若竹七海のレビュー一覧
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傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。
キリスト教において、人を罪に導くとされる七つの悪徳をテーマに、名前が「七」にちなんだ作者さんが描く、7作のアンソロジー。
そもそも悪徳がテーマだから、どの作品も読後感は良くない。イヤミス寄り。それでも、どの作家さんもテーマにあった内容で、個性もありながら、テンポよく、あっという間に完読。
半分の作家さんが初読みだったけど、特に嫉妬は世界観も怖くて、読んでいて、引き込まれてしまった。
既存の4人の作家さんは安定。短編でもやっぱり面白い。
七つの大罪と言うと、どうしても、映画の「セブン」をイメージしてしまっていたのだけど、それに劣らないくらい、個人的には面白かった。 -
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久しぶりの葉村晶シリーズ。
おもしろかったんですが、登場人物が多くて若干ややこしくて・・最終的に「実は孫だったのが親子で・・」みたいなのが連発してもう関係性までぐちゃぐちゃに。読んでて混乱することしきりでした。主な登場人物に家系図も付記してほしかったかな。作中の簡易版じゃないようなのを。。。察しが悪くて飲み込みの悪い読者で本当にすみません。
「不運すぎる女探偵」ということですが、なんだろう?性差別的なことを言うつもりはないんですが、男性に比べて女性がひどい目に合ってるのはなんか笑えないんですよね。。しかも50代のおばちゃんで。まあ不運が「肉体的にひどい目にある」もあるんですが「不快な人物にあう」率が非常に高いのが読んでてこっちも共感してつらくなってるのかもしれない。 -
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「ひどすぎて笑える町」
これは著者さんご自身が本作についてのエッセイを書かれた時につけられたタイトル笑
善人は1人も出てきません!
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わたしの野望はただ一つ。定年まで勤め上げ、その間にたっぷりと貯金をし、年金をもらって憂いのない老後を送ることだけだ。
都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘(こぶしがおか)。二十年ほど前に〈ハッピーデー・キラー〉と呼ばれた連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もないのどかな町だ。それがどうしたことか二週間前に放火殺人が発生、そんななか、町いちばんの名家の当主・箕作(みつくり)ハツエがひったくりにあった。
辛夷ヶ丘警察署生活安全課の砂井三琴(すないみこと)は相棒と共に捜査に向かうが……。悪人ばかりの町を舞台にした毒気たっぷりの連作ミステリ。
【光文社公式サイト 】より
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お初の若竹七海さんでした。
ご本人がコージーミステリーが大好きで、これがこうじてコージーミステリーのシリーズを書かれているそう。で、本作はシリーズとは別になんだかとにかく「悪い人」を書きたくなり 結果「ダーク・コメディ・ミステリー」というものに仕上がったそうです笑
小悪党ばかりが住む町 辛夷ヶ丘。
住人全員が一癖も二癖も三癖もある癖強ばかりで、食えないやつら。ひったくりやら 放火やら 強盗やら次々起こる事件も 被害者ヅラして本当の被害者は誰なんだ状態。 ひょいひょい登場人物も増えていき ハチャメチャな二時間サスペンスドラマを観ているようでした笑
そして、事件を担当する主人公の砂井三琴。がっつり出番があるのは何遍かだけど 一番悪い!笑 。冒頭の野望は三琴のもの。警視庁の姥捨山とも流刑地とも言われる辛夷ヶ丘警察署に不倫の噂をたてられ左遷させられた大女。180センチ近い身長に10センチヒールで上司を見下ろす。そのブランド物のヒールもどうやって手に入れたのか…。
キャラ癖強すぎる。
前編通してポップな感じで気負わず読めて イヤミスって程でもなくて、それなので話の内容もちゃんと覚えていない状態ですが笑 最後の表題作は チラッと名前しか出てこなかった〈ハッピーデー・キラー〉と呼ばれた殺人鬼が登場する話で面白かったな。ハッピーデー・キラーってネーミングもいいよね。なんかピエロがニヤニヤしながら連続殺人を犯してるイメージ。 この回で砂井三琴がものすごいヤバいやつだってわかるのも…!
著者さんの作品は仕事のお昼休みに読むのにちょうど良さそうだなぁ。
葉村晶シリーズ読んでみたいなー
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☆3.5
七つの大罪、それぞれをテーマにした七つの短編集というコンセプトはおもしろかったです。
名前に七がついている作者が6名(うち1名は三+四)というのもおもしろい。
●「十五分」
●「最初で最高のひとくち」
良かったのはこの二作。ミステリー要素強めで、真相が気になり気持ちよく一気読み。
●「移住クライシス」
不穏な雰囲気の描写に引き込まれましたが、犯人の本性や動機が結局よく分からず。おばあさんが信用に足る人物なのかも疑問… もう少し長編で読みたかった!
●「罪の名は傲慢」
途中まで良かったのですが、性被害にあった女性の人間性に問題があるような結末で、実際の性犯罪とリンクするような内容でもあるのにその設定はどうなの、と思ってしまい楽しめず。
●「手の中の果実」
ほっこり系に見えますが、大人を動かす方法を考え出せちゃう7歳の息子がなんか不気味で怖いな〜と思っちゃいました。
●「オセロシンドローム」
●「父親は〜」
物語の筋書きや結末はおもしろかったですが、途中がダラダラと長くページ稼ぎ?と少々うんざりする場面がありました…
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若竹七海さんの作品、初読みです。
2026年初作家、11人目です!
この作品は葉村晶シリーズ第7弾になります。
そして2026年このミステリーがすごいの第5位です。
シリーズものは頭から読みたい方の私ですが、さすがに前作6作を読むのは、初作家作品だしちょっとためらい、とりあえず今作を読んでみることに。
2020年にNHKでドラマ化されていますが、それは間宮祥太朗が出ていて、間宮見たさにボーッと観てた覚えがあります。
内容的には探偵が不運な人だっていうくらいしか覚えてなくってエピソード的な事は何も思い出せない∑(゚Д゚)
自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひとを「秣桶(まぐさおけ)の犬」と呼ぶんだそうです。
全く知らない言葉でした(^^;;
今回は400ページ超えでなかなか乗れなくって読み進められなくって結構日にちがかかりました。
シリーズものでしたが前を読んでなくっても楽しめました。
葉村晶が破天荒なのかと思いきや、常識的できちんとしてるのが意外でした。
多分30代頃から今は50代を過ぎてという話しだったので、すごいできる探偵では無いけどなんだかいいなと思わせる探偵でした。 -
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順番は前後しましたが、葉村晶シリーズ全部読みおわったー(短編はまだ読んでないものがいくつかありますが)。
今作は4篇の短編が入ってます。
葉村晶の不運ぶりは相変わらずですが、今回は結末がダークというか不穏というか、そういう話が多かった気がします。こういう不穏な後味の悪い話好きです!
晶はただ依頼をこなしているだけなんですが、その容赦ない仕事ぶりによって、誰も幸せにならない真実が明るみに出てしまったり。
特に好きだったのは『水沫隠れの日々』という、古本屋の仕事で訪れた先で余命宣告された老婦人からの依頼を受ける話です。老婦人は若い頃に同居していた親友がいたのですが喧嘩別れし、その後親友は子どもを産み若くして亡くなります。その親友の娘が犯罪を犯し刑務所に収監されているのですが、近いうちに出所してくるので自分のところに連れてきてほしいと頼まれます。晶は、不良娘の昔の犯罪がらみでゴタゴタに巻き込まれるのですが、最後はなんだかんだ良い話でまとまるかと思いきや…その結末は想像してなかった…。
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仕事が出来てタフで粘り強いけど、なにかと人から厄介事を押し付けられる苦労性の女探偵、葉村晶が主人公の大好きなシリーズ。
今回は短編集です。
読む順番はかなり前後しているんですが、相変わらずの葉村晶の活躍(というか不幸っぷり?)が楽しめました。
交通事故に居合わせたことがきっかけで窃盗事件の犯人を探す『青い影』、書店のご近所さんが次々に仕事を依頼してくる『静かな炎天』、35年前に失踪した作家の関係者を探す『熱海ブライトン・ロック』、長谷川探偵調査所時代の同僚が立てこもり事件に巻き込まれる『副島さんは言っている』、戸籍が他人に使われていた事件を調べる『血の凶作』、本を取りに行くだけの簡単なお使いが奇妙な方向に転がっていく『聖夜プラス1』の6作が収録されています。