初野晴のレビュー一覧

  • 1/2の騎士

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    出てくる人たちがみんな1/2な感じで色々と考えられたのでよかった。異常な動機への共感は難しかったけど、でもそれも実は大差無いねという結論かな。最後の方のサファイア絡みの展開は少し不満だけど。

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    2021年10月13日
  • 惑星カロン

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    ハルチカシリーズ第五弾。表題作である「惑星カロン」を読むまでは今作は全体的にパンチ弱めかなー?と思っていたが、最後に色々とぶっこんでくれたおかげで今回もとても面白く読めた。「ヴァルプルギスの夜」の謎解きも面白かったが、やはり一番気に入ったのは「惑星カロン」。話の中で草壁先生の過去のベールがまた一枚捲られたが、全ての謎が解き明かされる時が今から楽しみなようなちょっと寂しいようなそんな感慨を抱く。

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    2021年07月07日
  • 惑星カロン

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    久しぶりのハルチカシリーズ。プロローグで今までの流れがざっくり書いてあって助かった。全然覚えてなかったから。本編はどれもなかなか骨太で楽しめる。

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    2021年05月31日
  • 千年ジュリエット

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    ハルチカシリーズ4作目。これで既刊分は終わり。 初期に感じた読みにくさもなくなって、個性的なキャラクターも馴染んできて、続きが楽しみなシリーズ。 特に表題作の千年ジュリエットが良かった。ヘビーロッカーも好きだったけど。 逆に、決闘の話はストーリー上やむを得ないけど、シナリオ部分が少し退屈だった。 エデンの谷でスナフキンが話した音楽のプロに関する話が印象的。

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    2021年05月31日
  • 空想オルガン

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    ハルチカシリーズ3作目。 青春ミステリー、といっていいのか。 吹奏楽部を中心としたストーリーは紛れもなく青春そのものなんだけど、ミステリー部分は重い。ずっしり。 毎回驚かせてくれる。 出てくる人がなんだかんだでみんなイイ人なところもなんだか救われる。

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    2021年05月31日
  • 初恋ソムリエ

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    ハルチカシリーズ第2弾。 雰囲気やキャラに慣れてくるととてもおもしろい。 日常系ミステリーの短編だけど、謎解きを通して少しずつ吹奏楽の仲間が増えていくのもなんだかいい。

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    2021年05月31日
  • 惑星カロン

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    ネタバレ

    2021年現在、ハルチカシリーズの最新シリーズ。部活・推理・青春の自分にとってのストライクゾーンな作品であるが、今回はAIや亡くなった人の記憶の話など裾野の広い物語だと思った。そしてその回で、大人達がキャラクター達に大人達の話に介入させないようにするところがリアルだと思った。またこれからのストーリーも書籍化が楽しみである。

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    2021年05月02日
  • 千年ジュリエット

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    ハルチカシリーズ第四弾。今回は文化祭がメイン。今作も変わらず面白かった!「決闘戯曲」はユーモア溢れる感じで笑えたし、表題作である「千年ジュリエット」のラストには思わず涙ぐみそうになった。今回はハルタとチカにはそこまで特徴的な出番は回ってこなかったのでそこらへんは次作に期待。

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    2021年04月26日
  • 空想オルガン

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    ハルチカシリーズ第三弾。今作もどの話も青春の輝きや痛みが綺麗にミックスされたものだったと思う。今回はどの話もオチの予想は付けやすかったが、それでも話の中核を成す「痛み」に真摯に向き合った人たちのきらめきがどれも良かった。一番気に入ったのはやっぱり「空想オルガン」かな。渡邉さんいいキャラしてるよ。

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    2021年03月22日
  • エール!(2)

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    もうちょっと仕事頑張るか!と思える一冊でした。晴れのちバイトくんの主人公の仕事に対する姿勢を見て、私ももっと意識を高く持って仕事をしなくては…と反省。

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    2021年03月03日
  • 初恋ソムリエ

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    ハルチカシリーズ第二弾。今作も面白かったー!ミステリとして完成度が高いのは勿論だが青春物としてもやっぱり良い…。青春に影に潜む毒という要素は前作よりも初野晴らしさを感じられた。それとちょっと中二心を擽るキーワード(アスモデウスとか落日とか)あたりも初野晴らしいなぁ。今作は表題作の「初恋ソムリエ」も良かったんだけど個人的には「アスモデウスの視線」のがミステリしてて好き。

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    2021年02月23日
  • 退出ゲーム

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    ハルチカシリーズ第一弾。アニメをちょっとだけ見ていたが小説の方は読んだ事がなかったので読んでみた。初野晴さんの小説は「1/2の騎士」しか読んだ事がなかったが、その小説が好きなのでこちらも面白いだろうと思って読み始めたのだがやはり面白かった。日常の謎系の話はどちらかというと苦手だったのにこの小説はどの話もとても楽しく読めたし、ハルタとチカの恋の行方も気になるので続編も読みたくなってしまう。一番気に入ったのは表題作でもある「退出ゲーム」かな。

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    2021年02月08日
  • 惑星カロン

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    ハルチカシリーズ5作目。これもでも十二分に青春ミステリをしていたシリーズだけど、この『惑星カロン』でよりハルチカが、青春ミステリの“決定版”と言われるに足る作品になってきたと感じます。

    イントロダクションから始まり、短編4つが収録されています。このイントロダクションから、ちょっといつもと雰囲気が違う感じがする。ところどころの言い回しはチカらしい、ユーモアの含まれる話し言葉なのだけど、一方で過ぎ去っていく青春への郷愁と、伝えたい想いというものがあふれている。まあ、ここでしんみりしていると次に収録されている短編「チェリーニの祝宴」の冒頭でズッコケてしまうのだけど(笑)

    呪いのフルートの謎をめぐ

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    2021年01月18日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    ホスト役・綾辻行人さんの人望の厚さが窺い知れる、まさに十人十色の対談集。過去の雑誌連載をまとめたものだが、最後のボーナストラックは最新の“語り下ろし”。その相手、熱烈綾辻ファンを公言する辻村深月さんとのやり取りがとても和んだ。

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    2021年01月16日
  • トワイライト博物館

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    ネタバレ

    脳死状態になった少女の魂は過去の別人物へ飛ばされ、その人物が死ぬと少女が目を覚ます可能性も潰えてしまう。
    少女の魂を救うためタイムトリップする枇杷と、命綱となることを決意した勇介。

    ファンタジーだけどダーク気味。楽しい時間旅行じゃなく、物凄い痛みを伴う命を賭けた救出劇。
    自分を慕っていた6歳の子が、自分に会いに来ようとして事故にあったって聞いたら堪んないよなぁ…

    魔女裁判が行われていた中世、人を生きたまま焼き殺して喜ぶ愚かしさ…人間の醜悪さの塊のような行事。
    小さな子の魂が宿りこの子を守ろうと奮い立ってきた老婆アルドゴンド。自分だけが死ぬと伝えられナナを連れていかないでくれと懇願する所、ナ

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    2020年06月02日
  • ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇

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    ハルチカシリーズの番外編
    要はチカちゃん以外の吹奏楽メンバ視点でのあれやこれや
    カイユ、芹澤さん、マレン、成島さんの4人

    カイユは苦労人だなぁ……

    芹澤さんの毒舌は傍から見てる分には面白いんだけどね
    もし自分に言われたとしたらヘコむかもしれない

    マレンはどこに行っても優等生的ですなぁ
    そして名越はさすがは十傑だけあって問題を大きくするというか何というか
    でも、発端は日野原会長のせいなんだけどね

    ただまぁ作中でも台詞があるけど、もし自分がやらなければいけなくなったら、「同額のお金払うから免除してくれ」って言うと思う
    いやホント、意味のわからない仕組みだよな~、アレは

    成島さんのところは

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    2020年03月23日
  • 千年ジュリエット

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    ハルチカシリーズ4作目でページ数が増量
    今回は文化祭

    日野原会長の手腕は校外まで及ぶのねぇ……

    障害を抱えた音楽家というのは、一般大衆に対してはまぁキャッチーな属性だよね
    辻井伸行も素晴らしい能力がある事は前提として、「盲目のピアニスト」という枕詞があるからこそここまで取り上げられたのではなかろうか
    では、そこそこの演奏技術を持っていてハンディキャップを抱えた音楽家なら?
    本人の自意識や周囲の評価基準のギャップがあるんだったら、やはり本人としては辛いものがあるんだろうなぁ
    ま、それでも辞められない魅力というのが音楽にはあるんだろうけどね

    それはそうと、鍵盤ハーモニカが学校教育に採用されて

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    2020年03月18日
  • 空想オルガン

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    ハルチカシリーズ3作目
    今回は地区大会から東海大会までのお話

    今までは学内や部員になりうる人が謎の対象だったけど、今回は外部の人間が描かれている
    会場近くで見つけた犬、アパートを相続した人、他の学校の吹奏楽部(ギャル)、野外オルガンイベント等々

    対象が学外になっても抱えているものは重いのねぇ……

    でも、ギャル吹奏楽の絵面を想像するとかえって微笑ましい光景を思い浮かべてしまう

    オルガンは不意打ちのトリックを食らう
    それはそうと、オルガンの語源に関しては指摘されて「あー、確かに」と思った
    普段はオルガンはオルガンなので、アルファベット綴りなんて思い浮かべないよなぁ

    ってか、ここで退場して

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    2020年03月17日
  • 初恋ソムリエ

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    ハルチカシリーズの2作目

    今回も皆の抱えているものが重いなぁ

    77.4MHzはそんなでもないけど、ネーミングセンスがむかしの2ちゃんっぽい

    スプリングラフィはなー
    病気というか事情があって音楽で食っていく道から転向した人が身近なところにいるから結構くるものがある
    自分が音楽的センスが皆無なだけに、音楽ができる人がすごいと思っていて
    なのに本人は諦めざるを得ないという状況がなー
    作中では今後何か救済があったりするのかな?


    アスモデウスはちょっと疑問かな
    アレがアレでわかるものかね?
    もしわかるとしても結構な性能じゃないとわかんない気がするんだけどなぁ
    素人考えですが……


    初恋ソムリ

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    2020年03月16日
  • エール!(2)

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    1に引き続き、読みやすいアンソロジーだった。別々の作家さんなのにちょっとつながっているところがにんまりする。社労士のヒヨコは偉いなぁ。自分で資格をとってがんばってるんだもんな。でも、それが引っかかる人もいるんだな。遺品整理の現場のすさまじさを垣間見た。

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    2020年01月29日