若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレ4
猫好きでもなんでもないのであまり期待していなかったが、案外面白かった。こんなに“猫”という字が出てくる本を読んだのもおそらく初めてだし、今後もないだろう。
所謂“葉崎市シリーズ”の中の一作で、基本的に他の作品からは独立しているのものの、ちょいちょいネタ的に『ヴィラ・マグノリアの殺人』や『古書店アゼリアの死体』の関連ワードを放り込んでくるのが、マニア心をくすぐる。共通キャラクターである駒持警部補を別にしても、例えば『アゼリア』に登場する葉崎FMのパーソナリティー渡部千秋が相変わらずハードワークしていて苦笑させられたり、『ヴィラ・マグノリア』に登場した双子の小学生が高校生となって出てくるこ -
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ネタバレラスト、どうしてこんな余計なことをしたのだろう。どんでん返しに見えるけど、よくよく考えてみると……理由がない。
という不満はあるものの基本的に面白い。
人の不幸は蜜の味。嘘でも本当でも周囲を振り回すために変な情報を流しまわる朱美。しっかりもののように見えてぷーたな男に振り回される典子。おませで小学生とは思えない異様な存在の双子一家。などなど、おえぇ、と言いたくなるような悪臭を放ちそうなヴィラに棲む一行たち。さてさてあなたたち一体、何処へ行くの?と聞きたくなるような。フーダニットとしては微妙にも感じられるが、かなり微妙なキャラクターたちが織り成す人間模様が、この先、どうなってしまうのだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレエピローグにどうも違和感ありで...どうしてかなと考えてたんだけど。たぶんずっと読んできた中で想像していた繭子のイメージとギャップがあった事、主人公はどうしてあそこに居続ける事にしたのか?
っていう所だと思う。うーん。
でも久しぶりに好きになりそうな作家さんかも!
12/18追記
あれから考え続けたところ、
主人公は繭子に近づきすぎてしまったのかな、と。
だとしたら、エピローグで主人公が居続ける事にした理由も、2人が笑い合う意味も、分かる。主人公の名前が出てこないのも、そのため?
完全に繭子ではない事と、タケルに出会ってしまった事が、悲しいなぁと思った。
あぁ、若竹七海ってすごい人だ...。 -
Posted by ブクログ
元警察官の大道寺圭は、警官時代に遭遇した間抜けな犯罪者たちの実話をまとめた本「死んでも治らない」を執筆した。警察を退職したにもかかわらず、この本が呼び水となって妙な事件に巻き込まれていくのだが…。「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」の5編(タイトルのシャレが効いてる)は、大道寺が退職後(出版後)に巻き込まれた事件を描いた短編。さらに書き加えられた「大道寺圭最後の事件」(書き下ろし)が、各話をサンドするように6分割されて構成されている。つまり時系列的には前後する作品を行ったり来たりするような格好になり、読みながら「あれ?」とか「そうだったの