山内マリコのレビュー一覧
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未来の日本のお話を描いた恩田陸を含む8人の作家による短編集。私が気に入った作品。
恩田陸「逍遥」。意識上で集まった3人がなくなった時計の謎に挑む。それは空間を越えて、情報を他人と認知できる能力。いつの世界も技術が発達しても、ひとがやることは変わらないのですね(笑)
小路幸也「里帰りはUFOで」日本のどこかの、どいなかの街。そこは日本でインフラが整備された街。友達と里帰りすることになった大学生の野宮淳一は、UFOの目撃話を聞いて。。
自動運転が当たり前になった社会。世の中の暮らしがどう変わるのか。
支倉凍砂「AI愛情表現」。AIに恋愛相談をもちかける浩太。AIはひとのパートナーになりうるの -
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山内マリコと聞くとすぐに飛びついてしまう、
きっとそんな30代女子多いんだろうなと思いながら毎度せっせと購入。
彼女のエッセイも、小説も、ほんとこの世代なドンズバなんです。
今回は同棲からの結婚に至るまでの男と女の違いにフォーカスしてるエッセイ。
個人的に1番頷いたところは男と女の部分ではないですがここ。
1人になった時の食まわりの雑さは人に言えず
昼はレトルトカレー、夜はパスタソース、
家中のお菓子を発掘してぽりぽりつまみ、
小腹が空けば冷凍うどんも…。
カロリー過多なのに栄養はゼロ。
30過ぎた体にこの手のインスタントな食事はてきめんに堪えるもので、
もちろん太るし、食べてもポジティ -
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10人の女性のパリにまつわる短編集、
そして最後の章で1つにまとまる、てやつです。
山内マリコ✖︎パリ、読まざるを得ないでしょう。
どの話もそれぞれが悩んで
人間味があって悪くない。
そして最後にそれぞれがいろんな気持ちを持ってフランスに集まり、
その中で過ごす気持ち良いバカンスの描写がなんとも言えない幸せな気分になります。
ラベンダーが香って
心地よい風が吹く中で
皆んなでワイワイ長机でたっぷり時間をかけて味わいながら途切れないおしゃべりに興じながら…
そんな光景を感じる。
私はフランスにも住んだことも友人もいないのに
なぜにフランスの生き方に魅了されるんだろう。
でもきっとそんな人 -
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ここに収録されている8編の物語はどこかしら『あなた』の物語かもしれない。地方都市に住む男女の悲喜こもごもを見事なまでに描き出していると思います。こういう話はいつの時代もあるのかもしれませんが…。
ここに描かれているのはある地方都市に住む男女の『悲喜こもごも』を8つの物語に収めた連作小説集です。それぞれがものすごいリアリティがあり、正直なところ、自分自身と物語世界との『距離』を測り損ねていたく難儀してしまいました。
なんと言ったらいいのか…。この吹き溜まり感や、地方都市独特の『けだるい』空気。出てくる登場人物たちの『行き場のなさ』が全体を覆っておりました。ここでは主に女性の登場人物た -
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うんうん、なーんだみんな同じだったのか!と女性なら思える。いま私は30歳を目前に、理由のわからない寂しさに毎日襲われているけど、多くの女性も同じなのかもしれない。彼氏がいたら満たされるわけでもない。どうやったら満足するのかわからない。
女性の友情は脆いけど、思い返すと私には2人は信頼できる友達がいる。それはとても幸せなことだし、この先もずっと守っていきたい。
私も負けず嫌いだから、麗子の様にある瞬間を機に友達と疎遠になってしまうことがある。そんな自分を打破したい。男友達より女友達は、付き合い方の提携がないから本当に難しい。
結婚を機に離職、、も考えてたけど自由に自分らしく生きるにはやっぱり -
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ネタバレ自分の中のかつて柔らかかった部分が触発されるような、主人公の少女の視線に引き込まれるあと引く文章だった。
ヤギ男の話は実話だそうで、きっと本当のユーミンはもっとあっけらかんとしてたかもしれないし、もう今とっては時効になった笑い話なんだろうけど、朝帰りのあの空虚感を10代の少女のリアルユーミンも経験していたんだなと思うと同じ女性としてやけに生々しくて、胸の奥がツンとつままれて、しばらく突っ張ったままだった。村井さんだろうか…。いや、もっとヤギっぽい人がいるのかもしれない。そこを詮索するのはナンセンスなのだろう。一方で別に墓場まで持って行ってくれてもいいのに今この話を書いてくれたのは、普通の女の -
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東京の格差社会を再認識させられた本。なんとなく感じてはいた「金持ち」の正体を教えてしてもらった気がする。
側や慣わしに倣っていても、自分と折り合いがつけられないんじゃ上手くいかない、という話だったように思う。でも、外側で選んで中身や態度でガッカリするって、散々自分がされてきたことをしてるだけでもあり、それなりにワガママだなぁとも思う。
でも、違和感を言語化できてた華子はちゃんと自分が見つけられると思ってた。もう少し男性側の意見も聞いてあげたくなったけど、彼らが言わないから拗れてるこがそもそもの問題なんだよね。
外の世界に出ることだけが正解とは思わないけど、最後、華子が生き生きしてるのなら良かっ -
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ネタバレan・anで週刊連載されていた5年分の日記エッセイをまとめた一冊。
恐らく家事をやらないタイプのパートナーを持つ方々みんなが共感の嵐なのではないだろうか。
実際に同僚や、SNSでよく聞く「家事をしないパートナー」の話に通ずるものを感じる。
前世で洗い物と何かしらの因縁でもあったのかと思うほど洗い物が嫌いな私が、どちらかというと家事をサボりがちなポジション。
ただ私なりに「夫の分担は私がすることもあるけど、私の分担はほぼやってもらえてないな」と思っているので、共感する部分も多くあり。使ってる歯磨き粉が搾り出さないと出てこないレベルなのに買い出ししに行かないとか。
ただ我が家は、移住を機に生