司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 項羽と劉邦(上)

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    ネタバレ

    p.292
    この感心の仕方に一種の愛嬌があり、愛嬌がそのままひとびとに徳を感じさせる風を帯びていた

    キングダムの後の世界が"この世界"だと考えると 世界って 歴史って 何なんだろうって思ってしまいます。
    (キングダム 全然読んでいません。すみません。秦の始皇帝の話ってことぐらいの知識しかありません。ごめんなさい)

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    2021年01月28日
  • 人斬り以蔵

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    1番面白かったのは長州藩の岡田以蔵でしたね。
    司馬遼太郎さんの表現の仕方が独特でついていくのにかなり時間がかかりましたが、理解してみると面白い本ですね。

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    2021年01月28日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    数年前に読んだ本。
    ふと思い出したので目次見つつ投稿。

    豊臣秀吉の縁者というのは少なく、多くは義理の繋がりの人間です。小早川秀秋、宇喜多秀家、結城秀康などが世間的に知られている名前でしょうか。

    他には北政所などの話も入っています。
    司馬殿の考え方はどこか豊臣家に対する愛があるように思います。他の著書の中でもどこか思い遣りを感じました。表現が慮るようなものが多く、それを妨げた人物の行動は痛烈です。
    例えば小早川秀秋、彼自体は再評価する動きもありますし、決して暗愚な人物ではないと思います。
    ただ、無能レベルまでの表現が使われていたので、おや?と感じました。
    ただし、著者の小説ではこのような人物

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    2021年01月28日
  • 街道をゆく 1

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    司馬遼太郎の紀行文集。
    1971年に週刊朝日にて連載が開始され、以降、1996年の作者逝去まで25年に渡り、書き続けられた。単行本・文庫本で43冊に及ぶボリューム。本書は、その第一巻。
    「湖西のみち、甲州街道、長州路ほか」という題名の通り、街道・道に沿って、その土地を訪れる。紀行文集と書いたが、博覧強記の司馬遼太郎なので、その土地の歴史・建物・人物などを、時に古代に遡り記述することにより、その場所を立体的に浮かび上がらせる。
    司馬遼太郎が楽しみながら書いているのが、よく分かる。

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    2021年01月17日
  • 関ヶ原(中)

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    天下分け目の大合戦に向けて着々と工作が図られていく過程は読み応え抜群。三成も周到な準備をしているけどこの時点で既に家康側に圧倒的利があるとは何とも皮肉。かの有名な小山評定の全貌を解明することができて満足した。今作で一番印象的に残ったのはやっぱり細川ガラシャのエピソードかな。あんな悲惨な経緯があったなんて思いもしなかった。絶世の美女と謳われる女人は不幸な目に遭うのが世の性みたいなところがあるが、それが露骨に表れていた気がする。余りにも切ない彼女の生涯。ご冥福をお祈りします。夫の細川忠興、許すまじ。

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    2021年01月12日
  • 木曜島の夜会

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    木曜島の旅行記と、幕末に過ごした人物に関する3つの小編。木曜島の話は、かつて、南海の孤島に繰り出した、こんな日本人が少なからずいたことに驚いた。

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    2021年01月11日
  • 新装版 歳月(下)

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    江藤新平の生涯 極貧から司法卿まで数奇な運命です。世が世なら貧乏武士で生涯を終えるはずだったのでそれ程悔いのない人生だったのではないでしょうか?この本読むまで江藤新平 佐賀の乱おこした唯の権力欲の強い男かと思ってましたが、筋の通ったなかなかの男だったんだなあ。

    この本読んで 明治の初期の混乱期 大久保利通が新国家を作る上で現実を冷静に視て、原理原則にとらわれず、批判を恐れず信念に従って行動したのが江藤新平を通して逆に鮮明に感じられました。幕末の混乱をくぐり抜けた大久保と、佐賀のハズレで活きるのに全力を注ぐことしかできなかった江藤のこれも運命だったんでしょう。

    司馬遼太郎を通して幕末から明治

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    2021年01月11日
  • 新史 太閤記(上)

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    おれはこの世で立つ何物も持ちあわせておらぬ。金も門地も。せめて律義でなければ人は相手にすまい。

    いやはこの世は、いわば長い狂言の場ではありますまいか。

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    2021年01月05日
  • 覇王の家(上)

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    家康の凄さを改めて感じることができる作品。
    信長に対して、この行動がどのような影響を与えるか等を常に考えていた様子が伝わってきた。
    おもしろくて一気に読んでしまった。

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    2021年01月03日
  • 功名が辻(四)

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    真面目さだけが取り柄のパッとしない一豊が、妻の才女・千代に導かれながら戦国時代を生き抜き、土佐藩主に成り上がるまでの物語。
    男の自分としては、不器用にもひたむきに立身を目指す一豊の生きさまに共感。
    一方で、千代の眩しいほどの才覚に、時に感動しつつ時にイラッとするのも自分が男だからか。

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    2021年01月03日
  • 対談 中国を考える

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    近代史において、特に日清戦争を象徴的に、なぜ、日本は近代化に成功したのか?清を凌駕することができたのか?中国の当時の状況と比較しつつ、考えてみることは興味深い。
    当然のことながら、これは長い歴史の中の一過性の状況にあり、そこから両国がどのように変わっていったのかを知ることも重要。

    以下抜粋
    ・日本的なものだろうとわれわれが思っているもので、実は中国がもとだというものがいっぱいあるわけですよ。
    政治思想として、よく国粋主義的なことを言う人がいますけど、だいたい朱子学みたいなことでしょう。それ以前にはさかのぼらない。本居宣長を政治思想にしようとしてもなかなかなりにくい。朱子学だったら、南宋の思想

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    2020年12月27日
  • 関ヶ原(中)

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    面白くなってきました。細川ガラシャさんのエピソードはつい最近に歴史ヒストリアでも観たなあ。山内一豊の二度のラッキーなエピソードも面白い。小山の軍議に大小名が一人、また一人と…そして彼らのプロフィールが紹介される。

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    2020年12月24日
  • 項羽と劉邦(下)

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    ネタバレ

    項羽の死をエンディングとするために、随所に各登場人物の後日談を織り込む構成になっていたんだなあ。
    漢の為に尽力した者が政争に巻き込まれて、死んでいくのも現代と変わりなく。。。

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    2020年12月24日
  • 歴史を紀行する

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    その土地が持つ歴史的背景と、その人の性格や思考を結びつけて考えるのがこんなにも面白いとは。
    歴史への興味が一層湧いたとともに、日本各地に足を運びたくなった。

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    2020年12月17日
  • 項羽と劉邦(下)

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    【感想】
    大好きな『キングダム 』後の中国がどうなっていくのか知りたい。漢の成り立ちの部分について勉強したい。という思いがあった中で、どうせなら、面白く勉強したいと思い、司馬遼太郎さんの『項羽と劉邦』を手に取った。

    司馬遼太郎さんの作品は読み切ったものでいえばこれが3作目で、これまでに『太閤記』と『最後の将軍』を読んいてその史実を踏まえ面白く物語をつくる才能に今回も大の期待をして読んだ。上・中・下を約1週間でら読めたのは、挫折しやすい僕からすると希少であり、この作品の面白さから来るのであろうと感じた。

    本作で私が注目して読んでいた点は大きく二つあり、一つが「秦の衰退と漢の勃興」、もう一つが

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    2020年12月15日
  • 関ヶ原(中)

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    関ケ原の前哨戦がメイン。

    『功名が辻』にも出てくる有名な評定や、こちらもよく知られている「犬伏の別れ」などのエピソードが登場する。

    ここでも三成は知恵者だが肝心なところが抜けている、言わば「策士、策に溺れる」さまが描かれている。

    さらに黒田官兵衛の九州での進撃も。

    これらが全て「関ケ原」なのだろう。

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    2020年12月14日
  • 大盗禅師

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    鄭成功や由井正雪が生きた時代、徳川幕府が完全に安定する前の微妙な時代を描く。
    馴染みの薄い時代なので新鮮なのと、幻術渦巻くファンタジー全開の世界観が楽しくて一気読み。
    「浪人は生きていること自体が悪いのだ」「小役人ですら傲慢な政権は勢いがある」というセリフが印象に残りました。
    尻切れトンボの結末は、まぁしょうがないか…

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    2020年12月14日
  • 項羽と劉邦(中)

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    ネタバレ

    【感想】
    「上」に続く筆者の常套構成方法として、パートを大きく2つに分け、それぞれに役割を持たせているように思う。

    1つが物語を進めるパートで、もう1つが新しい人物が登場するパートである。そして、どちらもそれぞれの良さがある。

    物語を進めるパートでは、無論話が進むため内容は濃ゆく、地図を確認しながら話を追ってゆくことになる。それだけ、ゆっくり読む必要もある。
    人物が登場するパートでは、新たに登場人物が登場するのであるが、登場するキャラ1人1人が非常に濃厚でノンフィクションではと思ってしまうほどだ。著者も本書内にて記しているが、それだけ当時の中国では様々な個性が認められていたのであろう。

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    2020年12月05日
  • 街道をゆく 38

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    旅の目的地に合わせて読むことにしているシリーズ。少し冗長だがアイヌの歴史や言葉に深く触れていて面白い。

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    2020年11月25日
  • 新装版 箱根の坂(下)

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    司馬遼太郎といえば一番好きなのはやはり『燃えよ剣』。司馬遼は古い文献から破片を集めそこから人となりやストーリーを想像し気持ちが盛り上がったところで一気に書くそうだ。あとがきにそんなことが書いてある。そして謎に包まれた北条早雲の人生を取り上げた。人生40年の時代に早雲が歴史に現れるのは応仁の乱後の45歳。そして88歳まで駆け抜ける。早雲の凄さは農民の幸せを考えて統治した初めての政治家ということ。室町末期の公家崩れや田舎侍を倒しまくるのは正直迫力がない。そして人生の全盛期が50歳以降だから戦に燃える若き血も恋も冒険もあまりない。本当はもっと弾けて欲しいのだが司馬遼太郎はいつものように抑えて書く。そ

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    2020年11月22日