若竹七海のレビュー一覧

  • プレゼント

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズ1作目。
    と言っても8篇ある短編のうち、葉村晶が単独で主役を務めるのは4篇のみ。当初はシリーズ化の予定はなかったとのこと。
    淡々とした文体で綴られる情景描写や心理描写が上手くとても読みやすい。ユーモアも◯。取り扱われる事件は日々のワイドショーで流れてくるような身近なものばかりで妙なリアリティがあってゾクッとする。トリックはミスリードを誘う叙述が多めで大半は予想できてしまったけど、あー、こういう人いるよなぁ…という共感が先立ってつい物語にも没入してしまう。

    0
    2026年01月30日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/1/20
    川瀬七緒目当てで。
    川瀬七緒に飢えてるので。
    また読みつくしちゃったわけですが。
    アンソロジー短編集なので味わい色々。
    私は基本的にいい話が好きなのでぶどうが好きでした。

    0
    2026年01月25日
  • 錆びた滑車

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    交通事故の後遺症で失った記憶を調べてほしい依頼。忘れたほうが幸せなこともあるよなと思いつつ、それって覚えてるからこそ言えることで、忘れた方は思い出したくなるもんだよな〜と。
    今回も不幸は重なるけど、なんとか解決に導く葉村晶。いろんなところが繋がっていくのは読んでて楽しい。犯人は意外と身近にいるのもなんだかよくあるけど、怪しい人が多すぎて色々考える要素があるのがいい。上には上が、やることも上に行くほどひどくなる感じ。毎回よく無事で居られるな〜と思う。次の話は少し状況が変わっているかも??早く次も読みたい!

    0
    2026年01月05日
  • 錆びた滑車

    Posted by ブクログ

    本作品でもしっかりハードボイルドしている葉村晶。今回もボロボロになりながら、事の真相にたどり着きます。ただし、葉村晶が動いたその結末ほろ苦い物ではあるのだが。

    星は一応4にしたが、事件が少々複雑で登場人物も多く、頭の中で整理するのにだいぶ苦労した。リーダビリティは少し多作品に比べて劣るかな。
    星は3.5が正直なところ。

    このシリーズはシリアスなだけでなくコミカルな面があるのが特徴であると思うが、本作でもその特徴は存分に発揮されていて、重くなりすぎないのは好感が持てた。


    0
    2025年12月17日
  • まぐさ桶の犬

    Posted by ブクログ

    5年ぶりの探偵・葉村晶シリーズ。物語とともにキャラクターも年齢を重ねる珍しい設定の本シリーズ、主人公の葉村は五十代に突入している。原因不明の歯痛に悶え、全力疾走には息も絶え絶え、文章を読むにはさりげなく老眼鏡を取り出す葉山に、少しだけ人生の後輩である私も深く共感してしまう。

    今回の葉山の仕事は人探し。3年ぶりの大仕事に張り切る葉山だが、ブランクのせいか、はたまた寄る年波のせいか、やることなすこと上手く行かない。そして、本作でも作者の若竹さんは葉山に、これでもか言わんばかりに次から次へと不幸のボールを投げつけるのである。

    登場人物が多く、カタカタ表記も多用されるので、なかなか頭に入ってこなか

    0
    2025年12月04日
  • 静かな炎天

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉村晶シリーズの短編集。
    短編集だから読みやすかった。観察力と知識量がすごい。現場に行かずとも解決してしまう。違う話と思っていても最後は繋がっていくのも読んでて気持ちいい。
    いつまでも若いとかじゃなく、ちゃんと歳をとってるのを感じるのも共感?できて、葉村晶がますます好きになる。

    0
    2025年11月20日
  • 依頼人は死んだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「濃紺の悪魔」「詩人の死」
    「たぶん、暑かったから」
    「鉄格子の女」「アヴェ・マリア」
    「依頼人は死んだ」
    「女探偵の夏休み」「わたしの調査に手加減はない」
    「都合のいい地獄」

    心が健康でないと読んでいて辛くなりそうな濃い目の登場人物たち、嫌な結末。好みだ。

    0
    2025年11月18日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    七つの大罪 傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰をテーマにしたアンソロジー。

    人間の奥底にある心を描き、共感したり、おもしろがったり、新たな感情を知ったりと一冊の中で多様な感想を持ちました。おもしろかったのは、怠惰、憤怒、強欲、色欲。暴食は猟奇的だったな。

    0
    2025年11月08日
  • まぐさ桶の犬

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズ、わらしべ長者的に関わりになっていく人や事象で困難とピンチに陥って行くのに年齢の割にタフに奮闘する姿が読み進めてて応援したくなって来ます。ストーリーの中で過去からの人間関係的な部分も出てくるので単体でも楽しめるけど可能なら順を追って読めるとより楽しめるのかなぁって思います。今回も楽しめました♪(^_^)

    0
    2025年11月04日
  • 悪いうさぎ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドラマで印象に残ってた悪いうさぎの原作をやっと読めた。
    ドラマの内容はあんまり覚えてなかったけど、事件は解決してもスッキリしない終わり。
    みんなのその後がもう少し知りたかった。
    同時にいろんなことが起こるから何の何か頭で整理しきれない感じ。
    でもだからこそ解決を見たくて最後まで一気に読んでしまった。
    葉村晶があまりにも不運すぎて、読みながらもういいよ〜ってなった。
    読んでる方も休む暇がなかった気がする(笑)

    0
    2025年11月02日
  • 御子柴くんの甘味と捜査

    Posted by ブクログ

    葉村晶ではないのを読みました。
    結構良かったです。
    犯人の多くが、場末感があったり、ダメダメな人間だったりで、そこは嫌でした。
    しかし、長野県のいろんなところで事件があったり、そこの甘味が出てきたりで、楽しい。登場人物の小林警部補や玉森などの、設定もよく、後味は良かったです。
    今度、軽井沢でプリン食べたいですね。

    0
    2025年10月31日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    名前に7があるなど七に縁持ち作家による、七つの大罪がテーマの七つの短編集(岡崎さんは作家紹介読むまで何繋がりかわかりませんでした)。大罪ネタなだけに、スカッと爽やかな話ではありません。読みごごち重視の人には向かず。でも、どの作家さんも工夫が見られて面白かったです。殺人も強姦もエロも色々出てくるので高校以上向け。
    「罪の名は傲慢」中山七里
    古手川や渡瀬が最後に登場します。地位のある男が立場を利用して一服盛り、女性を犯す。しかし女性はめげずにすぐに訴えるための行動を起こす。お互いの行動や立場、発言、マスコミの報道のあり方。真実は?
    「手の中の果実」(怠惰)岡崎琢磨
    七歳の息子、櫂は学校に行きたがら

    0
    2025年10月28日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    大胆な犯行やトリックを楽しむというよりは、思考回路が少しずつ明らかになっていくことでその欲の異質さが際立つような薄気味悪さを感じる話が多く、七つの大罪というタイトルに合っていて良かった。

    0
    2025年10月27日
  • まぐさ桶の犬

    Posted by ブクログ

    若竹七海作、日本が誇るハードボイルド。
    葉村晶に会うたびに、上のように思います。
    この語り口のうまさ、乾いていながらじわじわしみてくる毒。ああ、ハードボイルドだなあ。
    しかし、事件そのものは、やはり日本を意識させる。
    もしも、この事件を扱う探偵が葉村晶ではなく、どちらかというと安楽椅子探偵に近い探偵だったら、もし、頭なんか搔きむしりながら解決する探偵だったら、このじめじめしたバックボーン、いやらしい人間の悪しき本性、これぞ横溝作品、なんて言いたくなるし、現代日本の裏側をついてくるあたりは、これぞ松本清張作品と言いたくなるかもしれません。
    そのじめじめを襲ってくる激痛で解決してしまうのが葉村晶な

    0
    2025年10月26日
  • さよならの手口

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葉村晶シリーズが好きで順番通りじゃないけど3冊目。
    面白くて一気に読んじゃうんだけど、やっぱり後味が悪いというか悲しいというか…でも今回はもやもやする感じはあんまりなかった気がする。
    今回は一段と不運に見舞われてた気がする。落ち着く暇がなくて、ずっとハラハラしながら気づいたら読み終わってた。次も早く読みたいな〜
    他のミステリー作品も出てきたので、紹介されてた本もいつか読んでみたいと思った。
    【追記】前作で長谷川探偵調査所に何があったのか気になってあとから前作を読んだけど、特に何もなくて、本当に前作を読んでなくても問題なかった。

    0
    2025年10月24日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    『七つの大罪』と聞いて暗めな内容なのかと思いきや感動した作品もありました。
    中にはちょっと怖いものもありましたが…。
    岡崎琢磨先生とカモシダせぶん先生は読後感が良かったです。

    中山七里先生はあの2人が登場するのでファンには嬉しい!

    0
    2025年10月20日
  • ヴィラ・マグノリアの殺人

    Posted by ブクログ

    葉崎シリーズは、1999年に出発された本作のカッパノベルスから始まった。
    私が読んだのは光文社文庫版だが、2002年に初版が出て2019年に8刷目。読まれている。
    おなじみの角田港大先生夫妻は、もう登場している。
    鬼頭さんの店のアルバイトの葉村さんって、あの葉村さんかなぁ、とかも楽しく読めた。
    人が二人死んでるが、楽しいコージーミステリだった。
    最後のママさんのシーン、他の若竹作品でも見たことある。これも楽しい。

    0
    2025年10月14日
  • 不穏な眠り

    Posted by ブクログ

    なかなからしい短編集でした。
    小さな以依頼からだんだんデカい話しと嫌なオチに向かっていく様と葉村晶の傷だらけの探索は良かった。
    3029冊
    今年257冊目

    0
    2025年10月06日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    『七』にまつわる作者、7人が書く七つの大罪。どれも面白く、一つ一つあっという間に読み終わりました。
    個人的には、中山七里先生の『傲慢』の話が好きでした。きっとあの人がこの台詞を言ったんだろうな…と思いながら読み進めたら、最後はまさかのこの人ですか!?のどんでん返し。
    他の作品も、ほっこりしたり、ハラハラしたりしながらも謎解きを楽しみながら読むことができました。
    カモシダせぶん先生の話にまさかのちょっとジーンときたり、ラストの若竹七海先生の話では息を呑んだりと最初から最後まで楽しく読むことができました。

    0
    2025年10月06日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アンソロジーのタイトル通り「七つの大罪」なので、後味悪い物もありますが、その中でもホッコリだったのが岡崎さんの「手の中の果実」

    子供ながらに機転の効く子ですね。それを見破ったのもまた親ではなく子供。
    登校拒否の理由が判って一安心でした。

    川瀬さんの「移住クライシス」
    発達障害の子の為田舎に越してきて、息子は少しずつ笑顔が増えてきた。だがそんな矢先、息子の音也は川で溺死してしまった…

    音也が亡くなってからなぜかストーカーのごとく、吾妻家に嫌がらせをしていたお婆さんを疑い始める吾妻。真実はとても残酷でした。ゾッとしたラストが『憤怒』ですね…

    0
    2025年10月02日