若竹七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ金沢市郊外に建つ銀鱗荘ホテル。そこに眠っていたのは今は亡き女優・曾根繭子にまつわる膨大なコレクションだった。五十三にものぼる木箱から次々と姿を現すコレクションは大林一郎の繭子に対する異様までの執着を物語っていた。
コレクション公開の為にその封印を解き放った瞬間から次々と奇怪な現象がホテルを襲う。
それはまるで、繭子が書き残した戯曲を実演するかのように……そしてその結末は?
さらっとしたライトホラーという感じですね。散布する奇怪な(ささいな)出来事は、ホラーという前提があるので、スパイス感覚として読めて楽しい。
主人公にも感情移入がしやすいし……というか、これを書くためにあらすじを追ってて、 -
Posted by ブクログ
「最近、本気で頭を使うミステリを読んでいないな。」そんな人にこそ挑戦してほしい一冊です。
正直に言います。私は途中で何度も迷子になりました。
主人公は、不運すぎる探偵・葉村晶。50代になり、老眼や歯痛と付き合いながら、一人の女性を探す依頼を引き受けます。しかし、その先で待っていたのは、学園を巡る利権、複雑に絡み合う一族の歴史、そして膨大な登場人物たち。読みながら何度もページを戻り、「この人は誰だった?」を繰り返しました。
それでも読む手が止まらなかったのは、この混乱そのものが作品の魅力だからです。
満身創痍で事件を追う葉村晶と同じように、読者もまた情報の迷宮をさまよいながら真実へ近づい -
Posted by ブクログ
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。
キリスト教において、人を罪に導くとされる七つの悪徳をテーマに、名前が「七」にちなんだ作者さんが描く、7作のアンソロジー。
そもそも悪徳がテーマだから、どの作品も読後感は良くない。イヤミス寄り。それでも、どの作家さんもテーマにあった内容で、個性もありながら、テンポよく、あっという間に完読。
半分の作家さんが初読みだったけど、特に嫉妬は世界観も怖くて、読んでいて、引き込まれてしまった。
既存の4人の作家さんは安定。短編でもやっぱり面白い。
七つの大罪と言うと、どうしても、映画の「セブン」をイメージしてしまっていたのだけど、それに劣らないくらい、個人的には -
Posted by ブクログ
久しぶりの葉村晶シリーズ。
おもしろかったんですが、登場人物が多くて若干ややこしくて・・最終的に「実は孫だったのが親子で・・」みたいなのが連発してもう関係性までぐちゃぐちゃに。読んでて混乱することしきりでした。主な登場人物に家系図も付記してほしかったかな。作中の簡易版じゃないようなのを。。。察しが悪くて飲み込みの悪い読者で本当にすみません。
「不運すぎる女探偵」ということですが、なんだろう?性差別的なことを言うつもりはないんですが、男性に比べて女性がひどい目に合ってるのはなんか笑えないんですよね。。しかも50代のおばちゃんで。まあ不運が「肉体的にひどい目にある」もあるんですが「不快な人物に