山内マリコのレビュー一覧
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58歳の専業主婦・陽子さんの平穏な日常は、息子が連れてきた彼女・みやちゃんによって一変する。
夫に従順でひたすら家事をこなしてきた陽子にとって、みやちゃんの言動には驚かされるが、納得できると…。
結局、息子と結婚すると思っていたのにみやちゃんからお断りしたという内容に、今の時代はそうだよなぁと言わざるを得ない。
そんなふうに一人息子を甘やかしてきた自分に非があるのだとわかっていても…
今更なのである。
夫に対してもそうで…
遂には言ってしまった一言で…
あわや離婚かに思えたが…
夫の顔色をうかがい、黒子として徹してきた30年間を無駄にすることなく、上手く逆転させ、お互いに不満を持つ -
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前号より小説が特集のテーマに沿ったものが多い印象。エッセイでは角田光代のたこ焼き修行が面白かった。あとは腐れチーズ探しの旅とかチャーハンを箸で食べる話とか。
小説は途中で読むのやめたやつはなかったけどめちゃくちゃ面白い!ってなったやつは少なかったかも。前号のレンジが40〜100点とするなら今号のレンジは60〜90点ぐらい。
◎=めちゃくちゃ面白かった。長編も読みたい
◯=面白かった
△=頑張って読み切ったけど合わなかった/面白くなかった
以下ネタバレあり
△宮島未奈/ようこ蘇!平安部
成瀬はあまり好きになれなかったから挫折するかと思ったけどなんとか読み切れた。もとの作品読んでないとキャ -
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定期購読を始めた小学館の文芸誌『GOAT』も、今回で第4号になるのだそう。今号のテーマは「食」。
まずは知っている作家さんから読み始める。それから知らない人だけれど、タイトルや冒頭の書き出しが気になった作品にも目を向けてみる。そんな小説やエッセイを読んでいくうちに、いろいろな食材や料理が次々と登場してお腹も空いてきた。
カラフルな色のページは、食材を使った紙を採用しているんだとか。付録にはゴート君のほか、おにぎり、卵焼き、お箸などの切り抜きの栞があるのも楽しい。
巻末には辻村深月さんの新刊『ファイア・ドーム』冒頭部分の抄録が掲載されていて、同作に対する興味が一気に高まった。紙か電子で読ん -
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小説が好きな山内マリコの、すこし昔のエッセイ。
うー、わかるわかる!
一緒にいる時間が長くなっていくと、どうしたってどこかに不平等感が出てくるよね。
個人的に、マリコが皿洗いしていざ!となってるところに旦那さんが帰ってきて、料理していいとこ取りされた感が面白かった。わかるぞ!
それにしても、旦那さん文章うますぎないか?
彼の文章で、彼からの視点も見ることで、(加湿器の補充とか各種メンテとかは僕だけがやってる!とか)うちも、私ばっかり!と思ってても、夫にも同じだけ言い分あるだろうなーとか思った。
夫は他人ということを忘れず、慈しみ合って過ごしたい… -
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8人の地方女子を描いた短編集。その全てのパートに登場するのがモテ男の椎名だ。人懐っこい性格で運動神経も良く、さらに高身長でイケボの椎名は、田舎での退屈な日常から脱出したい女子たちにとって憧れの存在だった。
ところが、椎名はここではないどこかへと連れ出してくれる王子様ではなかった。高校卒業後はパッとしない生活を送り、結局故郷に戻って結婚し、田舎のおっちゃんとして生きている。
この椎名の姿は、結局何者にもなれずに地元に落ち着く彼女たちの行く末を暗示しているようにも思われる。
しかしそうだったとして、決して彼女たちが不幸だとは思えない。都会のカルチャーがキラキラして見えるのは学生時代のいっときだけで