若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレ葉﨑市シリー作四作目。
猫島とは!
多少の不便も許せる絶景のオーシャンビューとか、
本屋の2階とか、
とにかく心揺さぶられる住まいが出てくる
葉﨑市シリーズにして最も魅惑的な住まい、猫島とは!
といっても現実(?)は厳しく、
台風が来れば電気も水もガスも止まり、
神社に全員避難、鳥居は倒れと大変な島ではあるが。
その猫島で事故が起きる。
崖から男が落ちてきて、マリンバイクに乗っていた男にぶつかり、
双方が死亡したというなんとも奇妙な事故。
ナイフが突き刺さった猫のはく製が
発見されたこととつながりがあるのか?
それとも、猫島きっての洋風民宿、猫島ハウスの身内が起こした、
勘当銀行三億円事 -
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ネタバレ好きな著者だったので。
車が無ければ暮らせないにもかかわらず、
駐車場は坂の下、
街に向かうには渋滞必至、
買い物にも通勤にも通学にも充分不便な
ヴィラ・マグノリア。
それでも海は近く、眺めは良く、
白い壁に青い屋根が美しいヴィラ・マグノリア。
読み始めてすぐ、ここに住みたくなるのはなぜだろう。
欠点ばかりをあげつらっているように見えるのに、
それらを補って余りある何かがあることを、
天邪鬼的に期待してしまうのだろうか。
それとも、
個性豊かな住人たちのせいだろうか。
ある日突然、
空き家の3号棟で死体が見つかったとしても。
当然のように面白かった。
特定の登場人物に感情移入しないよう -
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ネタバレ葉村晶が出ていたので。
探偵の葉村晶と、本屋の葉村晶と
他三篇の短編集。
犯罪は多くの人に取って非日常だ。
対岸の火事とも言う。
この短編集にはその感覚が揺らぐ怖さがある。
犯罪が日常の延長上にあるような、
すぐ隣で起きそうな、
自分の中に棲んでいそうな。
といっても背筋が凍るほど怖いわけではなく、
ほんのりだけだ。
少しくらりとめまいがするぐらい。
全体的には、話の面白さが勝っている。
葉村晶が頼まれた骨壺探しとこけし探し、
失踪している女から届いた死刑囚に届いたラブレター、
ナチュラル系の雑誌編集長の秘密、
子供の誘拐事件が何度も起こる多摩川沿いの町。
それぞれ面白かったが、
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葉村晶は探偵だが古本屋の店員でもあり、彼女の大活躍を辿る内容だが、登場人物が多彩で非常に楽しめた.まず青沼ミツエと孫のヒロト.ミツエの喧嘩に巻き込まれ、縁があってミツエ所有のアパートに住む葉村.元々岡部巴所有のシェアハウスでに佐々木瑠宇と住んでいた.ヒロトは父光貴と交通事故に遭い、父は死亡、ヒロトは重症でリハビリ中.光貴の残した本やレコードなどを処分することになり葉村が担当するが、ミツエの従妹牧村英恵が現れいちゃもんを付ける.処分を始めようとしたら、アパートが火事でヒロトは焼死.そこから話が展開する.当麻茂と郡司翔一の警官コンビ、病院経営の江島琢磨・茉莉花、飛島市子等々が登場するが、スカイラン
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この事件、もし太平洋戦争前後に起きていたら、横溝正史だなあ、と思いました。この登場人物の絡み方。家柄とか血筋とか。
ということは、いろいろな凄惨な事件も葉埼で起こるとこう言う雰囲気になるのかな、なるのだろうな、と思った次第。
実にサービスたっぷりの一冊でした。
巻末のロマンス解説は、なんだか、この本の後日談を読むような得した気分。解説の妙も味わいました。
各章のタイトルもおまけ感がたっぷりで嬉しいものでした。
ゴシックロマンスの伏線、にんまりです。
それに限らず伏線の張り方と回収はこの作者ならではと言ってもよいくらいの見事な展開だと思います。
駒持警部も大変だなあ。いろんなバディとの捜査でも揺 -
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途中で探偵役から「それがわかれば、事件の謎もすべて解けたようなもんだ」というセリフが出されます。これはいわゆる「読者への挑戦状」というものだろうと、とても嬉しくなりました。古典的な推理小説を読んでいる気分。「どれどれ、それでは読者としての推理を組み立ててみようか」としばし時間をとりましたが、作者の張り巡らした伏線を読みこなせず、最後には「やられたなぁ」と嬉しいため息(深呼吸でしょうか)をついたところです。
途中で、ちらりと登場した古書店のアルバイトが気になりました。こちらまで出向いてアルバイトしていたのか、どうなのだろう、ととても気になります。
なにはともあれ、そして今後がどうであれ、南海荘で -
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本邦で最高のハードボイルドは葉村晶シリーズだと思う。この本もその思いの裏づけになった。
しかし、積読の時間が長かった本でもある。
シリーズを順を追って読んできたが、長編ということで、ちょっと置いておいた。そうしているうちにドラマを見た。あらすじを知ってしまったら、あの結末に向かってずっと長編に付き合うのか!と読む意欲が減退したため、積読が延びた。
読み始めたら、止まらなくなった。背負いこむトラブルの豊富なことに魅了された。トラブルの中の伏線が見事だ。登場人物一人一人の癖の強さ、あくの強さが長編ならではの描きっぷりで1ページごとに迫ってくる。それを迎える主人公の脳内言語が鮮やかで気持ちよく、苦し -
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ネタバレ葉村晶シリーズが気に入って興味が湧き店頭購入した本。
葉村は主人公がこれでもかというほど不運で怪我したりするが、こちらは警察でのお土産依頼が面倒そうではあるものの、事件には同様のテイストはありつつも軽妙な感じで楽しく読み進めることができた。
各話でちゃんと最後に食べ損ねたりした甘味をいただけるのもごほうび感があって良い感じ。
小林警部補、あれ?主役だったほうの人?と思ったら、ちゃんとあとがきに主役ではなくなったいきさつが書かれていた。
プレゼントってそうかそんなに古い話だったのかと驚いてしまった。
全然古い感じがしない。なんか洒落たミステリーだなぁという感じがした。 -
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まだ読んでなかった葉村晶シリーズの初期のものを読んでみる。
この頃って葉村はまだ29歳だったのだなぁ。シシド・カフカより若いってわけか。
季節を巡りながら短い話が9つ。
この頃はまだ住むところにも苦労しないし、殴られたり刺されたり物が落ちてきたりの酷い目にもあまり合わないんだな。
とは言え、話の落ちはここでもなかなかにゾッとしないものばかり。
妄想の産物と思われたものが現実に現れたり、調べた挙句がなんにも関係なかったり、見事な推理と思わせたものがひっくり返されたり…。
加えて、葉村が探偵する話ばかりでなく色んな話の作りでも楽しめる。
表題作は、短い中に複雑でドロドロした人間関係が渦巻き、聞き -
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帯に「葉村晶より不運で、頑丈で、影の薄い三人組」とありました。そんな登場人物は可哀そうだなあ、と思いながら、なるほど、それぞれ一人ずつ受け持っているんですね、と納得。キャラクターがよく絡み合って、とても魅力的なトリオになっています。
最初はなんだか赤川次郎さんが書きそうだな、と思いながら読み始めましたが、そうではなく、やはり若竹七海作品、帯の言葉が生きてるなあ、と深く実感。多様な叙述で楽しませてくれました。
私は「悪い予感はよくあたる」がとても面白く感じました。そのあとも、叙述とトリックの絡まり合いが絶妙だと思いました。
高校生3人、卒業後のエピソードもありましたが、彼女らが厄年を迎えたときと -
購入済み
90年代の葉村
後にシリーズが続く葉村晶(と御子柴君)
が初登場する作品だか、紙の本は90年代
に発刊され、電子化されたのは2010年代の
終わりと結構間が空いてしまっている。
だが、作中でも現実の時間にほぼ同じく
年を経る葉村だからこそ、20年以上前の
作品を読むことて当時と違った味わい、
彼女の周りの変化したもの、しないもの、
を再確認するのも楽しい
シリーズ初体験の人はすぐに「依頼人は
死んだ」に進むのがベスト
この二作でも結構色々変化しているのが
わかるはず