若竹七海のレビュー一覧

  • まぐさ桶の犬

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    『仕事はできるが、不運すぎる女探偵・葉村晶』シリーズ最新作。
    初登場の作品では20代だった彼女も今は50代。体のあちこちに不調を抱え、無理は出来ないお年頃になったのだが、やはり今回の依頼もハードな展開になっていく。

    まぐさ桶の犬:『自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひと』

    正直、葉村晶シリーズに登場する人物たちって、みんなこの「まぐさ桶の犬」ばかりな気がする。
    身勝手で、相手の気持ちや都合などお構いなしで、自分の感情や都合ばかりを押し付ける。おまけに誰もかれもが信用ならない。
    そこに振り回され

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    2025年05月18日
  • 依頼人は死んだ

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    ついてない女探偵、葉村晶シリーズの実質的な1作目。短編集。どの話も人間の奥底にひそむ黒い部分がみえてくるのがテーマになっている。疲れているときに読むと相当にダメージのデカい作品。ミステリー的な手法でいうと表題作であろうか。アッといわせるような切れ味のある終わり方で思わずに読み直してしまった。後は「たぶん、暑かったから」が強烈な印象を残した。何故、そのタイトルになったのかが分かる?ラストの余韻は何とも言えない。いやミスであるのだが、それ以上の面白さがこの作品にはある。

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    2025年05月02日
  • さよならの手口

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    今頃という感じだが、若竹七海の作品を初めて読んだ。
    「女には向かない職業」という名作ミステリがあるが、本作も主人公は女探偵、いや元探偵だ。ずっとケガばかりしている主人公が読んでいて痛々しいが、ミステリの筋はよく出来ており、終盤もスピード感があってなかなか面白かった。タイトルも気が利いている。誰にさよならを言う手口なのか、最後まで読むと納得のオチだ。
    本筋の面白さとは別に、ミステリ通の作者ならではの色々なミステリのタイトルが出てくるだけでなく、解説までしてくれているのはとても嬉しい。早速この中で出てきた作品のいくつかは今後読もうと思うリストに入れたくらいだ。

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    2025年04月10日
  • 御子柴くんと遠距離バディ

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    御子柴くんシリーズ2作目。

    生み出したキャラクターを千尋の谷に突き落とす癖がある作者によって(あとがきより抜粋)、のっけから災難に巻き込まれる御子柴くん。
    長野に戻った御子柴くんが、東京での相棒・竹花くんと連携しながら事件を解決していくお話。前作から続けて読むと、御子柴くんが頼もしくて成長を感じます。
    続編出てないけど読みたいなあ。面白かったです。

    葉村晶の名前も一瞬登場してにやり。
    葉村晶シリーズの最新作を手に入れたので、今度はそちらを追って読みたいと思います。

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    2025年04月10日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    このアンソロジー、好きな作家さん揃い!
    しかも大好きな猫モノ。嬉しいですね!
    不思議な話しあり、切ない話しあり…。
    バラエティーに富んでいました。

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    2025年03月19日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    面白い話もあったけど、今まで読んだ猫アンソロジーの中ではそうでもないかなぁ…。それぞれに猫は出てくるけど何かパッとしない感じ。
    ミステリー要素や、毒気がないから楽しめなかったのだろうか?

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    1荻原浩『猫は長靴を履かない』
    2石田祥『ツレ猫婚』
    3清水晴木『いちたすいち』
    4標野凪『猫のヒゲ』
    5若竹七海『神様のウインク』
    6山本幸久『御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項』

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    2025年03月17日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    なんて素敵なタイトル。
    良かったのは 荻原浩さん石田祥さん。
    あとは…猫の事よく知らないのかなと思える方も…。
    ちょっと タイトルに期待しすぎました。

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    2025年03月01日
  • 御子柴くんの甘味と捜査

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    短編構成で読みやすかった。出てくる甘味は実際にありそうなので機会があれば買って食してみたいと思った。御子柴くんのキャラクターは好ましいし次作も読みたい。

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    2025年02月25日
  • 暗い越流

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     2013年第66回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した表題作含む5編収録の短編集。「不幸な探偵 葉村晶」が登場する作品も2編ある。
     それぞれの作品がブラックな要素を含んでおり、最後に「えっ?」となる展開がクセになりそう。

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    2025年02月23日
  • 不穏な眠り

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    2020年の初読み本。仕事はできるが、不運すぎる女探偵・葉村 晶シリーズ最新作。

    事件の内容から結構陰鬱な気持ちになることが多い作品ですが、恋人とはいかないまでも葉村 晶のプライベートな一面をもう少し描写してもらいたいなぁーと感じるのは自分だけでしょうか?

    好きな話しは、『逃げだした時刻表』で、『静かな炎天』よりは少し面白味に欠ける作品でした❗️

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    2025年02月16日
  • 錆びた滑車

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    『このミステリーがすごい!2019年版』第3位受賞作品。仕事はできるが、不運すぎる女探偵・葉村 晶シリーズ第6弾❗️

    『このミス』の上位作品ということで期待値も高くなって読み進めましたが、結果から言うと『さよならの手口』に比べると若干読み足りなさが残った作品でした❗️

    シリーズ全体を通して、ストーリー展開はテンポも良く多少のユーモアもあって、本格ミステリーとはいかないまでも、そこそこの無骨なミステリーを求めている方には、オススメのシリーズです♫今回のミステリー紹介も殆ど読んだことがない作品ばかりでした❗️

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    2025年02月16日
  • 悪いうさぎ

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    2019年の初読み本。仕事はできるが、不運すぎる女探偵『葉村 晶』シリーズ第3弾❗️

    タフでクール、そしてシニカル女性探偵の葉村 晶は、好きな女性キャラクターの1人です♫

    今回は長編ということで覚悟して読み進めましたが、中々重苦して遣り切れない内容で、思わず深いため息が零れてしまう作品でした❗️宮部 みゆきさんの『杉村 三郎』シリーズと同じく、人間の悪について色々考えさせられる作品です。

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    2025年02月16日
  • 依頼人は死んだ

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    9編の連作短編集で、女性探偵『葉村 晶』シリーズ第2弾❗️

    読後感は、少しモヤっとしてちょっぴり背筋が凍り、真相は遣り切れない感じが多いミステリー作品集。

    『濃紺の悪魔』と『鉄格子の女』はホラーチックな作風で、ちょと怖いです❗️一方で、表題作の『依頼人は死んだ』と『女探偵の夏休み』は、個人的に好きな作品です♫

    葉村 晶は好きなキャラクターですが、作風はこのまま連続して読むのは結構キツイので、また時間を空けてチャレンジします❗️

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    2025年02月15日
  • プレゼント

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    不運な名探偵・葉村 晶のデビュー短編集。

    トラブルメーカーのフリーター・葉村 晶とピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補の活躍が、交互に紡がれる8編の短編ミステリー❗️

    葉村 晶シリーズということで読んでみましたが、全体的にビターテイストな作品でした。

    特に印象的な話しは、『ロバの穴』、『殺人工作』、『再生』、『トラブル・メーカー』の四編です❗️次の『依頼人は死んだ』は少し時間を空けてチャレンジしたいと思います。

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    2025年02月15日
  • 御子柴くんの甘味と捜査

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    警察ものの短編集なのに、何故かゆる〜い雰囲気を醸し出している不思議な作品。
    長野県警から警視庁に出向している御子柴刑事のお土産係りぶりや、相棒であふ玉森刑事の度を超えた甘党など、本来の警察小説ならどうでもいい要素が定型パターンを構成しており、それが心地よいのが不思議です。
    別シリーズの葉村晶といい、若竹さんが描くキャラクターは独特の個性があって良いです。

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    2024年12月29日
  • 錆びた滑車

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    少し話がごちゃごちゃしていて今までのシリーズの中だと1番読みにくかった。葉村晶シリーズは短編の方が好きだ。

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    2024年12月02日
  • さよならの手口

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    葉村晶シリーズはどれも面白いけれど今回は少し読みにくかった。性格の悪い女性が多く見ていて、「現実にもいるな……」と考えてしまい少し気分が悪くなった。最後の店長のあっけらかんとした感じにとても救われた。

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    2024年11月30日
  • 古書店アゼリアの死体

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    葉崎シリーズ!マグノリアの面々も名前だけ登場!
    不幸な女探偵葉村に負けず劣らず不幸な真琴がたどり着いた葉崎市の海岸で溺死体をみつける。
    それは、葉先市の名門前田家の失踪した息子だった?
    前田家のお家騒動に巻き込まれる真琴。最後は二転三転していく…

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    2024年11月23日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

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    葉村?シリーズに出てくる、角田港大先生が関わるミステリー。古本屋バイトの葉村はあの葉村?と、ちょっとしたワクワクも感じさせる。
    昔開発された住宅地の1つで顔や指紋を潰された死体が発見される。
    住民達が抱える秘密のせいで、容疑者が膨れ上がる。第二の殺人はゴシップ好きの奥さん。旦那は愛妻家のようでいて、我慢の限界を迎えていた?
    蓋を開けると、なんだか微妙な感じの結末に感じたが、最後の数行でドキッとさせる若竹ワールド健在!相変わらず、登場人物が多すぎるのがしんどい…

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    2024年11月19日
  • パラダイス・ガーデンの喪失

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    自分が方向音痴すぎて町の全体像が全然把握できんかった笑 あと登場人物も多いし場面転換も結構あるから、前半何が何だかわからんかった印象。後半にかけての伏線回収は気持ちよかった

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    2024年11月29日