若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレ御子柴刑事の第二弾。
なぜこんなに御子柴刑事に、そのバディの竹花刑事に、
感情移入してしまうんだろう。
著者の腕、と言ってしまえばそれまでだが、
御子柴刑事の場合、長野県警から出向して三年近く、
誰だかわからない上司からの無茶ぶりも
だいぶ流せるようになってきた、と思ったら、
年末の捜査に駆り出され、あげくの果てに刺されてしまったからか。
竹花刑事の場合、御子柴刑事が長野に戻されたあと、
刑事としても連絡係としても使えない後任がきて、
振り回されたからか。
芋づる式に犯人を捕まえてしまう「御子柴くんの災難」とか、
女装した御子柴刑事と竹花刑事が東京ですれちがった「火の国から来た男」とか -
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ゴブリンシャークの目
丘の上の死神
黒い袖
きれいごとじゃない
葬儀の裏で
殺人鬼がもう一人
6つの連作短編集です。
あいや〜‼︎ 面白くってビックリ(°▽°)
若竹七海さんは、時々読みます。
いわゆる『コージー・ミステリー』といわれる《楽しい殺人のおはなし》が多く、軽いタッチの文体ながら、けっこうハードな事件も多いのですが…。
今作はちょっと、飛び抜けてました。解説にありましたが、若竹さんがエッセイで書いた通り、
『ひどすぎて笑える町』
『ダーク・コメディ・ミステリー』なのです‼︎
ってか、もうね~、悪い奴ばーっかり出てくる出てくる!でもね、なんか痛快なんです。あんまり現実とくらべて真 -
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ネタバレ「人探しを頼まれる」という探偵ものミステリにありがちな導入からは、予想だにしない結末が待っていた!
今作だけで、葉村晶は何度も病院に入院したり、大怪我したり。40でこれはつらい。しかも、何度も頭打ってるし。
ここまでくると、葉村晶が今後穏やかに過ごせることを願うばかりです。読者としては葉村晶シリーズに続いてもらいたいものの、かわいそうすぎて。
でも、一番かわいそうだったのは、怪我した時よりも、気が合うと思っていた舞美と、晶が病室で言い争いをしたとき。
いつも心の中で毒づいたりツッコミ入れたりしてる晶が、舞美に感情的になって言い返して、そのあと泣いた時。不死身の葉村晶の哀しみを感じた。
事件 -
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ネタバレ葉﨑市シリー作四作目。
猫島とは!
多少の不便も許せる絶景のオーシャンビューとか、
本屋の2階とか、
とにかく心揺さぶられる住まいが出てくる
葉﨑市シリーズにして最も魅惑的な住まい、猫島とは!
といっても現実(?)は厳しく、
台風が来れば電気も水もガスも止まり、
神社に全員避難、鳥居は倒れと大変な島ではあるが。
その猫島で事故が起きる。
崖から男が落ちてきて、マリンバイクに乗っていた男にぶつかり、
双方が死亡したというなんとも奇妙な事故。
ナイフが突き刺さった猫のはく製が
発見されたこととつながりがあるのか?
それとも、猫島きっての洋風民宿、猫島ハウスの身内が起こした、
勘当銀行三億円事 -
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ネタバレ好きな著者だったので。
車が無ければ暮らせないにもかかわらず、
駐車場は坂の下、
街に向かうには渋滞必至、
買い物にも通勤にも通学にも充分不便な
ヴィラ・マグノリア。
それでも海は近く、眺めは良く、
白い壁に青い屋根が美しいヴィラ・マグノリア。
読み始めてすぐ、ここに住みたくなるのはなぜだろう。
欠点ばかりをあげつらっているように見えるのに、
それらを補って余りある何かがあることを、
天邪鬼的に期待してしまうのだろうか。
それとも、
個性豊かな住人たちのせいだろうか。
ある日突然、
空き家の3号棟で死体が見つかったとしても。
当然のように面白かった。
特定の登場人物に感情移入しないよう -
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ネタバレ葉村晶が出ていたので。
探偵の葉村晶と、本屋の葉村晶と
他三篇の短編集。
犯罪は多くの人に取って非日常だ。
対岸の火事とも言う。
この短編集にはその感覚が揺らぐ怖さがある。
犯罪が日常の延長上にあるような、
すぐ隣で起きそうな、
自分の中に棲んでいそうな。
といっても背筋が凍るほど怖いわけではなく、
ほんのりだけだ。
少しくらりとめまいがするぐらい。
全体的には、話の面白さが勝っている。
葉村晶が頼まれた骨壺探しとこけし探し、
失踪している女から届いた死刑囚に届いたラブレター、
ナチュラル系の雑誌編集長の秘密、
子供の誘拐事件が何度も起こる多摩川沿いの町。
それぞれ面白かったが、
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葉村晶は探偵だが古本屋の店員でもあり、彼女の大活躍を辿る内容だが、登場人物が多彩で非常に楽しめた.まず青沼ミツエと孫のヒロト.ミツエの喧嘩に巻き込まれ、縁があってミツエ所有のアパートに住む葉村.元々岡部巴所有のシェアハウスでに佐々木瑠宇と住んでいた.ヒロトは父光貴と交通事故に遭い、父は死亡、ヒロトは重症でリハビリ中.光貴の残した本やレコードなどを処分することになり葉村が担当するが、ミツエの従妹牧村英恵が現れいちゃもんを付ける.処分を始めようとしたら、アパートが火事でヒロトは焼死.そこから話が展開する.当麻茂と郡司翔一の警官コンビ、病院経営の江島琢磨・茉莉花、飛島市子等々が登場するが、スカイラン
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この事件、もし太平洋戦争前後に起きていたら、横溝正史だなあ、と思いました。この登場人物の絡み方。家柄とか血筋とか。
ということは、いろいろな凄惨な事件も葉埼で起こるとこう言う雰囲気になるのかな、なるのだろうな、と思った次第。
実にサービスたっぷりの一冊でした。
巻末のロマンス解説は、なんだか、この本の後日談を読むような得した気分。解説の妙も味わいました。
各章のタイトルもおまけ感がたっぷりで嬉しいものでした。
ゴシックロマンスの伏線、にんまりです。
それに限らず伏線の張り方と回収はこの作者ならではと言ってもよいくらいの見事な展開だと思います。
駒持警部も大変だなあ。いろんなバディとの捜査でも揺 -
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途中で探偵役から「それがわかれば、事件の謎もすべて解けたようなもんだ」というセリフが出されます。これはいわゆる「読者への挑戦状」というものだろうと、とても嬉しくなりました。古典的な推理小説を読んでいる気分。「どれどれ、それでは読者としての推理を組み立ててみようか」としばし時間をとりましたが、作者の張り巡らした伏線を読みこなせず、最後には「やられたなぁ」と嬉しいため息(深呼吸でしょうか)をついたところです。
途中で、ちらりと登場した古書店のアルバイトが気になりました。こちらまで出向いてアルバイトしていたのか、どうなのだろう、ととても気になります。
なにはともあれ、そして今後がどうであれ、南海荘で -
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本邦で最高のハードボイルドは葉村晶シリーズだと思う。この本もその思いの裏づけになった。
しかし、積読の時間が長かった本でもある。
シリーズを順を追って読んできたが、長編ということで、ちょっと置いておいた。そうしているうちにドラマを見た。あらすじを知ってしまったら、あの結末に向かってずっと長編に付き合うのか!と読む意欲が減退したため、積読が延びた。
読み始めたら、止まらなくなった。背負いこむトラブルの豊富なことに魅了された。トラブルの中の伏線が見事だ。登場人物一人一人の癖の強さ、あくの強さが長編ならではの描きっぷりで1ページごとに迫ってくる。それを迎える主人公の脳内言語が鮮やかで気持ちよく、苦し