山内マリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・離婚なんてダメだけど、でも離婚したいときにできるだけのものは、ちゃんと持っておかなきゃね
かわいい結婚はやすらかな絶望のなかにある
友だちと話すとき、結婚できるかどうかの話が挙がる機会が多くなった、体感。私たちはなんとなく、結婚=女の人の幸せという強迫観念にかられている。ある程度は憧れていて、ある程度は諦めている。
そういえば私が、中高かろうじて勉強をしていたのは、一人で生きていかなくてはならない、と思っていたからだった。かわいさは武器にならないから、私のことは私が養わなければならない。
これを言ったら笑われたけど、当時はとても本気だった。ネットではこういう女の子、何人かみかけた。可愛い -
Posted by ブクログ
曽我氏みたいな自分が傷つかないポジション取りをして会話する人いるよね…
春子がそれに屈しなかったときはスカッとしたけど、春子は恋人がいるというカードを手に入れるために曽我氏とデートするようになってしまうし、きっとそんなことも見透かされていて春子の方が立場が下。
最後のシスターフッド的な展開は、いや現実だとそんなうまくいくかなあとも思ったけど、それでも山内マリコさんは徹底的にわたしたちの味方なんだと思えて嬉しい。
少女ギャング団も可愛かったな。女子高生ってだけで楽しかったよね。普段は喋らないタイプの子ともなんでか一緒に遊ぶみたいなイベントがときどき発生して、普段は喋らないのに、なぜかそういう -
Posted by ブクログ
ジャンプとマガジンとpspで育った人間が、決して逃れられないセンスのようなものが、いつのまにか自分の中に染み付いて、呪いのようにそこから出られない。
春子の話なんて誰も聞かない。春子が言わないから。
小さな毒を摂取してやりたくなったのだ。
あの日々は何だったんだろう。
あの人は誰だったんだろう。
似たり寄ったりな方向性のまちづくりや村おこしによって再び画一化されていく皮肉な展開
どの女の子も居場所がなくて寂しがって、どうしようもなくなってたけど、最後に女同士でつよく手を握り合ってた。
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アズミ・ハルコの表情は、昨日の夜と打って変わって、全然寂しそうじゃなかった。それど -
Posted by ブクログ
山内さんの本は2冊目。こちらは、東京23区の歴史が、それぞれの区が語り手となり、綴られた一冊。それぞれの句の特徴を捉えいる。口調も変えていて、ユーモラス。新鮮で面白い。勉強にもなるし。
私はずっと市民だけど、生まれも育ちも東京だし、勤務先はずっと区内。
やっぱりそれぞれの場所に思い入れがあるし、キラキラとした都心は刺激ももらえるし、心も躍る。なんと言ってもこの国の最速の情報発信地だし、日本の文化や芸術がギュッと詰まってる。なんでも揃っていて便利。やっぱり大好きな街です。(と言っても、苦手なエリアもたくさんありますが…)
今年開催される東京オリンピックの