初野晴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハルチカシリーズ5作目。これもでも十二分に青春ミステリをしていたシリーズだけど、この『惑星カロン』でよりハルチカが、青春ミステリの“決定版”と言われるに足る作品になってきたと感じます。
イントロダクションから始まり、短編4つが収録されています。このイントロダクションから、ちょっといつもと雰囲気が違う感じがする。ところどころの言い回しはチカらしい、ユーモアの含まれる話し言葉なのだけど、一方で過ぎ去っていく青春への郷愁と、伝えたい想いというものがあふれている。まあ、ここでしんみりしていると次に収録されている短編「チェリーニの祝宴」の冒頭でズッコケてしまうのだけど(笑)
呪いのフルートの謎をめぐ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ脳死状態になった少女の魂は過去の別人物へ飛ばされ、その人物が死ぬと少女が目を覚ます可能性も潰えてしまう。
少女の魂を救うためタイムトリップする枇杷と、命綱となることを決意した勇介。
ファンタジーだけどダーク気味。楽しい時間旅行じゃなく、物凄い痛みを伴う命を賭けた救出劇。
自分を慕っていた6歳の子が、自分に会いに来ようとして事故にあったって聞いたら堪んないよなぁ…
魔女裁判が行われていた中世、人を生きたまま焼き殺して喜ぶ愚かしさ…人間の醜悪さの塊のような行事。
小さな子の魂が宿りこの子を守ろうと奮い立ってきた老婆アルドゴンド。自分だけが死ぬと伝えられナナを連れていかないでくれと懇願する所、ナ