初野晴のレビュー一覧
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脳死状態であるにも関わらず、月の光を浴びている間は機械を通して会話が出来る少女と暴走族の高村昴が主人公。死ぬタイミングを決めるの誰か、脳死は死なのか、そんなことを考えさせられる。幸福の王子の現代版なだけに終わり方は悲しい結末だと思う。Posted by ブクログ
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元暴走族の少年が、脳死状態の少女の臓器を彼女の願いによって移植を待つ人に非合法に届ける話。
少年が魅力的に描かれているものの、、移植する対象者の選択理由がよくわからないことと、終わり方が不完全燃焼であることから星3つ。Posted by ブクログ -
マイノリティな女子高生とマイノリティな幽霊が主人公のファンタジー小説。この2人が街に現れる異常犯罪者を追い詰めていく。なかだるみしたけど、最後のほうは先が気になってどんどん読めた。Posted by ブクログ
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うわー、ダメだ、この謎解きは最初っから(めんどくて)お手上げです。今ある知識じゃ太刀打ちできません。悔しい。
内容はなんか、結構救いないし、時系列こんがらがる?かも。Posted by ブクログ -
テーマは社会派、なのにどことなくファンタジーな作品なのは『水の
時計』に同じです。重い現実を扱っているのに、不思議な透明感と浮遊感が物語り全体に感じられるのは作者の持ち味だと思います。こういう書き方を出来る作家さんはあまり見ないので、この路線で書いていって欲しいな。Posted by ブクログ -
ミステリーというよりハードボイルドみたい。殺人犯を追う暴力団と、暗渠に住みつく浮浪者たち。とにかく人が死ぬ。重いし暗い上に長いので、元気な時にしか読めそうにない。
2010/4/4Posted by ブクログ -
ちょっと想像していたのとは違って、最初は戸惑ったけど、読んでいくうちにぐんぐん引き込まれました。連鎖する凶悪犯罪に女子高生のマドカが巻き込まれる。ファンタジー的な要素もありつつ、学園モノでもありつつ。犯罪の発想が奇抜でおもしろかったPosted by ブクログ