野中香方子のレビュー一覧
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監視社会のテーマの本を初めて読んだので、内容が衝撃的すぎて、読んでからもう世の中のことが180度違って見える。パラダイムシフト。
グーグル、フェイスブック、にケンカを売っているし、大衆の無知を利用して民主主義を蹂躙して監視収益を追求している監視資本主義者たちへの怒りに満ちた文章。確かにこれら企業のここ数年での金満化ぷりには目を見張るものがあるしな。
それになにより、オカネが奪われているのではなく、私たちが行動する権利、未来をつくる権利が奪われているのだという主張がショッキング。
個人データを加工して、物を売ったり投票させたりといったメカニズムがどうなっているのかピンときていなかったけど、 -
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中盤はだるくなって飛ばし読みしちゃったけど、どうして平凡な幸せを手に入れたいだけだったはずの人たちが、殺人に手を染め、他者を拷問するほどに先鋭化してしまうのかが怖くなる本だった。
日本でも、団塊の世代の学生運動で人を焼き殺したり、仲間内で殺し合ったのも似たような心理状態だったのかな?
渋谷暴動事件も浅間山荘事件も理解できない。なぜあんな蛮行を?
当事者たちはイデオロギーがどうのこうのと言い募るかもしれないけれど、ただ単にサイコパスだったか、人間関係を含む異常な環境から抜け出せず人間性を見失ってしまったかという話なんじゃないのかな。
単なるサイコパスはそれほど多くはないはずだから、つまり異 -
購入済み
知るべきだけど知ると病むかも
監視資本主義――多くの人が薄々とは分かっているがここまで論ぜられると明確に認識してしまう。
会社員にとって怖いのはすでに会社の中で監視資本を否定できるものではないということ。
会社は監視資本に乗っかりたい側であり、構成員たる社員はそれを実現するための行動を求められる。
頭では強く否定することを生活のために肯定して実施しなけければならないわけで、精神的には相当に参ってしまう。
プライベートの概念の薄い監視ネイティブが世代の中心になるともはや後戻りはできないかも。
あとデジタル庁が喰いものにされないことを切に願います。
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どんな脳内回路が働いて日々の行動を管理しているのか
依存:腹側線条体のドパミン濃度が非常に高くなると、ある行動が過剰に強化され、その人のためになる自然な行動よりも優先されるようになる
太りそうな食べ物は非常に強い強化因子
どうしたらこの本能的な力に勝てる?:感覚刺激を受けないようにする(ドパミン放出と動機の引き起こすことを防ぐ)、種類を減らす、簡単に手が入らないようにする 、未来の楽しんでいる自分を想像することで前頭前野が活性化され効果ある
保続:選択肢の価値を計算し、線条体へ送るOFCが損傷し価値の計算ができない おなかいっぱいでも感覚が処理されず食べ続ける
レプチン欠乏:食べ物へ執着、脳の -
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ネタバレベーシックインカムを知るため読んだ1冊。
ええやんBI。他にも関連書籍を読んでみたいー
1章
18世紀より豊かな今はユートピアか?
なぜ今うつは10代の若者の最大の健康問題になっているのか?自分は特別な人間と考える若者は1950年の12%から今日では80%、あなたはなりたいものになれる、と自己愛を育てられて…社会に出た途端、そこは過酷な競争社会となっている。そこでは失敗も自己責任なのだ。
格差は心を壊す。
2章
BIが有用である旨の世界各国の研究。
選択肢を得た人間は怠惰にはならなかった。
2009年イギリスや、1970年代カナダのミンカム実験。
減少…栄養失調、犯罪、10代の妊娠、酒タバ -
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下記の点を系統立てて説明された文書を始めて読んだ。良書。特に間接的動機の弊害を論理的に説明している点が、自分の経験から見ても説得力あり。
良い社風=ToMoが高い=パフォーマンスが高い。
パフォーマンスは、戦略的パフォーマンス(計画をうまく遂行する)と適用的パフォーマンス(計画外のことをこなす)に分かれる。
適用的パフォーマンスにプラスの影響を与えるのが、動機、なかでも直接的動機(楽しさ、目的、可能性)である。
一方、間接的動機(感情的圧力、経済的圧力、惰性)は、業績に良い影響を与えない。
なぜならば、確かに間接的動機は戦略的パフォーマンスだけを必要とする作業ではパフォーマンスを上げるが -
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CIAの職員として、中国と友好関係を結ぶために長く働いてきた著者の自伝のようなもの。
悔恨の書というか懺悔の書というか、個人としてはそのような趣きがあるとしても、政府が発刊を許したのは、ここから反撃を始めるぞ、という狼煙の役割もありそう。
米中の橋渡しが著者の仕事だったとは言え、日本の姿がまったく見えないこの半世紀の記述である。
せいぜい尖閣でのせめぎあいなど、チャイナが牙を見せ始めてからの一例として登場するくらい。
この存在感のなさが「戦後レジーム」なのだな、とつくづく。
また、チャイナの側も日本のことなどまったく歯牙にもかけていないのが伺い知れる。
それは、別にチャイナのGDPが膨張し -
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とてもおもしろく、一気に読んでしまった。そもそも読んだきっかけは、ResearchatというPodcastでおすすめ本として紹介されていたからだ。気軽に読み始めたのに本当に惹き込まれてしまい、ページを捲る手もわくわくも止まらなかった。「ネアンデルタール人は私達と交配した」ということは教科書やニュースで聞いており、更にアフリカを起源として人類がどう世界に発展してきたかも既に現在図説などでは当然の知識として載っている。その当然のものがどのようにして明らかになったのかと問われた時、「DNAを比べたから」という非常に簡潔な言葉一つで普通は終わり、そこにあまり感動もなければ驚きもない。しかし実際そこに行
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親中派の著者(マイケル・ピルズベリー)が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの記録。
以下、本書より元防衛大臣・森本敏氏の解説。
本書は米国における中国専門家として著名であるばかりでなく、米国政府の対中政策に最も深く関わってきたマイケル・ピルズベリー博士の中国論。
ピルズベリー博士は実際、本書の中で「ニクソン政権以来、30年に渡って政府機関で働いていた中国の専門家として誰よりも中国の軍部や諜報機関に通じていると断言できる」と自負している。
その本人が本書の冒頭で、米国は中国の国家戦略の根底にある意図を見抜く事 -
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前作に引き続き、興味深く読み終わったした。
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ひとりのこどもをちゃんとした人間に育てるには、四人の大人が必要とされるのだ。
糖尿病は糖分と精製炭水化物のとりすぎがもたらした生活習慣病なのだ。これは最初に文明病として記録された病気のひとつであり、生活に砂糖と小麦が登場した時期と重なる。
重要なこととして、塊茎(ジャガイモ)を含めこれらの作物はすべて、高密度の炭水化物、すなわちデンプンの塊だった。これが文明だ。
(「共進化」)それが意味するのは、二つの種が長年にわたってともに影響しあいながら進化してきた場合、(略 感染性細菌と人間)敵 -
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原題はthe hundred marathons 100年マラソン。
アメリカのインテリジェンスに籍を置いていた中国専門家による中国の戦略に警鐘を鳴らす一冊。
はっきり言って、翻訳がイケてなく読みづらい。だがそれも、中国文化・歴史観に全く馴染みのない欧米人が読んだときの「捉えどころのなさ感」を共有する舞台装置、ともとれる。
三国志など色々な中国歴史古典に親しみ、文化的にも近い我々からすると然もありなん、なところもあるが、全く文化的親和性のない、歴史の浅い、欧米人には、きちんと言葉で説明されてもなかなか理解しづらいのではないだろうか。
著書自身が中国に対する評価の転換、自らの分析や判断の誤りを認 -
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何をもってジェネリックなのか。
新薬と「同じ」なのか。
何が「同じ」なのか。
「同じ」であれば代替できるのか。
ジェネリック医薬品の政治と科学について、様々な角度から、アメリカにおける歴史を記述。
登場人物、機関の複雑さには辟易したけど、語られるドラマには熱中できた。
ジェネリックに限らないが、政治と科学のせめぎ合いでは、科学で絶対を説明できないところに、政治の論争が入り込む余地がある。
論争では、合理的な判断は多くの場合に最重要ではなく、参加者のイデオロギーが争われる。
この点、ジェネリックにおいては、製薬会社の利益と公共の安全性がせめぎ合う。
医薬品の在り方についても考えることができ -
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