山内マリコのレビュー一覧

  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    買い物ひとつひとつも振り返ってみればこんなにも面白いエッセイになるんだなぁという発見。「イヤァオ!!!」、「高級バター&バターケース」、「本のバカ買い」。

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    2025年05月31日
  • 逃亡するガール

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    ・安全な場所がないという話=逃亡するというより「追放されるガール」って印象を受けた
     電車、カフェ、家、、、
     ハードの部分だけじゃなくて
     ソフトの部分 心理的もそうだし
     インターネットもそう(なんかいつも広告やステマから逃れている感覚がある)

    ・「家庭を持って欲しい」という価値観を押し付ける主人公の母は悪(敵)といえるか? 構造化されているのでは?
     →子どもを持つことによって(のみ)自身の存在(母という存在)を確立する術がないからこそ?

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    2025年05月30日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    こーゆー男、いそう〜。こーゆーこと、ありそ〜。って思いながら読むのが楽しかった。身近な人に重ねてしまったり。男の人も男の人で大変だー、でも女の人の方がもっと大変だぞーと女性目線で思ってしまったり。いろんな感情になれて楽しかった。考え方が凝り固まってしまっていたり、これはおかしいって決めつけたりしてる大人には面白くなさそう。「俺が逃してやる」はかっこ良すぎた。御神籤ブックで偶然手に入った本だったけど、大当たりでした。

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    2025年05月24日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    お洒落な文章だが、ひとつひとつの物で話が区切ってあるので軽く読める。
    物の購入の仕方や物についての価値観も考えさせられた。

    カラーの挿絵と文章も相まって、上品な本という印象を受けた。

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    2025年04月20日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    ネタバレ

    すごく読みやすい短編集。
    一話が結構短いので、疲れていても読める。
    最後のお話で今までの登場人物が出てくる。
    フランスの働き方(残業は1秒もしない、バカンス5週間とるなど)とか読んでると、今私が日本で転職活動中なのだけれど、ハードワークをアピールする日本の文化に嫌気がしてくると思った。

    また、最後の、ついにパリに渡って1年くらい住んでる女性の話を読んで、海外移住とか聞こえは良いけど、日本であんまりうまく行かなかった自分というのは変わっていない。そんな状況から逃げて海外で、外国人という特別枠で、楽しみながら生活してるだけ、みたいな箇所、わかるなーと思った。それで落ち込む日もあるみたいなところ。

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    2025年04月12日
  • 2030年の旅

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    未来予測のインプット的に作家の知恵を借りるべく手に取った一冊。
    (小説として読むのを楽しみに、手に取ったわけではない)

    2030年まで5年、なにがどこまでこうなってるのか先は見えない。
    個人的にはここまで、すごいことになっているとは想像できない。
    言えそうなことは10年先だと、コンピュータ技術がかなり身体性を帯びる予測がされがちなこと。
    5年、ではなく10年先を20x0年という限りで妄想すると、過度な期待も抱けてしまうのだろうと感じた。

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    2025年03月09日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    最高。こういう本が読みたかったんです。
    文学的で奥行きがあり、でも読みやすくもある。
    知らない言葉も沢山出てきたし、こういった類の本をもっと知りたい。山内マリコさんの本読み漁ってみようかな~

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    2025年02月16日
  • 逃亡するガール

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    地方都市×女子学生ってもう山内さんの得意分野だよね。スタバで起こるあれこれとか、塾講師とかなんかいいなって思うものがぎゅっとつまってたなかで、能登地震など考えさせられることも多く短い中で大切なものが詰まってる一冊だった

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    2025年02月12日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    伊勢丹大好き
    友だちが、「百貨店の博物館みたい」って言ってたけど本当にその通り。「百貨店」という単語の魅力をこれでもかと感じられる場所。

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    2025年02月02日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    「あたしみたいに変ちくりんな顔でもね、パパが可愛い可愛いって言ってくれたから、あたしは自分のことを可愛いって思えるようになったの。それでこんな性格になっちゃったってわけ!」
    ああ、わたしにもうつみ宮土理の父親みたいな人がいればいいのに。きみは可愛いよ、すごく可愛いんだよって、ちゃんと目を見て言ってくれる誰か。そんな人がそばにいれば、わたしも、"ケロンパ" みたいな愛称で呼ばれる、可愛げのある女の子になれたかもしれない。
    せめてもの慰めに、鏡を見るたび、心の中でうつみ宮土理の父に、こう言ってもらいました。「可愛い可愛い。さよちゃんは可愛い。さよち

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    2025年01月28日
  • ここは退屈迎えに来て

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    地方出身というテーマが通底する短編集。
    年代と地方出身なのが自分も一緒で、わかるわかるというとこが多かった。
    一方自分は地方から出たままの身なので、地元に戻ったらこんな感じだよなというのも想像でだけどよくわかり。
    自分にとって目新しいテーマで面白かった。「地方都市のタラ・リピンスキー」が好きだった。

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    2025年01月19日
  • 結婚とわたし

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    文庫版の解説、読んだ!やはり面白い。『買い物とわたし』の装丁が真似っこされていて、コレクションとして2つ揃えて持つのもありだな〜!同棲で引っかかる部分が確実にとらえられていて、確実に読むべき書だな〜!

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    2025年01月09日
  • 逃亡するガール

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    読みやすいし、まさに今の同年代の子が主人公だったから、共感することも多かった。
    イスラエルとパレスチナの戦争のことや、能登の地震災害のことについては、私も同じような認識だった。なんで戦争しているのか知らなかったし、能登の災害についても、身近なことなのにあまり知らなかった。
    たまに、自分がが本当に無知であることに気付かされる。富山で普通に特に学びもせず、のほほんと生きていたら、無知なまま。それでも良いと思うけど、私はそのままで良いのか。
    読書をしていると、新たな価値観に気づけるし、知らないことを知れる。今年は読書たくさんしたいな。そして、色々なことを知って、私も進路を決めていこう。

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    2025年01月07日
  • きもの再入門

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    母からの借り物。
    勧められて読んでみた。
    同い年ということで共感する部分も多いがこの方本人も本書内で語っていたが、着物を知っている『着物警察』側だな、という部分も垣間見られた。
    この年代はどちらかに分かれるのかも?w
    着物にどういうふうに関わっていたか、関わる機会があったか、にもよると思うけど。
    私などは10月暑いから浴衣でええやんとか言う邪道、奇抜を好む傾向にあるw。
    私は大正〜昭和初期ぐらいの着姿が好みなので。
    心に引っかかる言葉も多々あったので改めて自分で購入して読み直したいとも思うが、何にしてもこの人自身がそもそも恵まれた環境にいたんだよなぁ、と思い知らされる。
    こっちも大島紬が身近に

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    2025年01月02日
  • 逃亡するガール

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    以外ネタバレ含みます。



    女子高生二人がスタバで出会うお話。
    その舞台が、東京ではなく富山だから、この小説は面白いんだと思う。

    視点人物である美羽が、比奈と遊ぶ様子は、女子高生そのもので、可愛い。
    なのに、ふいに挟まれる世界史の授業のエピソードに、物語の色合いがカチリと変わる音がした。

    今、ガザで起きている戦争のキッカケを、富山弁を話す先生が滔々と語っていく。
    習っていた歴史は今と繋がっている。
    そして、人の命を奪う所業と、自分の生活もまた、繋がっている。

    そんな戦争の話題について、富山に住み続ける美羽の母は、遠く知らない地の話と言い切り。
    比奈もまた、美羽の知らない土地で、天災の被

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    2024年12月31日
  • 逃亡するガール

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    山内マリコさんは気になっていたけど、
    なかなか手が出なかったときに、
    本作(100分で読める中編小説シリーズ)を見つけ、
    思わず手に取りました。

    40手前で青春からはだいぶ遠ざかりましたが、
    ツールや手法は違っても、
    10代の危うさは時代関係なく一緒なのかもと思った一冊です。

    スタバで出会った美羽と比奈。
    居場所を求めて、楽しさを求めて、
    一緒にいれることが大切で、
    だけど冷めてる自分もいるし、
    コントロールがきかない自分もいる。

    「今しかない」が
    きゅっと詰まった一冊でした。

    山内さんの作品、他も読んでみたいと思います…!

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    2024年12月31日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    すごい。
    作者女の人よな???一作目のボーリング場のやつ男社会の解像度高すぎんか???バイク事故からのカラオケ熱唱(しかもブラフマン!)とか、ガーターのときの野次とか
    隣にきたら嫌な集団、イケてる奴らが無自覚にうるさくてそれにこっちが萎縮してるだけなんだと思ってたけど、「場を支配するような空気を、わざと撒き散らす」それだわ。
    同じ男女のイケ集団でも怖くない人たち全然いるわ、なんだよ、あれわざとだったのかよ

    2人で話してると優しくて面白いあいつがなぜあんな奴らとつるんでて、そこにいるときはなんとなく嫌なやつになるの、不思議な現象だと思ってたけど、そうだよな、そういう集団では優しさは弱さだし、面

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    2024年12月17日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    あ〜おもしろかった!さすが山内さんという、一気読させる文情と構成…ちょうど30代に差し掛かるわたしは少し感覚が分かりつつ、こんな感じになっていくのかぁと楽しみになる文章。イラストも素敵。山内さんの作品は肩の力を抜いて読めるので、時々挟んでいきたいな〜

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    2024年12月16日
  • 逃亡するガール

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    私の好きな山内マリコさんの新刊。安いし購入。富山出身の著者による富山の女子高生の小説。祖父母が富山の人なので方言が容易に脳内再生可能。富山弁きつめの先生に色々作者の思惑はのせられているような気はしないでもない。

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    2024年12月12日
  • ここは退屈迎えに来て

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    なんと素晴らしいタイトル! これだけで勝ち、だが、中身もなかなか面白かった。
    「ファスト風土を生きる若者たちの……」とかまとめちゃうと魅力が伝わらないような気がする。どこに生きていても、だれと生きていても、青春時代は渇望しているし、疎外感を感じてる。それを生々しく思い出した。だんだんトガっていく著者のスタート地点かな。

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    2024年12月08日