解決に知識を要するようなのは評価できない/ 表題の短編がまぁまぁ、左翼活動を誤魔化すばーさんはどうかと思うわ

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    2018年10月08日
  • 空想オルガン

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    日常の謎を提供するという作品じゃなくなった/ チカちゃんの語り口は軽妙で安定感あって良いのだけど、空想オルガンは好きではないな/ 渡邊がライターぶっていた理由、渡邊と先生の関係など次作で明らかになるのだろうか/ 

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    2018年10月08日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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    旅のお供として。ハルチカシリーズ番外編。ほんとは「惑星カロン」を読み終えてから読みたかったけど間に合わず、こっちを持って行った。けど、結局つながってるわけではなく、ほんとに番外編というか、ハルタとチカ以外のキャラクターのお話だった。マレンと名越のベルマークの話が一番面白かったかな。ベルマークの謎が分かったから。ベルマーク強豪校でも廃校になるのか。

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    2018年09月30日
  • 空想オルガン

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    ネタバレ

    同じく旅のお供として。ハルチカシリーズ第3弾。最初にイントロダクションがついてこれまでを振り返ってくれるので、ちょっと読みやすくなった。フリーライターの渡邉さんがオレオレ詐欺もしていた、というのはどうなんだろう。そんな両立できるものなの?それがちょっといまいち。「ヴァナキュラー・モダニズム」はすごく物語的というか、ばかばかしい、でも現実にやってみたい、おじいちゃんの気持ちはわかる、という何とも印象的な話だった。「十の秘密」はいまいちよく分からない。アルコール依存を治すためにこの約束ってどういうこと?白い粉ってなんのこと?砂糖ってこと?なのでこの巻は★3で。

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    2018年09月17日
  • 水の時計

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    脳死の状態で延命治療を受けている少女から依頼を受け、臓器を必要としている人の元へと運ぶ役を請け負った、暴走族の昴。

    うーん、何とも言い難い。伝えたいイメージや書きたい雰囲気はなんとなく理解出来るものの、ここぞ!という所にパンチがないと言うか、色々と詰め込みすぎて熱が分散してしまっている印象。
    昴は一体どうなりたかったのか。進みたかったのか落ちてしまいたかったのか。
    ちょっと惜しい一冊。

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    2018年05月19日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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     連作青春ミステリ短編集「ハルチカ」シリーズの脇役視点による番外編。番外編なので日常ミステリとしても青春小説としても本編よりライトな内容だが、先の展開の伏線や本編では描きにくい脇キャラの掘り下げが本編の世界観構築を強化する機能を果たしている。今回印象に残ったのは、表題作の中での5つの人物類型「ファイター」「シンカー」「ビリーバー」「コネクター」「リアリスト」のくだり。元ネタがあるのか著者のオリジナルなのか不明だが、物語論としても組織論・運動論としても興味深かった。

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    2018年05月16日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
    別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
    読んでて楽しい
    でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだった

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    2018年01月26日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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    ネタバレ

    ハルチカシリーズ、番外編。カイユウ×後藤朱里、芹澤直子×片桐部長、マレン×演劇部部長・名越、成島美代子、清水南高校吹奏楽部のメンバーの日常が描かれている。5作とも繋がっていて、特にラストの『ひとり吹奏楽部』でのOB望月樹は、芹澤さんの新しいピアノの先生なのでは?新品トランペットを寄贈した片桐、ベルマークを各校から集めた中学生って、片桐の妹だよね…とか発見するのが面白かった。
    『ひとり吹奏楽部』の活動日誌の五つのタイプ分け、清水南高校吹奏楽部のメンバーにぴったり分類される、そんな5人が集まることができたこと、その奇跡をコンクールで更に見せてほしい。

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    2017年11月21日
  • 水の時計

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    冒頭、「幸福の王子」の引用が示唆するもの。
    引き込まれるように文章を追ったけど後半その勢いは失速したかな。でも他の著作が気になる感じではあった。漆黒の王子はいつか読む。

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    2017年09月25日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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    ネタバレ

    ハルチカシリーズ番外編。ハルチカ以外の面々の、吹奏楽部内での活動以外の日常を描いた短編集。どんどん本編から離れていっている…。笑

    ①の後藤さんの弟が④で名越・マレンの鉄棒教室で出会う。
    ②の片桐元部長の妹が、④のベルマーク計画を立てていたことが⑤で正体が明かされる。
    ③の即興劇の台本が④で再登場。また、芹澤さんのピアノの先生は⑤で望月(兵藤)樹と判明。
    こんな感じかしら。

    成島さんのいう「リアリスト」の中に、芹澤さんが入っていないことが寂しい。自分と同じタイプだからかな。まだ日が浅いからかな。
    ちなみに自分は何タイプだろうか…。シンカー?コネクター?どれにも属せないかな。そんなに芯のある人

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    2017年08月13日
  • トワイライト博物館

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    大叔父が遺した博物館は、時間旅行の秘密の実験場だった。天涯孤独になった勇介は、過去を彷徨う大切な人の魂を救うため、危険な旅路に出る。パートナーは碧い瞳の不思議な学芸員枇杷。「命綱」は堅くつないだ手。この手が離れれば二度と現代には戻れない。過酷な旅が今、始まる。新感覚ミステリー長編。

    【感想】

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    2017年08月08日
  • 惑星カロン

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    これがシリーズ最後かな?
    次の世代へ交代していくんやなって感じれたけど、惑星カロンは切ないね・・・
    残された方の気持ちも分かるけど・・・

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    2017年06月22日
  • 惑星カロン

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    ネタバレ

    ハルチカシリーズ第五作。再読。
    今回は呪いのフルート、怪しい謎が隠されていそうな音楽記号、密室ならぬ校舎全開事件、そして知る人ぞ知る楽曲『惑星カロン』を巡る様々な謎。
    前作で文化祭が終わり、いよいよハルチカも三年生に…と思いきや、まだまだ二年生の話は続く。
    次はアンサンブルコンテストに出場するらしいが、そちらはまだ練習中で終わっている。
    うーん、二年生だけでこんなに足踏みするとは思わなかった。まぁ、指導者が変わりました、実力派の部員が何人も入ってくれました、部員も増えました、高校から吹奏楽を始めたチカも実力つけました、普門館行けました、じゃ短絡的過ぎるから少しずつ過程を描きたいのは分かるけど。

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    2017年05月23日
  • 千年ジュリエット

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    ハルチカシリーズ第四作。再読。
    第四作とは書いてあるが、位置付けとしては番外編というか寄り道編というか。
    大会を終え、間もなく三年生が引退するという秋。文化祭の直前から文化祭当日の二日間に起きたあれこれ。
    顧問の草壁先生を良く知っているらしき演奏家の女性が持ち込んだ、楽器の鍵の行方の謎。
    ヘビメタバンド部長のライブ直前の逃走。
    演劇部が疲労する劇の未完の結末。
    そして末期患者たちで作ったジュリエットの秘書掲示板と、彼女たちの知人の秘密。
    ハルチカ、草壁先生の謎解きもあるが、そこは一歩引いて主役はバンドリーダーや演劇部や謎目いたトモちゃんに譲っている。
    やはり清水南高校はある意味天才たちの集まり

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    2017年05月20日
  • 空想オルガン

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    ハルチカシリーズ第三作。再読。
    普門館には行けないB部門ながら地方大会に出場するところから始まる。
    大会の最中にも遭遇する謎の数々。犬の飼い主探しにギャルバンドの秘密、そしてハルチカが知らないところで進行するもう一つのドラマ。
    謎解きをする度に新しい絆が生まれ、新しい繋がりも出来る。真相はシリアスでも結末はホッとするのが良い。
    草壁先生の秘密は知ろうと思えば調べられるが、敢えてそれをせず今の草壁先生に付いていく、そして先生を普門館に立たせたいと願うハルチカが可愛い。
    ハルタの強烈な姉が登場。ハルタの一人暮らしの理由も分かる。
    肝心の本番シーンがカットされているのが残念だが、いよいよクラリネット

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    2017年05月18日
  • 惑星カロン

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    ハルチカシリーズ第5弾
    4編からなる短編集
    過去シリーズを読んでるので手に取ってみた

    正直このシリーズ自体に少し飽きてきたのかもしれない
    学生物の推理小説として読めば別にいいんだろうが、普門館を目指す青春小説として読むと歩みが遅すぎて少しだれてきた

    ヒットしているシリーズものとして、出来る限り長く続けたい意向があるのかもしれないが、そろそろ話を纏めてもいいのでは

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    2017年05月12日
  • 惑星カロン

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    今回はミステリーよりも人間関係主体の物語の感じがしました。

    自身が主役でもいずれ次の世代にバトンを渡していく。
    そんな感じが続く作品でした。

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    2017年04月24日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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    いつもはチカやハルタのサポート的な役割の部員たちが主役の番外編。チカやハルタほどではないかもしれないけど、十分このメンバーもあくが強い。今回もいろんな事件(社会テーマ)が、私の知らなかったことで勉強にもなったし、おもしろかったです。芹澤さん×片桐先輩、成島さん×???は、これからの吹奏楽部に対する思いや自分の立ち位置で悩む姿に、私のような親世代は青春を感じたり、がんばれとエールを送ったりしてました。片桐先輩、地味にいい味だしてるな~。この動物たちをまとめ上げてたんだから、やっぱりすごい人なのです。おもしろさで言えば、やっぱりマレン×名越君です。この名越君が登場しておもしろくならないはずがないで

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    2018年09月08日
  • 惑星カロン

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    ネタバレ

    ・イントロダクション
    ・チェリーニの祝宴
    ・ヴァルプルギスの夜
    ・理由ありの旧校舎
    ・惑星カロン

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    2017年03月10日