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友達なし、恋人なし、お金なし。上京直後にコロナ禍に見舞われた大学生・瀬戸杏奈。孤独を募らせる彼女のもとに、ある夜、伝説の大女優から電話がかかってきて――。運命突破系青春小説!
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Posted by ブクログ
「古い価値観・固定化されたイメージからの脱却を促す力が小説という形を通して自然と湧き上がってくる」と思った小説 内容は、コロナ禍に見舞われた大学生活の中、孤独を感じていた杏奈がとあるきっかけによってマリリンモンローという人間について触れていく話。 "マリリンモンローが時々でアドバイスを...続きを読むして、現代に生きる悩める学生を導いていく"、そんな展開になるのだと読む前は勝手に想像していたのだが、主人公である杏奈が実際にマリリンと会話をしているかのようなシーンはほんのわずかだったのは意外だった。しかしそのちょっとした出来事がきっかけで、パブリックイメージとしてのマリリンではなく、一人の人間としてのマリリンのことを自分自身で調べてどんどん知るようになり、言葉は交わせないが、まさに時代を超越したシスターフッドものの連帯感を味わうことができる。 コロナ禍を描いた小説としても読みごたえがあり、大学の様子やマスクなどの細かい描写、1年目、2年目とコロナ禍の様相が激しく変化していく中で杏奈が感じていることなど、あの時代・あの世代が奥底に詰め込んでいた違和感を一つひとつ実感のこもった文章で書かれているのが良かった。 私自身もマリリンモンローについては勝手に抱いていたパブリックイメージの印象で止まっていて、彼女の人生について調べようともしなかったので、まさに杏奈が電話で話した出来事のようなマリリンを知るきっかけがこの小説になった。古い価値観からの脱却、かつて低評価に甘んじてきた人々に新たな視点を与えることの大切さに気付かされる小説としてもたくさんの人に読んでもらいたいと感じた。
・すんげえ良かった。 ・特に前半のコロナ下の生活の様子。そうだった。こんなだった。こんな気持ちだった。自分はもう働いていたけど。よるべない夜に可愛い固定電話でマリリンと話す主人公の様子に涙が出そうになった。 ・後半のそれこそ時代を超えて女性が共闘していこうとする様子にも胸が熱くなった。 ・「ラスト・...続きを読むナイト・イン・ソーホー」の一場面を思い出したり。
自身のジェンダー感を上書きできた気がする。 母、ジェンダー学の先生、脇を固める登場人物もよかった。
コロナについて書かれた本で、今まで読んだ中で一番リアリティがあった。 主人公の大学生もめっちゃリアル。 マリリンモンローの再解釈という論文もよく書けてたし、担当教員はさぞや嬉しかったろう、と感情移入。 閉塞感漂う日本だけど、大学生、優しい子多いよね。みんな幸せになってほしい。
読んで良かった…。 コロナ禍。時代も国も越えて、あのマリリン・モンローと電話で語り合う大学生の杏奈。セックス・シンボルにもなっているマリリンの本当の姿は? ジェンダー社会論のゼミに所属する杏奈の日々を描きながら、マリリン・モンローという女性を通してフェミニズムについて描かれています。 物語を通し...続きを読むて、男性優位社会での女性を取り巻く問題が浮き彫りになっていく。 ゼミでの議論シーンや杏奈の思考に、共感が止まらない! コロナ禍の入学と学校生活、修論、就活。 不器用ながらも一歩一歩ゆっくり成長していく杏奈と、一緒にいるような感覚。 マリリン・モンローについて描写は、新鮮な気持ちで驚きとともに読みました。 女性には共感性が高く刺さる作品だと思う。 これは多くの女性に読んでみてほしい。 『 Don't worry, you'll be fine !! 』 元気と勇気をもらえるストーリーでした。 『「減るもんじゃないし」という言葉で、女性は反論を封じられてしまう。だけどそれは減るのだ。男性たちの想像が及ばないレベルで。致命傷になるほど女性たちを損なうこともある、暴力なのだ。』 『ああ、日本にいると何気ない会話でも、女子はこうやって小さくバカにされて、このたびに笑顔を見せながら、謝ったり遠慮したり譲ったり、させられるものなんだ。(中略)女の子たちはおとなしくなっていく。飼い殺されていく。自信なんて持てるはずがない。』
いや、これは素晴らしい! 思わず読み終わってから本に向かって拍手してしまいました! コロナ禍の大学生のドキュメンタリーとしても価値ある一冊!
タイトルとあらすじから、少女漫画のような話かなと思っていたが(ミルモでポン的な…)、良い意味で裏切られました。 コロナ禍で過ごす大学生活は本書に書かれていること以上に大変なこともあったでしょう。 杏奈がこれから先、人との関わりから得られる経験を存分に得ることを祈ります。 ご多分に漏れず私もマリリンの...続きを読むことは知っているけどご本人がどのような人物だったか知りませんでした。現代の価値観で再評価される人物、作家にも言えるところがちょっと皮肉ですね(著者はそんなつもりで書いてないかもだけど)。 あと杏奈のママがすんごい良いママ。
杏奈が飛行機乗ってるところで思いがけずすこし泣いちゃった。 去年でた本ですが、もしわたしが大学生のころ、もしくはコロナ期に出ていて読んでいたらエグい刺さりかたしていたと思う。それくらい孤独感や閉塞感、他人との距離をどうとっていいのかわからないことへのもどかしさとか悩みとかに身に覚えがあった。そのなか...続きを読むで出会った救いみたいなイマジナリーフレンド。 杏奈が話していたマリリンは過去からの霊的なものかもしれないし、孤独感がうみだしたタルパとかイマジナリーフレンドかもわからない。でもそれをきっかけに、マリリン・モンローの、ノーマ・ジーンの軌跡をつぶさに追いかけていく。 大学生たちがフェミニズムついていろいろ語らうところがとても好き。 もうマリリンから電話はかかってくることはないけれど、生きていくうちで杏奈は何度でもマリリンに出会うんだろうな〜。 はじめて読む著者だったんだけれど、とても読みやすくて他の本も読みたくなりました。 すごくよかった。
マリリン・モンローを題材とした、フェミニズム・フェミニスト?をテーマにした本。 最後までずっとマリリンと電話するのかな?と思いきや、電話しておしゃべりしたのは最初だけで、後は杏奈ちゃんの大学生活を通してマリリンの生涯を見るという感じでした。 マリリンとの“相互理解”で緩やかに成長していく杏奈ちゃん...続きを読むの姿は、まさに松島先生がいっていた大学生なんだなぁと。今まで読んだことのない分類の本で、新鮮でした!
フェミニストとは。 現代の問題とマリリンが立ち向かっていた問題がリンクして、とても面白かった。 コロナ禍の葛藤や寂しさ、窮屈さを抱えてながら誰しもあの頃を過ごしていたな。。。と改めて思い出させてくれた。 強い女性は素敵だと思えた希望ある本
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マリリン・トールド・ミー
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山内マリコ
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