あらすじ
沖縄で買ったやちむん、大人のときめきパジャマ、ギャルっぽくない下着、ちょっと高価な傘……
欲しいものがいっぱい! 女子垂涎のお買い物本
週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」が書き下ろしを追加して一冊に!
山内さんが選ぶ「長く愛せるもの」が満載です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Twitterで見かけて気になり購入。
わたしも買い物が大好き(というか田舎&貧乏育ちの反動かも?)なので、タイトルの"お伊勢丹より愛をこめて"がどストライク。こんなに"読みたい!“と思う本には久しぶりに出会いました。
ライトなエッセイなので数時間で読み終わるボリュームですが、一品一品に対する著者の情熱がすごいし、毎回素敵なお品なので同じページを何度も読み返したりすることもあり、じっくり数日にわたって読みました。
著者の好みが被っているところもあれば、そうでないところもありますが、この本、人様のクローゼットを覗いているようでとても楽しい!女性なら、子供時代、友達と筆箱の中身を見せ合いっこした経験が少なからずあると思いますが、それを通ずるものもあるような。もちろん、こちらの持ち物を著者に見せることはできませんが、各トピックスごとに、そうそう!あ〜わかる!これいいな〜!などと心が動き、なんだか双方向に繋がっている気分になります。
大量生産大量消費の時代にあって、この本に出てくるお品はどれも少し贅沢品。
だけれど、どれもこれも著者のこだわりや愛が感じられて、ああわたしもこういう買い物がしたい、と強く思いました。
ニットのお手入れのページでは、自分の日頃の行いをひどく反省。
たくさんものを持つことが悪いわけではないですが、この著者のように大事にできる範囲で買い物を楽しむ、それが良い消費者の姿勢かなと思いましたし、そうなりたいです。
山内マリコさんの本は初めて読みましたが、文がさっぱりしていて読みやすいですね。他の本を読んでみたいです。
Posted by ブクログ
「うんうん、わかる!そんな気持ちなの!」と共感だらけでした。そして散財しながらもマリコさんのおしゃれ&物を大切にする姿勢、本作を読むまで知らなかったブランドやアイテム、そして豆知識など女子の好奇心をキラキラと満たしてもらいました。かわいい挿絵もページをめくる楽しみになります。
Posted by ブクログ
センスが良い人はこういうブランドを選んでいるのだなという感嘆と、纏わるエピソードに親近感を覚えた。清水の舞台から飛び降りる思いで買ったものも、気軽なスナック感覚で手に入れたものにも全て物語があって、それぞれ手に取るに至った自分の気持ちを大切にしたい。消費活動にはマイナスなイメージが付きやすいけれど、それがきっと人生の彩りになる。心の栄養になって、私という人間を構成する要素の一つになる。友人の買い物に付き合ったようなワクワクした気持ちになれる著書。
Posted by ブクログ
買い物がしたくなる本。
試着の時は良くても改めて履くとなんか違うジーパンなど、読んでいてわかるわかる、という気持ちになる。
連載を文庫化しているため、一つの章が短く読みやすい。
よく旧Twitterなどで流れてくるwhat’s in my bagなどを見るのが好きな私にとっては、他人のお気に入りのものを背景も含めて知るのはとても楽しい。私自身が買って良かったものってなんだろうと思った。
年末ということもあり、断捨離しながら必要なものについて整理して書いていくのもよさそう。
気になって調べたが、ナオト・インティライミみたいな名前のランジェリーブランド「シュット!インティメイツ」は2024年にブランド終了とのこと、残念。
靴には「裏」を貼ること知らなかった。
Posted by ブクログ
◾️record memo
いつか社会と折り合いをつけなきゃいけない日が来るかもしれないけど、できるだけ抗って生きてくれ。
30代からの買い物テーマ、値は張るけどいいものをちょっとずつ買い集めていくのは、とても楽しい。
この5000円はときめき代だ。
あれから3年、わたしは変わった。一日の大半をパソコンに向かって仕事する、働く女性になったのだ。
なぜ急にオーガニックに凝るようになったかというと、これはおそらく、原始的にできているわたしのヤワな体が、男性仕様のタフな社会に適応して働くうちに、自然を欲するようになったんじゃないかと分析している。たとえるなら、シベリアンハスキーや土佐犬向けのフィールドに放たれたチワワみたいな感じ?「?」もなにも、体力のなさにおいてわたしは断言できる。われはチワワなり!
リトルブラックドレスは、「女性が束縛から解放され始めた時代の自由なコスチューム」の象徴なのだ。
リトルブラックドレス着回し術を実践してわかったのは、すごく経済的だということ。着れば着るほど減価償却されていくのはもちろん、予定の前日に「着ていく服がない!」と騒ぐこともなくなって、心持ちが穏やかなのである。その心の余裕を、ちょっとした家賃並みのお金で、買ったんだと思っている。
年齢と懐具合と相談しながらちょっとずつ買い集めたものたちで、いまのわたしはできている。財布、傘、バッグ、手帳、靴、ジーパン、ヘアブラシ、机。自分が選んだもので、自分自身が形作られている。これは毎日の食事がその人を作っているのと同じこと。おろそかにしちゃいけない。今後は、手に入れたものを長く使うのがテーマ。
苦難のニート時代を経ているせいか、自分で働いて得たお金で、好きなものを買える喜びもひとしお。反消費でも消費礼賛でもなく、そこそこまじめな消費者でありたいと思っています。
Posted by ブクログ
エッセイはあまり読んだことがなかったけれど、とても私好みな内容で3時間くらいで一気に読みました!
すごく買い物したくなりました……(危険)
作者のような考えにかなり共感できるものがあり、いいもの、気に入ったものを購入し使ったり、目に入ったりするだけでその時の気分が上がるなら
それはある意味安い買い物なのではないかと思います。
いい物はそれなりに高いのは当たり前。
安いものが手軽に手に入るこの時代に適当に選ぶこともできるし安いものでも困らないけど気分が全然違います。
そのアイテムにより、行動力も変わると実感しているので今後もこのマインドで生きます!!笑
ビニ傘派だった私が3年前に高い傘を買ってから雨の日が楽しいです!
料理本を買ってどの料理を作ろうか選んで丁寧に作るというのが、作らなきゃという義務感や面倒臭い料理だったのが楽しみになってます。
読みながら☆4かなーって思ってたけどあまりにも私には合いすぎて☆5です!
1日1日を特別なものにしてくれる物や体験にお金を使って大切に生きていきたいです!
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面白かった!
本屋さんで目に留まり購入。
UGG、ミネトンカ、ドレステリアのパーカー、ジョンストンズのストール、ルブタン。
ルブタン店舗はトゲトゲでいっぱい。
2016年に出版されたとは知らずに購入したけど、その当時を思い出しながらクスっとなったし、長く愛用できる上質なものや心が躍るお気に入りなものを見つけて普段の暮らしの中にときめきをプラスするなど、色々と共感です。
30代に突入して今まで着ていた服が似合わない気がしてファッション迷子、持ち物迷子になる。
そしてまた40代になると、同じ現象がやってくる。
買い物とわたし〜40代編〜が読みたいです。
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買い物ひとつひとつも振り返ってみればこんなにも面白いエッセイになるんだなぁという発見。「イヤァオ!!!」、「高級バター&バターケース」、「本のバカ買い」。
Posted by ブクログ
お洒落な文章だが、ひとつひとつの物で話が区切ってあるので軽く読める。
物の購入の仕方や物についての価値観も考えさせられた。
カラーの挿絵と文章も相まって、上品な本という印象を受けた。
Posted by ブクログ
あ〜おもしろかった!さすが山内さんという、一気読させる文情と構成…ちょうど30代に差し掛かるわたしは少し感覚が分かりつつ、こんな感じになっていくのかぁと楽しみになる文章。イラストも素敵。山内さんの作品は肩の力を抜いて読めるので、時々挟んでいきたいな〜
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ときめきがつまっていて、でも親近感があって、読んでいて楽しいエッセイだった。ちょっと前の本だから、読んで気になった商品やブランドがちらほらなくなっていて悲しい、、
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どの話も共感しかない。山内さんも書いていた通りで、いまの私は、これまでに自分が買い集めたものたちでできている。だからこそ、これからはより一層、本当に必要で気に入ったものだけを選んで買い集めようと心に固く誓いました。
Posted by ブクログ
初めてのひとり海外旅行、機内なんかの空き時間に読む用に購入。
結果、めちゃくちゃぴったりだった!
深く考えずに読める、細切れに読んでも問題なし、旅行の非日常感を損なわない、ちょうどいい1冊になった。
堅実さと浪費家ぶりが良い塩梅に混在していて、共感できたり反面教師にさせてもらったりと楽しめた。
Posted by ブクログ
本を買うのはお花を買うのと同様‥自分にいいことをしている気持ちになる。
本のバカ買いしてみたい、本好きとしてすごく共感できた。
自分が選んだもので、自分自身が形作られている。そんな気持ちを忘れず買い物を楽しみたい。
Posted by ブクログ
テーマはとてもライトだけれど、山内マリコの独特な言い回しがクセになる。読んでいて楽しい。
最初開いた時、挿絵がカラー刷りなことに驚いた。
雑誌連載当初から挿絵はカラーだったが、モノクロで掲載されていたので、書籍ではなんとかカラーで載せられるように頑張ってもらったとのこと。
紹介されている物のイメージもわくし、何よりイラストのタッチがすごく可愛くて、この本こそ「買ってよかった物」になるなぁと思った。いい買い物した。
またエッセイ本出してほしい。
Posted by ブクログ
買い物は自分で自分を幸せにする方法だと思う。
ちなみに私は自分にご褒美が口癖です(笑)
トライ&エラーもしながら、素敵なものに出会いたい!お気に入りに囲まれたい!ひとつひとつに愛着が湧くようなエピソードたち楽しく読みました。
Posted by ブクログ
私も無類の買い物好き。好きな系統の服飾があるとすぐ手を出してしまうけど、長く物持ちを考えたり、これから未来の自分を考えた買い物を意識してみようと思いました。筆者のユーモラスさもあいまって読みやすいです!!同じく浪費癖のある方(特に女性)必見!
Posted by ブクログ
面白い!
お買い物エッセイを楽しく読むためには著者と同世代であることが大事だとしみじみ思いました。
何故か林真理子氏の本だと思い込んだまま2話くらい読んで、あれ?流石におかしくない?と思って表紙をみたら、全然違った。
『選んだ孤独はよい孤独』も面白かったから、いい買い物をしました(タイトル回収)
Posted by ブクログ
日々の食事が自分を作るように、日々の買い物が自分をつくる。なるほどなぁ。
自分と向き合うために、自分の買い物と向き合いたくなりました!とりあえず、久しぶりにお伊勢丹に行きたい。
Posted by ブクログ
プラダの財布から、クレールフォンテーヌのノート、LITTLE SUNSHINEのタオル、シルクの白シャツ、ルブタンの靴、バターケース、ボタン……とバラエティに富んだ買い物エッセイがとてもいい。
長く愛せるちょっといいものを買いたい、でもさすがに常識はずれの値段のものは買えない、いやそれでも……というせめぎ合いに共感。他人がものを買う話は楽しい。
Posted by ブクログ
山内マリコの本は『パリ行ったことないの』に続いて2冊目!
今回はお買い物エッセイ!
(それにしても、小説もエッセイもとても分かりやすいかつ読みやすくて万人ウケする文章だなと思う
他の本も読まなきゃだ)
お買い物エピソードって面白いよなあ
私は一緒に遊びに行った友達が買い物するのを見るのが好きだし、SNSでよくある購入品紹介も好き!
それが本でつらつら語られているわけですからたまらんです
で、この本は“買い物”ではなく“消費活動”とかしこまって言いたくなるような真面目な内容もありまして…
買うのは易いが捨てるのは難しい話とか、商品を買う行為はその商品を作っている会社を応援することである、とか…
日々の忙しさの中で買い物のことを深く考えることなんてないので、本を通して考える機会を得られたのはラッキーだったなと。
そして、冒頭の『安価な大量消費の20代が終わり、長く使える良いものが欲しい30代…」のところを読んで、自分ももうその移行期に片足を突っ込んでるんだなあと気づきました
安いしもうこれでいいや→失敗! みたいなことはほんま愚かだと思うし、失敗した買い物の総金額とか考えたくもない
なら各買い物の上限額をどれぐらい上げられるか、何にお金をかけるのかはまだまだ模索は必要そうです
買い物って人生だ
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お買い物エッセイは読んていてホント楽しい。その上この本はイラストも可愛い。気がついたら◯◯を買っていた、というフレーズが好き。ピッピの黒いウッドソールサンダルが素敵。
匿名
自分がまだ30代じゃないからか、大金持ちではないからか、ポリエステルの安い服は年齢に合わないという感覚や高くて質の良いものを何年も使うという考え方が無く、共感するところはあまりなかった。
出てくるブランドは知らないものが多く、ブランドや商品名を検索しながら読むのが楽しかった。検索結果に出てきたものはあまり好みとは合わなかったが、あと数年でこういうものに興味を持ったりするのかな〜と思いながら読んだ。
服の趣味以外にも、甘いものがあんまり好きじゃないところやネイルを全然しないところが、自分とは正反対で面白かった。
Posted by ブクログ
山内マリコさん、お名前と書影は書店でよく目にしていて、そのうち読みたい作家の一人。旅先の書店で、普段、手に取らない系の本を買ったろと思って手に取ったエッセイ。お買い物エッセイ、はまる人とはまらない人、きっぱりすっぱりわかれるんだけど、はまったな。年が近いというのもあるんだろうけれど、買い方が好きだ。何かと理由をつけて買う感じだったり、買ったものをあれやこれやと考察するあたりが嫌味なくて気持ちよかった。後半の書籍絡みは気になるものが多くて、読みたいリストが更新された。
Posted by ブクログ
お買い物系のエッセイは大好きでわりとよく読みますが、特にこの本は自分にとって身近なものが多かったです。ロンシャンのトートバッグ(私は持っていないけれどよく見かけるので馴染みがある)、かわいいパジャマ(私はTシャツとリラコで寝るけれどお店で見て憧れはある)などなど。
朝はこのように興味深く読んでいましたが、帰りは体調不良も相まってパラパラと流し読みしました。でも面白かったです。ほんとに、身近な人って感じがしました。
Posted by ブクログ
今はどんなものを買っているか気になった一冊。わたしはケチな方なので、大きい買い物は石橋を叩いて(=調べて)買わないことが多い人間です。だからこそ、みなさんの「好き」ってどこが好きポイントなんだろうと興味があります。1つずつの紹介は短めなのでスキマ時間にちょこちょこ読める本です。ただ、2016年発売の本なので、本書を読んで興味が出ても同じものを買えない可能性があります。今、著者はどんなものを買っているのか気になりました。
■お伊勢丹は意外と出てこない
タイトルから伊勢丹とのコラボエッセイなのかと思ったらそうではありませんでした。「伊勢丹でお買い物」って素敵な雰囲気ワードです。ネットショッピングできる時代にもまだ高級な響きがあるなと思いました。
■イメージで服を買ってみたい
骨格診断をすると、そのイメージが好きでも自分には似合わないことがわかります。だから、わたしは似合う服とされるものしか興味がなくなってしまいました。そんな自分とは対称的に好きな女優さんについて語るイベントで即席でイメージにあう服を買えるなんてセンスあるなと思いました。
■トイレに小物?!
確かにインテリア雑誌などでおしゃれなお家にあるのはセンスある小物。わたしの実家の例ですが、まぁホコリが溜まるんですよね。それを動かしながら掃除することの面倒なこと(ズボラ)。さくらももこさんも旅先でセンスある小物を買っていましたが、著者もズボラといいつつ、小物のきれいさを保てるタイプの方なのでしょう。
Posted by ブクログ
まさに読者層として設定されている一人として手に取る。消費ではなくて、充足としての「お買い物」を一つでも多く経験したいな、と思う。たとえちょっぴり高くても、いいもの、ときめいたものを大切に長く使うこと。そのほうが、豊かな気がするから。
Posted by ブクログ
買い物エッセイ。
読んでいて分かったのは、モノの良さと値段は比例するということ…!
年齢を重ねると、確かに金額の高いものが欲しくなるよねというあるある
とても短いエッセイがたくさん詰まっていた!