若竹七海のレビュー一覧
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葉村晶シリーズの新刊が出ると言うことで、読み損なっていた短編集を紐解いた。私、「世界一不運な探偵」である彼女のファンなんです。
葉村晶37歳。今回も冒頭から、幽霊が出そうな廃屋の地下室の前で突き落とされて、ぶよぶよとした死体の上に尻餅をつくという不運に見舞われている。
依頼人のお祖父さんの骨壷をちょっと取りに行くだけ、という簡単な仕事だったのに。
「蠅男」(2009年4月発表)
「暗い越流」(2012年12月発表) 日本推理作家協会賞短編部門受賞
どうやら「私」は、雑誌編集者らしい。この1人称の呟きには既視感がある。いつこの「私」の名前が明らかになるのか、葉村晶となるのか、彼女は探偵になる -
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若竹七海の連作ミステリ短篇集『プレゼント』を読みました。
若竹七海の作品は、先月に読んだ『殺人鬼がもう一人』以来ですね。
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ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。
トラブルメイカーのフリーター・葉村晶と、娘に借りたピンクの子供用自転車で現場に駆けつける小林警部補。
二人が巻き込まれたハードボイルドで悲しい八つの事件とは――。
間抜けだが悪気のない隣人たちがひき起こす騒動はいつも危険すぎる!
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1996年(平成8年)に刊行された短篇集……葉村晶が初めて登場する作品で、当初は単発の予定だったが葉村晶のキ -
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若竹七海の連作ミステリ短篇集『殺人鬼がもう一人』を読みました。
若竹七海の作品は、先月読んだ『暗い越流』以来ですね。
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都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘。
二十年ほど前に連続殺人事件があったきりののどかな町だが、二週間前の放火殺人以来、不穏な 気配が。
そんななか、町いちばんの名家の当主・箕作ハツエがひったくりにあった。
辛夷ヶ丘警察署生活安全課の砂井三琴は相棒と共に捜査に向かうが……。
悪人ばかりの 町を舞台にした毒気たっぷりの連作ミステリー!
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光文社が発行する『宝石ザミステリー』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。
好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
母親はいるが顔を合わせてもらえず、
母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
その相方は、
そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。
他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡