山内マリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編小説やエッセイ、コラムなど多様なかたちで書かれたお話が詰まった、女性による女性に捧げる本。
昭和〜令和に生まれ、生きる様々な女性が登場し、「女性とは」という世間からの呪縛を解き放って生き生きと、でも時には悩みながらも前へ進んでいく姿が描かれていてすごくワクワク出来る本だった。
特に、昔のフランス映画や雑誌などに登場するファッションスターへの憧れをもつ女の子の話が度々出てきて、自分がどうだったかというよりは、そういうキラキラした憧れを胸に秘めている女の子って可愛いな、大人になってもあのトキメキを忘れないでいられたら、きっと前を向くことにビビらずにいられそうだな、と読みながら笑顔になれた。 -
Posted by ブクログ
ロードサイド小説、というものを意識して読んだことがなかったけれど、あまりの解像度の高さにグサグサ刺されながら読んだ。
地元の、大きな国道に家電量販店やニトリやファミレスが並ぶあの光景が眼前に蘇る。
少し車を走らせればなんでも揃っている、けれども退屈。じゃあ都会に行けば全てが叶うのかと言われればそうでもなくてみじめな思いをすることもある。自分が生きていく街、生き方を模索しながら24号線に思いを馳せる。
この本を読まなかったら絶対思い出さなかったであろう記憶がわんさか出てきて、退屈だと感じていたあの頃あの場所も案外悪くなかったな、と思った。地方で育ち東京で働き、これからまた地方都市に戻ろうとし -
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Posted by ブクログ
8話の短編で各話主人公は違うが、同じ世界で登場人物達が繋がっている。1話進むごとに少しずつ過去に戻る構成が面白い。
地方で育ち、都会に憧れて出ていった私には他人事と思えない話が多かった。
「田舎が嫌いだけど、都会にも馴染めなかった」
この人たちの居場所ってどこなんだろう。自分もどこかで諦めて地元に戻っていたらこうなっていたのかな?と考えさせられた。
だけど、Uターンすることなく都会で暮らし続ける私からすれば「迎えに来て」と受け身な考えをする人は絶対都会には合わない。そんなモヤモヤがこの作品の面白さだったのかもしれない。
地方都市で暮らす人達の心情がすごくリアルで刺さった。山内マリコさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ花いちもんめとか体育の時間のペアを組みましょうはすごく苦手だった。だって私も選ぶ側ではなく、選ばれる側だったから。
学生時代それぞれ楽しかったはずだけど、今でも繋がってる人って片手で数えられるくらい。
みんなどこに行ったのだろうか。
小学生の時はフルネームで親に紹介していたな。
女性は差別される側だと書かれていたけど、それでも自分の人生を諦めたくない。
仕事も頑張りたいし、子育ても頑張りたい。
登場人物がリレーのようにお話を紡いでいって、最後元に戻ってきたと分かった時はすごくすかっとした気持ちになった。
各年代で共感ポイント多すぎるし、年代や人によって書き方が違っているのももっと読みたい -
Posted by ブクログ
様々な年代の女の子・女性たちの友情と生き方がテーマ。その時々で熱中していたものや降りかかってくる問題が"あのころの私たち"的目線で描かれていてどこか懐かしい。
当時はあんなに仲良かったのに気付けば疎遠になっていたり、価値観や話が合わなくなったり。お互い自分の人生を歩んでいたら当然のことでもあるけど、いつから?どうして?と寂しくもある。
ライフイベントによって、男性よりも人生が大きく変わりやすいのが女性。ある一定の年齢になると女性たちは自分が差別される側であることに気づく(=若いうちは、母親やいろんな人が盾になって、肩代わりしてくれていた)。←ここ結構はっとした。
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