山内マリコのレビュー一覧

  • 選んだ孤独はよい孤独

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    男性視点の生きづらい世の中が書かれていて面白いと思った。でもまだ女性ならではの視点だなと思った。
    経済を握っているっていうのほんとにそうだと思った、だから離婚しにくい。働くのやめたくない

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    2023年09月13日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    ネタバレ

    あるカップルの別れの理由、俺が逃してやる、ミュージシャンになってくれた方がよかった、ぼくは仕事ができない が特に好きだった。
    彼氏名義で借りた家に、自分の持ち込んだ家電とか一切合切置いて出ていくの強すぎる。彼氏が嫌で別れたのかと思ったけど、世話する女とか結婚とか社会的意味が嫌になったのだった。そんな社会とか世間体から自由になった女はカッコ良すぎた。
    男だってどこかしらグループには所属したい気持ちと相反する抜けたい気持ちがあって女と変わんないと思った。夢を追いたい、仕事以外の人生を充実させたい気持ちがあっても、男は仕事してなんぼみたいな考え方とか社会が鎮座してる。人生が仕事一色になってしまうのは

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    2023年09月13日
  • ここは退屈迎えに来て

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    山内マリコさんの小説は『あのこは貴族』で初めて読んだ。山内さんは主人公の心理描写が上手い。主人公と私では境遇がまったく違うのに、私自身も同じ経験をしたことがあるかのような錯覚に陥る。1話では上京し田舎に出戻りした女の子の話で、私にそんな経験はないが、なんとも言えない「わかる」感覚がある。どの話にも登場する「椎名」、私の過去にもそんな人がいた。
    そして、ここまで書いたところで解説を読み、ハッとする。ロードサイドの「リア充」と「退屈」、私がこの短編の主人公たちにどこか共感してしまうのは、私自身が後者にカテゴライズされる学生だったからだ。

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    2023年09月03日
  • ここは退屈迎えに来て

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    女って自己中
    女が嫌い
    でも女が好き
    汚いけど綺麗
    薄っぺらいけど深い
    単純に見えて複雑と思いきや単純

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    2023年08月10日
  • あたしたちよくやってる

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    「女の子らしく」は女の子を縛る。それを広める勢力へのレジスタンスとして、深い反省と次の世代への希望を込めて、「自分らしく」の肩をどんどん持っていきたい。「女の子らしく」の呪いを解くことができるのは、「自分らしく」しかないのだから。

    わたしはわたしのものだから。誰のものでもないんだから。

    思春期以来ずっと悩みだった一重まぶたを隠さず、すっきりしたショートに髪を切った。気分はすごくよかった。やっと自分を取り戻せた。ううん、生まれてはじめて自分自身になれた感じ。

    自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。男とも、女とも。

    だけど親友とは、どこかのタイ

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    2023年08月05日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    酸っぱく苦い、けどよく理解できる感情が散りばめられた短編集
    さすが山内マリコさん

    自分もたいてい強かった世代の前か後だったなぁー

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    2023年07月17日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    短編集なので、サクッと読めて良い。
    男性目線、女性目線、ジェンダーレスな社会になりつつあるけど、生きづらさはまだまだあるなぁと感じた。

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    2023年07月11日
  • ここは退屈迎えに来て

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    田舎特有の閉鎖感がものすごくリアルに書かれてて自分が昔田舎に住んでた頃を思い出し、重ねながら読み進めていました。田舎は比べるものが少ないから他の人と比べて嫉妬したり安心するけど東京は比べるものがありすぎて自分という存在が埋もれて何もなし得ない自己嫌悪に陥ってしまうんだよな〜とか。ついつい自分の生活と比較してしまうような一冊でした。
    椎名くんが憎めない人していて個人的に好きでした。

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    2023年06月28日
  • ここは退屈迎えに来て

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    読書でしか味わえない体験を得られる3章が特に素晴らしい。映画化されているが、3章はどうやって映像化したのか気になる。
    地方在住の自分が特別だと思いがちな女の子、何か痛いけど共感できてもぞがゆいきもちになった。

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    2023年06月16日
  • ここは退屈迎えに来て

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    田舎に住んでくすぶっている感じがリアルだった。
    世代的に近いところがあってより身近だったからおもしろかったかな。
    ときたまキュンとするところがあって甘酸っぱい気持ちになった。

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    2023年06月13日
  • ここは退屈迎えに来て

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    自分が育って住んでいる所はこの物語よりももっと田舎だけど、国道沿いの景色も、この街から中々抜け出せないことから強まる都会への憧れも、30歳間近の仕事や結婚に対する焦りも、処女を捨てたかった学生時代も、手に取るように共感できた。未だに自分の中にも「ここではないどこか」へ行きたい気持ちがまだ捨てきれていなかったんだと気付かされた。
    そしてやっぱり何処にも「椎名くん」みたいなポジションの人っているんだなぁと思った。

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    2023年06月09日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    ネタバレ

    高校生くらいから20代前半ぐらいまでの若い女の子たちの物語を集めた短編集。

    あの頃はもっと繊細で、いろんなことに敏感で、世の中がとても生きづらかったことを思い出し、知らないうちに自分も世間に慣れていろんなことに鈍感でいられるようになったんだなって気づかされた作品でした。

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    2023年05月25日
  • メガネと放蕩娘

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    面白かった!
    自分が子供の頃通っていた商店街を思い浮かべながら、懐かしい気持ちになったり、シャッター街を復活させることが一筋縄ではいかない現実を知ったり、最後にはまさかの展開で泣きそうになったりと、良い時間だった。

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    2023年04月18日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    山内マリコさんは、女性が感じる本当に
    小さな棘のような、繊細な部分を掬い上げて
    それをバネにしている感じがとてもすき。
    この作品もそれが存分に出ていて少しチクッとしてはじんわりと救われるような。

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    2023年02月23日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    漠然と結婚はしなくていいかなぁと思ってたけどこれ読んだら「なんか結婚って面白そうだな…」に変わった笑
    世間に蔓延ってる恋愛→結婚→出産してこそ、みたいな風潮は山内マリコさんの作品ではぶった切られてて好きだけど、これは彼女が色んなことに振り回されて得た知見なんだなのかもなぁ。

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    2023年02月23日
  • かわいい結婚

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    3つのお話の短編集。さらさらっと読めて面白かったけど、やっぱり山内マリコさん。深い。フェミニズムやジェンダーにからめた問題提起を描いていて。

    1話目の「かわいい結婚」。好きな人と結婚して専業主婦になったはいいけど、ぜんぜん家事ができない。女の人はみんなどうしていつの間に当たり前のように家事ができるようになるのか不思議に思う主人公ひかり。わかる。え、いつ習ったっけ?なんでみんなできるの?って私も思ったわ。そしてひかりは気づく。旦那さんのお世話をするってその人の分の家事をするってことだったのか、一生!?それが私の任務?!うわぁ騙されたぁ!とコミカルなんだけど、なんか真理を突いている。私、今でもた

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    2022年08月25日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

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    「自分に自分でいいね」「自分の船は自分で漕ぐ」

    20代の子が感じている疲れは、ただの肉体的な疲労じゃない。
    もっと複雑で、繊細なものです。全然納得のいっていない「自分」という存在が、あやふやなまま社会に放たれてしまったんだから、そりゃ疲れますよ。

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    2022年08月21日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

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    雑誌が好きな自分

    時代や流行を移して、その時の女の子を焦らせ、
    応援する

    恋愛も仕事も
    迷いや不安も
    筆者の意見が私の背中を押した

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    2022年07月31日
  • メガネと放蕩娘

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    タカちゃん何かやってくれそうとワクワクし始めた途端にショーコが帰ってきた(笑)。

    私の地元にも同じような商店街があったなぁ。お休みの日なんて、人を避けて通らないと行けないくらい、お祭りでもないのに大賑わい。映画館とかもあったし。そして、やっぱりマクドナルドはマストだな(笑)。小さい頃はそこに行くだけでワクワクしたし、ちょっとお姉さんになった気分になったし、学校の友達なんかに会うと、お互い背伸びした格好にちょっぴり気恥ずかしかったり。でも時間がたてば、街自体の人口の減少や、大型ショッピンセンターが出来たりして、あの頃の商店街の賑わいは嘘のよう...。久々に里帰りするたびに、寂しくなって...

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    2022年07月12日
  • かわいい結婚

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    滑稽で憎めない人たちの小説だと思った。
    だけどリアルなんだよなぁ。
    たぶん人生って側から見たら誰でも滑稽なのかも。

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    2022年06月21日