若竹七海のレビュー一覧

  • まぐさ桶の犬

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    「このミステリーがすごい!2026年版」を見て、手に取る。しかし、この本はシリーズで、有能だけど、運の悪い女探偵・葉村晶を知っていないと面白さ減でした。でも、この本だけでも充分面白かったです。ただ、探偵も50代になって、体があちこちガタがきており、ピンチがすぎて推理が冴えないこと多かった。…有能だったころの小説読みたいな。
    気になるタイトルは、牛馬の飼料入れ=まぐさ桶なのですが、そこに、餌には関係ないのに食べるのを邪魔する嫌な犬のようなヤツのことを指すそうです。沢山いる登場人物で誰がそうなのか?事件はどう解けるのかという展開。
    ガタピシ探偵がコツコツ仕事をしていき、同じような目線で話を追えて、

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    2026年05月01日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    50代になった葉村晶。最初の紹介文もどんどん長くなっていく…一緒に歳を重ねているのが分かる、同じ世界に存在しているのを感じる好きなシリーズ。
    不運すぎるのは相変わらずで、冒頭でいよいよ最後なのか?と思ったけど、やっぱり生き残るのはさすが。今回は相関図というか家系図を描きたくなるくらい、ぐちゃぐちゃな人間関係だった。人間ってやっぱり一部分しか見れないから、実際どんな人かなんてわからないもんだなと思った。やっぱりハッピーエンドとはいかないのかもしれないけど、このハッキリしない感じも葉村晶っぽくて好き。
    同時にいろんなことが起こるのも、何気ないことが伏線になっているのも読んでて楽しい。
    探偵だけでは

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    2026年04月29日
  • 静かな炎天

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    葉村晶シリーズの短編集。相変わらず葉村晶は身体的・肉体的に痛めつけられる運命にあり、とうとう四十肩にまでなってしまう。タフでクールな女探偵だが度重なる不運に同情を禁じ得ない。それぞれの短編は暴力や怒号に満ちているが、真夏の静寂の中で淡々と処理される「日常化された異常性」が恐ろしくもあり、「静かな炎天」というタイトルはとてもシニカルだ。
    巻末の「MURDER BEAR BOOKSHOP」店長・富山のミステリ解説は興味深く非常に勉強になるが、作中でしれっと命じる葉村晶への無茶振りは「俺だったらキレるよなぁ」と思いながら読んでいた。怒らずに(本当は怒っているが)仕方なく指示に従う彼女の姿は、非正規雇

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    2026年04月23日
  • 依頼人は死んだ

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    葉村晶シリーズ二作目。
    相変わらず無邪気で無遠慮な悪意に翻弄される女探偵・葉村晶を単独主役とした連作短篇集。叙述トリックが多めなのはもはや作風と言える。春夏秋冬を通した時間軸のなかで一部連続した事件を描いている。探偵事務所の同僚や友人、宿敵らしい人物も揃ってシリーズとしての世界観が出来上がってきているのを感じる。
    前作と比べてより葉村の内面にフォーカスを当てているのが特徴。シニカルなのか天然なのか、ドライなのか優しいのか分からない葉村は、それだけにより等身大の人間らしく、従来のミステリーの名探偵とは一線を画している。
    それまで受動的に生きていた葉村にも主体的に探偵を続ける動機が生まれた訳だが、

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    2026年04月23日
  • まぐさ桶の犬

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    読みやすいエンタメ小説。中年女性の探偵が主人公って読んだことないから新鮮だったー!運悪すぎの更年期探偵。ハラハラするけど本人は割とケロッとしている…
    家系図が欲しくなる登場人物の多さ。
    人ってイメージだけでは分からないよなぁなどと思った。

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    2026年04月11日
  • 七つの大罪

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    傲慢、怠情、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、暴食の七つの大罪をテーマに、「7」に関連する作者さんを集めて作られた短編集。個人的には中山七里さんの傲慢「罪の名は傲慢(プライド)」、川瀬七緒さんの憤怒「移住クライシス」、嫉妬「オセロシンドローム」が好きで、中でもカモシダせぶんさんの色欲「父親は持ってるエロ本を子どもにみつからないようにしろ」(タイトルからおもしろい)が一番好きだった。短編集なのにミステリ要素があって、「え!この人が?」とどんでん返しや伏線があり面白い。

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    2026年04月04日
  • 七つの大罪

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    岡崎琢磨さん、川瀬七緒さん、そしてカモシダせぶんさんのが面白かった!
    みんなそれぞれ趣向が違ってるけど、好き。

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    2026年03月27日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    大山淳子さんのが読みたくて
    あずかりやさんの社長目線で面白かった
    他のも良かったけど若竹さんのはちょっとどう解釈してよいのか  ワカリマセン

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    2026年03月04日
  • 死んでも治らない~大道寺圭の事件簿~

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    一読しただけだと、いまいち?だったが、二度読むと、張り巡らされた伏線に気付けて、おもしろさが倍増!
    元警官の大道寺圭が職を辞した後に、自著が原因で巻き込まれた事件の数々に、「大道寺圭最後の事件」を交互に収録しているのが絶妙。
    それにしても、大道寺さん、奥さんと恋人が殺されてかわいそう。敵が撃てて良かった。

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    2026年03月03日
  • 猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

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    短編ごとに星をつけさせてくれー!!!
    よい短編もあれば「なんなん?猫は?これでいいと思ってる?」ってなる短編もあります。
    でも好きな作家さん知ってる作家さんを見れるのはいいですよね。
    短編はなー上手い下手分かれますよね。

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    2026年02月28日
  • まぐさ桶の犬

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    ネタバレ

    目次
    ・まぐさ桶の犬
    ・第五回・富山店長のミステリ紹介

    表題作のタイトルの意味は、馬の飼料が入っているまぐさ桶に居座って、馬が近寄ると吠えたてて飼料を食べさせない犬、つまり、自分が得するわけでもないのに、他人が幸せにならないように邪魔をする人のことだそうだ。

    さすが不運を呼び込み人の恨みをかうことでは人後に落ちない葉村晶。
    彼女のまわりは人の話は聞かないけれど、自分の言いたいことだけ突き付けてくるような人ばかり。
    このまま進めばただのいやミスになってしまうところを、彼女のキャラクターのおかげでストレスは溜まらず、すべての不運を彼女が拾ってくれるので、逆にスッキリするくらい。

    でもねえ、も

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    2026年02月23日
  • 古書店アゼリアの死体

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    葉崎市のシリーズ第二弾です。コージーミステリーです。
    一作目と同じ駒持刑事がいて、五木原巡査部長という新人と捜査します。地元の名家、前田家に関する殺人です。今回も複雑な人間模様と過去のことや会話や捜査のうまさで、頭がぐるぐるなってしまいました。
    とても長い小説でした。
    ロマンス小説のこともたくさん出てきたのですが、そちらはさっぱりわからなかったです。
    また、続きも読もうと思います。

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    2026年02月22日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    好きな作家さんの話が短編集になって詰め込まれてて得した気分になった。
    やっぱり猫って独特の雰囲気があって
    何か悟っている様子があるけどどの話もそれが忠実に描かれてきてやっぱり猫っていいなと思った

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    2026年02月21日
  • 七つの大罪

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    短編集は途中で飽きたり面倒になったりしなくて読めるから結構好き。七つの大罪にかけて七に関係ある作家さんたちのそれぞれの罪。川瀬さんが元々好きだからかもしれないけど、1番面白かった!

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    2026年02月15日
  • 七つの大罪

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    キリスト教で戒められている七つの大罪(
    傲慢、怠惰、憤怒、嫉妬、強欲、色欲、暴食)を題材に、「七」に縁あるミステリー作家が紡ぐアンソロジー短編集。
    題材が題材なだけあってなかなか嫌な展開の話が多く、どんでん返し系にも関わらず爽快感よりも陰鬱な気持ちが上回った。特に「移住クライシス」(憤怒)は余韻も含めて最悪な読後感だった。もちろん、面白かったのだけど、うーん。
    試みとしては大変面白かった。ぜひまた別の企画を組んでほしいとは思った。

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    2026年01月31日
  • プレゼント

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    葉村晶シリーズ1作目。
    と言っても8篇ある短編のうち、葉村晶が単独で主役を務めるのは4篇のみ。当初はシリーズ化の予定はなかったとのこと。
    淡々とした文体で綴られる情景描写や心理描写が上手くとても読みやすい。ユーモアも◯。取り扱われる事件は日々のワイドショーで流れてくるような身近なものばかりで妙なリアリティがあってゾクッとする。トリックはミスリードを誘う叙述が多めで大半は予想できてしまったけど、あー、こういう人いるよなぁ…という共感が先立ってつい物語にも没入してしまう。

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    2026年01月30日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    2026/1/20
    川瀬七緒目当てで。
    川瀬七緒に飢えてるので。
    また読みつくしちゃったわけですが。
    アンソロジー短編集なので味わい色々。
    私は基本的にいい話が好きなのでぶどうが好きでした。

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    2026年01月25日
  • 錆びた滑車

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    ネタバレ

    交通事故の後遺症で失った記憶を調べてほしい依頼。忘れたほうが幸せなこともあるよなと思いつつ、それって覚えてるからこそ言えることで、忘れた方は思い出したくなるもんだよな〜と。
    今回も不幸は重なるけど、なんとか解決に導く葉村晶。いろんなところが繋がっていくのは読んでて楽しい。犯人は意外と身近にいるのもなんだかよくあるけど、怪しい人が多すぎて色々考える要素があるのがいい。上には上が、やることも上に行くほどひどくなる感じ。毎回よく無事で居られるな〜と思う。次の話は少し状況が変わっているかも??早く次も読みたい!

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    2026年01月05日
  • 錆びた滑車

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    本作品でもしっかりハードボイルドしている葉村晶。今回もボロボロになりながら、事の真相にたどり着きます。ただし、葉村晶が動いたその結末ほろ苦い物ではあるのだが。

    星は一応4にしたが、事件が少々複雑で登場人物も多く、頭の中で整理するのにだいぶ苦労した。リーダビリティは少し多作品に比べて劣るかな。
    星は3.5が正直なところ。

    このシリーズはシリアスなだけでなくコミカルな面があるのが特徴であると思うが、本作でもその特徴は存分に発揮されていて、重くなりすぎないのは好感が持てた。


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    2025年12月17日
  • まぐさ桶の犬

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    5年ぶりの探偵・葉村晶シリーズ。物語とともにキャラクターも年齢を重ねる珍しい設定の本シリーズ、主人公の葉村は五十代に突入している。原因不明の歯痛に悶え、全力疾走には息も絶え絶え、文章を読むにはさりげなく老眼鏡を取り出す葉山に、少しだけ人生の後輩である私も深く共感してしまう。

    今回の葉山の仕事は人探し。3年ぶりの大仕事に張り切る葉山だが、ブランクのせいか、はたまた寄る年波のせいか、やることなすこと上手く行かない。そして、本作でも作者の若竹さんは葉山に、これでもか言わんばかりに次から次へと不幸のボールを投げつけるのである。

    登場人物が多く、カタカタ表記も多用されるので、なかなか頭に入ってこなか

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    2025年12月04日