司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 花神(上)

    Posted by ブクログ

    若き日の大村益次郎  長州の百姓医者から幕府のお抱え学者。そして長州に最下層であるが士族身分で召し抱えらた主人公。緒方洪庵の死までが描かれる。
     
     日本の蘭学事情や科学の発展など、筆者による盛り沢山な解説付きで話が展開していく。

     中巻に続く。

    0
    2026年01月18日
  • 覇王の家(上)

    Posted by ブクログ

    大河ドラマの主人公を時代小説で読むことを続けている。司馬史観などと言われたりもするけれども、それはやはり文章が重しろいからなのだと思う。ひょっとしたらこうかもしれないなと思わせる書きぶりは見事。後半も楽しみ。

    0
    2023年02月24日
  • 十一番目の志士(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     唯一人の長州人、という異常な緊張感と寂寥感が、どう屈折してそうなるか、晋助に自由を与えた。
     自由とは、こうである。
     晋助の隣りに、他家の娘が臥ている。その娘の脛を晋助は白々とめくった。
    (おれは何をしようとしているのだ)
    と、驚いて自問したときには、自分の中に皮膜を破りちらして別の自分が誕生していることを知った。
    (かまわぬ)
     傲然と答える自分が、である。浮世の道徳法律(とりきめ)などはなんであろう。法律的には自分は朝敵であり、道徳的にはすでに殺人者であり、しかもなおその殺人は主義で正当化され、道徳的な罪悪感はない。さらに、
    (この焼け跡の都で、おれ一人が人間の外だ。おれはただひとりで

    0
    2023年02月23日
  • 十一番目の志士(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「わからないけど」
     と、つぶやいた。おのうが言うところでは生きる甲斐もなくきていて、たまたま晋助という男を知り、ごく自然に身をまかせた。いずれは離れてゆく男だということはわかっているが、こうして一緒にいるあいだだけでも亭主だと思いたい。幻覚かもしれないが、この幻覚を自分は楽しんでいる。亭主が長州の間者ならばそれはそれでおもしろく、自分も間者の女房としてあぶない瀬を踏んでみた。やってみると結構たのしくもある。この幻覚のなかでたとえそのために死んでも自分に悔いはない。というのである。
    (そういうことかな)
     と、晋助は自分の身に引きかえておのうという女と、その言葉を想った。この女は幻覚こそ生き甲

    0
    2023年02月23日
  • 峠(下)

    Posted by ブクログ

    精神的な美しさを体現した幕末の武士、河井継之助は公益のためにのみ自信を操り正義を貫く。新政府側と佐幕派が和解に漕ぎ着けていたら、歴史は少し変わったのかもしれない。

    0
    2023年02月20日
  • 義経(下)

    Posted by ブクログ

    1000年経っても残る判官贔屓の言葉、その人物と影響力の大きさは、日本史上の傑出した人物の一人であることを理解することができた。

    0
    2023年02月19日
  • 義経(上)

    Posted by ブクログ

    1000年経っても残る判官贔屓の言葉、その人物と影響力の大きさは、日本史上の傑出した人物の一人であることを理解することができた。

    0
    2023年02月19日
  • 竜馬がゆく(二)

    Posted by ブクログ

    歴史の授業を司馬遼太郎さんがしてくれていたら、今頃私は歴史大好き人間になってただろう。

    歴史上の有名人がいっぱい出てきてやっぱり幕末は面白い!

    0
    2023年02月25日
  • 幕末

    Posted by ブクログ

    幕末に起こった暗殺事件を題材にした短編小説集。
    ワザワザ小説集と言うような書き方をするのは、事件自体は本当に起こった出来事であり、歴史的検証や登場人物の後日談等も丹念に綴られている為うっかりすると史実かと思ってしまう程臨場感タップリのお話ばかりである。
    もっとも幕末の諸藩の立場や個々の事件に関しての予備知識が無いと読んでいてもつらいかもしれないマニアックな事件が多い。

    筆者自らあとがきで「歴史書ではないから、数説ある事柄は、筆者が、この方が真実を語りやすいと思う説をとり、それによって書いた。だから、小説である。」とあるので史実とは多少違うところも有るだろうし、登場人物の人間関係や心の動きなど

    1
    2023年02月18日
  • ロシアについて 北方の原形

    Posted by ブクログ

    こんな時期だから読んでみた。ロシアを巨人の左腕と右腕に例えていた。そこに生きている人と牽制者はきっと違う。

    0
    2023年02月18日
  • 梟の城

    Posted by ブクログ

    純粋にエンタメとして楽しめる。構えたところもないし、だらだらと無意味に長くもない。「坂の上の雲」に比べて読むのに疲れない。

    0
    2023年02月16日
  • 翔ぶが如く(一)

    Posted by ブクログ

    読めばきっと大久保利通を好きになる作品。
    司馬遼太郎の良いところは、好きな登場人物を持ち上げ過ぎないところじゃないかと思う。長州人のこと好きだよね?・・・ね?

    0
    2023年02月13日
  • 覇王の家(下)

    Posted by ブクログ

     小牧・長久手の戦いで秀吉を事実上破った家康から晩年の家康までを描き、家康の本質に迫る。

     信長や秀吉に比べると、英雄的な魅力が感じられない家康ですが、この作品を読んでその理由がさらにわかった気がします。

     同時に自分に置き換えてみると、家康のようにあるべきなのではないかと思う自分がいました。

     司馬史観でとらえた家康像のように、自分を客観視しながら自分をあるべき姿に行動させること、それはそれで人としての大きな力になるのではないかと考えさせられました。

     また、家康の配下の武将の運命からは、人生の岐路でどう歩むのかが大切であることも感じました。

    0
    2023年02月12日
  • 峠(下)

    Posted by ブクログ

    河井継之助、やはりおさえておかねばならないよね。
    このひとに対する評価は分かれるのだろうけど、嫌いじゃないですよ。

    0
    2023年02月12日
  • 坂の上の雲(八)

    Posted by ブクログ

    秋山兄弟を中心として、日露戦争を描いた長編小説のフィナーレ。読むのに時間がかかったが、非常に面白い作品だった。やはり司馬遼太郎作品はここの人物の人となりや当時の状況を大量の資料をもとに丁寧に描写していて、第三者的な視点で描かれているため臨場感はそれほどないものの、当時の状況が生き生きと想像できて面白い

    0
    2023年02月11日
  • 義経(下)

    Posted by ブクログ

    義経って不幸だなと思った。子供のまま大人になってしまった、その生い立ちも政治感覚の無さに関係してるんだろう。頼朝の考え方、葛藤もよく書けてるなーと思った。

    0
    2023年02月11日
  • 覇王の家(下)

    Posted by ブクログ

    戦国時代の天下取りで争いあった信長、秀吉、家康。これら天下人の元に仕える光秀などの家臣達。
    単に徳川幕府三百年に及ぶまでの争いを描いただけでなく、何故、家康が長きに亘る政治を治めることが出来たのかを、信長や秀吉と違った三河人の忠誠心の強さを表現していて、面白かったです。
    NHK大河(どうする家康)も、そうした家康の人間性を前面に表現したかったと聞きました。
    ドラマも色々話題になっているようですけど、楽しみに見ています。

    0
    2023年02月03日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

    購入済み

    アホな男の物語

    大阪弁でよくいうアホな男の一代記である。国民的作家として名声が高い司馬遼太郎であるが、比較的初期にはこの作品のようにいわゆるエンタメっぽい気楽なものも書いたのだなと再認識させられた。とは言うものの司馬史観はすでにしっかりとしている。主人公の正反対の、幕末の一般武士の情けなさを辛辣なユーモアを持って描き出している。

    0
    2023年02月01日
  • 新装版 北斗の人(上)

    購入済み

    合理性を重視

    現代の剣豪小説にも言えることではあるが、やたらと剣法を神秘化.呪術化.精神化したがる傾向があるが、江戸時代においても「合理性を重視」したという千葉周作は確かに興味を惹かれる存在である。太刀行きの速さを意味する「瞬息」という表現はなるほどと思わせるところがある。門下生には坂本龍馬を代表とする有名人物がたくさんいるが、開祖たる千葉周作本人は合理主義者だけあって今ひとつ地味かな。

    0
    2023年02月01日
  • 覇王の家(上)

    Posted by ブクログ

    徳川家康の今川家の人質時代から桶狭間の合戦で今川義元が織田信長に敗れ、織田と同盟を結び、武田北条と政治力で領地を固めてゆく。新しい支配者 秀吉にどう対峙していくのか。家康の部下が生き生きと描かれていて面白い。正妻 息子を殺さなければなかった家康。悪妻の評判の築山殿だが彼女の強きなプライドも哀しい。家康が人間関係を重要視しているのがよくわかる。

    0
    2023年01月29日