若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレエピローグにどうも違和感ありで...どうしてかなと考えてたんだけど。たぶんずっと読んできた中で想像していた繭子のイメージとギャップがあった事、主人公はどうしてあそこに居続ける事にしたのか?
っていう所だと思う。うーん。
でも久しぶりに好きになりそうな作家さんかも!
12/18追記
あれから考え続けたところ、
主人公は繭子に近づきすぎてしまったのかな、と。
だとしたら、エピローグで主人公が居続ける事にした理由も、2人が笑い合う意味も、分かる。主人公の名前が出てこないのも、そのため?
完全に繭子ではない事と、タケルに出会ってしまった事が、悲しいなぁと思った。
あぁ、若竹七海ってすごい人だ...。 -
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元警察官の大道寺圭は、警官時代に遭遇した間抜けな犯罪者たちの実話をまとめた本「死んでも治らない」を執筆した。警察を退職したにもかかわらず、この本が呼び水となって妙な事件に巻き込まれていくのだが…。「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」の5編(タイトルのシャレが効いてる)は、大道寺が退職後(出版後)に巻き込まれた事件を描いた短編。さらに書き加えられた「大道寺圭最後の事件」(書き下ろし)が、各話をサンドするように6分割されて構成されている。つまり時系列的には前後する作品を行ったり来たりするような格好になり、読みながら「あれ?」とか「そうだったのか」とかちょっとずつ全貌が明らかになっていく感覚が面白い。構成の妙がこの作品の大きな魅力ではあるがそれだけではない。(馬鹿は)死んでも治らない、を地でいく犯罪者たちの失敗談はクスリと笑いを誘う。短編はブラックなユーモアに包まれて結末を迎え、最後の事件の最終話を読んで、はじめの話が腑に落ちるというところもいい。若竹氏は、連作短編はやっぱり得意とするところのようだ。
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若竹七海作品には、よく背筋がぞくりとする恐ろしさが含まれ、描かれている。この本はこれまで単行本未収録だった怪談話めいた物語や、人間の凄まじい狂気など、さまざまな「怖さ」をこれでもかと味わえる、ホラーテイストの短編を1冊にまとめた作品集だ。読んでいるうちに、七海は七海でも、加門七海かと間違えるほどに、怖い。そして語りが上手い。ミステリだけでなく怖さを描かせても若竹七海は上手いなあと感嘆してしまった。でも本当に怖くて怖いので、夜中には読まない方が賢明かも(汗)。 印象的だったのは「白い顔」「人柱」「上下する地獄」「ステイ」「回天」「招き猫対密室」、そして「バベル島」。怪談実話風の物語もいいけど、ミステリとしても味わえる見せ方にひとひねりある作品のが好きみたいだ。冒頭からはっと息を飲む展開で、小説ならではの「ステイ」が特に強烈だったようで、スイカを食べる夢を見てしまった単純な私です(汗)。スイカ割りというと、この作品を思い出しそう(汗)。祖父の時間と孫の時間が最初と最後で時空を超えて繋がる表題作「バベル島」も構成からして見事だ。答えは最初から読者に提示されているのに、、、。この結末には恐怖、した。 2008年は若竹さんの新作長編が読めますように!
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元警察官が書いた『死んでも治らない』という本・・・そこにはおバカでおマヌケな犯罪者たちのエピソードが書かれていた・・・それを書いたために、著者の大道寺圭はエピソードのたねである犯罪者たちにつきまとわれてしまう。犯罪者たちの悩みや相談に半強制的にのせられる危険な安楽椅子探偵、大道寺圭の事件簿。
「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」の5編の間に「大道寺圭最後の事件」が細切れに挿入されている連作短編集。目次を見ただけでデビュー作『ぼくのミステリな日常』以来得意としている“あの形式”の短編集だとわかります。
各短編とも巧妙に伏線が引かれ、それが鮮やかに謎解きへと結実していきます。ユーモアかつブラックそしてビターな味わいが残る作品です。
個人的には大道寺圭という人物に、なぜかひ弱なイメージを持っていたので(原因不明)、ハードボイルドのような活躍にびっくり! 彦坂夏見嬢や角田港大なども登場、楽しませてくれます。
収録作:「死んでも治らない」「猿には向かない職業」「殺しても死なない」「転落と崩壊」「泥棒の逆恨み」「大道寺圭最後の事件」(1〜6) (2005.02.03) -
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ネタバレ金沢市郊外に建つ銀鱗荘ホテル。そこに眠っていたのは今は亡き女優・曾根繭子にまつわる膨大なコレクションだった。五十三にものぼる木箱から次々と姿を現すコレクションは大林一郎の繭子に対する異様までの執着を物語っていた。
コレクション公開の為にその封印を解き放った瞬間から次々と奇怪な現象がホテルを襲う。
それはまるで、繭子が書き残した戯曲を実演するかのように……そしてその結末は?
さらっとしたライトホラーという感じですね。散布する奇怪な(ささいな)出来事は、ホラーという前提があるので、スパイス感覚として読めて楽しい。
主人公にも感情移入がしやすいし……というか、これを書くためにあらすじを追ってて、初めて気が付いて、そして驚いたっ!!
この主人公……名前が無い……。凄いですよこれは……なんの違和感も無く、最後まで読んじゃってたし……参りました。天晴れです。やられました。
初めてこの瞬間に判りました。この物語に何故主人公の名前が必要が無いのかに……くぅ。
主人公に名前をつけなくてここまで話が書けるんですねぇ……凄い力量です。
そこはかとなくホラー感が漂ってる。という感じだけで、それほど怖くはないのだが、なかなか面白い。こっそり、主人公とタケルの恋の進展を期待してしまうしぃ(笑)
ホラーですから、ラストはちょっと現実味が無く、個人的にちょっぴり悲しい思いもするが、物凄くまとまった話だと感じたなぁ。 -
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「七」にゆかりのある作家陣によるアンソロジー
「罪の名は傲慢」中山七里/傲慢
なんかすごいお互い様な人たちだなぁ
「手の中の果実」岡崎琢磨※7月7日生まれ/怠惰
いいお話だった。子供の計画が見事だった
「移住クライシス」川瀬七緒/憤怒
ばあちゃん怖いw
「オセロシンドローム」七尾与史/嫉妬
漱石「こころ」の新解釈がすごかった
「十五分」三上幸四郎/強欲
承認欲求は麻薬
「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん/色欲
息子が賢い!
「最初で最高のひとくち」若竹七海/暴食
ちょっと理解できませんね(汗
結構悪い人たちがいっぱい出てきたw
大罪だもんね
いろんなお話を面白く読ませていただきました