若竹七海のレビュー一覧

  • 悪いうさぎ

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    ネタバレ

    葉村シリーズはとても面白いのですが、
    何故か私は他の本の倍近く読むのに時間がかかります。

    序盤に出てくる公園のおじさんのセリフが、
    伏線になっていたのですね。

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    2022年01月29日
  • 猫島ハウスの騒動

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    「葉崎市シリーズ」の4冊目。再び光文社に戻る。

    今度は、葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島での事件の顛末。

    海岸でナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかり、マリンバイクで海を暴走する男が崖から降ってきた男と衝突して二人とも死亡し、押っ取り刀で駆け付けた駒持警部補は猫アレルギーで、夏季限定派出所員はお気楽な警官で、そうこうしている内に、廃棄物置場から死体が見つかって…。
    色々騒いだ割には、結末はどうでも良い感じで終わっちゃったけど、お馴染みの土地での、相変わらず憎めない登場人物の特異なキャラクターと、それらのくんずほぐれずは十分楽しめた。七瀬くん、よく

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    2022年01月29日
  • 悪いうさぎ

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     世界一不幸な女探偵・葉村晶シリーズ第2弾にあたる長編作品。
     序盤から葉村晶の不幸さ加減がいかんなく発揮されている。事件の核心に迫りつつある場面で襲われて気を失ったり、監禁されたり……。果たして葉村が活躍していると言えるのかどうか疑問ではあるが、この鮮やかさのない少しもやっとするところがこの作品の魅力でもあるように感じる。

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    2021年12月27日
  • プレゼント

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    ネタバレ

    メモしたくなるセリフも多く、人生の酢いも甘いも噛み分けた、物語の潔い幕引きがいつもカッコいい。そして苦いコーヒーのような余韻を連れてくる。
    小林警部補は読後も未だ掴みどころがなく、私にとっては謎の人物のままだ。葉村晶に対しては、クールな彼女の苦労してきた部分をそっと見守るような気持ちだ。

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    2021年12月19日
  • 依頼人は死んだ

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    自殺の原因を調査する不思議なミステリーですね。
    ミステリーようでミステリーでないような。
    シリーズ1作目という事なので次が読みたいです。


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    2021年12月01日
  • 依頼人は死んだ

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     女探偵・葉村晶シリーズ第1弾、9編を収めた連作短編集。
     このシリーズがそうなのか、作者の語り口がそうなのかはよくわからないが、とてもサバサバした感じを受ける。主人公の感情があまり表面に出てくることはなく、台詞もいたって乾いている。だからこそ淡々と読めるし、会話も淡々と進むのだが、かといって事件が単純というわけではない。そのあたりの構成の妙というか、そういった印象が強い作品集。熱い感じがないミステリーといった趣である。

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    2021年10月24日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

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    ひと月ほど前、新聞広告で『「葉崎市シリーズ」最新作が、10年ぶりに書下ろしで登場!』というのを見て、そういうシリーズがあったのかと、最初から読んでみることにした。

    それにしても、長編で登場人物は多そうだしうまく頭に入るかちょっとビビりながら読み始めたが、悪くなってきた頭では苗字で呼ばれたり名前で呼ばれたりに混乱し、典子と圭子はどっちがどうだったか、巻頭の<登場人物>に戻ることもしばし。
    それでも、まったりとした警察の捜査とかまびすしい住人たちの言動を読み進めれば、それぞれの事情や人間関係もだんだん頭に入ってくる。
    ヴィラの空き家の一室で死体が発見された最初の事件の捜査に手間取る内にヴィラの住

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    2021年10月03日
  • プラスマイナスゼロ

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    プラスとマイナスとゼロ。違う個性同士がうまく噛み合ったトリオが、いろんな事件に巻き込まれる。私はテンコみたいな人の側にいて不運に巻き込まれるのは嫌かな。いい人なんだろうけど。

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    2021年09月19日
  • 猫島ハウスの騒動

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    「葉崎市シリーズ」を読むのは4作目。殺人、3億円強奪、覚醒剤売買などを盛り込みながら、深刻にはならずクスクス笑いながら軽く読み通せるのがコージーミステリの醍醐味。

    今回の舞台は猫が島民の3倍も暮らしているという、葉崎半島の先に位置する通称・猫島。
    長閑な島で起こった物騒な事件に、お馴染み葉崎署の駒持警部補と二村巡査部長、それに島の派出所勤務の七瀬巡査とポリス猫・DCが絡んできてのひと騒動。

    ミステリの真相そのものは、思ったよりも拍子抜けで辻褄合わせで急ぎ足の解説が展開されるのはコージーミステリ故仕方のないことか?
    一応伏線はしっかり回収されたものの、既刊のヴィラ・マグノリアとか古書店アゼリ

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    2021年09月17日
  • 猫島ハウスの騒動

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    推理小説としても楽しめましたし、娯楽としても楽しめました。 猫の描写には毎回癒されました。
    猫好きなら、この作品は娯楽だけでなく、癒しにもなると思います。

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    2021年09月16日
  • 静かな炎天

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    探偵・葉村晶シリーズの最新作。私はこのシリーズを初めて読みましたが、前作を読んでいなくても充分楽しめました。
    主人公、葉村晶のキャラがとても素敵。彼女がすごく不運で、探偵業が一筋縄ではいかないところもこの作品の魅力的なところだとおもいます。
    このシリーズの他の作品も読みたいです。

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    2021年09月16日
  • 悪いうさぎ

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    やっぱり面白いわ、若竹七海の作品。
    読んだらやめられずあっという間に終わっていた。

    葉村晶シリーズ7つの特徴。

    1.のっけからのスピードあるアクションで引き込まれる。

    2.おかしみのある会話で笑ってしまう。

    3.主人公、女探偵葉村晶はけっしてオールマイティではなく普通の女。

    4.失敗したり、悩んだり、怒ったりする。

    5.掃除をしたり、食事を作ったりする様子が好もしい。

    6.すさまじい事件のようなだが、非日常ではなく。

    7.怪我をしたり、精神がボロボロなりながらも、不屈の闘志を棄てない。

    あらすじをいうのはやめる。

    うさぎはかわいい。文庫本のカバーの絵も意味深。章ごとのうさぎ

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    2021年09月14日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

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    若竹さんの本でコージー・ミステリーというジャンルを知った。
    コージーとは居心地のよい、くつろいだ親しみやすいという意味だそう。

    小さな町を舞台として、登場人物のキャラクターを書き込み、あまり暴力的でない凄くない殺人が起こり、誰が犯人かという謎解きを楽しむ、後味のよいミステリー。

    そのコージー・ミステリーである。

    始めのページに登場人物、23人。次ページに「葉崎」という架空の市の説明。3ページ目に「ヴィラ・葉崎マグノリア」の見取り図。

    おーお、相変わらずきちっとしている若竹さん、安心して読みに取り掛かれる。
    なるほど、なるほどキャラクターが面白い。本関係がとくによい。

    海の見えるひな壇

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    2021年09月14日
  • プラスマイナスゼロ

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    でこぼこ3人組女子高生の話。テンポがよく面白かったけれど,ちょっと突飛すぎるように感じるところも多々あった。

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    2021年07月17日
  • 錆びた滑車

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    葉村晶シリーズの5冊目。本作も不運と悪意とユーモアがバランスよくブレンドされた上質なミステリに仕上がっており、楽しめた。

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    2021年06月20日
  • プレゼント

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    最近話題の葉村シリーズの第1作という事で、期待して読み始めたが可もなく不可もなくと言う感じかな。

    この本は丸ごとが葉村晶の話ではなく、小林警部補との話しが交互に出てくる作りになっている。個人的にはこの段階では小林警部補の方に親しみを感じる。

    こちらをシリーズ化しないで、葉村晶をシリーズ化したのは作者の考えがあったのでしょうが勿体ないな。

    葉村シリーズも本は購入済みなのでこれから楽しみたい。

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    2021年06月03日
  • 悪いうさぎ

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    もちろん(?)ドラマを少し見たのをきっかけに読み始めた葉村晶シリーズ。これはちょっと嫌なお話だった。

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    2021年05月31日
  • プレゼント

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     本書で登場する人物は主に3人。フリーターの葉村晶、警部補の小林舜太郎、それに刑事の御子柴だ。この人たちが遭遇する事件が8つ収録された短編集。葉村晶はシリーズとして文春文庫から出版誰ているが、その葉村晶シリーズが本格的に始まる前の作品集といった趣が強い。また、御子柴刑事はこの後、この中公文庫でシリーズとして登場している。
     葉村晶と小林舜太郎が交互に活躍するようになっているが、葉村晶のほうが急転直下突然の解決を見る感触が強い。よく動くがゆえに犯人に遭遇することも多く、偶然解決に至るケースもある。一方、小林舜太郎は刑事らしく筋立てていく感が強い。そのため、二つの味を楽しめる作品集となっている。

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    2021年03月25日
  • 不穏な眠り

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    葉村晶シリーズの7作目。1年ほど前(2020年1月~3月)、NHK総合で放送されたシシド・カフカ主演の連ドラのイメージにはピッタシ。私はこのシリーズ、全部読んでるんだけど、昔に比べ、入り込めなくなったのは何故だろう・・・

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    2021年03月20日
  • 不穏な眠り

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    葉村晶シリーズ。
    毎回毎回酷い目にあう主人公の体がが同年代として心配です。事件よりもそちらに気を取られてしまいがちでした。インフルエンザに罹らなかったのが意外でしたが。

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    2021年03月18日