若竹七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
葉崎市の美術館で孤軍奮闘で働いていたのだが、市長が変わり美術館が閉館された。職を失いどうしようか考えてると大林国際観光グループの部長の大林孝雄から電話が掛かって来た。大学時代の先輩で、特に親しかった訳ではないのに・・・。彼からの話は、昔の女優・作家だった今は亡き曾根繭子のコレクションを整理して、資料室を作りたいと言う事だった。承諾して金沢市郊外にある銀鱗荘ホテルに・・・。
そこには、創始者が集めた曾根繭子の膨大なコレクションが眠っていた。コレクションは、舞台衣装から繭子が使った割り箸・下着・・・など異様なまでの執着が・・・。
そして、一つのフイルムと戯曲の本が見つかった。そこに書かれた事が -
Posted by ブクログ
日常の謎、コージーミステリーが得意な若竹七海が送るホラー系を集めた短篇集です。
「のぞき梅」
若くして死んだ友達の家から遊びにおいでと言われて、梅のゼリーを持って訪れたのだが、お土産の梅のゼリーを拒絶されてしまう。この家族は、どうして梅を口にしないのか・・・。
「影」
Kさんのマンションの駐車場の天井にあるシミを見て、Kさんはある話を始めた。それは、実家の部屋から見える一軒の家の話だった。
「樹の海」
口ばっか達者な作家の担当編集者は、その日も晩酌に呼ばれて嫌々ながら話を聞いていた。それは、最近彼が巻き込まれた殺人事件の話だった・・・。
「白い顔」
彼は、妻が居たのだが不倫を -
購入済み
誰が主人公なの?
登場人物の立位置がいまいちわかりずらいのでぐいぐい引き込まれていかない。本に関するうんちくもイマイチ。ビブリア古書堂の事件簿に比べるとだいぶ落ちるかなぁ。