野中香方子のレビュー一覧

  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    ネタバレ

    •ジャンクフードはよくない
    •炭水化物を避ける
    •トランス脂肪酸=鬱
    •オメガ3は良い
    •野菜や果物も良い
    •ビタミンDをとれ
    •ストレスという通貨で睡眠不足分を支払っている
    •有酸素運動がよい
    •砂糖水は飲まない

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    2020年08月23日
  • マッキンゼー流 最高の社風のつくり方

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    下記の点を系統立てて説明された文書を始めて読んだ。良書。特に間接的動機の弊害を論理的に説明している点が、自分の経験から見ても説得力あり。

    良い社風=ToMoが高い=パフォーマンスが高い。
    パフォーマンスは、戦略的パフォーマンス(計画をうまく遂行する)と適用的パフォーマンス(計画外のことをこなす)に分かれる。

    適用的パフォーマンスにプラスの影響を与えるのが、動機、なかでも直接的動機(楽しさ、目的、可能性)である。

    一方、間接的動機(感情的圧力、経済的圧力、惰性)は、業績に良い影響を与えない。
    なぜならば、確かに間接的動機は戦略的パフォーマンスだけを必要とする作業ではパフォーマンスを上げるが

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    2020年05月21日
  • ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

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    邦題にはないが、Aging Wellがキーワードで、どのように過ごすことで高齢者になっても元気でハッピーでシャープな人生を送れるかという話。査読を重視して今の脳科学に基づいて話を進めているので信頼性も高い。ランガーの心の時計の針を巻き戻す実験は面白い。
    具体的なルールとして、社交を大切にする、感謝する習慣を身につける、マインドフルネスの実践、新しいことを学ぶ、テレビゲームをする、認知症の兆候、健康的な食事と運動、適切な睡眠、よく生きる、引退はせずにノスタルジアは大切にするが挙げられていて、最後は高齢者の理想的な1日のモデルを示す。

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    2020年03月28日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    CIAの職員として、中国と友好関係を結ぶために長く働いてきた著者の自伝のようなもの。
    悔恨の書というか懺悔の書というか、個人としてはそのような趣きがあるとしても、政府が発刊を許したのは、ここから反撃を始めるぞ、という狼煙の役割もありそう。

    米中の橋渡しが著者の仕事だったとは言え、日本の姿がまったく見えないこの半世紀の記述である。
    せいぜい尖閣でのせめぎあいなど、チャイナが牙を見せ始めてからの一例として登場するくらい。
    この存在感のなさが「戦後レジーム」なのだな、とつくづく。

    また、チャイナの側も日本のことなどまったく歯牙にもかけていないのが伺い知れる。
    それは、別にチャイナのGDPが膨張し

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    2019年12月05日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    とてもおもしろく、一気に読んでしまった。そもそも読んだきっかけは、ResearchatというPodcastでおすすめ本として紹介されていたからだ。気軽に読み始めたのに本当に惹き込まれてしまい、ページを捲る手もわくわくも止まらなかった。「ネアンデルタール人は私達と交配した」ということは教科書やニュースで聞いており、更にアフリカを起源として人類がどう世界に発展してきたかも既に現在図説などでは当然の知識として載っている。その当然のものがどのようにして明らかになったのかと問われた時、「DNAを比べたから」という非常に簡潔な言葉一つで普通は終わり、そこにあまり感動もなければ驚きもない。しかし実際そこに行

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    2019年08月30日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    親中派の著者(マイケル・ピルズベリー)が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの記録。
    以下、本書より元防衛大臣・森本敏氏の解説。

    本書は米国における中国専門家として著名であるばかりでなく、米国政府の対中政策に最も深く関わってきたマイケル・ピルズベリー博士の中国論。
    ピルズベリー博士は実際、本書の中で「ニクソン政権以来、30年に渡って政府機関で働いていた中国の専門家として誰よりも中国の軍部や諜報機関に通じていると断言できる」と自負している。
    その本人が本書の冒頭で、米国は中国の国家戦略の根底にある意図を見抜く事

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    2018年12月22日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    前作に引き続き、興味深く読み終わったした。
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    ひとりのこどもをちゃんとした人間に育てるには、四人の大人が必要とされるのだ。


    糖尿病は糖分と精製炭水化物のとりすぎがもたらした生活習慣病なのだ。これは最初に文明病として記録された病気のひとつであり、生活に砂糖と小麦が登場した時期と重なる。

    重要なこととして、塊茎(ジャガイモ)を含めこれらの作物はすべて、高密度の炭水化物、すなわちデンプンの塊だった。これが文明だ。


    (「共進化」)それが意味するのは、二つの種が長年にわたってともに影響しあいながら進化してきた場合、(略 感染性細菌と人間)敵

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    2018年12月22日
  • 逆転の大戦争史

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    トンデモ歴史本みたいなタイトルで期待していなかったが、すごい良書!期待してなかった分、なおさら印象に残った。
    戦争とはなにかを国際法の発展とともに考察する法学書といってもいい内容だが、特に1928年のパリ不戦条約に焦点をあてている。あまり有名ではないこの条約の以前と以後では世界構造がまったく変わってしまったのというのはとても斬新な指摘であるが、豊富な資料とデータで裏付けされている。歴史好きなら必見ともいえるくらいおすすめしたい。ただし、分厚い本で600ページある。十分に時間を確保されたし。

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    2018年11月22日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    自分の心身の不調の原因はこの本でほぼ説明がつくほど、納得の内容でした。
    大切なのはやっぱり運動、睡眠、食事なんですね。当たり前すぎることですが、なぜ大切なのか人類の進化の歴史や豊富な事例をもとに書かれているため、とても説得力があります。

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    2021年12月11日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    原題はthe hundred marathons 100年マラソン。
    アメリカのインテリジェンスに籍を置いていた中国専門家による中国の戦略に警鐘を鳴らす一冊。
    はっきり言って、翻訳がイケてなく読みづらい。だがそれも、中国文化・歴史観に全く馴染みのない欧米人が読んだときの「捉えどころのなさ感」を共有する舞台装置、ともとれる。
    三国志など色々な中国歴史古典に親しみ、文化的にも近い我々からすると然もありなん、なところもあるが、全く文化的親和性のない、歴史の浅い、欧米人には、きちんと言葉で説明されてもなかなか理解しづらいのではないだろうか。
    著書自身が中国に対する評価の転換、自らの分析や判断の誤りを認

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    2018年10月24日
  • ジェネリック――それは新薬と同じなのか

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    何をもってジェネリックなのか。
    新薬と「同じ」なのか。
    何が「同じ」なのか。
    「同じ」であれば代替できるのか。

    ジェネリック医薬品の政治と科学について、様々な角度から、アメリカにおける歴史を記述。
    登場人物、機関の複雑さには辟易したけど、語られるドラマには熱中できた。

    ジェネリックに限らないが、政治と科学のせめぎ合いでは、科学で絶対を説明できないところに、政治の論争が入り込む余地がある。
    論争では、合理的な判断は多くの場合に最重要ではなく、参加者のイデオロギーが争われる。
    この点、ジェネリックにおいては、製薬会社の利益と公共の安全性がせめぎ合う。

    医薬品の在り方についても考えることができ

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    2018年09月27日
  • 恐竜探偵 足跡を追う 糞、嘔吐物、巣穴、卵の化石から

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    割と学術書寄りな内容。
    原題Dinosaurs without Bones が示すように恐竜について”骨を抜きにして”、足跡や糞、巣穴、嘔吐物等々を手掛かりに恐竜が何を食べていたのか?どんな生活を送っていたのか、どんな一生だったのか?社会性は?など解き明かす。
    言わば、恐竜の骨格に肉付けするような感じ。

    好奇心が刺激される。面白い。

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    2018年06月29日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    「既に充分、野生じゃない?」という友人達のツッコミが聞こえるような気がするが。きっと気のせいだ、うん。
    著者2人のケーススタディが説得力あり。更に日本語版編集者のケーススタディまであり。編集者も大変ね〜

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    2018年06月25日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけたらよいか考えないとね。

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    2018年06月12日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    一般的な健康本よりも学術的な記述が多く厚い本ではあるが、文章は易しく読みやすい。本来のヒトとはどういうものであったのか、ということから、私たちが目指すべき食生活や運動、その他の生活習慣のことについて記述してある。食事については、糖質の摂取については未だ多くの論争があるので、本書の記述に従って極端な炭水化物カットはしないほうがよいだろう。しかし、「多様性のある食事」という点は意識したい。また、ランニングと水分の記述では、ランナーが飲むべき水の量についてのアドバイスは過剰であり、過度の脱水状態の方がそうでない人より深刻な体調不良を起した人はいなかったとしている。この点は、命に関わるようなことなので

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    2018年04月26日
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

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    運動によって脳がどのように改善されるのかが、具体的な事例とともに紹介されている。
    大きなサイズで345ページ、結構なボリュームのある本だ。一、二、九、十章は誰しもが読むべきだと思う。しかしそれ以外の三〜八章は目次を見て、自分の興味のあるページだけを読めば十分なのではないだろうか。
    様々な事例に対してどのような運動を行うのが効果的かが各章で述べられているが、基本的な部分は大体同じようなものだった。1日に20〜30分の有酸素運動を行うことが最低ラインで、もしできたら激しい運動や技能を伴うもの(球技や武道など)も行うことが望ましいとされている。
    もともと運動が身体に良いことは知ってい

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    2023年05月01日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    是非読んでほしい。特に政治に関わる人には。
    中国とアメリカの力関係を冷静に分析した本。
    今後、中国がどこに向かうのかを踏まえ、しっかり処方箋を提示している。

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    2017年11月28日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    隷属なき道 ルトガーブレグマン 文藝春秋
    AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3時間労働

    原題を「UTOPIA FOR REALISTS」と言う

    この本でグレグマンが主張することを一言で表せば
    狩猟採集時代の自在性と対等性を取り戻すということだ
    個々がそれぞれに中心となって手段として自主的に集う
    全体観である

    嘘と秘密を無くして透明度の高い再分配の徹底を目指し
    押し付けられた社会的価値観による労働環境を必要最小限にし
    権力による縄張りの理不尽な国境線を取り払うことによって
    個々の自由な裁量と切磋琢磨によって競争世界を卒業し
    個性という凸凹を補い合う相乗効果をもたらすと言うものだ

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    2017年11月09日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    中国の国家戦略の実像と、それをアメリカを始めとする西側諸国(日本などその同盟国・友好国も含む)が致命的なまでに見落としてきたことを明らかにする。

    「勢」を読むこと、すなわち①他人をだまして思いどおりに動かし、そして②最大の好機をじっと待つことが、中国の戦略観の核をなしている。

    著者が鳴らす警鐘を真摯に受け止め、各国が毅然として行動しなければ、遠からず、情報統制・言論弾圧、兵器の拡散、深刻な環境汚染etc.が蔓延した、中国を覇権国とする世界秩序が現出しかねない。

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    2017年08月31日
  • トランプ

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    アメリカ人のみならず、立候補表明時には誰もが泡沫候補だと思った
    ことだろう。立候補した本人以外は。

    ドナルド・トランプである。アメリカ人の大富豪は、並み居る共和党候補者
    を次々と撤退に追い込み、民主党のヒラリー・クリントンとアメリカ大統領
    というVIP中のVIPの座を目指している。

    私にしては珍しく旬の読書なのである。だって、大統領選前に何故、彼が
    多くの批判を受けるのと同じくらいに、多くの支持を得ているのかを知り
    たかったのだもの。

    しかも、調査報道は得意中の得意の「ワシントン・ポスト」取材班。これは
    読み逃すわけにはいかないでしょう。トランプ自身も取材班のインタビュ

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    2017年08月24日