野中香方子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんなにわくわくしたの、久しぶり!
宇宙と地球でこれまでに起きたこと全史がわかる本。
コンパクトにリズミカルに、ストーリー性を持って書かれていて、素晴らしい。
最初は宇宙科学から始まり、生物、歴史、宗教学、、と、分野を横断して語られていて、
そもそもこの世界ってそういう、分断して捉えられないものだったはずだよね。分けるからこの科目がイヤだーとかなるわけで。
小さい頃私が求めていた知識ってこれだ。
どのフェーズにも驚きと納得が多くあったけれど、
個人的に1番の発見は、リストロサウルスが哺乳類型爬虫類で、こいつが生き延びなければ哺乳類の進化は起きなかった、(と考える専門家もいるらしい)こと。つ -
Posted by ブクログ
激面白かった。
不老不死に関しては昔から頭おかしいレベルで求められてきた。したがってヤバい実験もある。そして人気分野であり、未だに分かってないことも多々ある。
個人的には歯周病とアルツハイマー病の関連の話が面白かった。なんとなく耳にしたことはあったけど、短絡的にアルツハイマー病だから歯磨きまでできず歯周病になるんじゃないかと思ってた。しかしそうではなかった。アミロイドβの中に、、、まさか。本気で歯は大切にしようと思ったし、フロスも怠らないようにしたいと思った。
そしてアミロイドβそのものも、身体の中でどういった働きをしているのかが分かっていない。そうだったのかと知った驚きが強かった。
完全 -
Posted by ブクログ
ー 良いことをすると、気分が良くなる。世界に生きていると言うのは、素晴らしいことだ。私たちは食べ物を好むのは、それがなければ飢えるからだ。セックスを好むのは、それをしなければ絶滅するからだ。人助けが好きなのは、他者がいないと自分もいなくなるからだ。良いことをすると気分が良くなるのは、それが良いことだからだ。
これが本書の主張の全てだろうなと思う。最強の説得力。生まれながらに「気持ち良く」感じる行為は、本来人間に期待され備わった性質なのだから、良いことした後の爽快感は、性善説の証明になるという事。
著者は「スタンフォード監獄実験」や「ミルグラムの電気ショック実験」など、人間が服従により悪意を -
Posted by ブクログ
本著を読んでユヴァルノアハラリが価値観を変えたという位だから、新たな視点が得られるのだろうと期待して読み始めたが、期待通り。乱暴に言うと、人間の「性善説」的な本質を証明しようという試みの本。戦争の歴史を歩む利己的な存在という価値観を一変させる。
ー 人間は本質的に利己的で攻撃的で、すぐパニックを起こすと言う根強い神話。薄いベニヤのような道徳性ということから、ベニヤ説と呼ばれもするが、真実は逆。災難が降りかかった時、爆弾が落ちてきたり、船が沈みそうになったりしたときに、人は最高の自分になる。
『蝿の王』という小説があり、私も読んだ。しかしあれはフィクションであり、無人島で人間は憎しみ合い傷つ -
Posted by ブクログ
SNSで紹介されていて前から気になっていたのですが最近紙の本は高いのでなかなか手が出ず……
思い切って買って本当によかったです。
不安な時、やる気が出ない時、気分が落ち込む時などに自分の状態をどう考えればいいか、どう対処すればいいかがわかりやすく書いてあります。
なんでもポジティブに考えようだとか、周りの目は気にしなくていいとか、そういった本はよく見ますが、自分には合わないな、無理だなと感じていました。
こちらの本では私のような考え方は普通だし自然だといった説明がされていてなんだか安心しました。
全体的に書き方が優しく思いやりに溢れていて好感が持てます。
ところどころ訳し方がそのま -
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Posted by ブクログ
2587
これ資本主義とは何か的な本の中でめちゃくちゃ面白くて分かりやすかった。いかに自分が資本主義の中で洗脳されて価値観もそれに縛られて生きているかというのが分かった。ほんと感動した。
ジェイソン・ヒッケル
経済人類学者。英国王立芸術家協会のフェローで、フルブライト・ヘイズ・プログラムから研究資金を提供されている。エスワティニ(旧スワジランド)出身で、数年間、南アフリカで出稼ぎ労働者と共に暮らし、アパルトヘイト後の搾取と政治的抵抗について研究してきた。近著The Divide: A Brief Guide to Global Inequality and its Solutions(『分 -
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Posted by ブクログ
運動が体だけでなく脳にとっていかに良いかが、精神科医の著者により豊富な事例と共に書かれている。とにかく運動へのモチベーションが上がる本!
・ネーパーヴィル・セントラル高校の事例
朝、好きな運動をして心拍数を最大心拍数の80-90%に上げる取り組み→生徒達の成績が世界一に
・脳も体と同じように鍛えられる。使えば使うほど強く育つ。(ニューロンが繋がる)
・運動が学習効率を向上させる
・元来、人間は体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。学習と記憶の能力は、祖先が食糧を見つけるときに頼った運動能力と共に進化したので、脳にしてみれば、体が動かないなら学習する必要はない。