若竹七海のレビュー一覧
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ネタバレアンソロジーのタイトル通り「七つの大罪」なので、後味悪い物もありますが、その中でもホッコリだったのが岡崎さんの「手の中の果実」
子供ながらに機転の効く子ですね。それを見破ったのもまた親ではなく子供。
登校拒否の理由が判って一安心でした。
川瀬さんの「移住クライシス」
発達障害の子の為田舎に越してきて、息子は少しずつ笑顔が増えてきた。だがそんな矢先、息子の音也は川で溺死してしまった…
音也が亡くなってからなぜかストーカーのごとく、吾妻家に嫌がらせをしていたお婆さんを疑い始める吾妻。真実はとても残酷でした。ゾッとしたラストが『憤怒』ですね… -
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ネタバレ5年ぶりの葉村晶シリーズ。
葉村も50代に突入して、体力気力に衰えが見えてきているものの、不運さはかわらずに満身創痍となります。
メインの事件は人探しから大きな事件に発展してしまい、途中下車もできたのに探偵の業ともいえる探求心のためとんでもない目にあいます。
サブストーリーでも複雑な家族関係に振り回され、さらには近所のトラブルにも巻き込まれ、最後はコロナにかかるという常時天中殺状態です。
地の文でのハードボイルドっぽい葉村の毒のある言葉が好きで、そのおかげでこんなに不幸な目にあっても元気をもらえます。
60代に入る前に短編と長編をもう一つづつ出してほしいな。 -
Posted by ブクログ
『葉村晶シリーズ』の七作目ですね。
五年ぶりに、葉村晶が帰ってきた!
久し振りに若竹七海さんを読みたくなっている時に、ピシャリと出てきてくれてワクワクしながら読ませてもらいました。
葉村晶も、五十を越えて多少の不自由はあるものの、まだまだ活力に溢れているのに、安心しました。
ミステリ専門書店のアルバイト店員にして、〈白熊探偵社〉も兼業でただひとりの調査員で働く葉村にご近所さんから依頼がくる。それを契機に、秘密の人探しをするようになるのだが…………?
相変わらず、複雑な人間関係のゴタゴタに巻き込まれて事件が少しずつおおごとになっていく。
若竹七海さんの、ユーモアとウェットが的確に導いてく