山内マリコのレビュー一覧

  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    プラダの財布から、クレールフォンテーヌのノート、LITTLE SUNSHINEのタオル、シルクの白シャツ、ルブタンの靴、バターケース、ボタン……とバラエティに富んだ買い物エッセイがとてもいい。

    長く愛せるちょっといいものを買いたい、でもさすがに常識はずれの値段のものは買えない、いやそれでも……というせめぎ合いに共感。他人がものを買う話は楽しい。

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    2025年06月07日
  • 逃亡するガール

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    オーディブル
    思った以上に若者向けの小説だったが、
    隣県の富山県が舞台で、知っている固有名所が沢山出てきたのは良かった。

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    2025年05月27日
  • マリリン・トールド・ミー

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    ネタバレ

    コロナ禍で人との出会いとか学びの選択肢とか人生の貴重な時間にぽっかり穴が空いたような感覚は自分も同じく持っていたものだから杏奈に共感した。
    マリリンモンローのこと 全然知らなかったのでマリリンの人生を杏奈を通して少しだけ知ることができて面白かった。最近SHE SAIDを観たのでハリウッドや映画界に蔓延っていた抑圧や女性差別的なことと結びつきながら読めたし、本当にまだまだ社会って変わってないなーってつらかった。杏奈の卒論研究の準備の段階とかで同い年や先輩後輩との議論の場面、こういう活発な意見交換とか自分の考えをしっかり持っている学生のことが羨ましい。わたしはなんとなくずっと怒っててでも知識とか何にもなくてこうやってディベートできる人すごいなって思った。杏奈も本当にすごいよ。

    杏奈の母が杏奈のことをちゃんと思って考えてくれる人でよかったし、松島先生があえて生徒と距離を置くことができる大人だったのがよかった。杏奈が新木流星に強めにツッコまれて誤魔化し笑いをしたところで「女の子はこうやって小さく馬鹿にされて、そのたびに笑顔を見せながら、謝ったり遠慮したり譲ったり、させられるものなんだ。」「そのわきまえた仕草は骨にまで染みていて、女の子たちを知らず知らず侵食していく。」ということを先生が思っている場面が印象的だった。小さなことでもそうやって女の子はバカにされても許されるような雰囲気が今でもずっと残っていることを示唆していて胸が苦しくなった。

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    2025年05月25日
  • マリリン・トールド・ミー

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    コロナ禍で大学生をスタートさせた瀬戸杏奈。対面授業はなし、オンラインばかり…思い描いていた大学生活とは程遠い。先が見えない生活の中、いきなりマリリンモンローから電話がかかってくる…

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    2025年05月24日
  • マリリン・トールド・ミー

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    物語はこれから大学の新生活スタート!と同時にコロナ禍に…確かに、あの頃は色々と制限され、惰性やモヤモヤした気持ちに共感。
    そんな中、マリリン•モンローとどのように結びつくのか?と思いながらも、ファンタジー要素がありつつ、彼女の生い立ち、時代背景などについて改めて考えさせられた。

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    2025年05月22日
  • マリリン・トールド・ミー

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    コロナ禍とフェミニズムが合わさったテーマ。主人公のようにコロナ禍に翻弄された大学生はたくさんいるんだろうな…悩みながらも卒論に打ち込み最後は自信を持って進路を決められたのがよかった。マリリンの生い立ちもこの小説で初めて知った。

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    2025年05月16日
  • マリリン・トールド・ミー

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    主人公は2020年春に大学に入学した女性。読み始めは、あらゆる活動を制限された大学生活を送る主人公の孤立感や息苦しさを扱った作品だと思っていた。途中から、女性差別の問題について、マリリンと共闘しているような話になった。マリリンと電話で話さなくなってからは少し退屈だったけど、主人公が成長したってことかな。読後感は良い!表紙が可愛い!

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    2025年05月15日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    いろんな世界観から成る短編。

    全部男性が主人公だけど、男性だけじゃなくて女性にも通ずる気がした。
    個人的に 心が動いた瞬間、シャッターを切る が好きだった。

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    2025年05月12日
  • ここは退屈迎えに来て

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    27歳になり、田舎、地方都市に住んだからこそ、各話の主人公達の気持ちがわかる気がする。
     どの話にも出てくる椎名君は、話を追うごとに若返っていくが変わらない。しかし、その年代ごとの女性達の視点は結婚、恋愛、自立、セックスなど変わっているから椎名君と比べる事ができ面白い。
     学生時代は自分と友達で忙しかった。同じ時女性が考えていた事を少し垣間見て、改めて男は子供だったんだと感じて面白かった。
     解説でも書いてあったが、地方出身で地元を出た人、逆に東京大阪で、田舎に行ったことがある人は読むと面白い本だと思った。

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    2025年05月06日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    本当に短い話だけれどその世界のことがよく分かるというか浸っているようだった。懐かしいなと思うこともあった。

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    2025年04月28日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    愛菜は困ったように笑う。この店での愛菜は年下の道化キャラだから、自分を卑下したり自虐したりはお手のものだった。もちろんあとで、ちょっと死にたくなるけど。

    地元を離れたものの地元の仲間との縁が切れるのが心配で、SNSでしきりに帰省をアピールし同級生と会う約束を取り交わした。連日郊外のファミレスに集い、深夜までぐずぐずとダべった。そのときにユキオは気づいたのだ。つまんねえって。もう賞味期限が切れている人間関係にしがみつこうとしている自分がみっともなくて嫌だった。それっきり地元には帰っていなかった。

    ユキオはあまりに空虚なそのメールを無言で見つめた。自分の便利さを強調して安く売り込むなんて、まるでデリヘルのチラシだな。

    あのころ『青春アミーゴ』はクラス中で流行っていた。ユキオも意識して、わざとイケメンと名高い同級生と絡んだりしたものだ。その方が女子にウケるから。女子が背格好の似た相手を友達に選ぶように、ユキオも外見のレベルが同じくらいの奴と意図的につるんだ。クラス替えのたびに相方は入れ替わり、全員いまではほとんど音信不通だけど。

    今井さんは突然、思い出したように言った。
    「小学校のときさぁ、将来もし誰かと結婚したら、自分の親とかきょうだいと、同じお墓に入れないって知ったとき、あたしとあんたと、あとひとみで」
    今井さんは、みんなに囲まれながら花束を抱えて、幸せいっぱいの笑顔を浮かべている杉崎ひとみを指し、
    「この三人でさぁ、抱き合ってうわああんって泣いたの。憶えてる?」

    そうだ、そんなこともあった。
    まだほんの十歳ばかりのとき、宇宙が怖いとか、死ぬのが怖いと戦慄するブームの次に、それはやって来た。お父さんとお母さんと一緒のお墓に、自分だけ入れない。それを知ったときのあの、心と体が真っ二つに引き裂かれるような感覚。春子はその記憶を思い出した瞬間、またあのときみたいに、三人で抱き合って、びいびい泣きたい気持ちになった。こんなふうにひとみの結婚式の二次会に、他人行儀な顔で突っ立ってるんじゃなくて、おめでとうの代わりに抱き合って思いきり泣きたいと思った。女の子特有の、ヒステリックな感情の昂りをダダ漏れにさせて。

    洋服にかける情熱は年々薄まっていき、最近はユニクロとしまむらでクローゼットの大半がまかなわれるようになったものの、可愛い系OLの通勤ファッション着回し一ヶ月分を眺めると、抵抗感でいっぱいになった。こんな女になりたくない。これはわたしじゃない。
    この違和感はなんだと思いながら、春子は雑誌をパタリと閉じて、平積みのいちばん上にそっと戻した。普通のOLになるのってほんと難しいんだな。でも、難しいだけで、決して楽しくはない。なんでこんなに楽しくないんだろう。
    でもそれじゃあ、自分は一体、なにになりたかったんだろう。どういう大人になりたいと思っていたんだろう。

    愛菜はあの旗に使われていた行方不明の女の子たちが、本当はみんな、ムカつく現実から逃げただけで、誰に殺されたわけでもなく、変質者に監禁されているわけでもなく、みんなどこかで元気に楽しく、へらへら笑いながら生きていることを祈った。
    祈り、そして確信する。
    そうでなくちゃ。
    絶対にそうでなくちゃ。
    だってそうでなきゃ、悲しすぎるでしょ?

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    2025年04月05日
  • 結婚とわたし

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    夫婦喧嘩というか春闘というか…はうちも激しめなので、わかる、わかるよ!!となるところ多々。
    子どもが増えていくに従って、もう分担とか言ってられない!やれる方がやるしか!となって、うちは幸いうまくいっていると思うけど、全部相談したりするとすごく労力がいるよなぁ…

    温泉旅行とか久しくできてない…
    したいけど子どもといくなら温泉に行きたいわけではないし…難しいな…

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    2025年03月30日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    中高生の時こんな感情あったなぁ…というお話目白押しだった。
    今考えれば思春期なんて全部経験になるし、その時しかできないんだから、生死や病気、犯罪に関わらなければ興味があること基本何でもやってみるべきだなと思う。
    自分の子どももこんな時代が来るのか…
    どう関わろうかな、どんな経験するのか楽しみだな、と、想像と期待が膨らんだ。

    あとがきにあるように、自分の感受性も歳をとるんだな…と改めて感じた。
    その瞬間瞬間の感情を文章や動画などで残すことにも意義があるし、やってみたいとも思えた。
    日記…三日坊主だけど…

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    2025年03月28日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    10年前だけど、それほど古く感じない。
    高くても長く着れる質の良いものを、というのはわかるが、太って着れなくなるリスクもある。

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    2025年03月19日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    短編集。
    私が読んだ山内マリコ3作目。
    全編読みやすくて、1ページにも満たない、数行だけのお話?もあって面白かった。

    印象に残ったお話をいくつか記録。

    ▼男子は街から出ない
    子供の頃からつるんでいる友達と大人になっても変わらず惰性で付き合い続けた男の子の話。現状への不満をを誰かの、環境のせいにして、自分が幸せになる方法すら誰かに引っ張ってもらおうとしてる。自分の他責思考に気付かない。なんだか読んでいてドキッとした。

    ▼女の子怖い
    ませた女の子に捕まって流された男子高校生のお話。可愛かったし、こういう子いるだろうな、となんだか微笑ましかった。微笑ましく思えるのは多分自分が女だからだろうな。自分が男だったらこの話はたしかに「怖い」話だったかもしれない。

    ▼あるカップルの別れの理由
    共同生活に向かなかった男と彼との生活に疲れて別れて家を出ていきワーホリ先で良い恋愛と出会えた女の話。
    あーこういう話よく聞くなぁ、と友達の話を聞いてる感覚で読んだ。

    ▼ぼくは仕事ができない
    地方の小さな広告代理店に勤める角岡さんの話。
    いろんな人の視点から、角岡さんという人がどんな人なのか少しずつ分かっていくのが面白かった。
    こういう人との付き合い方が上手い、人を動かすのが得意である程度鈍感な人が一番うまく生きているよなぁと思う。

    ▼「おれが逃してやる」
    俳優の夢を諦めサラリーマンになることを選んだ彼が、先輩社員の一言をきっかけにつまらないけれど安定した生活をやめて夢への道に戻る話。
    こういう希望がある話、とても好き。彼の人生を変えたのは名もなき(名はあるけど)その他大勢のような平凡なひとりの人間、というのがとても希望のあるお話だな、と思った。



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    2025年03月17日
  • 逃亡するガール

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    好きな作家さん
    年齢的に主人公の女子高生よりは母親や塾の先生に近いからそっちの描き方のほうがリアリティがあった

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    2025年03月11日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    山内マリコの本は『パリ行ったことないの』に続いて2冊目!
    今回はお買い物エッセイ!
    (それにしても、小説もエッセイもとても分かりやすいかつ読みやすくて万人ウケする文章だなと思う
    他の本も読まなきゃだ)

    お買い物エピソードって面白いよなあ
    私は一緒に遊びに行った友達が買い物するのを見るのが好きだし、SNSでよくある購入品紹介も好き!
    それが本でつらつら語られているわけですからたまらんです

    で、この本は“買い物”ではなく“消費活動”とかしこまって言いたくなるような真面目な内容もありまして…
    買うのは易いが捨てるのは難しい話とか、商品を買う行為はその商品を作っている会社を応援することである、とか…
    日々の忙しさの中で買い物のことを深く考えることなんてないので、本を通して考える機会を得られたのはラッキーだったなと。

    そして、冒頭の『安価な大量消費の20代が終わり、長く使える良いものが欲しい30代…」のところを読んで、自分ももうその移行期に片足を突っ込んでるんだなあと気づきました
    安いしもうこれでいいや→失敗! みたいなことはほんま愚かだと思うし、失敗した買い物の総金額とか考えたくもない
    なら各買い物の上限額をどれぐらい上げられるか、何にお金をかけるのかはまだまだ模索は必要そうです
    買い物って人生だ

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    2025年03月08日
  • 結婚とわたし

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    初めて読んだ作家さん。旦那さんとのバトルが面白かった。すごい言葉遣いでこんなに言い合いになったら、離婚にならないのかと心配する位だが、仲がとても良いようで安心した。

    ネットで見たら、山内さんキレイな方だった。男前の旦那さんも見てみたい。

    家事の分担は悩ましい。我が家も教育中。子供は成功。夫を教育中だが、お互い得意分野を中心にと考えている。四半世紀やってきた米とぎの仕事を夫に引き渡せて、満足している。米とぎがどうも嫌いだったので、食器洗いを快適にやっている。

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    2025年03月06日
  • マリリン・トールド・ミー

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    マリリンモンローを題材にしたフェミニズム。
    コロナ禍の大学生活はなんだかリアルで体験した世代はすごく刺さるんだろうなと思った。山内さんの実話ですか?って思うくらいリアル

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    2025年02月26日
  • 逃亡するガール

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    女子高校2年生がスタバで出会って友達になるお話。進路や家庭事情に悩むあるあるで、2人が富山市内を探検して遊ぶのが面白かった。
    何より気に入ったのは世界史探究の岡部先生。彼の富山弁の授業が最高でした。

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    2025年02月11日