若竹七海のレビュー一覧

  • プレゼント

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    面白そうなシリーズの第1作ということで読んでみた。
    小林警部補と葉村晶という投げやりな雰囲気のフリーターが交互に主人公となる短編集の体裁ですが、最後に2人が交わるもののその必然性は不明でした。
    もう少し読んでみて初めて納得するのだろうか。
    小説として面白そうな雰囲気があるものの、まだ不完全燃焼の感も強く、どう評価してよいか判断できない。
    うーん。。。

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    2022年08月29日
  • 静かな炎天

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    ネタバレ

    葉村晶も四十肩になり、もう無理できなくなったんだなとしみじみする。元々無理はしたくないかもしれないけど。
    相変わらず頭のキレは良くて、年齢を重ねても変わらず私の大好きな葉村晶だ。カッコいいところだけじゃなくて、生活を感じるところが特に好き。洋服を選ぶちょっとしたシーンとか、サンドイッチに凝って手作りしてみたりだとか、早く帰って寝るんだと考えているところとか、そういう地味な部分がとても好き。
    口に出して読みたくなる文体だなと思う。
    今回は葉村を労いたくなった。こき使われながらよくやり切っていて、お疲れ様〜と声をかけたくなる。

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    2022年08月28日
  • 殺人鬼がもう一人

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    都心から離れた寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘(こぶしがおか)を舞台に描かれる数々の不穏なお話。
    腹に一物ある人ばかりが住む町で、閉じた世界の中での結婚式やお葬式に市長選、事件に出張ってくるのは悪徳警官。
    この作者らしいダークなユーモアと技巧に満ちていて、面白くないことはなく、いや、寧ろ良く練れた話で楽しめたのだが、あまり適当な感想が思い浮かばない。毒気を抜かれるとはこのことか。

    「辛夷」はフリガナがあったので良いけれど、「刀自」や「家作」、「旗竿地」に「窩主買い」、他にもこの歳になっても知らない単語が出て来てウロウロした。「高野聖ごっこ」って何ですか?

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    2022年08月04日
  • ポリス猫DCの事件簿

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    「葉崎市シリーズ」の7冊目。また元に戻って光文社。

    「猫島ハウスの騒動」でとても頑張った巡査の七瀬くんとポリス猫DCのお話。
    猫島で起きる様々なトラブルを描いて短い話を一話完結させながら、全体として大きな事件につながるというお話。みたいに最初のほうでは思えたのだけど、時折まかれた伏線は一応最後の話につながりはしても、そこまで効果的でなかったような感じ。
    お話も色んな趣向があって作者としては楽しんで書いているのだろうけどがちょっと間延びしたものもちらほら。
    ポリス猫DCが意外にしっかりした探偵猫(Detecitive Catだったとは)で、それに引きずられるように前作では小間使いだった七瀬くん

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    2022年06月20日
  • 依頼人は死んだ

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    ネタバレ

    少し前なので簡単に。
    プレゼントとは違う構成。葉村晶の話のみ集めた小説。
    プレゼントとの繋がりは薄いと思って読んでいたが、最後の話?で過去にでてきた痣の男が出てきたり、葉村晶にも痣が出来たり「どういうこと?続き気になるんだけど!!」となる描写あり。
    (ただ今その先読んでるから分かるけど、その伏線は別に回収される訳ではなさそう。。)
    そこがとてもワクワクした。

    どの話も解決までの展開が読めないのが面白い。作者は の頭はどうなっているんだか。。

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    2022年05月31日
  • プレゼント

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    面白かった!
    最初は気が付かなかったけど、交互に主人公が変わっていて最後の章でその2人が関わる事件が起きるという構成が凄く面白い。

    短編のミステリーがいくつもある構成だが、そのどの話も面白い。
    ミステリーだと展開が分かりやすかったり、
    これ布石だなっていうのが分かるようになってくるけど、この本の話は意外性のある結論が多い。

    最後の話がかなり途中で終わったので早く次の章が読みたい。

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    2022年05月31日
  • みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない

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    【収録作品】文月/葉月/長月/神無月/霜月/師走/睦月/如月/弥生/卯月/皐月/水無月/文月ふたたび//十数年後の文月
    2013年刊のポプラ文庫ピュアフルに、パンデミックにちらっと触れた書き下ろし「十数年後の文月」を加えて文庫化。

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    2022年05月27日
  • 殺人鬼がもう一人

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    東京の外れにある寂れたベッドタウン<辛夷ヶ丘>を舞台とした連作ミステリー短編集。登場人物全員悪人という惹句の通り、全編シニカルなブラックユーモアに溢れた作品である。著者の技巧性は言わずもがなだが、今作は毒気があり過ぎて流石に辟易してしまった。どの収録作品も短編に収まる情報量をゆうに超えており、冒頭から一気に畳みかけてくるので読み疲れるし、表題作で主要人物に一線を越えさせるのも好ましく思えず。私は<葉村晶シリーズ>のファンだけれど、今作には全く乗り切れなかった。中盤の「黒い袖」がせめてもの救いと言えるかも。

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    2022年05月15日
  • プラスマイナスゼロ

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    「葉崎市シリーズ」の5冊目。今度はポプラ社になった。

    葉崎市の山のてっぺんにある葉崎山高校に通う、お嬢様テンコ、不良娘ユーリ、歩く全国平均値ミサキの女子高生トリオが出くわす出来事。
    プラスとマイナスとゼロの3人の、コミカルで時に鋭い掛け合いを楽しむ。不運に愛されるテンコは葉村晶みたいなもんだな。
    出くわす事件は他愛もないように見えてちょっとした毒を含んでいるところがこの作者らしい。
    文庫版のために書き下ろされた最後の2話には珍しくそうした毒がないが、3人の仲良し加減がいい感じに描かれていて、これはこれで余情あり。

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    2022年03月31日
  • みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない

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    一度読んだことあったな。。。あんまり覚えてなかったけど、その後の話をちょっとだけ付けたして、再販するってなんかずるいぞ。まんまと引っかかったじゃないか。こころちゃんが、あんまりにもあんまりで受け入れにくい。大どんでん返しあるかと思っていたが、最後までただの?トラブルメーカーだった。

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    2022年03月23日
  • 不穏な眠り

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    葉村シリーズ短編集。60ページ弱の短編なのに話の転がり方風呂敷の広がり方そして見事な畳みっぷりを堪能できる。ほんとに笑っちゃうくらい不幸のオンパレードだしじわじわ老いを感じるし葉村は今回もよくがんばったよ…!特に『水沫隠れの日々』の切れ味がすごい。まだまだ新作待ってます。あとミステリー温泉ツアーどこいったら参加できますか???

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    2022年03月13日
  • 悪いうさぎ

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    ネタバレ

    葉村シリーズはとても面白いのですが、
    何故か私は他の本の倍近く読むのに時間がかかります。

    序盤に出てくる公園のおじさんのセリフが、
    伏線になっていたのですね。

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    2022年01月29日
  • 猫島ハウスの騒動

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    「葉崎市シリーズ」の4冊目。再び光文社に戻る。

    今度は、葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島での事件の顛末。

    海岸でナイフが突き刺さった猫のはく製が見つかり、マリンバイクで海を暴走する男が崖から降ってきた男と衝突して二人とも死亡し、押っ取り刀で駆け付けた駒持警部補は猫アレルギーで、夏季限定派出所員はお気楽な警官で、そうこうしている内に、廃棄物置場から死体が見つかって…。
    色々騒いだ割には、結末はどうでも良い感じで終わっちゃったけど、お馴染みの土地での、相変わらず憎めない登場人物の特異なキャラクターと、それらのくんずほぐれずは十分楽しめた。七瀬くん、よく

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    2022年01月29日
  • 悪いうさぎ

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     世界一不幸な女探偵・葉村晶シリーズ第2弾にあたる長編作品。
     序盤から葉村晶の不幸さ加減がいかんなく発揮されている。事件の核心に迫りつつある場面で襲われて気を失ったり、監禁されたり……。果たして葉村が活躍していると言えるのかどうか疑問ではあるが、この鮮やかさのない少しもやっとするところがこの作品の魅力でもあるように感じる。

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    2021年12月27日
  • プレゼント

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    ネタバレ

    メモしたくなるセリフも多く、人生の酢いも甘いも噛み分けた、物語の潔い幕引きがいつもカッコいい。そして苦いコーヒーのような余韻を連れてくる。
    小林警部補は読後も未だ掴みどころがなく、私にとっては謎の人物のままだ。葉村晶に対しては、クールな彼女の苦労してきた部分をそっと見守るような気持ちだ。

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    2021年12月19日
  • 依頼人は死んだ

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    自殺の原因を調査する不思議なミステリーですね。
    ミステリーようでミステリーでないような。
    シリーズ1作目という事なので次が読みたいです。


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    2021年12月01日
  • 依頼人は死んだ

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     女探偵・葉村晶シリーズ第1弾、9編を収めた連作短編集。
     このシリーズがそうなのか、作者の語り口がそうなのかはよくわからないが、とてもサバサバした感じを受ける。主人公の感情があまり表面に出てくることはなく、台詞もいたって乾いている。だからこそ淡々と読めるし、会話も淡々と進むのだが、かといって事件が単純というわけではない。そのあたりの構成の妙というか、そういった印象が強い作品集。熱い感じがないミステリーといった趣である。

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    2021年10月24日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

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    ひと月ほど前、新聞広告で『「葉崎市シリーズ」最新作が、10年ぶりに書下ろしで登場!』というのを見て、そういうシリーズがあったのかと、最初から読んでみることにした。

    それにしても、長編で登場人物は多そうだしうまく頭に入るかちょっとビビりながら読み始めたが、悪くなってきた頭では苗字で呼ばれたり名前で呼ばれたりに混乱し、典子と圭子はどっちがどうだったか、巻頭の<登場人物>に戻ることもしばし。
    それでも、まったりとした警察の捜査とかまびすしい住人たちの言動を読み進めれば、それぞれの事情や人間関係もだんだん頭に入ってくる。
    ヴィラの空き家の一室で死体が発見された最初の事件の捜査に手間取る内にヴィラの住

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    2021年10月03日
  • プラスマイナスゼロ

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    プラスとマイナスとゼロ。違う個性同士がうまく噛み合ったトリオが、いろんな事件に巻き込まれる。私はテンコみたいな人の側にいて不運に巻き込まれるのは嫌かな。いい人なんだろうけど。

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    2021年09月19日
  • 猫島ハウスの騒動

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    「葉崎市シリーズ」を読むのは4作目。殺人、3億円強奪、覚醒剤売買などを盛り込みながら、深刻にはならずクスクス笑いながら軽く読み通せるのがコージーミステリの醍醐味。

    今回の舞台は猫が島民の3倍も暮らしているという、葉崎半島の先に位置する通称・猫島。
    長閑な島で起こった物騒な事件に、お馴染み葉崎署の駒持警部補と二村巡査部長、それに島の派出所勤務の七瀬巡査とポリス猫・DCが絡んできてのひと騒動。

    ミステリの真相そのものは、思ったよりも拍子抜けで辻褄合わせで急ぎ足の解説が展開されるのはコージーミステリ故仕方のないことか?
    一応伏線はしっかり回収されたものの、既刊のヴィラ・マグノリアとか古書店アゼリ

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    2021年09月17日