山内マリコのレビュー一覧

  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    山内マリコさんの観察眼はさすがとしかいいようがない
    装丁・イラストを担当された佐藤亜沙美さん、初見だったけど特にイラストがよかった
    祖父江さんのところで修行を積まれたそう

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    2015年08月28日
  • ラブソングに飽きたら

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    今旬な女性作家たちが競演したアンソロジー。加藤千恵、山内マリコ、青山七恵、吉川トリコなど大好きな作家さんがたっくさん。お気に入りは山内マリコ。この人の小説はしばらく読み続けていきたい。

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    2015年06月19日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

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    山内マリコさんの作品は、やっぱり新作を追いかけてしまう。今回は共感ポイントが大きかったなぁ。

    東京で働く地方女子、平坦な繰り返しにどんづまりの女子の悩み、もやもや。普遍的なんだけど、こういう小説があることがいいなって思うし、私は好きだ。

    凝った装丁もすてき! さすがフィガロ!

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    2015年02月07日
  • ここは退屈迎えに来て

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    ここに収録されている8編の物語はどこかしら『あなた』の物語かもしれない。地方都市に住む男女の悲喜こもごもを見事なまでに描き出していると思います。こういう話はいつの時代もあるのかもしれませんが…。





    ここに描かれているのはある地方都市に住む男女の『悲喜こもごも』を8つの物語に収めた連作小説集です。それぞれがものすごいリアリティがあり、正直なところ、自分自身と物語世界との『距離』を測り損ねていたく難儀してしまいました。

    なんと言ったらいいのか…。この吹き溜まり感や、地方都市独特の『けだるい』空気。出てくる登場人物たちの『行き場のなさ』が全体を覆っておりました。ここでは主に女性の登場人物た

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    2024年12月08日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    知り合いに この作家さんを薦められて初めて読みました。
    陽子さん、家が大好きで人との出会いなども少し億劫になっていて、定年後嘱託社員の旦那、愛猫あんちゃんと暮らしている。
    ある日独立した息子が彼女を家に連れてくるところから陽子さんの日常が動き始める。

    結果的には とても丸く収まってめでたし て感じなんだけど、佳境に入るまでが少しもったりした感じ…の割にサクッと解決した(ように感じる)
    所々に入るイラストが可愛い。

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    2026年08月16日
  • 一心同体だった

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    山内マリコのフェミニズム、良いけど昭和生まれの人が生きてきた生きづらさで、平成生まれの自分からすると、今はここまでじゃないよねってことが多い
    ちょっと古い本かと思ったら2022年だった
    まあでもそれが彼女が生きてきた時代なんだなと

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    2026年08月14日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    陽子さんは、長年専業主婦として家族のために家事をしてきた。まるで上司とアルバイトのように夫から指示されたり、不平不満をチクチクと指摘されたりしてきた陽子さん。息子の彼女のみやちゃんとの出会いで、そんな日々に疑問を持つようになる。家族の機嫌を損ねないように、自分の思いは出さずに暮らしてきた自分に気がつく。自分の気持ちを押し殺さずに、伝える努力をし始める陽子さん。離婚ではなく、夫婦で変わろうとしていく様子がよかった。

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    2026年08月12日
  • ここは退屈迎えに来て

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    タイトルセンスがばつぐん。迎えに来て、っていう受け身なのが巧いな〜。自分から出て行くというよりは、期待して待っているかんじ。大した夢もなくただ都心に憧れたり、なにも持たないことに焦ったり、周りと足並みが揃わないことを孤独に感じたり、でもそうやってひとりでごちゃごちゃ考えているうちに、まあなんとかなる。昔強烈に憧れた光がほんとうは凡庸だったんだって気がつく瞬間は、自分勝手にさみしくなるよな。

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    2026年08月11日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    自分の母(彼氏の実母)に対する態度を見て、この人とは結婚できないなとジャッジしたって箇所すごく勉強になったわ笑。私はとっくに既婚ではあるけど、息子の教育に関してとてもためになったわ。

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    2026年08月05日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    とてもほのぼのとした感じで始まって、家庭のことをすることが大好きな陽子さんのアラ還の話、かと思いきや、ヴィーガン、フェミニスト、昭和の亭主関白、モラハラと社会問題多めで驚いた…一章ごとが短く、読みやすい文体であっという間に読めた。令和でも、家庭環境?で自分を下に見るだんなが生まれるのか…?!驚いた。(陽子さんの息子)

    またずーーーーっと自分を殺して生きてきた陽子さんが、嫌いな友人に打ち明けたことから、突然旦那に意見しブチギレし、(離婚して下さいと)言いたいことを言って、夫婦やり直ししましょうが、驚く速さで展開され、夫も驚く速さで改心したのがちょっと急すぎた。
    最終的に好きなことを活かして、ホ

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    2026年08月03日
  • あのこは貴族

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    婚活って焦るよな。
    1人の男の人を巡って、2つの女性の視点から描かれていて、
    婚活が題材ではあるんだけど、
    慣れ親しんだテリトリーの中で生活している人(それが都会か田舎は別として)そこから出たくて憧れを持っている人の話でもあるなと。
    自分の狭い範囲内が心地が良い人と、居心地が悪い人。
    そして出たくても出られない人。

    私は出たくてしかたなかった人。
    大学の頃の私大特有の内部生と外部生とか、自分も近しいものを感じたなと思いながら読んだ。

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    2026年07月26日
  • あのこは貴族

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    積読してた本。

    ついに自分もこういうの刺さっちゃう年齢になったなぁという感じ。
    お金持ちの世界と地方から成り上がった人の世界が溶け込む狭間みたいな世界観の作品だった。
    自立していく女性と、女性の自立を拒む女性という、結局男女の対立じゃなくて女性の対立という印象を受けた。

    そこらへんの男よりも稼いじゃってるし、でも可愛がられたい乙女さも捨てられないジレンマと、結婚が当然な閉塞的な価値観とか、いろんなところで悩んでいた自分にドンピシャで刺さった。
    積読して放置してたけど、本は自ずと向こうから読むべきとき時に来るのだなと思った。

    結婚感と女性の社会進出の過渡期に苦しむ、全ての女性に捧げたい作品

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    2026年07月24日
  • 陽子さんはお元気ですか?

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    chapter7編で構成された連作短編集。
    文字も大きく、177頁と短いので一気に読めた。

    主人公は58歳の専業主婦・陽子。
    家族は男尊女卑的思考を持つ夫と、俺様気質のわがまま息子。

    昭和の価値観そのままのスタイルにウンザリする。

    ある日、陽子の自宅に息子の彼女・雅が訪れた事をきっかけに、陽子は自身の人生へ疑問を抱き始める。

    この雅のキャラがいい。
    思慮深さを持ちながら、思った事を丁寧に伝え、凛として生きている。

    特に大きな出来事は起きないが、陽子の年代に近い方なら共感できる点が多いはず。

    気付きを経て前進する陽子に乾杯!

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    2026年07月16日
  • GOAT Summer 2026

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    食というテーマは書き手にも書きやすくて、かつ読んでいても楽しくなる要素が大きかったんじゃないかなと思いました。
    普通に楽しい1冊でした。
    (たぶん愛とか悪とか美とかは書き手の裁量によるというか、処し方に激しく好みが出る概念だよねって思うので、読み手の好みに合致するとは限らず。かつ本来文筆業でない人には扱いしにくく…みたいな)

    気になっていた話題の『ファイア・ドーム』の特集もあって良かったです。
    ますます読みたくなりました。

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    2026年07月03日
  • 結婚とわたし

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    山内マリコさんが結婚前の同棲生活から結婚生活までを綴ったエッセイ。

    「あのこは貴族」のイメージが強くて、凪のような文章を書かれる方と思いきや、ですます調でありながら毒舌なので面白くてサクサク読めてしまった。

    「あのこは〜」が苦手だったので、苦手な作家さんかもしれないと思っていたから、なんだとっても面白いじゃん!!と嬉しくなって、あちこちで「わかるよ〜??‍??」と思いながら読んだ。

    ただ、ちょっと終盤微妙に感じてしまった箇所が。80代のご夫婦のドキュメンタリーを見て「〜してやがる」という言葉を使われていたこと。「(なかなか家に帰れない夫の友人の夫婦と比べて)うちの方が仲がいい」と謎の比較

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    2026年07月03日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    ある程度年齢になると、それなりにきちんとした物を持たないといくないという事は判ります。
    しかし収入や将来への不安などの関連で安い物を購入してしまう。 あと、物を増やしたくない、部屋をある程度スッキリさせたい性格でもあります。 となると私の場合は買う必要がある物はないのかと検討した方がいのかも。自分の生活や心を少し豊かにすることを考えてもいいのかもしれません。

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    2026年06月21日
  • 買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて

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    読みやすくてイラストがかわいくてよかった。
    買い物って、つきつめると老若男女が一個人でできる取引で、こちらが差し出すものと同じ価値のものを対価としてもらう、というすごく原始的なものゆえに懐が広く自由なので、そのスタイルはその人の個性を反映する。
    買い物という行為そのものが歴史なっていて、社会の世相を反映するから、買い物に対する常識、みたいなものはその時代によって共通する何かがあって、それを感じるエッセイだったな〜と思った。
    今の時代の買い物って、通販のようにすごくプライベートなものにできるし、買うものもお店も多様化を極めているから、時代共通の常識(このブランドのこのバッグが流行っている、など)

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    2026年06月21日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

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    26歳、あと1ヶ月ちょっとで27歳。
    24歳や25歳の頃に出会っていたらきっともっと響く内容なのかなと。自分も若い頃そういうことで悩んでいたなとか思い出しました。

    イラストがとても素敵だった。

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    2026年06月21日
  • 選んだ孤独はよい孤独

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    孤独
    ・ひとりでいる
    ・仲間や身寄りがなくひとりぼっち
    ・心を分かち合う仲間がいない状態

    辞書で引いてしまえば、
    マイナスイメージばかり浮かぶ「孤独」の意味。
    このイメージに一石投じる本。

    これを読んでて思ったのは、
    「孤独」の対義語は「群れ」ではない。
    「孤独」の対義語は「選ばない」なんじゃないかな。
    どこで、どんな孤独を選んでいくかで、
    私達は私達の人生を歩み始める。

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    2026年06月10日
  • GOAT Summer 2026

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    にんじんだったりお茶だったり、紙へのこだわりが面白い。ただ紙とインクが同系色で、色の差があまり無い場合だとちょっと見にくい。

    気に入った話
    ◎霞を食べる 市川紗央

    紹介で気になった本
    ◎ 妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず 榎田ユウリ


    「ファイア・ドーム」 辻村深月 
    冒頭の部分だけなのに不穏な空気がすごく出ていて、すでに心に重くのし掛かるものがある。これは分厚い上下巻を読み切るのは辛そうだと思ってしまった。

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    2026年06月08日