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届けられた一通の手紙。「降霊会のお知らせ」――。すべてはそこから始まった。富士山麓の山荘に集められた一見何の接点もない人々。降霊会、それは単なる娯楽でしかないはずだった。しかし、霊媒師の口から出てきたのは、誰も知るはずのない招待客の秘された過去。死体、人骨、異様さを増していく山荘。降霊会に絡んだ忌まわしき意図とは? 招待客の点が思いもよらない線で結ばれた時、すべての謎が明らかになるサスペンスフル・ミステリ!
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Posted by ブクログ
これは久しぶりにヒットした。 はっきりあらすじは覚えていないけどセリフとか最後とか忘れられない。 あの最後は気になる…というか好きだった登場人物がどうなったのかが。 最初は現実っぽい話だったけど最後の方になるとサイコホラーっぽくなっていた。 これは買っても損はないと思う。 古本屋で売ってたら買おうか...続きを読むなと思ってる。
再読感想。富士山麓の山荘に集められ行われる降霊会の目的とは… 曰く有りげな人々、過去の誘拐事件、殺人事件、謎の手記、様々な要素が絡み合い異様さを増していく展開! オカルト、ミステリどちらに着地するのか…? 知りたい方は降霊会に是非ご参加を…
閉ざされた洋館ものミステリが好きなんだなあ、という自分の嗜好を再認識。最後がミステリじゃなくてホラーっぽい不完全燃焼オチになってしまったのがちょっとがっかりだけど、雰囲気はとても好きで最後以外は楽しく読んだ
2010/6/21 サスペンスフル本格ミステリー! と本書の紹介には書かれていましたがこれはホラーです。 最後の最後までホラーに突き進むのか、それともミステリーとして収束するのかとヤキモキさせますが、ワタシの出した結論はホラー。 確かにミステリー的な解釈ができる場面もありますが、ちょっとミステリー...続きを読む的な要素が薄かった気がします。 よくホラーとミステリーの融合と言いますが、このジャンルはミックス度合いが難しい。 例えば密室殺人があって、散々引っ張ったあげくそのトリックは「犯人が呪い殺した」ではクレームの嵐。 だからと言って、怨念が巣食う館で怪奇現象が発生。誰もが恐怖のドン底にいる中で密室殺人が発生。超常現象が起こる屋敷で探偵が淡々と論理的なトリック解説をしたあげく、犯人が実は幽霊だった。というストーリーでもなんか無理がある。 ホラーという非現実的な物語とミステリーという極めて現実的な物語を見事に融合するのは並大抵な事ではないでしょう。 そういう意味ではその昔、ファミコンのディスクシステムであった『ファミコン探偵倶楽部2 うしろに立つ少女』はまさにホラーとミステリーがうまく融合されたゲームだったと思います。 2010/5/14 夏に向けてホラー小説を探してます。それほど昔の本ではないですが、新品入手は難しそう。ホラー小説を中古で購入ってちょっと怖いです。。
届けられた一通の手紙。「降霊会のお知らせ」それは、富士山麓の山荘への招待状だった。その山荘に集められた人々。そして、降霊会が始まった。霊媒師は、そこに集まった人々の誰も知らないはずの隠されていた過去だった。 次々と起こる不思議な現象。そして殺人。人骨も出て来て、山荘は異様さを増していく。降霊会は、何...続きを読むのために・・。ここに集められた人々は、どんな接点があるのか? ホラー感覚で進む本格ミステリーです。
山荘と言っても、建物に閉じ込められるわけではないです。 集まった人たちは皆叩けば埃の出る人ばかり。 そんな人たちを集めた主催者の本当の降霊会の目的は? 6歳の男の子が誘拐されて殺されてしまうのですが、 子供が恐怖を味わい、母親に助けを求める声は読んでて嫌だった。 子供が犠牲になる話はできるだけ避けて...続きを読むいるのに・・・。 後味悪いです。
好きな作者だったので。 資産家の戯れなのか。 山の別荘で開かれる降霊会に招かれ、 いや金と力にものを言わせ集められたのは、 誘拐犯を父に持つメイドに至るまで過去に秘密を持つ者ばかり。 はたして霊媒師は「本物」なのか、 誘拐され戻っていない男の子はどうなったのか、 資産家のも目的は何なのか。 そし...続きを読むて、殺人。 最初のあたりは、 名前がでてこないシェフが怪しいと思ったら、 やはり他の人物と関係があったか、とか これが伏線なのか? これも手掛かりなのか?と きりきり舞いしながら読んでいた。 途中から心霊要素が強くなってからは、 さらにちょっとついていけなくなる。 探偵役の主人公だと思っていたのに、 ちょっと衝撃的な結末だった。
ホラー的な要素を盛り込み、科学的な(人為的)な解釈で問題を解決する ミステリーはこれまでに何冊か読んだが、本書はまったくその逆のパターンで結末をむかえた!!! 降霊会という霊的な要素満載で物語は進み、手記という形でますます 霊の仕業的な話にもっていくのだが、探偵役により一旦は理路整然とした 解釈が...続きを読むもたらされ、事件解決!と思わせるのだが、最後に全てが超常現象による話であることが明らかにされる。 たぶん、こんなパターンは初めてなので読後スッキリ感がなかったのだが、これはこれでかなりのドンデン返しで、だまされた爽やかさがある。
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