若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレ短編集。女探偵葉村が出るもが2編。読後はどれもゾクっとする感じ。
①母の遺骨をとってきて欲しいという依頼が葉村に。
向かった先で蠅男に出会い、死体の上に尻餅をつく葉村。蠅男は放置された家辺りに出る温泉に気づいた依頼者兄だった。
②犯罪者に手紙を送ってきた人の身元を辿ると、犯罪者のご近所さんからだった。捜査のうちに死体を発見する。死因は殺人か…?
③編集長がいなくなった。犯人はメモにあった取材対象か?丁寧な暮らしの裏にあるものは…
④教会で立て籠ってる犯人の半生を振り返る。犯人が食べたのは果たして人肉か否か…
⑤再び葉村登場。金庫のかぎとなるこけしを探しに福島まで。金庫の中身は発禁になった原稿⁉️
一番ゾクっとしたのは4話目! -
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ネタバレ葉村シリーズ短編集。
私個人は、葉村シリーズの短編が苦手かも。地味な事件で、葉村の不幸だけが目立ち、読むのがしんどい。そして、二転三転が早過ぎて、なんだか消化不良が多い。
短編集のせいか、キャラに魅力が乏しくイマイチ引き込まれず、残念だった。
ダンプカーが暴走し、事故を起こした現場から、青いバックを持ち去った犯人は、配送業者と手を組んだ居空き。
次々に舞い込む依頼をサクサク短時間で解決する葉村。それは、隣家の人が、熱中症を装って、母を殺すためにした依頼だらけだった?
作家設楽創を追いかける雑誌の企画。おいかけていると、アングラで麻薬の合成を行なってた可能性が…
元同僚の村木からの依頼で、殺人の汚名を着せられそうな村木の友人を救うため、でっちあげた殺人事件の話が現実に⁉︎
身分詐称で自分を語って死んだ人。その人が本当は何者かを探っていく。
クリスマス直前、本を仕入れに行ったはずが、さまざまなお使いを行った先で頼まれる。一見普通に見える老女はみな認知症?
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「葉崎市シリーズ」の8冊目。今度も光文社。
葉崎市が舞台と言うだけで、特段のつながりもなく色々な話が出て来るこのシリーズだが、今回は楡ノ山西峰地区にある海を見下ろす崖の上の庭「パラダイス・ガーデン」で死体か見つかったことに端を発する物語。
事件を巡って、警察、ご近所さん、その他訳あり怪しげな人々が次々と登場する前半は、誰が誰やら、通勤電車の中で細切れに読んでいく身には頭に入れていくのがかなり大変。
続く後半は、そうした登場人物の過去のしがらみやら隠しておきたかったことが出るわ出るわ。
この作者らしくギョッとするようなことが頻出しなかなか面白く読めたのだが、前半がしっかり頭に入っていないので何やらうまくつながらず。
「葉村晶シリーズ」もそうだが、この種の本は一気に読まなくてはいけないな。 -
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若竹七海の長篇ミステリ作品『古書店アゼリアの死体』を読みました。
ここのところ、若竹七海の作品が続いています。
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勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ……。
不幸のどん底にいた相澤真琴は、葉崎市の海岸で溺死体に出合ってしまう。
運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が!
事件の陰には、葉崎市の名門・前田家にまつわる秘密があった……。
笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作!
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2000年(平成12年)に刊行された、架空の都市・神奈川県葉崎市を舞台とした葉崎市シリーズの第2作です。
■第1章 波とともに来りぬ
■第2章 古本屋は突然に
■第3章 忘れたよ面影
■第4章 騙しあい
■第5章 ある泥棒の詩
■第6章 逢うときはいつも死体
■第7章 昼下がりの殺人
■第8章 告げ口がいっぱい
■第9章 罠におちて
■第10章 探偵たちの街角
■第11章 犯人よこんにちは
■おまけ ~前田紅子のロマンス小説注釈~
■解説 池上冬樹
あらゆる不幸を立て続けに体験した相沢真琴は、全てを投げだし、葉崎市の海岸に辿り着いた……ところが、なんと身元不明の死体をみつけてしまう! 所持品から、その死体は葉崎の名門・前田家の失踪中の御曹司・前田秀春である可能性が浮かぶ、、、
しかし、秀春の失踪には、きな臭い背景が……そんなさなか、ロマンス小説専門の古書店アゼリアを経営する前田紅子と知り合った真琴は、紅子が入院する間、アゼリアの店番を頼まれたのだが……。
真琴は次なる死体と遭遇することに! 絶妙な語り口と濃厚なミステリの味付け! 芳醇なるコージー・ミステリの絶品、好評書下ろし第二弾。
不幸のどん底にいた相澤真琴が、葉崎市の海岸で溺死体に出会い、さらにロマンス小説専門の古書店アゼリアの店番になってから新たな死体に巻き込まれる……登場人物たちの明るいキャラクターと事件の謎解きがコミカルに描かれており、笑いと驚きいっぱいの作品でしたね、、、
事件の背景となるのは葉崎市の名門・前田家にまつわる秘密……真琴が古書店で働きながら、事件の謎を解き明かしていく展開に引き込まれましたね。
前作と同様に、事件が解決した と思われた後に描かれる最後のどんでん返しも面白かったです……が、これどういうこと!? と一部理解できない部分があったので不完全燃焼気味で読み終えてしまったところが、ちょっと残念でしたー 読解力不足かな……。 -
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若竹七海の連作ミステリ短篇集『御子柴くんの甘味と捜査』を読みました。
ここのところ、若竹七海の作品が続いています。
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長野県警から警視庁捜査共助課へ出向した御子柴刑事。
甘党の上司や同僚からなにかしらスイーツを要求されるが、日々起こる事件は、ビターなものばかり。
上田市の山中で不審死体が発見されると身元を探り(「哀愁のくるみ餅事件」)、軽井沢の教会で逃亡犯を待ち受ける(「不審なプリン事件」)。
傑作ミステリー・葉村晶シリーズ第一弾『プレゼント』に登場した御子柴くんが主役の、スイーツ&ビターなミステリー短篇集。
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2014年(平成26年)に刊行された御子柴くんシリーズの第1作です。
■哀愁のくるみ餅事件
■根こそぎの酒饅頭事件
■不審なプリン事件
■忘れじの信州味噌ピッツァ事件
■謀略のあめせんべい事件
■あとがき
長野県警から警視庁捜査共助課へ出向した御子柴刑事……甘党の上司や同僚からなにかしらスイーツを要求されるが、日々起こる事件は甘くない、、、
長野の名菓が数々登場する「おいしい」ミステリ……文庫オリジナル短篇集。
長野県から警視庁へ出向した御子柴刑事が主人公なのですが、謎解きの中心は御子柴刑事の元上司で長野県警の小林警部補……御子柴刑事との電話のやりとりの中で、事件の核心を突く推理を披露し、その推理をもとに御子柴刑事が日々の事件を解決していくという展開、、、
長野県の美味しいお菓子やスイーツがふんだんに紹介されており、ミステリと甘味が絶妙のバランスで組み合わされている感じです……事件の真相がダークでビターなものが多かったところに若竹七海の作品らしさを感じました。
そんな中で印象に残ったのは、
7年間も逃げ回っている殺人事件の犯人・須崎が娘の結婚式現れるのではないかとのことで、御子柴刑事等は結婚式が行われる軽井沢の教会に張り込むが……ドタバタで進行する展開と小林警部補のひと言でそのドタバタ自体の意味が一変する『不審なプリン事件』、
御子柴刑事が右膝を壊す原因になった窃盗犯・岡章二が死体で見つかった……御子柴刑事が怪我をした過去のエピソードが回想スタイルで詳しく描かれる『謀略のあめせんべい事件』、
の2篇かな……小林警部補の推理で、事件の様相が大きく変わる展開が愉しめましたね。
御子柴くんシリーズの在庫は本作だけなんですよね……次は、若竹七海の別な作品を読んでみようと思います。