若竹七海のレビュー一覧

  • 猫島ハウスの騒動

    Posted by ブクログ

    猫島に行きたいっっ!!!!

    事件はさておいて、私は本書を読んでいるあいだ、猫島での暮らしについての妄想が止まらなかった。
    人間より、猫の数が多いという猫島。
    それぞれ何だか凝っていたり、そうでなかったりする名前がつけられている、種々とりどりな猫たち(島の猫なので飼い主は島の人たち)。
    現実にも、例えば江ノ島には島猫がいたりするけれど(そしてたぶん猫島のモデルは江ノ島っぽいのだけれど)もっと暮らしやすそうなイメージが、猫島にはある。

    絶海の孤島ではないけれど、まあ半島ではなくきっちりと(?)島であるこの猫島で、「騒動」は起こる……。

    前置きもとい妄想が長くなってしまったけれど、葉先シリーズ

    0
    2022年05月27日
  • 古書店アゼリアの死体

    Posted by ブクログ

    〈葉崎市シリーズ〉第2弾。
    第1弾である『ヴィラ・マグノリアの殺人』に出てくる〈鬼頭堂〉ではなく、〈アゼリア〉という古本屋をとりまく事件と、ロマンスと、お家騒動の話。

    『ヴィラ・マグノリア』でも少し名前だけ登場した、葉崎の名士「前田家」の家系と資産にまつわる殺人。

    外から来た、相澤真琴という不運が重なりすぎて葉崎にリフレッシュしに来た女性が、いざ海に向かって叫ぶと波間から男の死体が……。
    という、真琴には悪いが少しコミカルな描写から物語ははじまる。

    しかし、そこからは「前田家」の資産をめぐる骨肉の争い、さまざまな謀りや疑惑が噴出し、そのうち死体も増え、ますます複雑な事件となってくる。

    0
    2022年05月17日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

    Posted by ブクログ

    若竹七海〈葉先市シリーズ〉第一作。

    今までコージーミステリというものはあまり意識して読んでこなかったけれど、イメージにあった「お茶とお菓子を食べながら謎解き談義」というものとは全然違っていて(どこでそんなイメージを得たのかは定かではないが)殺人は起こるしけっこうドロドロとした人間関係の中で事件は進むしで、とても面白かった。

    因みに、コージーミステリの特徴(wikiからの引用)。

    “特徴としては

    探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人であること
    容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
    暴力表現を極力排除していること
    などがあげられる。”

    とのことである。なるほ

    0
    2022年05月13日
  • 殺人鬼がもう一人

    Posted by ブクログ

    期待通りの、悪〜い展開に苦ーい後味でした
    葬式の終盤なんか特に、お?綺麗な話かな?って見せかけてのブラックな締めとか、さすがだなぁ

    メインどころの人たちがサクッと悪さしていく様も味わいあるね

    帯に書いてた解説の『妖刀』って表現好きだなぁ

    0
    2022年05月12日
  • 殺人鬼がもう一人

    Posted by ブクログ

    東京郊外の寂れた町、辛夷ケ丘。これでコブシガオカと読む。
    悪徳な人たちが暮らしていて、放火、殺人事、強盗、詐欺、選挙違反、と事件が起こり解決らしきものを迎える。それぞれの終わり方ば分かりづらいが、最後の〆方はさすが。
    短編集は苦手なんだけど面白かった。

    0
    2022年05月09日
  • 古書店アゼリアの死体

    Posted by ブクログ

    やっちまった。ただ今、5月5日の午後12時。

    〆切は明日朝1番なのに「未だ大丈夫」と思いながら、祝日の今日1日は、「つい」これを読み始めて一気読みしてしまった‥‥。どうすんだオレ。とりあえず、感想は置いてといて、徹夜覚悟で書き始めよう‥‥。

    ーーーーーーーーーーーm(_ _)m

    12時間後。
    もはや、葉崎市の海岸に打ちあげられた溺死体、或いはアゼリア古書店で発見された撲殺死体の気分です。死んでしまえ!私。先月の教訓はどうなったんだ!いや、すみません。後もう少し‥‥。

    ーーーーーーーーーーーーー\(^o^)/

    20時間後。
    いやあ、すみません。とりあえず終わりました。いや、終わらせまし

    0
    2022年05月08日
  • さよならの手口

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉村晶の乾いた言葉選びが本当に好き。
    仕事柄ハードボイルドでも、日常で心地のよいものを好みで選んでいるところが、私にとって好感の持てるポイント。華美ではないがそういう穏やかな生活が、きちんと後ろに控えているところがいい。
    でも今回初っ端から満身創痍で笑ってしまった。トラブルの方が葉村晶を離さないといった様子だ。
    葉村晶の仕事ぶりを見て回るのは楽しい。最低でも、社交性があって身体が強くて口がうまくて勘が強くないと務まらない。
    幾重にも折り重なった事件の苦い後味がこのシリーズらしいなと思う。

    0
    2022年04月23日
  • プラスマイナスゼロ

    Posted by ブクログ

    葉崎市のシリーズ。
    メインが高校生なせいか、後味そんなに悪くないのでさくさく。
    色々めちゃな分もあるけどコージーとして楽しめたかなと。

    0
    2022年04月09日
  • 錆びた滑車

    Posted by ブクログ

    葉村晶は長編の方が私は好き。
    毎度のこと話が進むにつれ痛みつけられる葉村だが、今回は肉体よりも心の方が痛かったか(怪我も酷いけど)。
    伏線もきっちりと回収されている。
    冒頭の文で、今回はもしかして…と思ったが哀しい話だった。読み終わってから冒頭に戻って、タイトルの意味もわかった。

    0
    2022年03月05日
  • さよならの手口

    Posted by ブクログ

    シリーズものが読みたくなって、この作品の次(静かな炎天)をずいぶん前に読んでそのままになっていた葉村晶シリーズを読んだ。
    満身創痍というか、話が進むにつれ(葉村の推理が進むにつれ)、身体と心を痛めつけられる。次も読みたいと思わせてくれるのは葉村晶の不屈さと優しさかな。
    和製ハードボイルド。最後の一文も、”ロンググッドバイ“。

    0
    2022年02月19日
  • みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉﨑市シリーズ七作目。

    ちょっとのれなかった。

    おなじみの葉﨑FMで放送されるコーナーに投稿された、
    かなり不幸な、かつ不運な、
    それでいて明るく生きている女の子の話が、
    犯罪がらみになってしまうミステリー。

    「プラスマイナスゼロ」のテンコにも少し感じていたが
    あまりの不運さにちょっとついていけない感じ。
    というよりかは、
    ココロちゃんにもうちょっと幸せになってほしかったのかもしれない。

    全体としては面白かったし、
    葉﨑市に住みたい気持ちに変わりはないけれど。

    0
    2022年02月12日
  • 古書店アゼリアの死体

    Posted by ブクログ

    私はイヤミスは避けて通るんですが
    若竹さんは全然okです。

    ですよね〜という納得感があります。
    あと何回騙しにくる? 
    ページ的にまだまだでしょw
    楽しかった〜

    0
    2022年02月12日
  • 静かな炎天

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉村晶シリーズの短編集。
    安定のおもしろさ。

    ミステリ専用の本屋の書店員をしながら、探偵をしている葉村晶。というか、晶の話を聞きつけた人に頼まれて仕方なく引き受けている感じ。
    人探しをしていたはずなのに、事件に巻き込まれる率、高し。

    晶の心の声というか、心の中のツッコミが、キレが良くておもしろい。
    私自身、若い頃は心に毒を持っていたつもりなんだけど、年をとるごとに丸くなり、自分の中から毒が抜かれていくさまを痛感しているのです。
    晶は四十肩になるような年になっても、毒が健在で嬉しいよ。

    表題作「静かな炎天」では、黒幕が狙った方法って、さらりと書いてあるけどすごく残酷な方法でぞっとした。

    0
    2022年02月08日
  • ポリス猫DCの事件簿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉﨑市シリーズ六作目。

    ああ、猫島に住みたい。
    加熱だけど温泉が出て、
    平日はもりとかけだけだけど蕎麦屋が出来て、
    葉﨑市の猫島はさらにパワーアップしていた。

    でもかなり個性的でないと住民にはなれないようなので、
    猫島海岸がいいところかな。
    美味しい定食屋が住宅街にできたらしいし。
    ランチや週末の忙しい時にアルバイトで通うのはどうだろう。
    でもそれだと、いかにのんびりした葉﨑市でも暮らしていけないか。
    まあ、でも賄いをだしてもらえれば、とりあえずは生きて行けるかな。
    百匹の猫たちだって、暮らしてるんだから。

    今回は猫島臨時派出所のポリス猫が主人公。
    七瀬巡査を手伝わせながら、大小の事件を

    0
    2022年02月02日
  • 悪いうさぎ

    Posted by ブクログ

    比較的初期の葉村晶シリーズ。
    当然ながら短編に比べてボリュームがあるのだが、それを忘れさせるほどテンポが良く、面白い。

    0
    2022年02月01日
  • プラスマイナスゼロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉﨑市シリーズ五作目。

    「卒業旅行」というタイトルを見て最終章だと思い、
    一度本を閉じた。

    主人公は丘の上にある高校に通う女子高生。
    学園祭、じゃなくて収穫祭で豚汁を作って売ったり、
    卒業式で卒業生にかくし芸を披露したり、
    海岸で友達と三人でクリームソーダを食べたり、
    死体を発見したり、幽霊を見たりと、
    高校生活を満喫していた。

    そして、その親友たちと仲良くなるきっかけの心温まる話、の後の「卒業旅行」。
    この著者の作品を読んだことがあれば、
    ここから急降下が始まるのではないかと恐れるのは当然だ。
    と、身構えた割には「卒業旅行」はどんでん返しでもなかったし、
    最終章でもなかった。
    と言って

    0
    2022年01月24日
  • 不穏な眠り

    Posted by ブクログ

    若竹七海さん葉村晶シリーズ2冊目。
    どのお話もテンポよく、転がる展開を楽しみながら一気に読み終わってしまった。やっぱり主人公の造形が好きだなぁ。
    ただ、依頼主や雇い主とのパワーバランスがちくちくと気にかかる。

    0
    2021年12月27日
  • さよならの手口

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初は軽いタッチというか独特な主人公だなと読み進めていたら、
    途中からあれよあれよと話が大きくなっていきました。

    前作を読んでいないのですが、
    葉村探偵の思考や倉嶋舞美のうざさなど楽しく読めました。

    0
    2021年12月23日
  • プレゼント

    Posted by ブクログ

    著者の作品は愛読しているが、本作のみ縁がなく読む機会なかった。初出から25年以上たっているが、相変わらずキレキレで面白い。むしろシンプルに研ぎ澄まされて良い感じ。収録作の中ではトラブル・メーカーがお気に入り。

    0
    2021年12月11日
  • 古書店アゼリアの死体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    食事の最後に、これお店からのサービスですってもらったスイーツがすんごいおいしくて、いや、常連になるわ!って思う話。
    死体で登場した秀春が、あの短いラストで血肉を備えた生臭い生きた人間としてどんと存在感を増す。すごいっすよ。
    最近知った作者なので、未読がたくさんあるのがうれしい。もっと読みたい。

    0
    2021年11月20日