山内マリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙が可愛いけれど、ぬるいのに確固たる「絶望」が全編に漂っててしんどくなる読書でした。
面白かった…キッツい。
よく見たら英題に“Silly”ってついてる。ギャッ。
テンションと解像度、気味が悪いほど高くてお腹いっぱい。
宮﨑あおいが宣伝してる服屋って言われてハッキリ想像がつくのが怖いです。山内マリコさん同世代すぎる。
しかし、宮﨑あおいさんがearthの宣伝してたころこの話し方するかな?と思って3話目もまた違った魅力でした。
お嬢さんたちの将来が違っても、歩んでる道には同じように“絶望”しかないというところ、それでも友情は続いていくんだろうなという希望も諦念もありました。
「悪夢じゃなかった?」、男性→女性をこう描くのか、と信頼感を覚えてしまいました。
最高の形では!?コッワ!!と思います。
結局、女性同士しか連帯出来ないんだ…と深い溝をしみじみ感じました。わからないからと相手を攻撃しなきゃ良いだけなのに。
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Posted by ブクログ
ユーミンの幼少時代からデビューするまでの実体験を追ったノンフィクション小説。
後書きに膨大な参考資料が掲載されてる本って、どれも読み応えがある。
今までの様々なインタビュー記事を読んでいた話のそれぞれ繋がった感じ。
ただ、ユーミンが一番最初に作った曲が中1?中2?の時の「翳りゆく部屋」だってのは知らなかったなぁ。その時は、この題名じゃないんだけどネタバレになるので書かない。
この曲に限らず、荒井由実時代のたくさんの曲の逸話が読めるので楽しかった。
ただ、残念ながら1960年代に小中学校に通っていた世代でないと、その時の風景は共感できないだろうと思う。 -
Posted by ブクログ
可愛い表紙に惹かれ手に取り、著者紹介から著者の山内マリコさんは自身と同郷であることを知り、これは何かの縁なのでは...!と思い購入。
同郷を嬉しく思い購入にいたったが、家庭内の日記エッセイとのことで、その話が出てくることは期待していなかった。しかし、時折現れる“富山”の文字に心が躍った。ただ出身が同じというだけでこんなにも親近感が湧くのかと、思いがけず自分の地元愛を感じる一冊であった。
家事分担について家庭内の男女平等をめざしした作者とパートナーとの日々が日記形式で書かれた本書。春闘の毎日が目の前で起きているかのような分かりやすい文章と、コミカルな言葉選びに、スラスラと読み進めることができた。
作者とパートナーは日々本気で色々な事柄に向き合っているのだと思うけれど、読者からすると本書はこの二人がどれだけ仲が良いか、どれだけお互いを支え合い求め合って生きているのかということを見せつけられ惚気を聞いている気持ちになる。(もちろんいい意味で!)
言い争いのバトルシーンでも読者のわたしからするとニヤニヤしてしまうし、二人共の文章からは愛が感じられ、幸せの香りがするなとほっこりした。
山内マリコさんの作品を読むのはこれが初めてだったが、この一冊で彼女の魅力に惹かれ、本書でInstagramをされていることが書かれていたのですぐにフォローした。彼女の別の作品も是非読みたいし、好きだという海外ドラマの『ギルモア・ガールズ(七シーズン全百五十三話)』も観たい。建築物鑑賞目的だったが驚くほど美味しかったという京都の東華菜館にも行きたい。
これはもう推しだ。
しばらくは休日が忙しくなりそう。 -
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短編小説やエッセイ、コラムなど多様なかたちで書かれたお話が詰まった、女性による女性に捧げる本。
昭和〜令和に生まれ、生きる様々な女性が登場し、「女性とは」という世間からの呪縛を解き放って生き生きと、でも時には悩みながらも前へ進んでいく姿が描かれていてすごくワクワク出来る本だった。
特に、昔のフランス映画や雑誌などに登場するファッションスターへの憧れをもつ女の子の話が度々出てきて、自分がどうだったかというよりは、そういうキラキラした憧れを胸に秘めている女の子って可愛いな、大人になってもあのトキメキを忘れないでいられたら、きっと前を向くことにビビらずにいられそうだな、と読みながら笑顔になれた。
縛られずに独身で働くこと、結婚して子供を産むこと、どちらかではなくどちらも自分で選んでいけるといいと思った。 -
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ロードサイド小説、というものを意識して読んだことがなかったけれど、あまりの解像度の高さにグサグサ刺されながら読んだ。
地元の、大きな国道に家電量販店やニトリやファミレスが並ぶあの光景が眼前に蘇る。
少し車を走らせればなんでも揃っている、けれども退屈。じゃあ都会に行けば全てが叶うのかと言われればそうでもなくてみじめな思いをすることもある。自分が生きていく街、生き方を模索しながら24号線に思いを馳せる。
この本を読まなかったら絶対思い出さなかったであろう記憶がわんさか出てきて、退屈だと感じていたあの頃あの場所も案外悪くなかったな、と思った。地方で育ち東京で働き、これからまた地方都市に戻ろうとしている身としては本当に共感まみれの1冊だった。女の子同士の刹那的な友情の描写もリアル。 -
Posted by ブクログ
「ここは退屈〜」で好きになった山内マリコ氏の作品ということで手に取った。
地方都市で生きる女子高生の行動範囲や「遊ぶとこがない」リアル感を描き切っているところに何だかしんみりしてしまう。。
それが現実。
流れるようにサクッと読める、2人の女子高生たちの青春モノという印象だったけど、
途中から規模の大きいシリアスな話。
2024年作品だけど、まだ全然リアリティある話。
主人公の心の移り変わりが、今どきな感じを保ちつつも、しっかりしてくる様が心地いい。
富山や地方都市を詳しく知らなくても、読みたいなと思わせてくれるのが、山内マリコ氏の作品の不思議。 -
Posted by ブクログ
8話の短編で各話主人公は違うが、同じ世界で登場人物達が繋がっている。1話進むごとに少しずつ過去に戻る構成が面白い。
地方で育ち、都会に憧れて出ていった私には他人事と思えない話が多かった。
「田舎が嫌いだけど、都会にも馴染めなかった」
この人たちの居場所ってどこなんだろう。自分もどこかで諦めて地元に戻っていたらこうなっていたのかな?と考えさせられた。
だけど、Uターンすることなく都会で暮らし続ける私からすれば「迎えに来て」と受け身な考えをする人は絶対都会には合わない。そんなモヤモヤがこの作品の面白さだったのかもしれない。
地方都市で暮らす人達の心情がすごくリアルで刺さった。山内マリコさんの他の作品も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ花いちもんめとか体育の時間のペアを組みましょうはすごく苦手だった。だって私も選ぶ側ではなく、選ばれる側だったから。
学生時代それぞれ楽しかったはずだけど、今でも繋がってる人って片手で数えられるくらい。
みんなどこに行ったのだろうか。
小学生の時はフルネームで親に紹介していたな。
女性は差別される側だと書かれていたけど、それでも自分の人生を諦めたくない。
仕事も頑張りたいし、子育ても頑張りたい。
登場人物がリレーのようにお話を紡いでいって、最後元に戻ってきたと分かった時はすごくすかっとした気持ちになった。
各年代で共感ポイント多すぎるし、年代や人によって書き方が違っているのももっと読みたいという気持ちになった。