野中香方子のレビュー一覧

  • 監視資本主義―人類の未来を賭けた闘い

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    監視社会のテーマの本を初めて読んだので、内容が衝撃的すぎて、読んでからもう世の中のことが180度違って見える。パラダイムシフト。

    グーグル、フェイスブック、にケンカを売っているし、大衆の無知を利用して民主主義を蹂躙して監視収益を追求している監視資本主義者たちへの怒りに満ちた文章。確かにこれら企業のここ数年での金満化ぷりには目を見張るものがあるしな。

    それになにより、オカネが奪われているのではなく、私たちが行動する権利、未来をつくる権利が奪われているのだという主張がショッキング。

    個人データを加工して、物を売ったり投票させたりといったメカニズムがどうなっているのかピンときていなかったけど、

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    2022年01月10日
  • ジハーディ・ジョンの生涯

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    中盤はだるくなって飛ばし読みしちゃったけど、どうして平凡な幸せを手に入れたいだけだったはずの人たちが、殺人に手を染め、他者を拷問するほどに先鋭化してしまうのかが怖くなる本だった。

    日本でも、団塊の世代の学生運動で人を焼き殺したり、仲間内で殺し合ったのも似たような心理状態だったのかな?
    渋谷暴動事件も浅間山荘事件も理解できない。なぜあんな蛮行を?

    当事者たちはイデオロギーがどうのこうのと言い募るかもしれないけれど、ただ単にサイコパスだったか、人間関係を含む異常な環境から抜け出せず人間性を見失ってしまったかという話なんじゃないのかな。

    単なるサイコパスはそれほど多くはないはずだから、つまり異

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    2021年12月16日
  • 監視資本主義―人類の未来を賭けた闘い

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    知るべきだけど知ると病むかも

    監視資本主義――多くの人が薄々とは分かっているがここまで論ぜられると明確に認識してしまう。
    会社員にとって怖いのはすでに会社の中で監視資本を否定できるものではないということ。
    会社は監視資本に乗っかりたい側であり、構成員たる社員はそれを実現するための行動を求められる。
    頭では強く否定することを生活のために肯定して実施しなけければならないわけで、精神的には相当に参ってしまう。

    プライベートの概念の薄い監視ネイティブが世代の中心になるともはや後戻りはできないかも。

    あとデジタル庁が喰いものにされないことを切に願います。

    #タメになる #深い

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    2021年09月30日
  • 最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術

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    デジタルデトックス系の本が増えてくる中で、外的要因のみならず、自分の内面に原因を求める姿勢は好感度大。対処策まで含めて多くの知見に触れられる良書。
    また、子育てにおけるエンパワーメントの記述も読み応えがあり、考えさせられる内容だった。

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    2021年04月03日
  • 脳をだませばやせられる―――「つい食べてしまう」をなくす科学的な方法

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    どんな脳内回路が働いて日々の行動を管理しているのか
    依存:腹側線条体のドパミン濃度が非常に高くなると、ある行動が過剰に強化され、その人のためになる自然な行動よりも優先されるようになる
    太りそうな食べ物は非常に強い強化因子
    どうしたらこの本能的な力に勝てる?:感覚刺激を受けないようにする(ドパミン放出と動機の引き起こすことを防ぐ)、種類を減らす、簡単に手が入らないようにする 、未来の楽しんでいる自分を想像することで前頭前野が活性化され効果ある
    保続:選択肢の価値を計算し、線条体へ送るOFCが損傷し価値の計算ができない おなかいっぱいでも感覚が処理されず食べ続ける
    レプチン欠乏:食べ物へ執着、脳の

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    2021年02月27日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    ネタバレ

    ベーシックインカムを知るため読んだ1冊。
    ええやんBI。他にも関連書籍を読んでみたいー

    1章
    18世紀より豊かな今はユートピアか?
    なぜ今うつは10代の若者の最大の健康問題になっているのか?自分は特別な人間と考える若者は1950年の12%から今日では80%、あなたはなりたいものになれる、と自己愛を育てられて…社会に出た途端、そこは過酷な競争社会となっている。そこでは失敗も自己責任なのだ。
    格差は心を壊す。

    2章
    BIが有用である旨の世界各国の研究。
    選択肢を得た人間は怠惰にはならなかった。
    2009年イギリスや、1970年代カナダのミンカム実験。
    減少…栄養失調、犯罪、10代の妊娠、酒タバ

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    2021年02月03日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    ネタバレ

    •ジャンクフードはよくない
    •炭水化物を避ける
    •トランス脂肪酸=鬱
    •オメガ3は良い
    •野菜や果物も良い
    •ビタミンDをとれ
    •ストレスという通貨で睡眠不足分を支払っている
    •有酸素運動がよい
    •砂糖水は飲まない

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    2020年08月23日
  • マッキンゼー流 最高の社風のつくり方

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    下記の点を系統立てて説明された文書を始めて読んだ。良書。特に間接的動機の弊害を論理的に説明している点が、自分の経験から見ても説得力あり。

    良い社風=ToMoが高い=パフォーマンスが高い。
    パフォーマンスは、戦略的パフォーマンス(計画をうまく遂行する)と適用的パフォーマンス(計画外のことをこなす)に分かれる。

    適用的パフォーマンスにプラスの影響を与えるのが、動機、なかでも直接的動機(楽しさ、目的、可能性)である。

    一方、間接的動機(感情的圧力、経済的圧力、惰性)は、業績に良い影響を与えない。
    なぜならば、確かに間接的動機は戦略的パフォーマンスだけを必要とする作業ではパフォーマンスを上げるが

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    2020年05月21日
  • ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

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    邦題にはないが、Aging Wellがキーワードで、どのように過ごすことで高齢者になっても元気でハッピーでシャープな人生を送れるかという話。査読を重視して今の脳科学に基づいて話を進めているので信頼性も高い。ランガーの心の時計の針を巻き戻す実験は面白い。
    具体的なルールとして、社交を大切にする、感謝する習慣を身につける、マインドフルネスの実践、新しいことを学ぶ、テレビゲームをする、認知症の兆候、健康的な食事と運動、適切な睡眠、よく生きる、引退はせずにノスタルジアは大切にするが挙げられていて、最後は高齢者の理想的な1日のモデルを示す。

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    2020年03月28日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    CIAの職員として、中国と友好関係を結ぶために長く働いてきた著者の自伝のようなもの。
    悔恨の書というか懺悔の書というか、個人としてはそのような趣きがあるとしても、政府が発刊を許したのは、ここから反撃を始めるぞ、という狼煙の役割もありそう。

    米中の橋渡しが著者の仕事だったとは言え、日本の姿がまったく見えないこの半世紀の記述である。
    せいぜい尖閣でのせめぎあいなど、チャイナが牙を見せ始めてからの一例として登場するくらい。
    この存在感のなさが「戦後レジーム」なのだな、とつくづく。

    また、チャイナの側も日本のことなどまったく歯牙にもかけていないのが伺い知れる。
    それは、別にチャイナのGDPが膨張し

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    2019年12月05日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    とてもおもしろく、一気に読んでしまった。そもそも読んだきっかけは、ResearchatというPodcastでおすすめ本として紹介されていたからだ。気軽に読み始めたのに本当に惹き込まれてしまい、ページを捲る手もわくわくも止まらなかった。「ネアンデルタール人は私達と交配した」ということは教科書やニュースで聞いており、更にアフリカを起源として人類がどう世界に発展してきたかも既に現在図説などでは当然の知識として載っている。その当然のものがどのようにして明らかになったのかと問われた時、「DNAを比べたから」という非常に簡潔な言葉一つで普通は終わり、そこにあまり感動もなければ驚きもない。しかし実際そこに行

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    2019年08月30日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    親中派の著者(マイケル・ピルズベリー)が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの記録。
    以下、本書より元防衛大臣・森本敏氏の解説。

    本書は米国における中国専門家として著名であるばかりでなく、米国政府の対中政策に最も深く関わってきたマイケル・ピルズベリー博士の中国論。
    ピルズベリー博士は実際、本書の中で「ニクソン政権以来、30年に渡って政府機関で働いていた中国の専門家として誰よりも中国の軍部や諜報機関に通じていると断言できる」と自負している。
    その本人が本書の冒頭で、米国は中国の国家戦略の根底にある意図を見抜く事

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    2018年12月22日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    前作に引き続き、興味深く読み終わったした。
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    ひとりのこどもをちゃんとした人間に育てるには、四人の大人が必要とされるのだ。


    糖尿病は糖分と精製炭水化物のとりすぎがもたらした生活習慣病なのだ。これは最初に文明病として記録された病気のひとつであり、生活に砂糖と小麦が登場した時期と重なる。

    重要なこととして、塊茎(ジャガイモ)を含めこれらの作物はすべて、高密度の炭水化物、すなわちデンプンの塊だった。これが文明だ。


    (「共進化」)それが意味するのは、二つの種が長年にわたってともに影響しあいながら進化してきた場合、(略 感染性細菌と人間)敵

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    2018年12月22日
  • 逆転の大戦争史

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    トンデモ歴史本みたいなタイトルで期待していなかったが、すごい良書!期待してなかった分、なおさら印象に残った。
    戦争とはなにかを国際法の発展とともに考察する法学書といってもいい内容だが、特に1928年のパリ不戦条約に焦点をあてている。あまり有名ではないこの条約の以前と以後では世界構造がまったく変わってしまったのというのはとても斬新な指摘であるが、豊富な資料とデータで裏付けされている。歴史好きなら必見ともいえるくらいおすすめしたい。ただし、分厚い本で600ページある。十分に時間を確保されたし。

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    2018年11月22日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    自分の心身の不調の原因はこの本でほぼ説明がつくほど、納得の内容でした。
    大切なのはやっぱり運動、睡眠、食事なんですね。当たり前すぎることですが、なぜ大切なのか人類の進化の歴史や豊富な事例をもとに書かれているため、とても説得力があります。

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    2021年12月11日
  • China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」

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    原題はthe hundred marathons 100年マラソン。
    アメリカのインテリジェンスに籍を置いていた中国専門家による中国の戦略に警鐘を鳴らす一冊。
    はっきり言って、翻訳がイケてなく読みづらい。だがそれも、中国文化・歴史観に全く馴染みのない欧米人が読んだときの「捉えどころのなさ感」を共有する舞台装置、ともとれる。
    三国志など色々な中国歴史古典に親しみ、文化的にも近い我々からすると然もありなん、なところもあるが、全く文化的親和性のない、歴史の浅い、欧米人には、きちんと言葉で説明されてもなかなか理解しづらいのではないだろうか。
    著書自身が中国に対する評価の転換、自らの分析や判断の誤りを認

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    2018年10月24日
  • ジェネリック――それは新薬と同じなのか

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    何をもってジェネリックなのか。
    新薬と「同じ」なのか。
    何が「同じ」なのか。
    「同じ」であれば代替できるのか。

    ジェネリック医薬品の政治と科学について、様々な角度から、アメリカにおける歴史を記述。
    登場人物、機関の複雑さには辟易したけど、語られるドラマには熱中できた。

    ジェネリックに限らないが、政治と科学のせめぎ合いでは、科学で絶対を説明できないところに、政治の論争が入り込む余地がある。
    論争では、合理的な判断は多くの場合に最重要ではなく、参加者のイデオロギーが争われる。
    この点、ジェネリックにおいては、製薬会社の利益と公共の安全性がせめぎ合う。

    医薬品の在り方についても考えることができ

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    2018年09月27日
  • 恐竜探偵 足跡を追う 糞、嘔吐物、巣穴、卵の化石から

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    割と学術書寄りな内容。
    原題Dinosaurs without Bones が示すように恐竜について”骨を抜きにして”、足跡や糞、巣穴、嘔吐物等々を手掛かりに恐竜が何を食べていたのか?どんな生活を送っていたのか、どんな一生だったのか?社会性は?など解き明かす。
    言わば、恐竜の骨格に肉付けするような感じ。

    好奇心が刺激される。面白い。

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    2018年06月29日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    ネタバレ

    「既に充分、野生じゃない?」という友人達のツッコミが聞こえるような気がするが。きっと気のせいだ、うん。
    著者2人のケーススタディが説得力あり。更に日本語版編集者のケーススタディまであり。編集者も大変ね〜

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    2018年06月25日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    働かなくてよいのなら働きたくない身として、さらに世界は不平等だなと思う事多々なので気になってた本。一部の金持ちだけが牛耳る世界は嫌だし明らかに今後仕事は減ってくだろうしまぁ不安だらけの世の中だけど、まだやれることはありそうねと少し元気づけてくれる内容でした。さて、どこから手をつけたらよいか考えないとね。

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    2018年06月12日