初野晴のレビュー一覧

  • エール!(3)
    この物語に出てくる人達は、みんな自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。自分の好きなことを仕事にする人、天職を見つけた人、大変だけどやりがいを見出せる人、様々な人がいたけれどどの人もプライドを持って働いているのが素敵だなぁと感じた。私も自分が誇りを持てる仕事に就きたいな〜
  • 千年ジュリエット
    シリーズ4作目。シリーズ全体からすると、少し骨休めという感じで、ハルチカたちが高2の文化祭あたりを描いている。
    しかし今までよりミステリー要素がかなり強い。楽しく読めたけど、盛り沢山すぎて、私には少し消化不良になってしまった。可能であれば読み返したい。
  • 空想オルガン
    シリーズ3作目。高校の吹奏楽部を舞台にした青春ミステリーだけど、読み終わった後、何冊もの本を読んだような不思議な感覚になる。展開がくるくるとテンポよく変わり、読んでいて飽きない。

    本作ではチカたちが高2の夏のコンクールに出場する模様が主に描かれている。
    私も中高時代は吹奏楽コンクールに捧げていたの...続きを読む
  • 水の時計
    10数年ぶりの再読。

    あらすじを見ると暴走族の元リーダーと脳死状態の女の子の交流、、、イロモノのように聞こえる。しかし読んでみると淡々とした文体で、惹き込まれた。

    以前読んだ時は代理ミュンヒハウゼン症候群の話が記憶に残っていた。今回読んでみると第4幕の心臓病の元教師の話が、この教師と奥さんの心理...続きを読む
  • 初恋ソムリエ
    シリーズ2作目。
    今回もハルタとチカが色々な難事件?に巻き込まれ、真相を解き明かしていく。その度仲間が着実に増えていって、吹奏楽部のコンクールと今後が楽しみ。

    エスペラント語、ちょっと気になる。
    「新左翼運動」「連合赤軍事件」についても調べたい。
  • 退出ゲーム
    ハルチカシリーズ1作目。学園ミステリ。
    設定や謎解きの真相がユニークで、よくある感じでは終わらないので楽しめた。
    主人公たちが吹奏楽部でメンバー集めや練習に奔走している様子も、吹奏楽部出身者としては嬉しかったし、色聴に関しても大学時代少し取り組んだ事柄だったので興味深かった。
    ただ楽しいだけのストー...続きを読む
  • 1/2の騎士
    出てくる人たちがみんな1/2な感じで色々と考えられたのでよかった。異常な動機への共感は難しかったけど、でもそれも実は大差無いねという結論かな。最後の方のサファイア絡みの展開は少し不満だけど。
  • 惑星カロン
    ハルチカシリーズ第五弾。表題作である「惑星カロン」を読むまでは今作は全体的にパンチ弱めかなー?と思っていたが、最後に色々とぶっこんでくれたおかげで今回もとても面白く読めた。「ヴァルプルギスの夜」の謎解きも面白かったが、やはり一番気に入ったのは「惑星カロン」。話の中で草壁先生の過去のベールがまた一枚捲...続きを読む
  • エール!(3)
    “スプーンひとさじの砂糖”

    お仕事が始まったばかりのわたしにぴったりの一冊だった
    これから見かける沢山の人たちへの見る目も変わりそう
    色んな人が色んなところで頑張っている
    お仕事に上も下もない、好きになったもん勝ち

    どんな花にも蜜がある。どんな仕事にも砂糖はある。どんな人生でも価値はある。
  • 千年ジュリエット
    ハルチカシリーズ4作目。これで既刊分は終わり。 初期に感じた読みにくさもなくなって、個性的なキャラクターも馴染んできて、続きが楽しみなシリーズ。 特に表題作の千年ジュリエットが良かった。ヘビーロッカーも好きだったけど。 逆に、決闘の話はストーリー上やむを得ないけど、シナリオ部分が少し退屈だった。 エ...続きを読む
  • 空想オルガン
    ハルチカシリーズ3作目。 青春ミステリー、といっていいのか。 吹奏楽部を中心としたストーリーは紛れもなく青春そのものなんだけど、ミステリー部分は重い。ずっしり。 毎回驚かせてくれる。 出てくる人がなんだかんだでみんなイイ人なところもなんだか救われる。
  • 初恋ソムリエ
    ハルチカシリーズ第2弾。 雰囲気やキャラに慣れてくるととてもおもしろい。 日常系ミステリーの短編だけど、謎解きを通して少しずつ吹奏楽の仲間が増えていくのもなんだかいい。
  • 惑星カロン
    久しぶりのハルチカシリーズ。プロローグで今までの流れがざっくり書いてあって助かった。全然覚えてなかったから。本編はどれもなかなか骨太で楽しめる。
  • 惑星カロン
    2021年現在、ハルチカシリーズの最新シリーズ。部活・推理・青春の自分にとってのストライクゾーンな作品であるが、今回はAIや亡くなった人の記憶の話など裾野の広い物語だと思った。そしてその回で、大人達がキャラクター達に大人達の話に介入させないようにするところがリアルだと思った。またこれからのストーリー...続きを読む
  • 千年ジュリエット
    ハルチカシリーズ第四弾。今回は文化祭がメイン。今作も変わらず面白かった!「決闘戯曲」はユーモア溢れる感じで笑えたし、表題作である「千年ジュリエット」のラストには思わず涙ぐみそうになった。今回はハルタとチカにはそこまで特徴的な出番は回ってこなかったのでそこらへんは次作に期待。
  • 空想オルガン
    ハルチカシリーズ第三弾。今作もどの話も青春の輝きや痛みが綺麗にミックスされたものだったと思う。今回はどの話もオチの予想は付けやすかったが、それでも話の中核を成す「痛み」に真摯に向き合った人たちのきらめきがどれも良かった。一番気に入ったのはやっぱり「空想オルガン」かな。渡邉さんいいキャラしてるよ。
  • エール!(2)
    もうちょっと仕事頑張るか!と思える一冊でした。晴れのちバイトくんの主人公の仕事に対する姿勢を見て、私ももっと意識を高く持って仕事をしなくては…と反省。
  • 初恋ソムリエ
    ハルチカシリーズ第二弾。今作も面白かったー!ミステリとして完成度が高いのは勿論だが青春物としてもやっぱり良い…。青春に影に潜む毒という要素は前作よりも初野晴らしさを感じられた。それとちょっと中二心を擽るキーワード(アスモデウスとか落日とか)あたりも初野晴らしいなぁ。今作は表題作の「初恋ソムリエ」も良...続きを読む
  • 退出ゲーム
    ハルチカシリーズ第一弾。アニメをちょっとだけ見ていたが小説の方は読んだ事がなかったので読んでみた。初野晴さんの小説は「1/2の騎士」しか読んだ事がなかったが、その小説が好きなのでこちらも面白いだろうと思って読み始めたのだがやはり面白かった。日常の謎系の話はどちらかというと苦手だったのにこの小説はどの...続きを読む
  • 惑星カロン
    ハルチカシリーズ5作目。これもでも十二分に青春ミステリをしていたシリーズだけど、この『惑星カロン』でよりハルチカが、青春ミステリの“決定版”と言われるに足る作品になってきたと感じます。

    イントロダクションから始まり、短編4つが収録されています。このイントロダクションから、ちょっといつもと雰囲気が違...続きを読む