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学級委員タイプの千代田区が、ザ・ビートルズが来日した時の思い出を振り返ったり、女子高生風の渋谷区が、恋文横丁の甘酸っぱい成り立ちを語ったり……。 東京23区それぞれが、自身の歴史や街の様子、そこで生まれた悲喜こもごものドラマを「自分語り」する、思わずくすりとさせられたり、ほろりとさせられたりする小説集。
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Posted by ブクログ
なるほどなるほど‥‥わかります と言いながらわからないこともあるけれど。 それぞれの区のことを知ることができます。 こうだったああだったということが面白いです。 区自身が語っているのがいいですね。 もっと現在のこともこういう風な本にならないかなと期待します。
「新宿生まれ新宿育ちの私は、よく周囲から"シティーガールでいいね〜!"と言われる。でも、そんなシティーガールも生まれ育った街から飛び出さなければ、井の中の蛙なんだ。だから、知らなくてはならない。自分が住む東京全てのことを。」
面白かった!約30年東京に住んでいますが、それぞれの土地の有名な観光地以外は知らない所が多く行ってみたいと思いました。その地区の歴史や由来なんかも書かれていて面白いです☻
東京23区(と、武蔵野市)がそれぞれ一人称で町の歴史を語る。もともと2013年から2年にわたりどこかの雑誌で連載されていたものだそうで、当時の流行やニュースも存分に盛り込まれている。2015年の単行本化から2017年の文庫化までの2年間でも、東京事情は目まぐるしく変化しており、作者によるあとがきでの...続きを読むフォローも2019年の今となってはまたもアップデートを要する状態に。 しかしこれが東京。 本編の各区のお話も、本当にどれもひとつひとつとっくり語り合いたいくらい面白かったが、『いまむかし東京町歩き』の著者(とかいって私は未読ですが面白そう)川本三郎さんによる解説も良かった。 『京都や奈良のように何百年も前の風景が残っている町では「歴史」が語りやすいが、東京のように変化の激しい町では「思い出」を語りたくなる。』 これよこれ。(思い出ってキーワードに私は弱い気がする。) エピローグ的な「東京都」の巻では、家康以前、遠浅の海に向かって流れるいくつもの川が氾濫の度にその間の地形を変えてきた湿地帯時代の頃から、この地は諸行無常を体現するかのように、変化を繰り返してきた場所であることを描き出す。そしてそこには、江戸の火事、関東大震災、戦争…ですべてを失うたびに、いつも淡々と町を再建してきた人々の営みがあった。(ま、巨視的にみればね。) 東京で歴史散歩なんていったって、近畿圏(もっといえばヨーロッパとか)に比べたらそうそう大したものは残っていなくて、それが残念だなあというふうにも感じるけれど。形あるものはいつかはなくなるし、記憶だって薄れたり変わったりしていくもの。残すことばかりにあんまりこだわっても、しかたないのかもしれない。 それでも、昔こんなことがあったとか、あった"らしい"とかいう話にふれ、へ~なんて思って心動かされることは、自覚はなくても自分にそして周りに何らかの変化をもたらすだろう。 じーちゃんやばーちゃんや親父さんやお袋さんや近所のおじさんやガッコの先生の、「耳にタコ」な思い出話も、そう考えると捨てたもんじゃない。なんて言う自分も、くどい思い出話をする大人にすでになっていると思う。 ■備忘メモ ・首都高はほとんど、元「川」(っていうか堀) ・六本木は元々軍隊の町。その後米兵がきてアメリカ文化を持ち込む ・新宿がビル街になったのは1970年代からか~ ・1995年青島都知事、世界都市博東京開催中止 ・羽田空港、穴守稲荷大鳥居の祟り ・渋谷の恋文横丁とは、ここに朝鮮戦争進駐軍の米兵と恋に落ちた女の子たちのために恋文(英文)を代筆する将校さんがいた、という場所 ・明治末期に、荒川放水路建設を指揮した青山士という人がかっこいい ・足立区のお化け煙突の話って、むかし映画かなにかで聞いたことがあるような…
あなたは、『東京23区』の名前をすべて言えるでしょうか? 日本の首都、東京。その中央を形作るのが『東京23区』です。2024年6月時点で985万6,992人という人口を抱える『東京23区』はさまざまな顔を持ってもいます。『みんなの青春が詰まってる』『渋谷区』、じつは『荒川は流れて』いない『荒川区』...続きを読む、そして『東洋一のマンモス団地と謳われた高島平』を抱える『板橋区』と、それぞれの『区』はそれぞれの個性の中に存在しています。 そんな『東京23区』の幾つの名前を言い当てることができるか?東京に暮らしていらっしゃる方かそうでないかによっても違いはあると思いますが、誰もが一つや二つを言い当てることができるというのは『東京23区』ならではのことだと思います。 さてここに、そんな『東京23区』自体が”一人語り”するという変わった趣向の作品があります。なるほど、そんな歴史があったんだと物知りになるこの作品。よく知るあのランドマークにそんな言われがあるんだとこちらも物知りになるこの作品。そしてそれは、”当時のわたしは東京に住んで八年目”という山内マリコさんが綴る『東京23区』の物語です。 『街中に、ピリピリした緊張感が漂っています』と語り出したのは『千代田区』。『お堅い奴だって、よく言われます』と自らを語る『千代田区』は、『まあ、それも仕方のないことなんです。東京駅からはじまって、国会議事堂でしょう、最高裁判所でしょう、それからもちろん皇居もね。みーんなわたしの中にあるんです』と続けます。『あんまりこういうことを言うと傲慢だって思われるかもしれないですけど、”東京”って、つまりわたしのことなんですよね。そりゃあヘラヘラ笑ってはいられませんよ。ピリッとしてなきゃいけない立場なものでね』と自らの立ち位置を説明します。『ここでは街中に警察官が配備されています。とくに国会議事堂の周辺は警備がカタくて、とてもじゃないけど口笛を吹きながらお散歩するような雰囲気じゃありません』と補足する『千代田区』は、『そんなふうに張り詰めた空気が流れる街ですが、夜になるとここで働いている人はみんな家に帰ってしまうので、しーんとしたもんです…皇居の方なんか怖いくらいの静けさですよ』と昼と夜で見せる街の姿の違いを説明します。そんな『千代田区』は、『そうそう、一度この皇居前広場を、ポール・マッカートニーが歩いていたことがあるんです。もう半世紀も前のこと。あれはたしか、七月一日でした』と過去を振り返ります。『午前中の皇居前広場をね、すらっと背の高い英国人の若者が、ストライプのジャケットを着て颯爽と歩いていたんです。ああ、思い出すなぁ』と過去を懐かしむ『千代田区』。『一九六六年、日本中に、若さがあふれていた時代です』と続ける『千代田区』は、『ビートルズが来日したときは、そりゃあもう大変な騒ぎでした。はっぴ姿で日航機から降り立つと、タラップに横付けされたピンクのキャデラックに乗り込んで、羽田からわたしの ー そう、わが千代田区の! 東京ヒルトンホテルまで、高速をビューッと飛ばし、わずか三十分くらいでやって来たんです』と当時の状況を説明します。『なんとビートルズのために、首都高を全面通行止めにしちゃったんですから。いやぁ、壮観でした』と感慨深く語る『千代田区』は、『そこに至るまでも一悶着ありまして…』と裏事情を語ります。『いまでこそ”ロックの殿堂”みたいに言われて、若い人にはコンサートの会場だと思われてますけど、当時はそんな軟派な施設じゃなかったんです』と『彼らが来日公演を行った日本武道館』のことを説明する『千代田区』。『日本武道の振興のためにつくられた、伝統的武道の殿堂』を『ビートルズに使われるのを』嫌がった『大人たちは』、『ビートルズ』のことを『うら若き乙女が黄色い声で声援を送る、チャラチャラしたアイドルグループ』と考えていました。『いまとなってはお恥ずかしいことですが、かくいうわたしもビートルズに武道館を使わせるのには反対でしたよ。なにしろわたし、千代田区ですからね。石頭というか、やっぱりスクエアな考え方しか出来ないんです』と続ける『千代田区』。東京の中でも独特な立ち位置を誇る『千代田区』のなるほどという語りを聞かせてもらった好編でした。 “学級委員タイプの千代田区が、ザ・ビートルズが来日した時の思い出を振り返ったり、女子高生風の渋谷区が、恋文横丁の甘酸っぱい成り立ちを語ったり…。東京23区それぞれが、自身の歴史や街の様子、そこで生まれた悲喜こもごものドラマを「自分語り」する、思わずくすりとさせられたり、ほろりとさせられたりする小説集”と内容紹介にうたわれるこの作品。書名の通り『東京23区』に順番に光をあてながらそれぞれの『区』がどんなところかを小説の中に描いていきます。 改めて説明するまでもなく日本の首都が置かれる東京都、その中心を形作るのが23の『区』の集合体である『東京23区』です。そんな『東京23区』のイメージは東京にお住まいの方かそうでないかによっても異なってくると思います。『渋谷区』や『新宿区』といったテレビにもよく登場する街であれば行かれたことがなくてもどことなくそのイメージが浮かぶと思います。一方で『東京23区』の中にもテレビ等にほとんど登場することのない『区』も当然あり、そういった『区』の詳細は東京に住んでいたとしてもなかなかわからないものだと思います。この作品はそんな『東京23区』すべてに順に光を当てていくことで、読後には朧げながら『東京23区』のそれぞれの『区』のイメージが読者の中に出来上がる、そんな興味深い作りになっています。私が今までに読んできた作品の中で似たような考え方を取るものとしては、柊サナカさん「一駅一話!山手線全30駅のショートミステリー」があります。こちらは、東京のど真ん中を一周するJR山手線の30の駅を順番に回っていくという作品です。すべてコンプリートする達成感を感じさせるこのような趣向の作品は読んでいてなかなか楽しいものがあります。 では、もう少しこの作品を見ていきたいと思います。この作品を読み始めて読者がまず気づくのがその視点の主です。上記で『千代田区』についてその作品冒頭をご紹介したのでお分かりかと思いますが、この作品では、それぞれの『区』がまさかの”自分語り”をするのです!数多の小説の中には猫や犬、その他”無生物”に視点を持たせる作品があります。もちろんそれぞれの作家さんが意図あって仕掛けられていることではありますが、その作品の色を決定づけるようなところがあります。この作品では、それが『区』になっている、『区』が『わたしは…』と語り出すというなんとも大胆な趣向を見せてくださいます。では、『区』の個性が強く感じられるものを3つ挙げてみたいと思います。 『吾輩は区である。名前は文京区。いつ生まれたかというと、これはもうはっきり記憶している。昭和二十二年三月十五日。小石川区と本郷区が合併してできたのが吾輩なのである』。 これは上手いですね。はい、夏目漱石さんが、代表作でもある「吾輩は猫である」を執筆した”猫の家”がある『文京区』の登場です。『小石川区と本郷区が合併してできた』という豆知識はにはなるほどというところですが、なんと言っても入り方が絶妙です。 『東京二十三区をそれぞれテーマにした短い話を書いてますだぁ?足立区といえばなんでしょうかって?知らねえよそんなこと。なんもねえよ。手前ぇで考えろや』。 次はいきなりべらんめえ口調が登場して少し戸惑いを隠せません(笑)が、『足立区』の登場です。『知らねえよそんなこと』と突き放されても困ります。う〜ん、これは『足立区』にお住まいの方には笑えないお話かもしれません。 『みんな元気ぃ~? あたしは元気だよ! いつも渋谷に遊びに来てくれてありがとぉ!今日はみんなに、渋谷っていい街だナ、と思ってもらえるような話をするね』。 はい、突き放された『足立区』のべらんめえ口調の次は『遊びに来てくれてありがとぉ!』とお礼を言われました。はい、こちらは『渋谷区』ですが、このテンションの落差には逆に引いてしまいそうです。 ということで、それぞれの短編がそれぞれの『区』を”自分語り”で紹介していくことがお分かりいただけたかと思います。 そんなこの作品はそれぞれの『区』のランドマークや特徴をそれぞれの『区』が宣伝マンのように語っていくのが特徴です。この作品は東京新聞のサイト「東京新聞ほっとWeb」に2013年3月から2年間にわたって連載されていた「山内マリコの東京23話」が元になっているようです。都内の各区をテーマに短い小説を書くというそのコーナーの執筆を依頼された山内さんは東京の街をこんな風に理解していたとおっしゃられます。 ・“歩いてみただけじゃ到底わからない、細かなイメージの集合体” ・”それぞれの区には「キャラ」みたいなものがあり、それはイメージで共有されている” さらには “江戸以来の歴史が時代ごとに、重層的に折り重なる街” そんな風に東京という街を分析される山内さん。ではそんな山内さんがそれぞれの『区』にどんな物語を描かれているのか、もう少し詳しく、サブタイトルと共に3つほど見てみましょう。 ・〈最高にイカしてる 港区〉: 『最近オレんとこに来る奴は、みんなビルの中に入っちゃうから、正直いうとよくわかんないんだよね』というのは『港区』。『オレ、変わったんだ』という『港区』は『昔はね、これでもめちゃくちゃまじめだったんだよ。あの千代田区よりもね』と言うと『なにしろここ六本木は、軍隊の街だったんだから』と過去を振り返ります。『乃木坂にある国立美術館』、『ここは昔、駐屯地だったんだ』と語り始めた『港区』は、そこに『旧歩兵第三連隊兵舎』があったことを説明します。『東京ミッドタウンがあるとこもそう。あそこにあったのはねえ、大日本帝国陸軍歩兵第一連隊』と続ける『港区』は、『そんな奴だったの』、『超怖いおやじだったんだ』と続けます。 ・〈噂のあいつ 新宿区〉: 『日本初の超高層ホテルとして、一九七一年にここ新宿で開業いたしました』というのは『京王プラザホテル』。『新宿と一口に申しましても、地区によって様々な個性がございます』と語る『京王プラザホテル』は、『伊勢丹や高島屋といった百貨店、歌舞伎町などの歓楽街』のある『新宿駅を越えて東側にあるエリア』の説明からはじめます。そして、『西新宿はと申しますと、みなさんもご存じのとおり、超高層ビル街となっております』と『西側』の紹介に進みます。『まず建ったのがわたくし』『でして、以来この地の変遷を眺めてまいりました』、『ここいらの長老といいますか、生き字引みたいなものでございます…』と今度は『超高層ビル』の変遷を説明する『京王プラザホテル』。 ・〈失われた町 大田区〉: 『二十三区の中でもっとも広大な面積を誇る』というのは『大田区』。『といっても一九九二年に沖合埋め立て工事が完了してからのこと』と続ける『大田区』はその『約三割が、羽田空港』であると説明します。『いまも拡張工事を繰り返している』という『羽田空港』を踏まえ、『まさに日本の玄関口』であると誇る『大田区』ですが、一方で『ここは外国への夢と期待に胸膨らませた人が、大空へと飛び立つ場所であるから、みなどこかうわの空で』、『たとえばこの巨大な滑走路ができる前は、ここになにがあったんだろうか』とは『深く考えない』と思います。そんな『大田区』は『羽田空港へ向かう京急空港線に、穴守稲荷という駅がある…』と戦前のこの場所を語り始めます。 3つの『区』の”自分語り”をご紹介しました。山内さんがおっしゃる通り、ここにはそれぞれの『区』の”キャラ”が時に時代を超えて描かれていきます。もちろん『区』にも”全国区”と言っても良い名の知れた『区』もあれば、東京に住んでいらっしゃる方であっても名前がなかなかでてこない『区』もあると思います。しかし、だからと言って、それがその『区』が重要ではないということではありません。冒頭に挙げた『千代田区』は長らくこの国の政治の中心地であり続けてきました。そんな『千代田区』には世界各国、日本全国から『大田区』の『羽田空港』を通じてたくさんの人たちが訪れます。そして、東京のビジネスと歓楽の中心となる『新宿区』や『港区』にはその中で発展を遂げて来ました。それぞれの街にはそれぞれの役割があり、歴史があるのです。 『溢れんばかりに人が集まり、彼らはひっきりなしに街をつくり変えていく』。 そんな東京の中心を形作る『東京23区』の”自分語り”が描かれていくこの作品。”この本が、東京に縁がある人にも、全然ない人にも、楽しんでいただけますように!”とおっしゃる山内さんの上手さを見る、そんな作品でした。
おもしろかった!東京に長く住んでいる人もあまりご縁がない人も、流行りのお店は知っていてもこんな風に特徴を理解する機会ってあまりないのではないかと思った。 東京ってほとんど埋立地なんだなぁ、災害に弱いと言われる理由はこれなんじゃないかなぁと感じながら読んだ。 江戸川区を読むのがちょっと大変だったけ...続きを読むどそれはそれで面白い本でした。
東京23区を擬人化してそれぞれの文体で自分語りをするという、その発想がすでに勝っている(何に?) なぜ西葛西にインド人が多いのか(荒川にガンジスを想う…)?渋谷の恋文横丁の由来は?など、知っている東京の知らない一面を知ることができる
東京都の区そのものか、ランドマークとなる建物などに人格を持たせ、それぞれの区について語らせる。そんなちょっと変わった東京を紹介する小説。 解説にも書かれている通り、今の姿に透けて見える過去の姿を中心に語っています。読むと東京の町歩きをしたくなること請け合いですが、決してガイドブックではないです。そう...続きを読む、それぞれの区に興味を持つきっかけを与えてくれる。そんな本です。
生真面目な千代田区が思い出す、ビートルズが皇居を歩いた日。洒落物の港区が語る魅力的な若者たち……。 23区23様のドラマチックなストーリー。 擬人化された東京23区やその区のランドマークが、自らを語る短編小説集です。 東京新聞のサイトに連載されていたものだとか。 それぞれの区に合わせ、千代田区...続きを読むだったらお堅そうな雰囲気、文京区なら文士風、渋谷区だったらギャル系など、その地のパブリックイメージが感じられるのが面白い。 東京都内に馴染みのある方なら、特に楽しく読めるのではないでしょうか。 それぞれの区ごとに、区や建物の歴史や印象的な出来事などに触れられていて、馴染みのある場所でもそんな成り立ちがあったのかと興味深いです。散歩や知らない街が好きなので、都内はかなりぶらついているほうだと思うのですが、それでも知らない事がたくさんあって新鮮でした。 仲の良い友人が、キャラ変高校デビューだった、とか実は昔かなりやんちゃしてたとか。そんな驚きに近いかも。この本をもって散歩などしてみるのも楽しそうです。 初出が2015年なので、今はもうない店や、逆に新しく完成した建物などもあり、そんな変化もまた東京の移り変わりとして愛おしいなと感じます。
東京の地名は「駅名」で把握しており、未だに「区名」が覚えられずにいます。としまえんって練馬区だったんですね…! 江戸川区の章では全文の殆どを片仮名で通すので読むのが大変でした笑
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