初野晴のレビュー一覧

  • エール!(3)
    伊坂幸太郎さんの短編集収録の彗星さんたちが良かったので、元のアンソロジーの方も読んでみました。それぞれの作家さんの色が出ていて楽しめましたが、短編自体あまり好きではない方なので、評価は普通になってます。
  • エール!(2)
    好きな作家さんがいたので読んでみた。そしたら舞台が今いる街なんじゃないかと思えるような他の作家さんが書いた短編があった。こんなのがあるからアンソロジーは時々読むと楽しい。
  • 初恋ソムリエ
    引っ張って引っ張ってやっと2作目を読むに至る。だんだん話が沈んできたかな。初野さんらしくなってきたと言えばそうなんだけど、ハルチカにはもう少しポップな道を期待したかったな。
  • 退出ゲーム
    学園モノ日常系ミステリ、属性:吹奏楽部、オプション:奇妙な三角関係。
    すごくテンポがいいし読みやすい。でも、扱うテーマは一筋縄にはいかず、奥行きがある。キャラクターも良かったです。
  • 退出ゲーム
    連作短編集4編
    ハルチカシリーズの始まり.問題解決と連動する吹奏楽部の部員の増員.少しずつ部活動が楽しみになっていく.
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    ハルチカシリーズ番外編。今作ではハルタとチカではなく周囲の友人たちにスポットがあてられている。ミステリ成分は限りなく薄いが青春成分はたっぷりと詰まっていた。普段は語られない彼ら彼女らの心情が書かれていたのも面白かったし、特に芹澤さんと片桐元部長の「風変わりな再会の集い」での二人のやり取りが一番笑わせ...続きを読む
  • エール!(3)
    お仕事短編集の第3弾。自分が一番共感できたのは第2弾だったかな。就活中の人なんかが読んだらいいんじゃないかと思いました。人生でいくつの仕事を経験できるか、そんなに多くないから小説で擬似体験、、
  • 向こう側の遊園
    ハルチカよりは『トワイライト博物館』寄りなお話。書きたいんだって芯がしっかり通っているところと、ちゃんと意外性を狙ったストーリー展開の工夫が、良い。ただ少し、全体としてどこを目指してるのかがわからず、ボヤけてしまった感はあったかもしれない。一話完結の短編にされた方がスッキリはしたかも。
  • 退出ゲーム
    ハルチカシリーズ第1弾。 なんだか無性に青春ものが読みたくなって手に取ってみた。 内容は日常系ミステリー。 うーん、おもしろい、かな?まぁ続きも読んでみよう。
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    読む度に、最初から読み返したくなるシリーズ。なかなか読み返す余裕がないけど…。今回は番外編なので、ハルチカがほとんど出てこなくてさみしい
  • エール!(3)
    シリーズの中でも変わり種の職業が多かったです。伊坂幸太郎は短い話しの中にも伏線と回収があり、楽しく読めました。
  • エール!(2)
    坂木司さん、初野晴さんの本をそのうち読みたいと
    思っていたので、いっぺんに読めるのー!と、借りた本。
    『お仕事小説アンソロジー』第2巻。1巻は未読。
    面白かった。

    登場する職業は、スイミングインストラクター・社労士・宅配ピザ店長・遺品整理会社員・ラジオパーソナリティ・メーカーOL。
    まったく自分と...続きを読む
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジー。スイミングインストラクターの坂木さん、社労士の水生さんが良かった。ピザ屋、遺品整理など頑張る女性たちの話。
  • エール!(2)
    働く女性を応援するお仕事アンソロジー第2弾。
    今作はガッツリ仕事をしている女性ではなく、自分の仕事に悩む主人公が多い。
    スイミングインストラクター、宅配ピザ店店長、遺品整理会社の社員など、自分の生活には馴染みのない職業が多いことから、今までのように「分かる!」と共感出来る箇所は少なかった。
    唯一、社...続きを読む
  • エール!(1)
    働く女性たちを描くアンソロジーの第1弾。
    第3弾から読んでしまったせいか、第3弾ほどのワクワク感はなかった。
    どちらかと言うと、今作に収められた6編は挫折からの立ち直りがメインであり、「そんなに世の中、上手くいかないよ」と言うのが、一番最初に出て来た感想。
    通信教育の添削の仕事は、今まで全く想像もし...続きを読む
  • 水の時計
    澄んだ物語だ。臓器移植、暴走族、生と死、扱われているパーツはハードなのだが、主人公たちの願いはどれもピュアで、それ故に残酷でもある。

    自分を犠牲にして他人を助ける、オスカー・ワイルド「幸福の王子」を下敷きに繰り広げられる本作は、現代の寓話と言える。

    オムニバス形式で進みつつ全体としてひとつの大き...続きを読む
  • 水の時計
    幸福の王子を下敷きにした、ダークファンタジーミステリ。幸福の王子を臓器移植になぞらえた設定は面白いが、そのせいか内容が重く、どう足掻いても幸福な結末にならない感じがあるので読み進めるのはやや苦しい。臓器を運ぶ密命を受けた主人公が、途中で狂言回しの役割を演じ、中盤が臓器移植を巡る個々の連作短編集のよう...続きを読む
  • 退出ゲーム
    ユーモアの色がやや強めの青春ミステリ。吹奏楽部という、目的性のある日常であるため、謎の非日常性との対比はやはや薄めではあるが、高校生らしい趣とエスプリに富んだ連作短編集となっている。本作は日常の謎ではあるが、謎の発生や伏線回収の手順がスムーズで余韻も悪くない。特にシチュエーションに凝っていて、表題作...続きを読む
  • 初恋ソムリエ
    スプリングラフィ
    クラリネット吹きで天才少女と呼ばれた芹沢さんのお話。
    まだ、入部しないだけ、ね。


    周波数は77.4MHz
    引きこもりでパーカスができるカイユのお話。
    高齢化進む現代社会では、孤独感老人の受け入れ先ももっと問題になるだろうなと呑気に考えてしまった。

    アスモデウスの視線
    堺先生、...続きを読む
  • 退出ゲーム
    作中に出てくる前に進めない誰かのための、背中を押すための優しい謎解き。
    推理というか、謎解き。心を解きほぐすもの。
    決して嫌な気持ちにならないのが良い。

    最後のエレファントブレスの話が印象的。
    ベトナム戦争で学生ビザの留学生もアメリカ軍として投入されていたなんて知らなかった。

    退出ゲーム(フリー...続きを読む