山内マリコのレビュー一覧

  • メガネと放蕩娘

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    ネタバレ

    商店街を復興させる!シャッター商店街が賑わったら嬉しいじゃない!
    でも、そんな単純な話ではないんだなあとこの本を読んで分かりました。外部の人間は、活気がないことを寂しく思いますが、内部の人間はそうではない(かもしれない)。それぞれの思いが合致するのは難しいですね。でも、実際に達成したところがあるというのは単純にすごいです。

    私も地元はシャッター商店街となっていて、そこに寂しさを感じますが、遠くから「店が開いたらいいな〜」ぐらいの気持ちで見ています。自分の心はもうそこにはないんだなと我ながらちょっと寂しく思います。

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    2022年07月03日
  • かわいい結婚

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    柔らかい絶望と安心感。
    昔に戻りたいかと言われると戻りたくない。大人ってつまんないよね、でも自由だよねという気持ちになる。

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    2022年07月01日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    地方都市の悲哀を感じる。世界が狭すぎて、恋愛と言っていいのかどうかわからない人との関係。その人に頼りたい訳でもないのにその人しかいない。狭すぎる。ある時自分でもその狭さに驚き、絶望し、ここからもう逃げてしまいたい、いなくなりたいと思う。
    バラバラとした話の中で、アズミ・ハルコはふわっと現れて、特段深刻な、暗い影を負わず、知らない間に話と話をつないでいる。
    最後にはすこしだけ、女性の強さとしぶとさが光り、希望が見える。
    この作家はそういう終わりが好きなのかな。

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    2022年05月02日
  • あたしたちよくやってる

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    短編小説、エッセイ等々が不規則に並べられた新しい形の本だった。
    とにかく話の数が多く、様々な女性の視点で物語を読むことができて面白かった。
    男と女でお互いに理解しようと思ってもどうしても難しい部分はあるのだと考えさせられた。
    また性別で一括に性質が同じというわけでもないので、結局は一人ひとりの人となりを理解して歩み寄れるように努めるのが大事なのだと思った。

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    2022年04月23日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    短編集11編
    冴えた会話やふとした仕草などその時の感情の表現が生き生きしている。
    たくちゃんにその妻に負けるなとママと一緒に叫ぶ「大人になる方法」が良かった。

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    2022年03月17日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    ネタバレ

    偶然見かけた行方不明者「アズミハルコ」のグラフィティを中心に、地方に住む"必要とされたい"人たちそれぞれを描いた話。

    愛菜たちと春子たちの2つのパートがあったが、年齢が近いこともあり、私は春子の気持ちにとても共感した。
    曽我氏との、あったかなかったかわからないような関係性が切れた時の無力感、そして無力感から来る喪失感。社会人になると、学生ほど良くも悪くも距離が近くなりづらい。普段はさほど気にならないが、ふとした拍子にすごく大きなダメージを与える。そんな普段言いえない気持ちがとても明確に描かれていたように思う。

    愛菜と春子は全然違う性格だが、言葉を選ばずにいえば男に必要と

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    2022年01月26日
  • あたしたちよくやってる

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    女性が主人公の短編小説とエッセイが混ざって収録されている面白い形態の本。
    短編小説は所々に女性としての生きづらさとか、年齢にとらわれて素直に感情を表せない不快感があって、色々な読後感を味わえる。
    エッセイは作者の好きなもの、好きなことへの着眼点、執着心が面白い。
    時々、勇気づけられる言葉もあって、こんなふうに自分らしく生きられるっていいなって思わせてくれる。

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    2022年01月24日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    12編の短編集。
    カズオ、青木夫妻、小松さんの話が好きだった。
    青木夫妻は謎に包まれた夫妻で、ミステリーを読んでいるようだった。

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    2022年01月15日
  • かわいい結婚

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    一個目の話の、キャラクターがよかった。ひかりの家の中でのキャラが、家事できないのと旦那さんに対してははっちゃけていて、旦那さんも結婚前アルバイトだったなどゆるっとしたところを持っていて、夫婦って同じくらいバランスだな、と実感した。

    2つ目ある日女の人になっちゃう話。なにか思うというよりも吹き出しちゃう場面がちょくちょくありコメディ。
    都会と田舎の話は、独特な喋り口調がおとぎ話風に思わせて、たくみ

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    2021年11月20日
  • 東京23話

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    素直で率直でわかる〜〜!って思う山内マリコの言葉遣いがモロに出ている東京擬人化短編集。
    足立の控えめなんだかなんだか分からない下町話が笑ってしまった。

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    2021年11月19日
  • かわいい結婚

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    ネタバレ

    ・離婚なんてダメだけど、でも離婚したいときにできるだけのものは、ちゃんと持っておかなきゃね

    かわいい結婚はやすらかな絶望のなかにある

    友だちと話すとき、結婚できるかどうかの話が挙がる機会が多くなった、体感。私たちはなんとなく、結婚=女の人の幸せという強迫観念にかられている。ある程度は憧れていて、ある程度は諦めている。
    そういえば私が、中高かろうじて勉強をしていたのは、一人で生きていかなくてはならない、と思っていたからだった。かわいさは武器にならないから、私のことは私が養わなければならない。
    これを言ったら笑われたけど、当時はとても本気だった。ネットではこういう女の子、何人かみかけた。可愛い

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    2021年11月04日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    何者にもなれると思っている青春時代の女性達を描く短編集。あとがきにあるように感受性豊かな思春期から世慣れした大人のフェーズにいつの間にかスライドしていたことを感じる。
    赤面するような出来事も経験しながら大人になって、図太く生きてるんだと、こんな風に感じていた時期が確かにあったと懐かしく感じる。

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    2021年07月10日
  • さみしくなったら名前を呼んで

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    女性の、特に少女時代の感性や生きづらさもどかしさを描いている短編集。
    何者でもない私たちが必死に生きるさまを見せつけられて何者でもない、何者にもなれなかった、でも何者にもなれなくてよかったかもしれない、と読みながら思った。
    あなたは大丈夫、そう抱きしめたくなる作品。

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    2021年06月25日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    曽我氏みたいな自分が傷つかないポジション取りをして会話する人いるよね…
    春子がそれに屈しなかったときはスカッとしたけど、春子は恋人がいるというカードを手に入れるために曽我氏とデートするようになってしまうし、きっとそんなことも見透かされていて春子の方が立場が下。

    最後のシスターフッド的な展開は、いや現実だとそんなうまくいくかなあとも思ったけど、それでも山内マリコさんは徹底的にわたしたちの味方なんだと思えて嬉しい。

    少女ギャング団も可愛かったな。女子高生ってだけで楽しかったよね。普段は喋らないタイプの子ともなんでか一緒に遊ぶみたいなイベントがときどき発生して、普段は喋らないのに、なぜかそういう

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    2021年06月11日
  • アズミ・ハルコは行方不明

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    ジャンプとマガジンとpspで育った人間が、決して逃れられないセンスのようなものが、いつのまにか自分の中に染み付いて、呪いのようにそこから出られない。

    春子の話なんて誰も聞かない。春子が言わないから。

    小さな毒を摂取してやりたくなったのだ。

    あの日々は何だったんだろう。
    あの人は誰だったんだろう。

    似たり寄ったりな方向性のまちづくりや村おこしによって再び画一化されていく皮肉な展開




    どの女の子も居場所がなくて寂しがって、どうしようもなくなってたけど、最後に女同士でつよく手を握り合ってた。

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    アズミ・ハルコの表情は、昨日の夜と打って変わって、全然寂しそうじゃなかった。それど

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    2021年06月05日
  • かわいい結婚

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    「かわいい結婚」
    結婚する時に旦那側のお母さんに言われる「◯◯の世話してやってくださいね」の意味になるほどなと思った。
    「悪夢じゃなかった?」は男性が実際に女性になってみて、女性の大変さに気づいていく過程が面白かった。
    面白くないことはないけど、全体的に内容が薄いように感じた。

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    2021年05月25日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    気軽に読めて楽しい一冊。
    わざわざ他人にグチるほどでもない小さなもやもやを、ひとつずつ丁寧に拾い上げて、言いたいことを全部代弁してくれる感じです!
    気の合う女友達と「わかる〜!それな〜!」って言いながら盛り上がる感じと似ています。

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    2021年03月27日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

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    チャーハン作ってやる(上から)から、材料切って(炒めるという一番楽しい作業のみ)
    と、のたまう我が家の昭和、九州男児には決して通用しないであろう家庭内男女平等…。確かに存在することで家事を3倍にしている!
    娘たちは家庭内男女平等な結婚をしてほしいなぁと思いつつ楽しく読んだ。
    ま、自分にとって何かしらの存在価値があれば、平等じゃなくてもいいんだけどね。
    例えばそれが愛なのか、お金なのかは…( ̄▽ ̄)

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    2021年02月27日
  • 東京23話

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    23区を一人称に展開する擬似小説。
    23区に住んでいたり、ゆかりのある人にはとてもおもしろいと思う。さくっと読めます。

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    2021年02月11日
  • かわいい結婚

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    山内マリコ先生の描く女の子は、もっと強くてしなやかであって欲しかった…!
    好みの問題だけど、あまり感情移入はできなかったなぁ。

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    2021年01月24日