若竹七海のレビュー一覧

  • 錆びた滑車

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    ネタバレ

    尾行していた老女・梅子と青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれ、成り行きでミツエの持つ古いアパートに移り住むことになった葉村晶。
    ミツエの孫ヒロトは交通事故で重傷を負い、何故現場にいたかの記憶を失っていた。リハビリ中のヒロトに現場にいた理由の調査を請け負う晶。

    『悪いうさぎ』の黒さが良かったけど、次の2作がちょっと物足りなくて読んでいなかったけど新作が出たので。
    これは良い。とても面白く、葉村晶は不幸だし、黒いし好み。次も読んで新作へ。

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    2025年09月26日
  • 不穏な眠り

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    ネタバレ

    「水沫隠れの日々」「新春のラビリンス」
    「逃げだした時刻表」「不穏な眠り」

    満身創痍のタフで不運な女探偵・葉村晶。今回も怪しい依頼人にキャラ濃い目な関係者たちが良い。犯人か被害者になって欲しいような人たちがたくさん。

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    2025年09月25日
  • 七つの大罪

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    人を破滅させるとされる7つの大罪について、名前に「7」を持つ作家さんが書いたアンソロジー。どれも直ぐ読める。「暴食」はゾワッとさせられ、「強欲」は今の世相を現していて面白かった。初めての作家さんもいたが、これを機に読んでみようかなと思えた。

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    2025年09月22日
  • 猫島ハウスの騒動

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    ネタバレ

    猫島の海岸で見つかったナイフが刺さった猫の剥製。さらにマリンバイクで海を暴走する男が、崖から降ってきた男と衝突して死ぬと言う奇妙な事件が…。2つの事件には繋がりが?

    『ポリス猫DCの事件簿』とはそれぞれちょっとキャラが違うような。 猫島の住人が個性的で色んな細かい事件がたくさん起きて、色々繋がる感じが良かった。

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    2025年09月19日
  • 依頼人は死んだ

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    引き続き葉村昌シリーズ、おそらく本格的な登場で最初期。最新作の彼女がアラフィフなのに対し、まだ29才冬からの2年間の四季で、そのルーツも伺える作品

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    2025年09月14日
  • 暗い越流

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    今はまっている羽村昌シリーズと思って読んだが、実際はうち2編のみだった。
    他の短編も面白かったが、やはり女探偵が「MURDER BEAR BOOKSHOP」につながる遍歴をたどれたのが良かった。

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    2025年09月13日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    5年ぶりの葉村晶シリーズ。

    葉村も50代に突入して、体力気力に衰えが見えてきているものの、不運さはかわらずに満身創痍となります。
    メインの事件は人探しから大きな事件に発展してしまい、途中下車もできたのに探偵の業ともいえる探求心のためとんでもない目にあいます。
    サブストーリーでも複雑な家族関係に振り回され、さらには近所のトラブルにも巻き込まれ、最後はコロナにかかるという常時天中殺状態です。
    地の文でのハードボイルドっぽい葉村の毒のある言葉が好きで、そのおかげでこんなに不幸な目にあっても元気をもらえます。
    60代に入る前に短編と長編をもう一つづつ出してほしいな。

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    2025年09月13日
  • 錆びた滑車

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    なかなか面白いし、複雑でビターな絡みあった事件をぼろぼろになりなりながら追う葉村晶はいいですね。

    2998冊
    今年226冊目

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    2025年08月31日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫にまつわる短編集です。
    作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。

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    2025年08月15日
  • みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない

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    ラジオ投稿メールで続いていくお話。ココロちゃんのただの不幸話と思いきや、こわっ!終わり方は相変わらずのココロちゃんで微笑ましかった。

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    2025年08月08日
  • 錆びた滑車

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    相変わらず巻き込まれる体質の葉村さんが、今回もいろんな人にいいように巻き込まれながらも意地と運と才能により、紆余曲折あり怪我だらけになりくじけそうになるところを踏ん張って、何とか真相にたどり着きます。
    ほとんどツイてないことばかりですが、たまに掴み取る幸運によって前進してゆく姿に同情しつつも少しだけ憧れる不思議な魅力は、女性探偵として唯一無二の存在です。
    ただ、今回の作品は長篇だけあってか少し人物相関図がややこしくて、読みながら少し戸惑いました。

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    2025年07月31日
  • まぐさ桶の犬

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    『葉村晶シリーズ』の七作目ですね。
    五年ぶりに、葉村晶が帰ってきた!
    久し振りに若竹七海さんを読みたくなっている時に、ピシャリと出てきてくれてワクワクしながら読ませてもらいました。
     葉村晶も、五十を越えて多少の不自由はあるものの、まだまだ活力に溢れているのに、安心しました。
     ミステリ専門書店のアルバイト店員にして、〈白熊探偵社〉も兼業でただひとりの調査員で働く葉村にご近所さんから依頼がくる。それを契機に、秘密の人探しをするようになるのだが…………?
     相変わらず、複雑な人間関係のゴタゴタに巻き込まれて事件が少しずつおおごとになっていく。
     若竹七海さんの、ユーモアとウェットが的確に導いてく

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    2025年07月26日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    久しぶりの葉村シリーズ長編
    年をとった主人公は、相変わらずの巻き込まれ体質でズタボロに

    今作は登場人物が多く、その相関関係も複雑に絡み合って、誰が重要人物なのか翻弄されました
    「隠されていたもの」は予想通りで、ちょっと・・・

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    2025年07月22日
  • まぐさ桶の犬

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    葉村晶シリーズ最新作
    しかしこのシリーズ、きっちり年を取りますね・・
    私、もしかして同い年じゃない??
    すごい親近感。
    それにしても本当に賢いよね。
    私だったら絶対にすぐ死んでると思う。
    登場人物が多くて、誰が誰と親戚なんだっけ・・??と、家系図と照らし合わせながら読みました。
    葉村晶 優しいなぁ・・私だったら、と、すぐ自分と結びつけて考えてしまうのも、同級生だからでしょうか。
    次回作も期待しています。

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    2025年07月05日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    久しぶりの葉村晶。
    あの葉村もとうとう五十路だなんて。葉村の二十代の頃から知っているだけに感慨深い。あんなに尖っていてクールだった葉村も今や老眼や歯の衰え、体力の消耗等などに悩まされるなんて。
    五十路の葉村はすっかり角が取れて常識的になった気がする。富山を始めとしてマイペースなご近所さんからも使われ放題で、ますます損な役を背負わされている感じ。お人好しにもほどがある。そして不運続きは相変わらず。

    今回は秘密厳守の人探しの依頼を受けた葉村。次々に登場する一癖も二癖もある何やら訳アリの人たちに翻弄されながらも、老体に鞭打って必死に食らいつく葉村の姿を見ると、やっぱり葉村はこうでないと、と思う。

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    2025年07月02日
  • 静かな炎天

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    この短編集は若竹さんの味と葉村晶シリーズらしさがちゃんと出た、いい作品集ですね。
    2947冊
    今年175冊目

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    2025年06月24日
  • プレゼント

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    他の方も書いてらっしゃいましたが、葉村晶を読む順番が逆になり、姉のことが最後の短編で分かりました。
    この短編集では、葉村晶と小林警部補を中心に事件経過がまわり、最後の短編で二人が邂逅するのです。
    「再生」などでは犯人がうっかりして、バレてしまい分かる展開です。
    一話一話なるほどという展開でした。少し頭がこんがらがりましたが。
    順番ですとつぎは長編の「悪いうさぎ」です。葉村晶シリーズ、追っていこうと思います。また、御子柴刑事シリーズも気になりますね。

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    2025年06月21日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    ★4.5
    文章内の情報量てんこ盛りで、ぼんやり読んでると、ん?どこの誰が何をしたと戻って見たり。なんてことない地の文に次の展開に繋がる伏線が潜んでいることもあるので一文たりとも気が抜けない。
    全てが一点に向かって収束する長編タイプではなく、細々と繋がって完結する短編タイプの長編に感じた。
    なぜ人物説明がと思いきや、洋書ばりのややこしい登場人物に納得。
    ラストは実在の人物を思い憤懣やる方なし。人間の醜悪さをこれでもかと書く天才!
    葉村晶の今後の活躍にも超期待!

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    2025年06月13日
  • 暗い越流

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    葉村晶シリーズの新刊が出ると言うことで、読み損なっていた短編集を紐解いた。私、「世界一不運な探偵」である彼女のファンなんです。

    葉村晶37歳。今回も冒頭から、幽霊が出そうな廃屋の地下室の前で突き落とされて、ぶよぶよとした死体の上に尻餅をつくという不運に見舞われている。
    依頼人のお祖父さんの骨壷をちょっと取りに行くだけ、という簡単な仕事だったのに。
    「蠅男」(2009年4月発表)

    「暗い越流」(2012年12月発表) 日本推理作家協会賞短編部門受賞
    どうやら「私」は、雑誌編集者らしい。この1人称の呟きには既視感がある。いつこの「私」の名前が明らかになるのか、葉村晶となるのか、彼女は探偵になる

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    2025年05月20日
  • さよならの手口

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    今、最も日本でタフでハードボイルドをしている女探偵葉村晶。今回は一段と不運具合が大盛りになっているが、それにもめげずに大活躍大活劇を見せてくれます。葉村晶の魅力が満載の作品になっています。
    悲劇になる一歩手前でコミカルな味付けもあり、あまり深刻にならずに楽しめます。メインの事件は相当深刻にも関わらず。

    今回は、メインの事件以外にも数々の小事件が絡み、とんでもなく複雑な展開を見せるが、少々詰め込みすぎの感が否めない。最終的には収集がつくのだが、もう少しシンプルなストーリーでも良かった気がする。

    おまけのブックガイドが楽しい。

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    2025年05月15日