若竹七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
☆3.5
七つの大罪、それぞれをテーマにした七つの短編集というコンセプトはおもしろかったです。
名前に七がついている作者が6名(うち1名は三+四)というのもおもしろい。
●「十五分」
●「最初で最高のひとくち」
良かったのはこの二作。ミステリー要素強めで、真相が気になり気持ちよく一気読み。
●「移住クライシス」
不穏な雰囲気の描写に引き込まれましたが、犯人の本性や動機が結局よく分からず。おばあさんが信用に足る人物なのかも疑問… もう少し長編で読みたかった!
●「罪の名は傲慢」
途中まで良かったのですが、性被害にあった女性の人間性に問題があるような結末で、実際の性犯罪とリンクするよ -
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若竹七海さんの作品、初読みです。
2026年初作家、11人目です!
この作品は葉村晶シリーズ第7弾になります。
そして2026年このミステリーがすごいの第5位です。
シリーズものは頭から読みたい方の私ですが、さすがに前作6作を読むのは、初作家作品だしちょっとためらい、とりあえず今作を読んでみることに。
2020年にNHKでドラマ化されていますが、それは間宮祥太朗が出ていて、間宮見たさにボーッと観てた覚えがあります。
内容的には探偵が不運な人だっていうくらいしか覚えてなくってエピソード的な事は何も思い出せない∑(゚Д゚)
自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤ -
Posted by ブクログ
順番は前後しましたが、葉村晶シリーズ全部読みおわったー(短編はまだ読んでないものがいくつかありますが)。
今作は4篇の短編が入ってます。
葉村晶の不運ぶりは相変わらずですが、今回は結末がダークというか不穏というか、そういう話が多かった気がします。こういう不穏な後味の悪い話好きです!
晶はただ依頼をこなしているだけなんですが、その容赦ない仕事ぶりによって、誰も幸せにならない真実が明るみに出てしまったり。
特に好きだったのは『水沫隠れの日々』という、古本屋の仕事で訪れた先で余命宣告された老婦人からの依頼を受ける話です。老婦人は若い頃に同居していた親友がいたのですが喧嘩別れし、その後親友は子どもを -
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仕事が出来てタフで粘り強いけど、なにかと人から厄介事を押し付けられる苦労性の女探偵、葉村晶が主人公の大好きなシリーズ。
今回は短編集です。
読む順番はかなり前後しているんですが、相変わらずの葉村晶の活躍(というか不幸っぷり?)が楽しめました。
交通事故に居合わせたことがきっかけで窃盗事件の犯人を探す『青い影』、書店のご近所さんが次々に仕事を依頼してくる『静かな炎天』、35年前に失踪した作家の関係者を探す『熱海ブライトン・ロック』、長谷川探偵調査所時代の同僚が立てこもり事件に巻き込まれる『副島さんは言っている』、戸籍が他人に使われていた事件を調べる『血の凶作』、本を取りに行くだけの簡単なお使い -
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ネタバレ【収録作品】
傲慢 「罪の名は傲慢(プライド)」中山七里
怠惰 「手の中の果実」岡崎琢磨※7月7日生まれ
憤怒 「移住クライシス」川瀬七緒
嫉妬 「オセロシンドローム」七尾与史
強欲 「十五分」三上幸四郎
色欲 「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん
暴食 「最初で最高のひとくち」若竹七海
人を罪に陥れる七つの悪徳を「七」に縁のあるミステリー作家が描いたもの。
「罪の名は傲慢」 渡瀬警部・古手川刑事も登場。
「移住クライシス」ミステリ部分に目新しさはないが、老婆の存在がいい。
「最初で最高のひとくち」葉村晶も登場するが、脇役ポジション。なんなら彩り。冒頭 -
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ネタバレ葉村晶は50代に突入して身体の不調も増えている。あちこち悪いながらもその都度対処しながら日々を過ごす描写のリアルさが好き。でもいくらタフとはいえ、このままハードな仕事をやっていけるのか。葉村には、いずれ静かに暮らす老後というのは訪れないのだろうかと余計な心配をしてしまう。
ややこしい一族経営や投資詐欺が絡み、事件は思わぬ複雑さを見せたけれど、話がひとつに繋がっていきスッと腑に落ちるタイミングがあった。外から見ただけでは分からない複雑な人間関係や、それぞれの抱える事情を知るにつれ、同情的な感情が芽生えた。
それにしても葉村はお人好しすぎる。そこがいいところでもあるんだけれど……。