初野晴のレビュー一覧

  • エール!(2)
    エール第2弾
    作家さんがそれぞれ違うので、タッチも違って面白い。
    でも最後はなんだか頑張ろうって思える前向きな小説。
  • 退出ゲーム
    きみたちがこれから経験する世界は美しい。しかし同時にさまざまな問題に直面するし、不条理にも満ちている。
    (P.107)
  • 1/2の騎士
    アーチェリー部主将で同性愛者の女子高生マドカと、女装男子高生おばけのサファイヤが、濃くなく爽やかな雰囲気。ドックキラー他、登場人物の通称からはゲームみたいな空気を感じるけれど、ファンタジックなのはサファイヤだけで異常連続犯罪者たちはしっかり現実のミステリだった。ガラス工芸の灰男の狂気が鮮烈だった。
  • 初恋ソムリエ
    やっぱり日常ミステリ系じゃ一段落ちる/ 中二病こじらせすぎたみたいなスカした態度のガキが気持ち悪すぎる/ 主人公の女の子の小ネタだけ評価できる/ 問題の解決に知識を要するようなのは評価できない/ 表題の短編がまぁまぁ、左翼活動を誤魔化すばーさんはどうかと思うわ
  • 空想オルガン
    日常の謎を提供するという作品じゃなくなった/ チカちゃんの語り口は軽妙で安定感あって良いのだけど、空想オルガンは好きではないな/ 渡邊がライターぶっていた理由、渡邊と先生の関係など次作で明らかになるのだろうか/ 
  • 退出ゲーム
    短編連作/ 退出ゲームだけキャラ変わってるだろ/ 構造はいい/ その他は専門知識がないと分からないような話で、日常ミステリ的な意味でいけばナシだな/ 主人公あたりがスカしすぎて逆に気持ち悪い
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    旅のお供として。ハルチカシリーズ番外編。ほんとは「惑星カロン」を読み終えてから読みたかったけど間に合わず、こっちを持って行った。けど、結局つながってるわけではなく、ほんとに番外編というか、ハルタとチカ以外のキャラクターのお話だった。マレンと名越のベルマークの話が一番面白かったかな。ベルマークの謎が分...続きを読む
  • 空想オルガン
    同じく旅のお供として。ハルチカシリーズ第3弾。最初にイントロダクションがついてこれまでを振り返ってくれるので、ちょっと読みやすくなった。フリーライターの渡邉さんがオレオレ詐欺もしていた、というのはどうなんだろう。そんな両立できるものなの?それがちょっといまいち。「ヴァナキュラー・モダニズム」はすごく...続きを読む
  • 水の時計
    脳死の状態で延命治療を受けている少女から依頼を受け、臓器を必要としている人の元へと運ぶ役を請け負った、暴走族の昴。

    うーん、何とも言い難い。伝えたいイメージや書きたい雰囲気はなんとなく理解出来るものの、ここぞ!という所にパンチがないと言うか、色々と詰め込みすぎて熱が分散してしまっている印象。
    昴は...続きを読む
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
     連作青春ミステリ短編集「ハルチカ」シリーズの脇役視点による番外編。番外編なので日常ミステリとしても青春小説としても本編よりライトな内容だが、先の展開の伏線や本編では描きにくい脇キャラの掘り下げが本編の世界観構築を強化する機能を果たしている。今回印象に残ったのは、表題作の中での5つの人物類型「ファイ...続きを読む
  • エール!(2)
    今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
    別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
    読んでて楽しい
    でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだった
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    ハルチカシリーズ、番外編。カイユウ×後藤朱里、芹澤直子×片桐部長、マレン×演劇部部長・名越、成島美代子、清水南高校吹奏楽部のメンバーの日常が描かれている。5作とも繋がっていて、特にラストの『ひとり吹奏楽部』でのOB望月樹は、芹澤さんの新しいピアノの先生なのでは?新品トランペットを寄贈した片桐、ベルマ...続きを読む
  • 水の時計
    冒頭、「幸福の王子」の引用が示唆するもの。
    引き込まれるように文章を追ったけど後半その勢いは失速したかな。でも他の著作が気になる感じではあった。漆黒の王子はいつか読む。
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇
    ハルチカシリーズ番外編。ハルチカ以外の面々の、吹奏楽部内での活動以外の日常を描いた短編集。どんどん本編から離れていっている…。笑

    ①の後藤さんの弟が④で名越・マレンの鉄棒教室で出会う。
    ②の片桐元部長の妹が、④のベルマーク計画を立てていたことが⑤で正体が明かされる。
    ③の即興劇の台本が④で再登場。...続きを読む
  • トワイライト博物館
    【あらすじ】
    大叔父が遺した博物館は、時間旅行の秘密の実験場だった。天涯孤独になった勇介は、過去を彷徨う大切な人の魂を救うため、危険な旅路に出る。パートナーは碧い瞳の不思議な学芸員枇杷。「命綱」は堅くつないだ手。この手が離れれば二度と現代には戻れない。過酷な旅が今、始まる。新感覚ミステリー長編。

    ...続きを読む
  • 惑星カロン
    これがシリーズ最後かな?
    次の世代へ交代していくんやなって感じれたけど、惑星カロンは切ないね・・・
    残された方の気持ちも分かるけど・・・
  • 惑星カロン
    ハルチカシリーズ第五作。再読。
    今回は呪いのフルート、怪しい謎が隠されていそうな音楽記号、密室ならぬ校舎全開事件、そして知る人ぞ知る楽曲『惑星カロン』を巡る様々な謎。
    前作で文化祭が終わり、いよいよハルチカも三年生に…と思いきや、まだまだ二年生の話は続く。
    次はアンサンブルコンテストに出場するらしい...続きを読む
  • 千年ジュリエット
    ハルチカシリーズ第四作。再読。
    第四作とは書いてあるが、位置付けとしては番外編というか寄り道編というか。
    大会を終え、間もなく三年生が引退するという秋。文化祭の直前から文化祭当日の二日間に起きたあれこれ。
    顧問の草壁先生を良く知っているらしき演奏家の女性が持ち込んだ、楽器の鍵の行方の謎。
    ヘビメタバ...続きを読む
  • 空想オルガン
    ハルチカシリーズ第三作。再読。
    普門館には行けないB部門ながら地方大会に出場するところから始まる。
    大会の最中にも遭遇する謎の数々。犬の飼い主探しにギャルバンドの秘密、そしてハルチカが知らないところで進行するもう一つのドラマ。
    謎解きをする度に新しい絆が生まれ、新しい繋がりも出来る。真相はシリアスで...続きを読む
  • 惑星カロン
    ハルチカシリーズ第5弾
    4編からなる短編集
    過去シリーズを読んでるので手に取ってみた

    正直このシリーズ自体に少し飽きてきたのかもしれない
    学生物の推理小説として読めば別にいいんだろうが、普門館を目指す青春小説として読むと歩みが遅すぎて少しだれてきた

    ヒットしているシリーズものとして、出来る限り長...続きを読む