あらすじ
「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」──穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決……。2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾!
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ハルチカシリーズ第一弾
独特な文章のテンポに慣れるまでは少し違和感があるけれど、慣れれば楽しくてグイグイ読んでしまいました。
個人的には吹奏楽部出身なので共感できるところが多々ありました。
切なさやスカッと感が残るお話です。
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普段読まないタイプの本だったけれど、おもしろかった。意外な結末にびっくりする話が多かった。
吹奏楽部をがんばりながら、謎解決する2人がキラキラしていた。
次の話も読んでみたいと思った。
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事前準備なしで読んだら、ちょっと感動してしまった。久しぶりに⭐︎5つけます。
このシリーズ、そしてこの作者の本を読んでみよう。
人は死なないけれど、それぞれが様々な動機で犯罪というか、悪いこと(とも言えない程度のものもある)をしたりする。
それでも謎を解き、感動させるとかなかなか他の小説ではないと思った。、
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ハルチカシリーズの一作目。
ここからシリーズ全て読みました。
この本を読み始めたのが中学生の頃というのもあって、私もこんな高校生活を送りたい!と思いながら読んでいました。
大人になった今でも時々繰り返し読み、あの頃と同じように楽しみながら読んでいます。
高校生活、しかも部活が舞台のお話と聞くと、キラキラ青春!というイメージがありますが、それだけではない、私たちが見ている光の部分だけではなく、見えていない、または見ないようにしている影の部分も描いているところが、私は好きです。
続刊が出てほしい…とずっと期待して待っています。
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青春ミステリといえばこの作品を思い浮かべる方もいるだろう。大人気ハルチカシリーズの一作目。学園モノとしても楽しめるしミステリとしても本格派だ。人間関係の設定についてこれるようであればちゃんとした謎解きご楽しめる。米澤穂信さんの古典部シリーズと近い?とお感じの方もいるだろうけど、両方読むと、全然違う、でもどちらも良いという認識になるはず。
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我ながら今更であるがハルチカシリーズを一気に読んだ。まだ完結していないんだということにビックリ。間に合ったというべきか。
中身を知ってから表紙挿画を見直すと、千年ジュリエットまでは私の思い描く登場人物のイメージにぴったりでちょっと萌える。惑星カロンから後はちょっとイメージがずれてしまっていて惜しい。初恋ソムリエの表紙のチカちゃんは橋本環奈に寄せられなくもなさそうだったのだが、実写映画はほぼ黒歴史なのか、あまり情報が上がってこなくて残念。
やはりシリーズ最初の本巻がミステリ的には惜しげも無くトリックを使っていて面白かった。初出から10年以上が経過して大変な面もあるとは思うが、ぜひチカちゃんたちの高3生活が見たい。初野先生、頑張って!
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うわーーーー!!
初めて読んだけど、久しぶりに大ヒットな香りのする作家さん!!
1話目はふむふむて感じ。2話目はぐっとくるわーって感じ。3話目の「退出ゲーム」はストーリーや展開も面白いけど、人間へのスポットの当て方がしびれる。
4話めの「エレファント・ブレス」・・・・
うわーーーしか言葉が出ないわ。
全然先が見えなかった。
切なくも温かい話。
続きやシリーズ外の作品も読もう。
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ハルチカシリーズ1作目。
【結晶泥棒】文化祭準備の最中、化学部から盗まれた劇薬の行方を追う。
【クロスキューブ】オーボエ奏者、成島美代子に弟が遺したのは、6面全てが白の理不尽なパズルだった。
【退出ゲーム】サックス奏者、マレンをめぐり行われる演劇部と吹奏楽部の即興劇対決。
【エレファンツ・ブレス】発明部、生徒会長とともに誰も見た事がない色"エレファンツ・ブレス"の正体を探る。
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考えれば分かるミステリーではなく、歴史やひらめきを交えていて意外性があり、非常に引き込まれた。短編四作の集合だが、最後のエレファンツ・ブレスの結末には驚いた。予想外も予想外。歴史的なものは素養として持っているべきと感じた。
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ハルチカシリーズ一作目。
高校生の日常の謎系の連作短編集
出てくるキャラが濃くて読んでいて楽しかった
チカちゃんの一人称のおかげか、基本的にコメディを見ているようなノリで進んでいくけど、
ちょっとしんみりするような、歴史的事実が絡んでいくような真相の話が多くて楽しいだけじゃなく、ずんと心に残った
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穂村千夏
清水南高校一年生。廃部寸前の吹奏楽部で、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見るフルート奏者。春太との三角関係に悩んでいる。
上条春太
清水南高校一年生。千夏の幼なじみ。ホルン奏者。完璧な外見と明晰な頭脳を持つ。千夏との三角関係に悩んでいる。
草壁信二郎
清水南高校の音楽教師。吹奏楽部顧問。
片桐圭介
清水南高校二年生。吹奏楽部部長。
成島美代子
清水南高校一年生。中学時代に普門館の経験を持つオーボエ奏者。
名越俊也
清水南高校一年生。廃部になった演劇部を復活させ部長を務めるり生徒会執行部にマークされているブラックリスト十傑の一人。
藤間弥生子
清水南高校一年生。演劇部の看板女優。
マレン・セイ
清水南高校一年生。中国系アメリカ人。サックスの名手だが演劇部所属。
日野原秀一
清水南高校二年生。生徒会長を務める。頭のてっぺんから爪先まで変人。
萩本肇
清水南高校二年生。発明部部長。ブラックリスト十傑の一人。
萩本卓
清水南高校一年生。発明部部員。肇の弟。ブラックリスト十傑の一人。
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吹奏楽部チカとハルタの話
キャラクター小説寄り
連作短編
真相は妥当だが、推理はやや飛躍あり
すぐ読めて、おもしろいが、
ノリに合わない重い題材選びが気になる
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「人が死なないミステリーを読む」というのがきっかけで、この本を手にした。キャラクターの描写がしっかりとされており、各キャラを理解した上で話を読み進めることができた。少しばかり気持ちが重たくなる内容も含まれていたり、都合が良い部分があったりするが、謎解きの内容、雰囲気は好み。米澤穂信氏の「氷菓」シリーズに近いものも感じた。
本作品もシリーズもののため、続刊も読んでみたいと思う。また、映像化もされており、実写、アニメとも見てみたい。
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ハルチカシリーズ1作目。学園ミステリ。
設定や謎解きの真相がユニークで、よくある感じでは終わらないので楽しめた。
主人公たちが吹奏楽部でメンバー集めや練習に奔走している様子も、吹奏楽部出身者としては嬉しかったし、色聴に関しても大学時代少し取り組んだ事柄だったので興味深かった。
ただ楽しいだけのストーリーではなく、科学現象や歴史的事実とも絡めながら解決していくのも、知識欲が刺激され良かった。
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ハルチカシリーズ第一弾。アニメをちょっとだけ見ていたが小説の方は読んだ事がなかったので読んでみた。初野晴さんの小説は「1/2の騎士」しか読んだ事がなかったが、その小説が好きなのでこちらも面白いだろうと思って読み始めたのだがやはり面白かった。日常の謎系の話はどちらかというと苦手だったのにこの小説はどの話もとても楽しく読めたし、ハルタとチカの恋の行方も気になるので続編も読みたくなってしまう。一番気に入ったのは表題作でもある「退出ゲーム」かな。
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初めての著者作品
もともと雑誌連載だったそうで、ミステリーの短編集。キャラが魅力的で、高校の吹奏楽部という設定もいい。廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園「普門館」を目指す、幼なじみ同士のチカとハルタ。探偵役のハルタの謎解きが面白いし、顧問の草壁先生の大人っぷりも魅力的だった。続きも読もう。
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ここ数日、学園もの謎解きを並行して読んで、いた。
本書と前書「ピースメーカー」だ。
雰囲気は違うものの、似たような内容だ。
ちょっと学園謎解きものは、当分読まない。
本書がつまらなかった訳ではない。
堂々の星は3つだ。
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青春ミステリのハルチカシリーズ第1作。
全4話の短編集で、とても読みやすくサクサクと読んでしまいました。
青春ミステリというだけあって、日常のちょっとした事件を解決していくスタイルはいいですね。
特に表題作の退出ゲーム、あの手この手の攻防がとても楽しかったです。
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謎を解いたスッキリ感をもう少し感じたかった。
高校生活の中で起こる謎にしては、難しい知識が必要になる謎だった。
あらすじから、もっと三角関係や恋愛の要素が大きいかと思っていたけれど、恋愛要素の割合は低かった。
退出ゲームの設定がイマイチ理解仕切れずなままで読み終えてしまい不完全燃焼。
最終のエレファンツ・ブレス、最後の最後を祈る気持ちで本を閉じた。
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正確に書くと星3.5。
三角関係と書かれているが、最初の騒動はなんだったんだ?読み落としただけかもしれない。
思ってたより展開があっさりしていた。
そんなに部活のことは主じゃないと思っていたら、急に部活の話になって驚いた。
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吹奏楽部の話より、ミステリー色の強い一風変わった小説だった。表題にもなっている退出ゲームというのが面白かった。最後のエレファンツ・ブレスは前半との落差が激しい話だった。
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ハルチカというタイトルからは想像できない三角関係
事件を解決して仲間集め
ワンピースのイーストブルー編を思い出す
謎解き要素はこれが怪しいかなってところはあるけど
雑学が決め手になるパターンが多いので逆にサラッと読める
やられた!って感じじゃなくてなるほど…って感じ
クロスキューブ、退出ゲーム、エレファンツ・ブレス
マイルドな雰囲気の中でビターな話が多い
ハルタくんが紐解いた真実は問題を抱えている人の背中を押してるんだなって
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学園モノ日常系ミステリ、属性:吹奏楽部、オプション:奇妙な三角関係。
すごくテンポがいいし読みやすい。でも、扱うテーマは一筋縄にはいかず、奥行きがある。キャラクターも良かったです。
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ハルチカシリーズ第1弾。 なんだか無性に青春ものが読みたくなって手に取ってみた。 内容は日常系ミステリー。 うーん、おもしろい、かな?まぁ続きも読んでみよう。
Posted by ブクログ
ミステリなのか青春ものなのか?
吹奏楽部の部員集めを兼ねて謎を解いていく、という感じなのかな。
無駄にごっちゃになってる気がしてもやもや。
続きを読むか迷うなあ。