【感想・ネタバレ】買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめてのレビュー

あらすじ

沖縄で買ったやちむん、大人のときめきパジャマ、ギャルっぽくない下着、ちょっと高価な傘……
欲しいものがいっぱい! 女子垂涎のお買い物本

週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」が書き下ろしを追加して一冊に!
山内さんが選ぶ「長く愛せるもの」が満載です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

◾️record memo

いつか社会と折り合いをつけなきゃいけない日が来るかもしれないけど、できるだけ抗って生きてくれ。

30代からの買い物テーマ、値は張るけどいいものをちょっとずつ買い集めていくのは、とても楽しい。

この5000円はときめき代だ。

あれから3年、わたしは変わった。一日の大半をパソコンに向かって仕事する、働く女性になったのだ。

なぜ急にオーガニックに凝るようになったかというと、これはおそらく、原始的にできているわたしのヤワな体が、男性仕様のタフな社会に適応して働くうちに、自然を欲するようになったんじゃないかと分析している。たとえるなら、シベリアンハスキーや土佐犬向けのフィールドに放たれたチワワみたいな感じ?「?」もなにも、体力のなさにおいてわたしは断言できる。われはチワワなり!

リトルブラックドレスは、「女性が束縛から解放され始めた時代の自由なコスチューム」の象徴なのだ。

リトルブラックドレス着回し術を実践してわかったのは、すごく経済的だということ。着れば着るほど減価償却されていくのはもちろん、予定の前日に「着ていく服がない!」と騒ぐこともなくなって、心持ちが穏やかなのである。その心の余裕を、ちょっとした家賃並みのお金で、買ったんだと思っている。

年齢と懐具合と相談しながらちょっとずつ買い集めたものたちで、いまのわたしはできている。財布、傘、バッグ、手帳、靴、ジーパン、ヘアブラシ、机。自分が選んだもので、自分自身が形作られている。これは毎日の食事がその人を作っているのと同じこと。おろそかにしちゃいけない。今後は、手に入れたものを長く使うのがテーマ。

苦難のニート時代を経ているせいか、自分で働いて得たお金で、好きなものを買える喜びもひとしお。反消費でも消費礼賛でもなく、そこそこまじめな消費者でありたいと思っています。

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2024年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を買うのはお花を買うのと同様‥自分にいいことをしている気持ちになる。
本のバカ買いしてみたい、本好きとしてすごく共感できた。
自分が選んだもので、自分自身が形作られている。そんな気持ちを忘れず買い物を楽しみたい。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お買い物系のエッセイは大好きでわりとよく読みますが、特にこの本は自分にとって身近なものが多かったです。ロンシャンのトートバッグ(私は持っていないけれどよく見かけるので馴染みがある)、かわいいパジャマ(私はTシャツとリラコで寝るけれどお店で見て憧れはある)などなど。

朝はこのように興味深く読んでいましたが、帰りは体調不良も相まってパラパラと流し読みしました。でも面白かったです。ほんとに、身近な人って感じがしました。

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2024年09月29日

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