山内マリコのレビュー一覧

  • マリリン・トールド・ミー

    Posted by ブクログ

    人が人を揶揄するとき、その裏側には必ず満たされない自分が
    存在していると思うのです。最近見た事例だと
    ・20歳で子供を産むのは馬鹿すぎる
    →自分が若い時期に恋愛でモテずにいたことへの当てつけ。
    ・あの人は恩義よりも金でチームを選んだ
    →経済的に十分満たされたおらず、稼げる選択をした人への軽蔑。

    もっと私たちは自分を満たすことにもっと集中すべきだと思う。
    それこそが誰にもとやかく言われない過ごしやすい社会になるのかなって。
    その自分を満たすというのも難易度が高いという件はあるのだが、
    たとえ失敗しても向き合って、挑戦し続けて、手を伸ばし続けた先に
    挑戦する前とは違った感情が生まれるのかなって思

    0
    2024年12月30日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

    Posted by ブクログ

    お買い物エッセイは読んていてホント楽しい。その上この本はイラストも可愛い。気がついたら◯◯を買っていた、というフレーズが好き。ピッピの黒いウッドソールサンダルが素敵。

    0
    2024年12月23日
  • ラブソングに飽きたら

    Posted by ブクログ

    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

    0
    2024年12月20日
  • 結婚とわたし

    Posted by ブクログ

    リアルな同棲、結婚生活が面白かった。自分も体験したら、共感できるところが多いんだろうなぁ。家事の分担や日常の小さなことを、ぶつかりながら話し合いながら二人のルールを作っていくのが、すごいなぁと思った。溜め込まず、不機嫌で相手に察してもらおうなどとせず、真っ直ぐにちゃんと相手に伝えている(受け入れられるかは別として)コミュニケーションの取り方が学びがあって、こういう関係性の二人なら一緒にいることを続けられるんだな、と思った。人と一緒に住む前に読み返したい。

    0
    2024年12月14日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

    匿名

    購入済み

    自分がまだ30代じゃないからか、大金持ちではないからか、ポリエステルの安い服は年齢に合わないという感覚や高くて質の良いものを何年も使うという考え方が無く、共感するところはあまりなかった。

    出てくるブランドは知らないものが多く、ブランドや商品名を検索しながら読むのが楽しかった。検索結果に出てきたものはあまり好みとは合わなかったが、あと数年でこういうものに興味を持ったりするのかな〜と思いながら読んだ。

    服の趣味以外にも、甘いものがあんまり好きじゃないところやネイルを全然しないところが、自分とは正反対で面白かった。

    0
    2024年12月12日
  • きもの再入門

    Posted by ブクログ

    私も20代にどっぷりアンティーク着物にハマったクチなのでわかるな…プレタは買わなかったけど、あの箪笥あけるの気が重すぎる。再入門する日くるかしら

    0
    2024年11月11日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

    Posted by ブクログ

    山内マリコさん、お名前と書影は書店でよく目にしていて、そのうち読みたい作家の一人。旅先の書店で、普段、手に取らない系の本を買ったろと思って手に取ったエッセイ。お買い物エッセイ、はまる人とはまらない人、きっぱりすっぱりわかれるんだけど、はまったな。年が近いというのもあるんだろうけれど、買い方が好きだ。何かと理由をつけて買う感じだったり、買ったものをあれやこれやと考察するあたりが嫌味なくて気持ちよかった。後半の書籍絡みは気になるものが多くて、読みたいリストが更新された。

    0
    2024年11月10日
  • あのこは貴族

    Posted by ブクログ

    女同士の義理が良かった。
    自分がモヤモヤと考えていたことが言語化されていた。結婚は弱みを握られることという言葉が特に印象的だった。

    0
    2024年11月07日
  • さみしくなったら名前を呼んで

    Posted by ブクログ

    読み終わった後、なんとなく気持ちがスッキリしない。
    どうしてこんなに人間の外見にこだわるのかが引っかかり…。
    あまり残る話がなかったが、「孤高のギャルの小松さん」の小松さんの初恋エピソードは、映画のようにその情景が浮かんだ。

    0
    2024年10月26日
  • マリリン・トールド・ミー

    Posted by ブクログ

    コロナ禍に入学した大学生杏奈の話。
    ファンタジーかと思っていたらだんだん現実に。
    何か大きな出来事があるわけではない。だからこそ日常の誰かの発言とか態度が異常に気になってしまう。どうしていいかわからないながらも手探りで少しずつ進んでいく様子がいい。
    ちょっとしたきっかけでマリリンモンローに興味をもつ。いろいろ方面から調べる。思った以上に深い。昔の話で済まされることではないのだ。

    0
    2024年10月09日
  • マリリン・トールド・ミー

    Posted by ブクログ

    友達なし、恋人なし、お金なし。上京直後にコロナ禍に見舞われた大学生・瀬戸杏奈。孤独を募らせる彼女のもとに、ある夜、伝説の大女優から電話がかかってきて――。運命突破系青春小説!

    私はコロナ禍が始まったときすでに学生は卒業していたが、ある意味若くて仕事にプライベートに満喫したい場面で職業柄最も我慢を強いられたし緊張の連続でストレスはすごかった。だから杏奈の閉塞感は痛いほど分かるし、ましてや一人暮らしの学生ならなおつらかっただろう。マリリンからの電話というファンタジーから始まるものの、後半は学術論文に着地するので結構硬派だ。もう少し二人の会話を楽しみたかった気持ちもある。フェミニズムに対してどんな

    0
    2024年10月06日
  • 選んだ孤独はよい孤独

    Posted by ブクログ

    カツセマサヒコさんの書評を読んだ際、いろいろつながった。現在の男たちが孤独に怯えながら、社会的な男らしさも求められる物語に感じた。感情がわからないこと、情けないことを隠すことを世間は見抜いてということが伝わってくる。自分の反省も込みで、そんな男たちに優しく寄り添ってくれる物語集だと思う。

    0
    2024年10月06日
  • マリリン・トールド・ミー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の大学生、瀬戸杏奈が
    コロナ渦に大学生になって上京し、
    一人暮らしの部屋に置いていた
    電話からなぜかマリリンモンローから
    電話がかかってきた。
    そこからマリリンモンローに興味が沸き、
    論文のテーマにマリリンモンローを起用する話。

    フェミニズムとか、いろんなテーマが盛り込まれていて
    個人的には少し根本的なストーリー展開が
    見えなかった印象。

    マリリンモンローは本来は世間に知られているような
    セクシー路線?を希望していなかったとのことで
    わずか36歳で亡くなっていたんだということも
    知らなかった。

    芸能人や有名人って、本来の自分の姿をは異なる
    偽りの姿を世間に見せているものなんだと思う

    0
    2024年10月02日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お買い物系のエッセイは大好きでわりとよく読みますが、特にこの本は自分にとって身近なものが多かったです。ロンシャンのトートバッグ(私は持っていないけれどよく見かけるので馴染みがある)、かわいいパジャマ(私はTシャツとリラコで寝るけれどお店で見て憧れはある)などなど。

    朝はこのように興味深く読んでいましたが、帰りは体調不良も相まってパラパラと流し読みしました。でも面白かったです。ほんとに、身近な人って感じがしました。

    0
    2024年09月29日
  • 東京23話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    街を擬人化して書かれたオムニバス。
    歴史的に知らないことも多く、
    軽いタッチで読めるのは面白かった。

    0
    2024年09月12日
  • 選んだ孤独はよい孤独

    Posted by ブクログ

    「“男らしさ“に馴染めない、不器用で情けなくも、愛すべき男たち。」
    これってそんな本だったの?この本の紹介文を知らないまま読み進めたが、読み終えた後の印象と合わず違和感。彼らが味わっている孤独は男性らしさに馴染めないから生まれているものでもないと思うし、世に蔓延る男性らしさと自分が合わない自覚もなさそうで愛らしいなと思える話は一つもなかった。
    不規則な構成になっている点も相まって?気持ち悪い読後感なのが正直なところ。

    0
    2024年08月26日
  • 結婚とわたし

    Posted by ブクログ

    旦那さん側の主張も掲載されているのは新鮮。お互い様な感じが、むしろ健全な結婚生活だなーと感じた。

    家事の比重で、男女問わず態度や発言まで変わってしまう点は興味深い。

    連載当時より更にジェンダーの問題が複雑化し、SNSで話題になりやすい現代で、筆者と旦那さんが何を語り合うのかも、機会があったら読んでみたい。

    0
    2024年08月23日
  • さみしくなったら名前を呼んで

    Posted by ブクログ

    多くの作品が映画化されている山内さん。
    著作を読むのは初めてかも。
    『ここは退屈迎えに来て』とか『あのこは貴族』とか。映画も見てないのあるから見たくなった。

    雰囲気とかキャラの描き方とか結構好きかも。
    何となく、パッと取った感じで、あ、好きそうって何となく分かった。

    特に「人の思い出を盗むな」が好き。
    いいね、この感じ。ちょっと分かってしまう自分もいる。
    人の思い出の話からここまで来ると、笑ってしまうくらい。

    0
    2024年08月21日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

    Posted by ブクログ

    今はどんなものを買っているか気になった一冊。わたしはケチな方なので、大きい買い物は石橋を叩いて(=調べて)買わないことが多い人間です。だからこそ、みなさんの「好き」ってどこが好きポイントなんだろうと興味があります。1つずつの紹介は短めなのでスキマ時間にちょこちょこ読める本です。ただ、2016年発売の本なので、本書を読んで興味が出ても同じものを買えない可能性があります。今、著者はどんなものを買っているのか気になりました。

    ■お伊勢丹は意外と出てこない
    タイトルから伊勢丹とのコラボエッセイなのかと思ったらそうではありませんでした。「伊勢丹でお買い物」って素敵な雰囲気ワードです。ネットショッピング

    0
    2024年08月19日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    パリの旅行記かなと思っていましたが、行くまでのお話がメインでした。パリについて少し詳しくなれたかも。

    0
    2024年08月16日