若竹七海のレビュー一覧
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猫島に行きたいっっ!!!!
事件はさておいて、私は本書を読んでいるあいだ、猫島での暮らしについての妄想が止まらなかった。
人間より、猫の数が多いという猫島。
それぞれ何だか凝っていたり、そうでなかったりする名前がつけられている、種々とりどりな猫たち(島の猫なので飼い主は島の人たち)。
現実にも、例えば江ノ島には島猫がいたりするけれど(そしてたぶん猫島のモデルは江ノ島っぽいのだけれど)もっと暮らしやすそうなイメージが、猫島にはある。
絶海の孤島ではないけれど、まあ半島ではなくきっちりと(?)島であるこの猫島で、「騒動」は起こる……。
前置きもとい妄想が長くなってしまったけれど、葉先シリーズ -
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〈葉崎市シリーズ〉第2弾。
第1弾である『ヴィラ・マグノリアの殺人』に出てくる〈鬼頭堂〉ではなく、〈アゼリア〉という古本屋をとりまく事件と、ロマンスと、お家騒動の話。
『ヴィラ・マグノリア』でも少し名前だけ登場した、葉崎の名士「前田家」の家系と資産にまつわる殺人。
外から来た、相澤真琴という不運が重なりすぎて葉崎にリフレッシュしに来た女性が、いざ海に向かって叫ぶと波間から男の死体が……。
という、真琴には悪いが少しコミカルな描写から物語ははじまる。
しかし、そこからは「前田家」の資産をめぐる骨肉の争い、さまざまな謀りや疑惑が噴出し、そのうち死体も増え、ますます複雑な事件となってくる。
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若竹七海〈葉先市シリーズ〉第一作。
今までコージーミステリというものはあまり意識して読んでこなかったけれど、イメージにあった「お茶とお菓子を食べながら謎解き談義」というものとは全然違っていて(どこでそんなイメージを得たのかは定かではないが)殺人は起こるしけっこうドロドロとした人間関係の中で事件は進むしで、とても面白かった。
因みに、コージーミステリの特徴(wikiからの引用)。
“特徴としては
探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人であること
容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
暴力表現を極力排除していること
などがあげられる。”
とのことである。なるほ -
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やっちまった。ただ今、5月5日の午後12時。
〆切は明日朝1番なのに「未だ大丈夫」と思いながら、祝日の今日1日は、「つい」これを読み始めて一気読みしてしまった‥‥。どうすんだオレ。とりあえず、感想は置いてといて、徹夜覚悟で書き始めよう‥‥。
ーーーーーーーーーーーm(_ _)m
12時間後。
もはや、葉崎市の海岸に打ちあげられた溺死体、或いはアゼリア古書店で発見された撲殺死体の気分です。死んでしまえ!私。先月の教訓はどうなったんだ!いや、すみません。後もう少し‥‥。
ーーーーーーーーーーーーー\(^o^)/
20時間後。
いやあ、すみません。とりあえず終わりました。いや、終わらせまし -
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ネタバレ葉村晶シリーズの短編集。
安定のおもしろさ。
ミステリ専用の本屋の書店員をしながら、探偵をしている葉村晶。というか、晶の話を聞きつけた人に頼まれて仕方なく引き受けている感じ。
人探しをしていたはずなのに、事件に巻き込まれる率、高し。
晶の心の声というか、心の中のツッコミが、キレが良くておもしろい。
私自身、若い頃は心に毒を持っていたつもりなんだけど、年をとるごとに丸くなり、自分の中から毒が抜かれていくさまを痛感しているのです。
晶は四十肩になるような年になっても、毒が健在で嬉しいよ。
表題作「静かな炎天」では、黒幕が狙った方法って、さらりと書いてあるけどすごく残酷な方法でぞっとした。
現 -
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ネタバレ葉﨑市シリーズ六作目。
ああ、猫島に住みたい。
加熱だけど温泉が出て、
平日はもりとかけだけだけど蕎麦屋が出来て、
葉﨑市の猫島はさらにパワーアップしていた。
でもかなり個性的でないと住民にはなれないようなので、
猫島海岸がいいところかな。
美味しい定食屋が住宅街にできたらしいし。
ランチや週末の忙しい時にアルバイトで通うのはどうだろう。
でもそれだと、いかにのんびりした葉﨑市でも暮らしていけないか。
まあ、でも賄いをだしてもらえれば、とりあえずは生きて行けるかな。
百匹の猫たちだって、暮らしてるんだから。
今回は猫島臨時派出所のポリス猫が主人公。
七瀬巡査を手伝わせながら、大小の事件を -
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ネタバレ葉﨑市シリーズ五作目。
「卒業旅行」というタイトルを見て最終章だと思い、
一度本を閉じた。
主人公は丘の上にある高校に通う女子高生。
学園祭、じゃなくて収穫祭で豚汁を作って売ったり、
卒業式で卒業生にかくし芸を披露したり、
海岸で友達と三人でクリームソーダを食べたり、
死体を発見したり、幽霊を見たりと、
高校生活を満喫していた。
そして、その親友たちと仲良くなるきっかけの心温まる話、の後の「卒業旅行」。
この著者の作品を読んだことがあれば、
ここから急降下が始まるのではないかと恐れるのは当然だ。
と、身構えた割には「卒業旅行」はどんでん返しでもなかったし、
最終章でもなかった。
と言って