山内マリコのレビュー一覧

  • あのこは貴族

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    ネタバレ

    初読み作家だがかなり面白い。
    成金とは一線を画すホンモノである華子が苦労しながら婚活し、結婚、その後を描くストーリー。
    私は社会人からの上京のため本当の貴族との接点はおろか見たこともないが、これだけ高く描かれている解像度から察するに本当に慶應内部生と言われるような無意識に狭い輪の中で生きる人がいるのだろうと思った。

    婚約者の幸一郎の本音で語らず自分の都合の良きようにコントロールしようとする雰囲気や、上京して東京という土地に縋りつこうとした美紀の一挙手一投足にリアリティがあり、かつテーマがしっかりした一冊だった。

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    2026年07月29日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    58歳陽子専業主婦。夫には文句を言われ、家を離れた息子にLINEを送ってもろくに返事が来ない。息子が連れてきた彼女が言った言葉から、自分がいかに蔑ろにされてきたか気づく。

    なかなか面白かった。息子の彼女のみやちゃんがいい。自分の考えを持ち、いいものはいいとちゃんと言う。

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    2026年07月29日
  • あのこは貴族

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    生まれつき松濤に住む上流階級で箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。地方出身で猛勉強の末に慶應大学に入学し上京、しかし父親の失業で学費が続かず、夜の世界で働くも中退、自由に生きている美紀。すべて真逆の二人の女性が一人の男性(幸一郎)を巡り物語が展開してゆく。

    華子は家柄のよい幸一郎と結婚するが、自分について興信所に調べさせたり、嫁いだ家の窮屈なしきたりや、政治家を目指す夫の姿に違和感を抱き、自分の意志で離婚を決意し、家を出る。

    また美紀の半生を描く章では、慶應大学のキャンパス内で我が物顔で貴族のように振る舞う内部生たちを見てびっくりするシーンが印象深い。

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    2026年07月27日
  • あのこは貴族

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    この作者の本は初めて読みましたが、裕福な育ちなんだろうか。それとも上京して苦労した人なんだろうか。私はどちらでもないのに、描かれている様子がどっちの立場も目に浮かぶようなリアリティがあって面白かったです。アラサー女子のよくある婚活のお話かと思いきや、もっと深い、女性の幸せについて考えるお話だと思います。

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    2026年07月25日
  • 東京23話

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    ネタバレ

    23区の特徴を楽しく書いてあって面白かった
    2017年の本だから、今読むと「あの建物はないな、その建物には触れてないのか(できてないから)」となるのも興味部深かった!

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    2026年07月23日
  • GOAT Summer 2026

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    このボリュームでこの値段は安すぎる!!

    チャーハン偏愛おもしろかった!
    一番最初に気になって読んで、執筆者を知って驚き!
    ちょっと人と違う感性を持ってる人って、なんだか惹かれるんだよな〜。

    俵万智さんとコラボのページも良かった。
    サラダ記念日を読んでいるかのようだった。

    活版印刷を発明したグーテンベルクはワクワクが止まらなかったに違いない!
    書物を身近な存在にしてくれてありがとう!と伝えたい。

    辻村さんのファイアドームが気になりすぎる!!

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    2026年07月14日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    58歳の専業主婦・陽子さんの平穏な日常は、息子が連れてきた彼女・みやちゃんによって一変する。

    夫に従順でひたすら家事をこなしてきた陽子にとって、みやちゃんの言動には驚かされるが、納得できると…。

    結局、息子と結婚すると思っていたのにみやちゃんからお断りしたという内容に、今の時代はそうだよなぁと言わざるを得ない。

    そんなふうに一人息子を甘やかしてきた自分に非があるのだとわかっていても…
    今更なのである。

    夫に対してもそうで…
    遂には言ってしまった一言で…
    あわや離婚かに思えたが…


    夫の顔色をうかがい、黒子として徹してきた30年間を無駄にすることなく、上手く逆転させ、お互いに不満を持つ

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    2026年07月08日
  • GOAT Summer 2026

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    前号より小説が特集のテーマに沿ったものが多い印象。エッセイでは角田光代のたこ焼き修行が面白かった。あとは腐れチーズ探しの旅とかチャーハンを箸で食べる話とか。

    小説は途中で読むのやめたやつはなかったけどめちゃくちゃ面白い!ってなったやつは少なかったかも。前号のレンジが40〜100点とするなら今号のレンジは60〜90点ぐらい。

    ◎=めちゃくちゃ面白かった。長編も読みたい
    ◯=面白かった
    △=頑張って読み切ったけど合わなかった/面白くなかった

    以下ネタバレあり

    △宮島未奈/ようこ蘇!平安部
    成瀬はあまり好きになれなかったから挫折するかと思ったけどなんとか読み切れた。もとの作品読んでないとキャ

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    2026年07月03日
  • あのこは貴族

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    最近山内マリコさんの本が好きで、映画を見る前に原作を読んでおこうと思って手に取った。
    読み終わって、すっきりした。清々しい気持ちになった。

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    2026年06月24日
  • あのこは貴族

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    すごく勇気をもらえる作品
    女同士のドロドロとか、敵対とかそんなんじゃなく、女として生きる勇気を自然ともらえるような作品でした。
    「女同士の義理」か。

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    2026年06月23日
  • GOAT Summer 2026

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    表紙の色や手触りが好み。興味のあるテーマなので、だいたい全て読み切った。文字色が薄くて読みにくい作品は未読・・・もう少し読みやすい色合いにして欲しい。

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    2026年06月15日
  • ここは退屈迎えに来て

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    イオンモールを歩くくらいしか週末の暇の潰し方がわからないような田舎の、ロードサイドのスタバでこれを読んだ。
    田舎で生まれると、簡単に「ここではないどこか」=都会=東京or大阪みたいに、行くべき場所が明確なことはある意味恵まれているのかもなと思った。

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    2026年06月14日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    入院中で外に出ることができないため、作者の買い物に同行しているような気分になりました。
    退院したら、自分の身の回りのものと一つ一つ向き合い、自分が熟考して選んだものの中で生活したいと思わせてもらった1冊でした。

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    2026年06月11日
  • GOAT Summer 2026

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    定期購読を始めた小学館の文芸誌『GOAT』も、今回で第4号になるのだそう。今号のテーマは「食」。

    まずは知っている作家さんから読み始める。それから知らない人だけれど、タイトルや冒頭の書き出しが気になった作品にも目を向けてみる。そんな小説やエッセイを読んでいくうちに、いろいろな食材や料理が次々と登場してお腹も空いてきた。

    カラフルな色のページは、食材を使った紙を採用しているんだとか。付録にはゴート君のほか、おにぎり、卵焼き、お箸などの切り抜きの栞があるのも楽しい。

    巻末には辻村深月さんの新刊『ファイア・ドーム』冒頭部分の抄録が掲載されていて、同作に対する興味が一気に高まった。紙か電子で読ん

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    2026年06月10日
  • GOAT Summer 2026

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    GOATを買うのは初めてでしたが、この値段で、いいのだろうかというくらい盛りだくさんで楽しかったです。
    ファイア・ドームの冒頭を読みましたが、続きが気になる!! なるほど、いい宣伝になりますね。
    次号も楽しみです♪

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    2026年06月09日
  • あのこは貴族

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    前々から気になっていて、一度映像作品に手を出したけど途中離脱してハマらず、、
    そうとくれば小説からいこうと手に取った。
    想定していた物語とは全く違った。
    育ってきた環境によって当たり前が違う、ということ。
    それは歳を重ねるごとにより一層人間関係に否応にも影響することを実感する。

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    2026年06月05日
  • あのこは貴族

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    東京の由緒正しい家庭で生まれ育ち、生粋の箱入り娘の華子。田舎から上京し、苦労をしながらどうにか自分の足で踏ん張ってきた美紀。単純な二項対立の話のように聞こえるが、とても面白かった。
    2人の主人公を取り巻く友人たちの描写もリアルで、女性なら誰しも共感できるポイントがあるはず。

    歳を重ね、自身の見た目や取り巻く人や環境が変わっていっても、自分の持つもので幸せを見つけていきたいと強く思えた。

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    2026年06月03日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    「あの子は貴族」を読んで、山内マリコさんとはなんだか気が合いそうだ!!とときめき、お買い物エッセイなんて読まずにはいられない!と速攻読みました

    結果、とっても面白かったです。
    お買い物はその人の美学が詰まってるので、何を買ったかよりもどうしてそれを買ったのかを知ると価値観が広がっていいですね。

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    2026年05月31日
  • 逃亡するガール

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    ネタバレ

    富山が舞台の話を読みたくて借りた1冊。
    なんでもない女子高生の日常かと思いきや、世界史や能登半島地震へと話がつながっていって驚いた。

    富山駅周辺の観光スポットがたくさん出てくるので
    旅行したときのことを思い出して懐かしくなった。

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    2026年05月31日
  • あのこは貴族

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    家柄も全てが整っているお嬢様と、大学で上京しても、金欠で大学を中退してしまった女性の2人が織りなすストーリーは、内容も濃く、物語の中に入りやすかったです。
    全て整っているのに自立心が欠ける華子と、内部生に憧れからくるコンプレックスを抱えている美紀が、それぞれの無いものを抱えながら、1人の男に魅了され、それから自立していく様は、現在の女性の心情にも当てはまる部分が多いのではと思いました。

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    2026年05月30日