山内マリコのレビュー一覧

  • アズミ・ハルコは行方不明

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    境遇も年代も違うからなのか、一気に読み進むまでではなかった前半。
    話が展開し関係図が明らかになって、やっと物語として楽しくなったか…

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    2017年04月01日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    ネタバレ

    裏表紙の『現代女性の心を勇気づける快作』という言葉に惹かれて読んだのですが、辿りついた先は「女同士で頑張っていこうよ」的な締めだったので、今の私にはちょっと危険な思想。
    明るいラストだったものの、そこに辿り着くまでの春子と愛菜のぐだぐだっぷりは辛かった。ここ最近比較的純粋な恋愛小説ばかり読んでいたので何となく自分もそれに引っ張られてふわふわしていたところにガツンと現実を突きつけられた気がした。 
    うん、しっかりしよう。

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    2017年03月31日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    さくさくと読み進められるエッセイ
    ananでの連載を書籍化したもの
    彼氏(後の旦那さん)への不満や女性としての不満がこれでもかと書いてある
    けれど不快感はなくて面白い

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    2017年03月17日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    構成がおもしろい。著者本人の実話ぽいエッセイに、あたかもパートナーである男性が書いたような反論を挟む。本文にも登場する「最高の離婚」にインスパイアされ文章でアプローチしてみた?と勝手な想像しつつ。
    いろんな小説やマンガも紹介されていてオトクだし。

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    2017年03月11日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    阿部和重の書くもののような似た雰囲気を感じた。読みやすいし面白かったけど、なんだか力弱いというか…。孤独な女性がたどる道ってなんだろう。孤独になったときわたしたちはどこへ行くのだろう。この物語のような救いは見当たらないだろう。ラストはあまりにも楽観的でちょっと興醒めた。

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    2016年07月23日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    小説の切り口っていろいろあるんだなと思った。
    パリというキーワードの短編。
    いろんな主人公がいて、最後の章でみんな顔を合わせる。
    パリってやっぱり若い頃は憧れちゃう。
    だけど、私も今は行かなくても大丈夫って思えるくらい、世の中の情報は溢れている。
    それで満足かな。

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    2016年07月04日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    白黒の表紙とはうって変わって色彩の強いラストでした。
    ここは退屈~のが好きかな。
    この人の地方のさびれた感じ、生々しくてぎくっとするな。
    愛菜たちから見れば、私は地元にしがみついてるくだらない人間なのかもしれないけれど、26になった今だからこそこの環境に抵抗なくしっくりなじんでいる。
    もう昔みたいなぎらぎらした自分はいない。
    それが大人になることなのかは解らないけれど、愛菜たちのようにフラストレーションを溜め、ぎらぎらしていた時も確かにあった。

    ああ、大人になれたのかなあ、わたし。

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    2016年01月29日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    展開が映画だった。映画化することを知ってるせいでそう感じるのかも知らないけど、アズハルは蒼井優でぴったりだった。
    ちょうど今ナオコーラのと同時に読んでるけど、具体的の度合いはけっこうどっちもすごいのにリアリティは山内マリコのほうが100倍すごかった。
    テンポよくて、読むのに1時間かからなかった。

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    2016年01月21日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    出てくる主要三人がどうしようもなさすぎて逆にそれがハマったんだけども、最後の最後でついていけなくなり、結果よくわからなかった。

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    2016年01月02日
  • ラブソングに飽きたら

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    音楽をテーマにしたアンソロジー。
    好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。

    ラブソングとタイトルに入ってますが
    それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
    実在する曲が使われていたり
    架空の曲だったりもしたけど

    加藤さんの『約束のまだ途中』と
    あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。


    加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
    自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。

    あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウ

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    2015年07月14日
  • ラブソングに飽きたら

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    ネタバレ

    恋愛と音楽を絡めたアンソロジー。切なかったり、元気を貰えたり、不思議な話だったり…そんな8つの作品が収録されている。好きな作家ばかりだったので、読むのは楽しかった。どの作家もその作家らしい特色が出ていた印象。椰月美智子の作品が読んでいて1番印象に残った。

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    2015年06月20日
  • ラブソングに飽きたら

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    これは好きな作家さんだらけのアンソロジーですごく楽しみにしてたんですが、うーん、期待はずれかな。
    加藤千恵さんの親友のハワイでの結婚式に向かう話は好き。椰月さんの20歳離れた過去の恋人との再会も好き。山内さんはガッカリして、あとは川上未映子さんのはさすが。

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    2015年03月16日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    憂鬱な日常の対極にあるパリに憧れる女性達が、
    「えいやっ!」と勇気を出し、夢を叶えるフランス旅行へ。
    いざ行ってみれば、人種差別があったり街が汚かったりで幻滅することもあるけど、
    自分の枠から一歩踏み出した彼女達は幸せそう。
    幸せって結局は自分の内側にあるものなんだよね。

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    2015年03月12日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    装丁が好きで、しおりとしてついている青いリボンがパリって感じでおしゃれだなぁと!
    パリを、ただ華やかで素敵ってだけではなく、雨ばかりだったり結構ゴミが落ちている、なんて色々な表情が垣間見えたのが面白かった。
    『雨ばっかり』みたいに、誰かの一言で見える世界が全く違ったものになるのは共感しました。
    様々な言い訳を越えて、飛行機に乗れた人たちが感じることのできる解放感や風が清々しい最後の話に救われた感じがしました。

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    2015年02月19日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    山内マリコさんの言葉運びってフランス映画を彷彿させるな、と前々から感じてたのでこの題材はぴったりだと思ったら、やはり山内さんは短編がうまい。逆に長編は退屈なのが傷だけど。
    どれも短いパリに想いを馳せる女の子たちの物語。中でも好きだったのは、はじめの猫いるし、と、恋する女。
    恋する女の不倫の末結婚に至った夫のゾッとする恐怖がよかった。別れを切り出される時に、それでどうかな? きみの方にもそういう人がいるわけだし、やんて切り出されたら身も蓋もないじゃない。怖い怖い怖い!
    猫いるしであゆこがまぼろしのフランス映画を求めにパリに行くことを決意したところで終わり続きが気になってたのだがセ・ラ・ヴィで再会

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    2015年01月28日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    ネタバレ

    フランス パリと女性をテーマにした短編集。パリについてあまり知らない私でも楽しく読めた。パリってどこだっけ?と呟いてしまう程の無知っぷりで恥ずかしい。女性は海外に憧れるんだろうなと思う。自分自身が知らない未知の世界への憧れというものに美しさを感じる。この短編集もそんな感じである。山内マリコらしさが満載の一冊だった。

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    2014年12月20日
  • In your dreams.

    購入済み

    はてな?

    作者が表現したかったことは初恋の人の面影をずっと大事に抱えていること なのだろうか?さほど饒舌でもない軽い作者の語り口からは、何を言いたいのかよく分からかった。一年間の昏睡も何だったのか これ又よく分からなかった。ただ語り口は軽快なので読みやすく、あっさりと短時間で読めてしまった。

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    2023年07月02日