若竹七海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物表に「有栖川有栖」の名前があるのに、執筆者の中に有栖川先生の名前だけが無い…だと…(ざわ…)。
いやいや、各先生方が一章ずつ手がけてらっしゃるのに、何故か法月先生が二章手がけてるじゃないか!この辺にトリックの肝があったりするんでしょーよー!(興奮)と思ってたら。
中盤で「案の定ルイス・キャロルきたこれ!見立てや!有栖川先生がキーなんやー!」と鼻息荒くしてたら。
全 然 見 当 違 い だ っ た←本当に悲しかった…
後書きを読むと、有栖川先生、リレー連載途中で執筆を断られたとのことΣ('_')がーん
そりゃ途中まで登場するよね…執筆者として名前載らないよね…涙。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4
猫好きでもなんでもないのであまり期待していなかったが、案外面白かった。こんなに“猫”という字が出てくる本を読んだのもおそらく初めてだし、今後もないだろう。
所謂“葉崎市シリーズ”の中の一作で、基本的に他の作品からは独立しているのものの、ちょいちょいネタ的に『ヴィラ・マグノリアの殺人』や『古書店アゼリアの死体』の関連ワードを放り込んでくるのが、マニア心をくすぐる。共通キャラクターである駒持警部補を別にしても、例えば『アゼリア』に登場する葉崎FMのパーソナリティー渡部千秋が相変わらずハードワークしていて苦笑させられたり、『ヴィラ・マグノリア』に登場した双子の小学生が高校生となって出てくるこ -
Posted by ブクログ
ネタバレラスト、どうしてこんな余計なことをしたのだろう。どんでん返しに見えるけど、よくよく考えてみると……理由がない。
という不満はあるものの基本的に面白い。
人の不幸は蜜の味。嘘でも本当でも周囲を振り回すために変な情報を流しまわる朱美。しっかりもののように見えてぷーたな男に振り回される典子。おませで小学生とは思えない異様な存在の双子一家。などなど、おえぇ、と言いたくなるような悪臭を放ちそうなヴィラに棲む一行たち。さてさてあなたたち一体、何処へ行くの?と聞きたくなるような。フーダニットとしては微妙にも感じられるが、かなり微妙なキャラクターたちが織り成す人間模様が、この先、どうなってしまうのだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレエピローグにどうも違和感ありで...どうしてかなと考えてたんだけど。たぶんずっと読んできた中で想像していた繭子のイメージとギャップがあった事、主人公はどうしてあそこに居続ける事にしたのか?
っていう所だと思う。うーん。
でも久しぶりに好きになりそうな作家さんかも!
12/18追記
あれから考え続けたところ、
主人公は繭子に近づきすぎてしまったのかな、と。
だとしたら、エピローグで主人公が居続ける事にした理由も、2人が笑い合う意味も、分かる。主人公の名前が出てこないのも、そのため?
完全に繭子ではない事と、タケルに出会ってしまった事が、悲しいなぁと思った。
あぁ、若竹七海ってすごい人だ...。