山内マリコのレビュー一覧

  • 逃亡するガール

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    ネタバレ

    富山が舞台の話を読みたくて借りた1冊。
    なんでもない女子高生の日常かと思いきや、世界史や能登半島地震へと話がつながっていって驚いた。

    富山駅周辺の観光スポットがたくさん出てくるので
    旅行したときのことを思い出して懐かしくなった。

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    2026年05月31日
  • あのこは貴族

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    家柄も全てが整っているお嬢様と、大学で上京しても、金欠で大学を中退してしまった女性の2人が織りなすストーリーは、内容も濃く、物語の中に入りやすかったです。
    全て整っているのに自立心が欠ける華子と、内部生に憧れからくるコンプレックスを抱えている美紀が、それぞれの無いものを抱えながら、1人の男に魅了され、それから自立していく様は、現在の女性の心情にも当てはまる部分が多いのではと思いました。

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    2026年05月30日
  • かわいい結婚

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    ネタバレ

    女性の現代社会での現状を、コミカルに交えてシニカルに描いた作品。第2話が特に面白かった。あることをきっかけに平日は男の格好をして会社に働きに出る夫が、休日は女装をし、妻と出かけるようになる。妻はそれに対して、「でも、休日の夫は最高」と言う。つまり、実際のところ、現代女性からしてみれば結婚生活より友人と遊んだりする方が楽しいというわけだ。結婚生活が幸せの最終段階だなんていう概念は、今どこにもないのである。

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    2026年05月15日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    小説が好きな山内マリコの、すこし昔のエッセイ。
    うー、わかるわかる!
    一緒にいる時間が長くなっていくと、どうしたってどこかに不平等感が出てくるよね。
    個人的に、マリコが皿洗いしていざ!となってるところに旦那さんが帰ってきて、料理していいとこ取りされた感が面白かった。わかるぞ!

    それにしても、旦那さん文章うますぎないか?
    彼の文章で、彼からの視点も見ることで、(加湿器の補充とか各種メンテとかは僕だけがやってる!とか)うちも、私ばっかり!と思ってても、夫にも同じだけ言い分あるだろうなーとか思った。
    夫は他人ということを忘れず、慈しみ合って過ごしたい…

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    2026年05月06日
  • ここは退屈迎えに来て

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    8人の地方女子を描いた短編集。その全てのパートに登場するのがモテ男の椎名だ。人懐っこい性格で運動神経も良く、さらに高身長でイケボの椎名は、田舎での退屈な日常から脱出したい女子たちにとって憧れの存在だった。
    ところが、椎名はここではないどこかへと連れ出してくれる王子様ではなかった。高校卒業後はパッとしない生活を送り、結局故郷に戻って結婚し、田舎のおっちゃんとして生きている。
    この椎名の姿は、結局何者にもなれずに地元に落ち着く彼女たちの行く末を暗示しているようにも思われる。
    しかしそうだったとして、決して彼女たちが不幸だとは思えない。都会のカルチャーがキラキラして見えるのは学生時代のいっときだけで、年齢を重ねるにつれて、地方での暮らしからも充実と満足を得ることができるようになるだろう。なぜなら私もそうだったから。

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    2026年05月04日
  • マリリン・トールド・ミー

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    全体的にフェミニズムをテーマにした話。

    マリリンという一人の女性について知ることができて、特に卒論の内容も面白くて、読み応えがあった。自分の卒業論文ももっと真剣に、取り組むべきだったのではないかと少し反省。笑

    恥ずかしながら、マリリンがセックスシンボルとして認識されていたことをこれまでよく知らなかった。けど振り返ってみると、大学の講義でそのように紹介されていたような気もする…

    私自身も、高校の終わりと大学の始まりをコロナ禍の中で迎えた。あの時は閉塞感あって息苦しい時間だったけど今振り返るとあの時間も一つの思い出かも。

    修学旅行とかいろんなイベントがなくなって、本来であれば当たり前に経験できたはずのことができなかった。そうした学生に対して、国としてもう少し補償や配慮があってもよかったのではないがなって改めて思った。

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    2026年04月25日
  • 結婚とわたし

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    文筆の面白さはさることながら、近日中に同棲を控えている今の私にとって、妻目線で語られるエピソードの数々は身に染みるものがありました。

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    2026年04月24日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    まず、タイトルが好き。男たちの喜怒哀楽(特に哀)を短編集という形でユーモアたっぷりに表現している。最初と最後の話が、特にお気に入り。

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    2026年04月20日
  • あたしたちよくやってる

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    ネタバレ

    特に好きだったのは、
    ・わたしの新しいガールフレンド
    →年の差友情物語だいすき!

    ・サキちゃんのプリン
    →主人公が自分の城を作り上げてる様がすき。これ読んでワンルームディスコ聴く流れがかんぺき。一人暮らし楽しみたい

    ・超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
    →大器晩成型おばあちゃんの話。若者のものとされるものをおばあちゃんになってから本気で楽しめるの最高

    いろんな短編があるからこそ読みやすくも読みにくくもあったけどおもしろかった。「あたしたちよくやってる」ってタイトルに惹かれて買ってみてよかった!初めての山内マリコさん。他の作品も気になった

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    2026年04月15日
  • 一心同体だった

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    わかるわかるわかる、知ってるし見たことのある光景が頭によぎりながら読んでいた。あの頃表現できなかった感情が言葉として見つかって、ふっ、と、やっと消化できたような感覚があった。女の子って面倒で可愛くてなんか放って置けなくて、全部まとめてぎゅっと抱きしめたくなった。

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    2026年04月10日
  • 逃亡するガール

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     ディアスポラ、ってなんだか小難しい言葉に聞こえるけれど、理不尽に居場所を奪われ「なんで私が?」と戸惑い腹立ちながらも、生き延びるためには逃げるしかなくなってしまう状況のことだ、と定義したら、とても身近な言葉に感じられる。
     『ザリガニの鳴くところ』も、『人間失格』も、『世界99』も、『逃亡するガール』も、身の危険を感じて、身を守るために、自ずと選択が決まっていく人の様子を読んだ、と感じる。命を持っている以上、いちおう、なるべく生き延びようとすることは至上命題かもしれない。たとえどんなに苦しくとも、醜くとも。全員がそうなのかな、世界はバトル・ロワイアルなんだろうか。⋯脱線。

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    2026年03月25日
  • きもの、どう着てる?――私の「スタイル」探訪記

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    江木良彦さんとの対談が載ってる…だとっ!?

    着物好きの間で話題になっていた本だけれども、それは聞いてないぞ??
    (マドモアゼル・ユリアさんとか、吉田羊さんは話題になってたけれども)

    というわけで、昔から江木良彦さんの着物コーディネートは女史より女性らしくていいなぁ、と思っていた私はこれだけで星4つです(ただのミーハーです)

    この本は雑誌七緒の連載記事をまとめたもので、山内マリコさんがインタビュアーとなり20人の着物人を取材されています。
    十人十色の着物ライフ、
    私自身もアラフィフとなり、自分のスタイルをどう作るかも迷っているのでとても参考にもなりました

    あの人は何を、どうして着るのか?
    下敷きになった知識や価値観から、バックグラウンドを読み取る
    山内マリコさんの切れ味ある
    インタビュー記事に感服です


    着物って、本当に飽きないものですね〜

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    2026年03月22日
  • 一心同体だった

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    女に生まれて来て、小さい頃から女友達に悩ませる。それは年をとっても同じ。ずっと厄介!
    年をとればとるほど距離感がわからなくなる場合や自分と比較したりされたりで、ますますややこしくなる。
    読んでいて、女の一生についてとても共感出来る作品だった。

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    2026年03月08日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    山内マリコさんの『結婚とわたし』がとてもよかったので、買い物をテーマにしたこちらのエッセイも読んでみようと思った。どちらも雑誌連載をまとめたものだが、こちらのほうがかなり短めなのでやや物足りなさはあるものの、「やっぱり私、山内さんとめちゃめちゃ気が合うかも」と勝手な親近感を深めるには十分だった。
    20代の若娘から素敵なレディになるために、山内さんがどんなことを考えながらどんなものを買い揃えていったのかがひとつひとつ綴られている。いよいよ20代最後の一年を迎えた私は、まったく人ごとではないという気持ちで、スマホ片手にメモと検索を繰り返しながら読んだ。
    最終回の言葉にハッとさせられた。「年齢と懐具合と相談しながらちょっとずつ買い集めたものたちで、いまのわたしはできている。(中略)これは毎日の食事がその人を作っているのと同じこと。おろそかにしちゃいけない」。どんな物を身につけるか考えることは、どんな自分になるか考えること。30代に向けて、その年齢に見合うようにきちんとアップデートしていける自分でありたいと思った。

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    2026年03月06日
  • あたしたちよくやってる

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    超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
    このショートストーリーを最後に持ってくる構成がにくい…ヤラレタ
    超遅咲きだって、咲かない、、咲けないよりずっといいじゃん!

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    2026年02月18日
  • かわいい結婚

    匿名

    3本目の『お嬢さんたち気をつけて』が一番好きだった。好きな山内マリコって感じ。
    湯山玲子さんによる本編後の解説で、そのセリフその人のじゃなかったよな?ってところが何箇所かあったり、そういう流れじゃなかったよな?ってところがあったりして気になった。記憶だけで書いたのか?

    #スカッとする #共感する #切ない

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    2026年02月17日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    ネタバレ

    20歳くらいの時に初めて読んで、ほーこれが大人の世界と思って読んでいた私も早24歳になり、社会人としていいものを持たねば!!という気持ちがちょっとずつ分かるようになってきました。
    買い物って本当に好き。楽しい。自分が丁寧に選んだものが一人暮らしの部屋にあると思うと幸せな気持ちになります。

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    2026年02月11日
  • ここは退屈迎えに来て

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    何者かになれると思ってた私たちが、社会に飲まれていく話だ、どうしようもなく悲しくて悔しくて、でも私も抗えない
    だって置いていかれるのは怖いから

    たくさんの女の子が出てきた。この子達は私が生まれたよりもう少し田舎に生まれて、それでも私の人生とも重なるところがあって
    いつかのあの気持ちをそのまま振り返れるようなそんな本だった

    私たちがすごかった栄光の話
    変わらない友人と東京に出て変わったような気でいる同僚、その間で東京にいたことの誇りと同僚のどこか恥ずかしさも理解している私
    学生時代特別だった椎名はすっかり父親でおじさんで、
    社会を自分を客観視しようとし続ける主人公と自分が重なり苦しくなる

    やがてかなしき女の子
    遠い世界の可愛い女の子が広い世界で挫折した背景、
    そこから急に自分の世界に入ってきた
    ああそうか私のいる世界はそういう場所だ
    かわいらしい女の子が夢を見て縋っている場所だ
    美しく生まれてそれが生かしきれないと、従属的に生きるしかないのかとくやしくなる。それでいいのかよ、何にでもなれると思っていた自分は確かにもういないんだね



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    2026年02月06日
  • かわいい結婚

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    ネタバレ

    「1可愛い結婚」専業主婦になったひかりだが、家事ができず、今後に不安を募らせる。
    自分も然り、主婦や女性を代弁してスッキリさせてくれる自然な文体が良かった。
    山内さんの作品初めてだったけど、読みやすくって面白かった!!
    「2悪夢じゃなかった?」サラリーマン裕司が朝起きると巨乳の可愛い女性になっていた。まずは身なりを整えようとショッピングしたり、電車に乗って女性の気持ちを理解したり…元カノと再会し、友達かのように仲良くなる感じが可愛かった。
    「3お嬢さんたち気をつけて」親友のあや子とユリは互いに就職し、地元と東京という別々の環境で生きることに。価値観もズレていく中で、2人の友情にも亀裂が入りつつも、時にまたくっついたり、、リアルでドキッとした。

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    2026年02月03日
  • 結婚とわたし

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    山内マリコさんは小説だけでなくエッセイもおもしろいなぁ。
    普段考えもしなかった家庭内での女性の家事負担、あぁ確かになぁそっかぁと納得。
    ご主人にあんなに言いたいこと全部言えちゃうのもすごいし尊敬する!読んでいて清々しい感じ。そしてご主人も柔軟でいい人なんだろうなぁ。

    「私は一対一の関係が元々好きだったから結婚にも案外向いていたのかも」ってもう頭ぶんぶん振って全力で頷きたくなった。まさに私もそう。
    みんなでわいわいよりも一対一でしっぽり、が圧倒的に楽で楽しい✨️

    お伊勢丹のエッセイも読みたくなったー!

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    2026年02月03日