山内マリコのレビュー一覧

  • 選んだ孤独はよい孤独

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    「男」「女」の文脈の感想多すぎて、うるさいなぁ〜ってなってしまった。読みやすいし、面白い本だったのに。

    男子は街から出ない
    おれが逃してやる

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    2025年07月13日
  • マリリン・トールド・ミー

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    「古い価値観・固定化されたイメージからの脱却を促す力が小説という形を通して自然と湧き上がってくる」と思った小説

    内容は、コロナ禍に見舞われた大学生活の中、孤独を感じていた杏奈がとあるきっかけによってマリリンモンローという人間について触れていく話。

    "マリリンモンローが時々でアドバイスをして、現代に生きる悩める学生を導いていく"、そんな展開になるのだと読む前は勝手に想像していたのだが、主人公である杏奈が実際にマリリンと会話をしているかのようなシーンはほんのわずかだったのは意外だった。しかしそのちょっとした出来事がきっかけで、パブリックイメージとしてのマリリンではなく、一人

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    2025年07月06日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    人間は、男らしさも女らしさもひっくるめて持っているものです。自分にとって自然な、男らしさ・女らしさのバランスが、「自分らしさ」ってことなんでしょうね。

    いずれにせよ大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!」と思える、それがなにより最高で、最強です。

    わたしも20代の渦中にいたときは、けっこうギスギスした気持ちでした。若さは重荷でしかなかった。若さを目いっぱい謳歌しなきゃいけない、そんなプレッシャーと、そうはできていない現実とに、常に引き裂かれているような感じで。しょっちゅう、すねたような、やさぐれ

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    2025年06月22日
  • あのこは貴族

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    ネタバレ

    ホンマもんのお金持ちってこうなんだ。
    ナチュラルにおばあちゃま呼び、、

    私は華子でも美紀でもないけど、理解できたのは美紀のほう。
    学校の日吉も住んでる新丸子も「東京」ではないんだけどさ。それは置いといて。
    慶應行けたのに家の事情でバイト詰めになって、結局はそっちに流れ着いてしまう、
    たくさん努力してきたのに、お金によって未来が変えられてしまった、、夢もあったのに。違う未来があったのかなと思うと切ない。

    そんな子がいる一方で、生まれた時からお金持ちで、狭い世界で生きすぎてて悪気もなく視野が狭い、仕事を辞めてもなんの不自由もないような子には正直イライラしか感じなかったけど、
    これはこれで苦労が

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    2025年06月22日
  • あのこは貴族

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    憧れの世界すぎる〜!
    読んでいてキラキラするし、品のある女性になろうと思える作品。
    いつかもういちど読みたい!

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    2025年06月21日
  • あのこは貴族

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    めちゃくちゃ面白かった。
    最初はネトフリで映画を見始めたが、途中から原作が読みたくなって、映画を中断して一気読み。
    なんとなくそうかなあとこれまで思っていた階級社会が明確に言語化された世界になっていて感心。
    後半は女同士が分断される男社会を描いているのも唸らされ、名言の連発。
    最初のタクシー運転手がまさかのラストシーン登場にはのけぞった!

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    2025年06月17日
  • 一心同体だった

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    ・「女のあるある100連発」って感じで面白かった!けどちゃんと、あるあるの列挙に終わらずに物語に引き込んでいるのが最高に良かった
    ・東京 だけが女性の住みやすい場所になって良いのかという疑問
    =(「逃亡するガール」の言葉を用いるなら)「逃亡先」が東京しかないって、あまりにも窮屈すぎないか

    ・ニコイチじゃない、友情のあり方ってどうすれば良いんだろう、親密な関係てありえないのかな??
    ・女友達はその子の人生にはすべてのっかれない(結婚制度という基盤をもつ夫の代わりにはなり得ないので)てやつ、そしたらどんな場合ならその子の人生にのっかれるのかな?例えばセクシュアリティが同じもの同士しか一緒に住めな

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    2025年05月30日
  • あのこは貴族

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    ネタバレ

    人は誰しも狭い世界で、自分の価値観を「ふつう」と捉えて生きているのかもしれない。
    (特に日本という階層社会では、上にいる人ほど下が全く見えていないらしい)
    そんな中で、お互いの価値観を理解しあうことで、新しい生き方が見出せる。そんな答えまで見出せた。
    単純に小説として面白く、迸るリアリティに舌を巻いた。
    登場する全女子が、私のすぐそばにいるようで、でもまるきり違う世界のひとたちなのが、いっそう面白さを加速させた!

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    2025年05月29日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    「うんうん、わかる!そんな気持ちなの!」と共感だらけでした。そして散財しながらもマリコさんのおしゃれ&物を大切にする姿勢、本作を読むまで知らなかったブランドやアイテム、そして豆知識など女子の好奇心をキラキラと満たしてもらいました。かわいい挿絵もページをめくる楽しみになります。

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    2025年05月04日
  • ここは退屈迎えに来て

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    登場人物たちほどの田舎に住んでいる訳では無いけれど、神奈川の、閉塞感のある街でわたしは十九年間生きている。かつて浴びせられた暴言と行動を無かったことにできるほど強くはなれなくって、愛憎混じる感情を地元に向けて抱えている。そんなわたしに気付きもしない小・中学校の同級生たちは今日も楽しく地元の人間と遊んでいる。当たり前に、限界を知って、その絶望から来る地獄に落ちなければ、自分の住む町への憎悪というものは生まれない。きっとわたしにも悪いところはあった、でも、どうしてこんなにもつらい思いをしなきゃあいけないの?時折、本当の自分を許容してくれる世界に飛び込まないと、頭がどうにかなりそうなのは今も変わらな

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    2025年03月30日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    パリに想いを馳せる女性たちの短編集。山内さんの作品は始めたよんだけど、文章が素敵で他の作品も読みたくなった。殻を破りたい人に。

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    2025年02月05日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    センスが良い人はこういうブランドを選んでいるのだなという感嘆と、纏わるエピソードに親近感を覚えた。清水の舞台から飛び降りる思いで買ったものも、気軽なスナック感覚で手に入れたものにも全て物語があって、それぞれ手に取るに至った自分の気持ちを大切にしたい。消費活動にはマイナスなイメージが付きやすいけれど、それがきっと人生の彩りになる。心の栄養になって、私という人間を構成する要素の一つになる。友人の買い物に付き合ったようなワクワクした気持ちになれる著書。

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    2025年01月11日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    買い物がしたくなる本。

    試着の時は良くても改めて履くとなんか違うジーパンなど、読んでいてわかるわかる、という気持ちになる。
    連載を文庫化しているため、一つの章が短く読みやすい。
    よく旧Twitterなどで流れてくるwhat’s in my bagなどを見るのが好きな私にとっては、他人のお気に入りのものを背景も含めて知るのはとても楽しい。私自身が買って良かったものってなんだろうと思った。
    年末ということもあり、断捨離しながら必要なものについて整理して書いていくのもよさそう。


    気になって調べたが、ナオト・インティライミみたいな名前のランジェリーブランド「シュット!インティメイツ」は2024年

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    2024年12月26日
  • マリリン・トールド・ミー

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    ・すんげえ良かった。
    ・特に前半のコロナ下の生活の様子。そうだった。こんなだった。こんな気持ちだった。自分はもう働いていたけど。よるべない夜に可愛い固定電話でマリリンと話す主人公の様子に涙が出そうになった。
    ・後半のそれこそ時代を超えて女性が共闘していこうとする様子にも胸が熱くなった。
    ・「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」の一場面を思い出したり。

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    2024年12月21日
  • マリリン・トールド・ミー

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    自身のジェンダー感を上書きできた気がする。

    母、ジェンダー学の先生、脇を固める登場人物もよかった。

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    2024年12月17日
  • 東京23話

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    なるほどなるほど‥‥わかります
    と言いながらわからないこともあるけれど。
    それぞれの区のことを知ることができます。
    こうだったああだったということが面白いです。

    区自身が語っているのがいいですね。
    もっと現在のこともこういう風な本にならないかなと期待します。

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    2024年12月10日
  • マリリン・トールド・ミー

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    コロナについて書かれた本で、今まで読んだ中で一番リアリティがあった。
    主人公の大学生もめっちゃリアル。
    マリリンモンローの再解釈という論文もよく書けてたし、担当教員はさぞや嬉しかったろう、と感情移入。
    閉塞感漂う日本だけど、大学生、優しい子多いよね。みんな幸せになってほしい。

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    2024年12月04日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    いつか社会と折り合いをつけなきゃいけない日が来るかもしれないけど、できるだけ抗って生きてくれ。

    30代からの買い物テーマ、値は張るけどいいものをちょっとずつ買い集めていくのは、とても楽しい。

    この5000円はときめき代だ。

    あれから3年、わたしは変わった。一日の大半をパソコンに向かって仕事する、働く女性になったのだ。

    なぜ急にオーガニックに凝るようになったかというと、これはおそらく、原始的にできているわたしのヤワな体が、男性仕様のタフな社会に適応して働くうちに、自然を欲するようになったんじゃないかと分析している。たとえるなら、シベリアンハスキーや土佐犬向け

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    2024年11月20日
  • マリリン・トールド・ミー

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    ネタバレ

    仕事を得たくてセックスの求めに応じた女性を非難するのではなく、セックスを要求する権力者男性にこそ非があるのだから。

    という部分、ほんとそれ!

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    2024年10月30日
  • マリリン・トールド・ミー

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    読んで良かった…。
    コロナ禍。時代も国も越えて、あのマリリン・モンローと電話で語り合う大学生の杏奈。セックス・シンボルにもなっているマリリンの本当の姿は?

    ジェンダー社会論のゼミに所属する杏奈の日々を描きながら、マリリン・モンローという女性を通してフェミニズムについて描かれています。

    物語を通して、男性優位社会での女性を取り巻く問題が浮き彫りになっていく。
    ゼミでの議論シーンや杏奈の思考に、共感が止まらない!

    コロナ禍の入学と学校生活、修論、就活。
    不器用ながらも一歩一歩ゆっくり成長していく杏奈と、一緒にいるような感覚。
    マリリン・モンローについて描写は、新鮮な気持ちで驚きとともに読みま

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    2024年10月07日