山内マリコのレビュー一覧

  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「自分で自分にいいね!」
    自分とは一生の付き合いなので、他人と比べて落ち込む時間があるならだめな自分も引っくるめて認めよう。愛そう。これからを生きるために。
    「自分の舟は自分で漕ぐ」
    この言葉に、自分を信じて前へ進もうと思えた。私を、女性をしばるものはあまりに多く窮屈だ。窮屈になる原因は男性とは限らず、同性なことが案外多い。女性同士足を引っ張りあっている場合ではない。「こうあるべき」の価値観を押し付けないでほしい。靴くらい好きなものを履きたい。年相応とは何だと。山内さんのような考え方の人がもっと増えてほしいし、私も声を上げて行動にうつしたい。

    0
    2021年01月02日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    JJはたまに読んでいたし、ターゲットである25歳前後であるからか、心に響く文も多かった。

    JJを買っていた頃に読んだ、「20代がまさにその将来」という言葉にはっとさせられたのを思い出した。ずっと夢見ていた将来に今生きていて、ある程度夢も叶えたけど、まだ捨てきれない夢も持っていたりする。もっと今を大切に生きないとな、と思った。
    20代だからこそ悩むことはある。でも、歳を重ねることによって折り合いがつくこともある。悩むことは苦しい事でもあるけれど、逃げずに悩んで悩んで今を満喫したい。

    女らしさや年相応を求めるのではなくて、自分が本当に好きな物を身に纏って、人と比べず自分らしくかっこよく生きてい

    0
    2020年07月31日
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~

    Posted by ブクログ

    この本、私が書いたんかと思った!って思う人きっといっぱいいる。全ての『女の子』への激励がこもった一冊。

    0
    2020年06月17日
  • アズミ・ハルコは行方不明

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイナの気持ちがよくわかる。誰からにも相手にされないと自分には価値がないんじゃないかと思えてくる。他者からの評価が自分の評価だと思い込んでしまってるがゆえに彼女は誰かに依存し続けなければならない。でもなぜそういう思考になったのか?私にはわかる。小学生低学年まで私たちは人間として扱われてきた。しかし、中学にあがると自分がどういう人であるかの前に女という目で見られる。親も先生も周囲の人たちも女としての行動を少女たちに求めるようになる。そうしていくうちに女としての評価がイコール自分の評価なのでは?と思う。少女向けの本にだって モテるにはさすが〜!すごいね〜!ってオーバーリアクションで言うと記載されて

    0
    2020年05月28日
  • かわいい結婚

    Posted by ブクログ

    サクッと読めてクスリと笑える。
    それだけでなく、言葉に出来ないモヤモヤを言語化してくれる所が読後のスッキリ感につながる。「特に悪夢じゃなかった?」が良かった!

    0
    2019年10月03日
  • アズミ・ハルコは行方不明

    Posted by ブクログ

    どういう展開にするつもりなのか最後まで全然予想できなかったんだけど読み終える頃には元気になれる。こんな町でも、誰かがいなきゃ死んじゃうキャバ嬢も旦那と絶縁したシングルマザーも暴れ回る少女ギャング団もアズミハルコも女の子は等しく逞しい。目覚めよ女子たち!

    0
    2018年12月17日
  • かわいい結婚

    Posted by ブクログ

    表題作よりも他の2作のほうが好き。

    どの作品も、どうしたって分かり合えない男女のこととか、結婚に対する絶望とか、現代のリアルが詰め込まれていて苦しかった。
    こういうヒリヒリした微妙なところをつくのが上手だよなあ、と山内マリコの作品を読む度に思う。だから好きだ。

    ラストに収録されてる「お嬢さんたち気をつけて」で ユリがあや子に「ずる賢く生きなきゃ」と、自分に言い聞かせるように諭す場面が好きだった。ピンときていないあや子も愛おしい。

    女子って生きづらいけど、めちゃめちゃ楽しいんだよな~~

    0
    2018年11月21日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    短編小説はあんまり好きじゃない。よくある感じかな、と読み進めていったけれど、どのエピソードもどこかしらに自分を投影できて、心地よい長さ。サラサラっと読めてしまったし、終わり方がいい。難しく考えなくとも、「あ、私も、これしてみたかったな。してみよっかな」なんて歩いていけてしまえるような本。好きでした。

    0
    2018年10月28日
  • アズミ・ハルコは行方不明

    Posted by ブクログ

    地方の20代後半ぐらいの人の話。もやっとしたどん詰まり感と、それでもなんとかなる、人って強いなという感想。

    0
    2018年09月07日
  • アズミ・ハルコは行方不明

    Posted by ブクログ


    なにもない田舎で何か刺激を求める若者たちがリアルでした。
    少女ギャング集団のくだりとか今まで読んだ山内マリコさん作品に比べるとファンタジックな要素もあり、不思議なかんじでした。
    今まで短編しか読んだことがなかったので初の長編&ちょっとミステリーっぽい?で最後そうなるか!っていう結末が。女万歳!ですね。

    0
    2018年03月21日
  • 2030年の旅

    Posted by ブクログ

    8人の作家が2030年の日本を舞台に“未来”を描いた短編集。AIやドローンなど今より少しだけ進んだ技術描写が面白い。個人的には支倉凍砂の『AI情表現』がコミカルな中に切なさとある種の爽快感があって好きだった。クライマックスでの自身の限界を認識しているようなAIの言葉の数々が刺さる…

    0
    2017年12月23日
  • 2030年の旅

    Posted by ブクログ

    2030年を想定して書かれた近未来SF。ここまでは進まないんじゃないか、いやもっと進むんじゃないかという様々な考えがあって面白い。2030年には私は60歳ですが、どんな世界になっているんでしょう?

    0
    2017年11月29日
  • 東京23話

    Posted by ブクログ

    東京都の区そのものか、ランドマークとなる建物などに人格を持たせ、それぞれの区について語らせる。そんなちょっと変わった東京を紹介する小説。
    解説にも書かれている通り、今の姿に透けて見える過去の姿を中心に語っています。読むと東京の町歩きをしたくなること請け合いですが、決してガイドブックではないです。そう、それぞれの区に興味を持つきっかけを与えてくれる。そんな本です。

    0
    2017年11月08日
  • 2030年の旅

    Posted by ブクログ

    未来の日本のお話を描いた恩田陸を含む8人の作家による短編集。私が気に入った作品。

    恩田陸「逍遥」。意識上で集まった3人がなくなった時計の謎に挑む。それは空間を越えて、情報を他人と認知できる能力。いつの世界も技術が発達しても、ひとがやることは変わらないのですね(笑)

    小路幸也「里帰りはUFOで」日本のどこかの、どいなかの街。そこは日本でインフラが整備された街。友達と里帰りすることになった大学生の野宮淳一は、UFOの目撃話を聞いて。。
    自動運転が当たり前になった社会。世の中の暮らしがどう変わるのか。

    支倉凍砂「AI愛情表現」。AIに恋愛相談をもちかける浩太。AIはひとのパートナーになりうるの

    0
    2017年11月05日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

    Posted by ブクログ

    すごく「わかるー!」がいっぱいの本でした(笑)。
    「男は家事を3倍にするモンスターである」とか「皿洗いの現場は憎しみを育てる」とか・・・共感しかないわ。

    章の終わりに「男のいいぶん」として著者の彼氏(後に夫になる男性)の意見が書かれているのも面白かったです。それを読むと、「ああ、男も女も、自分のことは棚に上げがちなんだなぁ」と気づいたりもして。

    お互いに文句は言っても楽しそうな生活。いいな、と思いました。

    0
    2017年04月04日
  • 皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

    Posted by ブクログ

    山内マリコと聞くとすぐに飛びついてしまう、
    きっとそんな30代女子多いんだろうなと思いながら毎度せっせと購入。
    彼女のエッセイも、小説も、ほんとこの世代なドンズバなんです。

    今回は同棲からの結婚に至るまでの男と女の違いにフォーカスしてるエッセイ。

    個人的に1番頷いたところは男と女の部分ではないですがここ。

    1人になった時の食まわりの雑さは人に言えず
    昼はレトルトカレー、夜はパスタソース、
    家中のお菓子を発掘してぽりぽりつまみ、
    小腹が空けば冷凍うどんも…。
    カロリー過多なのに栄養はゼロ。
    30過ぎた体にこの手のインスタントな食事はてきめんに堪えるもので、
    もちろん太るし、食べてもポジティ

    0
    2017年03月30日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    10人の女性のパリにまつわる短編集、
    そして最後の章で1つにまとまる、てやつです。
    山内マリコ✖︎パリ、読まざるを得ないでしょう。

    どの話もそれぞれが悩んで
    人間味があって悪くない。

    そして最後にそれぞれがいろんな気持ちを持ってフランスに集まり、
    その中で過ごす気持ち良いバカンスの描写がなんとも言えない幸せな気分になります。

    ラベンダーが香って
    心地よい風が吹く中で
    皆んなでワイワイ長机でたっぷり時間をかけて味わいながら途切れないおしゃべりに興じながら…
    そんな光景を感じる。

    私はフランスにも住んだことも友人もいないのに
    なぜにフランスの生き方に魅了されるんだろう。
    でもきっとそんな人

    0
    2016年11月27日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    山内マリコさんの作品は全て読んでます。

    今回の作品はパリに思いをよせるいろんな世代の女性が登場人物。もやもやしている気持ちを持ちながら生活している女性たちがパリに興味を持ち向かうまでの道のりの短編。短編と思いきや、最後の書き下ろしで同じツアー客として再開できる。さっきまで読んでいたのに最初から一人ひとりを読み直したくなる。パリじゃなくてもこんなツアーどこかにないだろうか。行きたいな。

    0
    2015年11月08日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    いま私的イチオシ大注目の作家。迷っていたけれど購入してしまった!装丁も挿絵もおしゃれ。全ての迷える女性に捧げる1冊。とにもかくにも女子向け。アラサー世代には特にオススメ。

    0
    2015年09月02日
  • パリ行ったことないの(フィガロブックス)

    Posted by ブクログ

    山内マリコさんの観察眼はさすがとしかいいようがない
    装丁・イラストを担当された佐藤亜沙美さん、初見だったけど特にイラストがよかった
    祖父江さんのところで修行を積まれたそう

    0
    2015年08月28日