初野晴のレビュー一覧

  • エール!(3)
    シリーズ1のあと、3を読みました。
    どの女性たちも一生懸命お仕事していて、ほんとにエールを送りたくなります。美術品輸送、災害緊急情報センター、新幹線清掃、ベビーシッターなどの、仕事の裏側を知る楽しさも味わいました。
    知らなかった作家さんとの出会いがあるのも楽しみでした。
  • 初恋ソムリエ
    ハルチカ2作目。
    またも趣向を凝らした伏線だらけで楽しめた。
    草壁先生が今回はほとんど活躍しない。
    そして着実にメンバーが増える。
    ホロッとさせる話がある分、退出ゲームの方が好きだった。
  • 水の時計
    初野さんらしい作品
    痛くて辛くて苦しくてたまらないけど、ほんの少しだけ希望がある

    初野さんの原点
    作家ってデビュー時に辛い話しを作る作家はどんどんとその闇を失っていく
    書くことで発表することで丸くなるのだろうか
    僕はハルチカシリーズから初野さんを知ったけど遡るほど痛々しい話しが増えていく

    デビュ...続きを読む
  • 空想オルガン
    タイトル作のオチが全く予期していなかった人でびっくりした!
    短編集な感じなのにストーリーがちゃんと繋がっていて、最後は少し泣ける。
    高校生に戻ることができるなら吹奏楽部に入るのもいいなぁと思わせてくれる一冊でした。
  • エール!(2)
    働く女性アンソロジー、第二弾。
    今回は、下記のラインナップ。
    スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
    社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこな...続きを読む
  • 漆黒の王子
    む…難しかった…
    もう一回読まないとわからないなぁ
    しかしもう一回読むには辛い厚さだ

    復讐をする生き物は人間以外にいないのかな?
    人間の敵は人間
    人間の味方も人間
    人類を滅ぼすのに細菌やウィルスがいるけれど、一番人間を殺しているのは人間なんだろうな

    眠り病いいな
    眠ったまま死にたい
    ガネーシャは...続きを読む
  • エール!(1)
    6人の人気作家が異なる職業を持つ女性をテーマに書いたアンソロジー。漫画家、通信講座の講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター。
    この仕事にはこんな裏側があるのか、と素直に新鮮に感じて面白かったし、何より、働く女性として、「あー、わかる!」という部分がい...続きを読む
  • PCP―完全犯罪党― 孤島の子供たち
    ジャンプコミック「バクマン。」の
    作中漫画のさらにスピンオフ??

    ややこしいなぁ。

    でも、
    「バクマン。」好きなので、読んでみた。

    私の好きな初野さんだし。

    「バクマン。」を読んでなくても十分に楽しめる、
    むしろ関係ない。

    登場人物ににきちんと子供らしさがあってこういうの好きだなぁ。
    これ...続きを読む
  • 千年ジュリエット
    いつの間にか芹澤さんが吹奏楽部の一員になっている!チカちゃんと親しくなってる!って最初にびっくりしました。先生の知り合いの鍵盤ハーモニカを持つスナフキンがやってくる「エデンの谷」タクシーで高校に着く前にある問題が起きおりられなくなった「失踪ヘビーロッカー」演劇部の脚本を書いていた生徒がいきなりいなく...続きを読む
  • 空想オルガン
    ハルチカシリーズ第3弾。
    二作目からだいぶ経ってからの購読。
    清水南高校吹奏楽部が地区大会から東海大会まで進む間に繰り広げられる、青春ミステリー。

    各編を読み終わったあと、もう一度序章を読み返したときの「そうだったのか」と府に落ちる感じがたまらない。時に切なく、でも 前向きな結び。

    『十の秘密』...続きを読む
  • ハルチカ(1)
    傑作マンガSOUL CATCHER(S)が切り拓いた吹奏楽ブームに追随してくるアニメマンガ作品が出てこなくて不思議だったけど、やっと来たよー。
    こんな話だったとは。
  • 千年ジュリエット
    ハルチカシリーズ第四作。
    相変わらず、連作短編として、また現代の青春ミステリとして、スタンダードだがクオリティが高く、安定して面白い。
    シリーズ通してそうであるが、日常の謎系の作品としては、事件の種明かしも結末も、あくまでロジカルなのが良点。
    その結果を受けて感傷的な、青春シリーズとしての面が動くの...続きを読む
  • 1/2の騎士
    好みのタイプの本ではなかったけど
    作者が書きたいテーマや意図は伝わってきました。

    いい本だと思います。
  • 空想オルガン
    ハルチカ第三段。
    先の二作の良点はそのままに、今回はミステリとしての完成度が最も高かったと思う。
    この表題作が今のところ一番好きな作品。
    ただし、一冊として、あるいはシリーズとしての展開も強く意識してきている節が感じられ、すこしだけご都合主義が気になり始めた。
    続作で、これが肥大しないことを願う。
    ...続きを読む
  • 水の時計
    幸福な王子をモチーフとしたメーンストーリー。発想は素晴らしいです、肉付けの短篇も様々な人間性を醸し出す。でも伏線の回収悪さはどうも腑に落ちないです。オープン式なラストに引き出されたのも余韻ではなく、モヤ感だけね...
  • 漆黒の王子
    おもしろかった。

    表題より、ブラックファンタジーものかと思ったのだが、
    冒頭のいじめられた少年のエピソードにより、
    現実ものと知る。
    が、本編、上の世界、と下の世界、との二重の語り。
    特に下の世界での、「王子」「時計師」などの呼び名によりファンタジー感あり。
    この二つの物語は同時進行なのかと思って...続きを読む
  • エール!(1)
    お仕事小説のアンソロジーシリーズ第一弾。特に良かったのは、『イッツ・ア・スモール・ワールド』かな。最後の『終わった恋とジェット・ラグ』はダイエットと英語の勉強はよく似ている…の冒頭分で通じるものがありストーリーも面白かった。第2弾も愉しみ。
  • エール!(3)
    伊坂さん目当てで購入。

    最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれるあたり、さすがですね...続きを読む
  • エール!(1)
    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。
  • エール!(3)
    森谷明子「ラブ・ミー・テンダー」 が個人的に一番すき。
    伊坂幸太郎「彗星さんたち」 はさすがだった。