若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレ久しぶりの葉村晶。
あの葉村もとうとう五十路だなんて。葉村の二十代の頃から知っているだけに感慨深い。あんなに尖っていてクールだった葉村も今や老眼や歯の衰え、体力の消耗等などに悩まされるなんて。
五十路の葉村はすっかり角が取れて常識的になった気がする。富山を始めとしてマイペースなご近所さんからも使われ放題で、ますます損な役を背負わされている感じ。お人好しにもほどがある。そして不運続きは相変わらず。
今回は秘密厳守の人探しの依頼を受けた葉村。次々に登場する一癖も二癖もある何やら訳アリの人たちに翻弄されながらも、老体に鞭打って必死に食らいつく葉村の姿を見ると、やっぱり葉村はこうでないと、と思う。
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Posted by ブクログ
葉村晶シリーズの新刊が出ると言うことで、読み損なっていた短編集を紐解いた。私、「世界一不運な探偵」である彼女のファンなんです。
葉村晶37歳。今回も冒頭から、幽霊が出そうな廃屋の地下室の前で突き落とされて、ぶよぶよとした死体の上に尻餅をつくという不運に見舞われている。
依頼人のお祖父さんの骨壷をちょっと取りに行くだけ、という簡単な仕事だったのに。
「蠅男」(2009年4月発表)
「暗い越流」(2012年12月発表) 日本推理作家協会賞短編部門受賞
どうやら「私」は、雑誌編集者らしい。この1人称の呟きには既視感がある。いつこの「私」の名前が明らかになるのか、葉村晶となるのか、彼女は探偵になる -
Posted by ブクログ
若竹七海の連作ミステリ短篇集『プレゼント』を読みました。
若竹七海の作品は、先月に読んだ『殺人鬼がもう一人』以来ですね。
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ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。
トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と、娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。
二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは――。
間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる!
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1996年(平成8年)に刊行された短篇集……葉村晶が初めて登場する作品で、当初は単発の予定だったが葉村晶のキ