野中香方子のレビュー一覧

  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章
    「人間の本質は善である」
    だからこそ人類は、危機を生き残れた。
    にもかかわらず、現代の社会が性悪説で設計されているのは、なぜか。
    ホッブスの性悪説VSルソーの性善説、少年たちの残虐さを描きノーベル文学賞を受賞したゴールディング『蝿の王』、人間の本性を暴くいくつかの心理実験や実際に起きた事件、それらを...続きを読む
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章
    人は善である。そんなこともない、と思ってしまうのは、誤った情報を浴びせられているからか。では、なぜ、そんなことをするのか。反対のことをしたほうが面白い、うける、という思いを持つ人がいるという性質もあるのだろう。人とは、という哲学、は尽きることがない。自分なりの考えをつきつめるには読書だ!
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章
    すごい。人は善。ミルグラムや、アイヒマンの話がある中でも人は善。これからの自分の生活の仕方、仕事の進め方を見直さねば。疑ってかかるなんて、ナンセンス。
  • 10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか
    脳が未熟ということを知るか知らないかで子育ても変わります。
    科学的な知見を広げて親の心理的負担を軽減し、子どもたちをアクセプトできるとよいですね。
    タバコ、お酒、薬物は百害あって一利なし。
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来
    ジェットコースターのような展開がとてもスリリングで読み飽きない。下巻はいよいよクリスパー(CRISPR)が実装されていくステージに入る。プレーヤーもバイオハッカーのザイナーやクリスパーベビーを誕生させたフー・ジェンクイらが登場してくる。

    クリスパーに代表されるテクノロジーは「滑りやすい坂道」に例え...続きを読む
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
    運動が与える脳への影響が詳しく書かれている本。心拍数を元に生徒個人の努力値を見える化し、評価したアメリカの学校のやり方は非常に理にかなっており、日本の体育でも即座に取り入れられてもいい内容だ。
    ウォーキングで低強度(55〜65%)
    ジョギングで中強度(65〜75%)
    ランニングで強強度(75〜90%...続きを読む
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来
    ノンフィクションを読んでも本当の事は分からないのだろうが、自然科学、研究、論文、特許、人間模様、のグローバルな時事刻々の進展をインタビュー取材で掘り出し、記録し、組み立て直した著者の力量に圧倒される。冒険物、スリラー物が好きな人にも勧められる。生命科学用語の難易度は、果たしてどうなのかな、一般教養レ...続きを読む
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来
    伝記作家のウォルターアイザックソンの新作。
    ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
    ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか...続きを読む
  • キッシンジャー超交渉術
    アメリカの名を背負って「南アフリカの不当な白人支配を終わらせる」とか「ベトナム戦争の停戦と米兵の安全な撤退」とか「冷戦真っ最中にソ連と中国と交渉する」とか、どれも想像すらつかない。こんな交渉を当事者として行ってきた人についての、その交渉術についての研究。事例の成り行きもそこからの教訓も興味深い。日経...続きを読む
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来
    スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
    (下)はもっとス...続きを読む
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来
    スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
    (下)はもっとス...続きを読む
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
    運動は体への効果だけでなく、脳への効果も多大。有酸素、筋トレ、バランス系など織り交ぜながら、自分が楽しめる運動を見つけて、習慣化させる。
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した
    分子遺伝学、古人類学。
    2022年にノーベル生理学・医学賞を受賞したSvante Paaboの著作。

    現生人類の遺伝子の中にはネアンデルタール人由来の領域が含まれていることを発見した。
    極めて緻密な実験設計、衛生管理により実現。
    バイセクシャルらしい。
    なんとも興味深い本だった。
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方
    とにかく素晴らしい内容だった。医学的、科学的です。しかも、今日本で行われている医療とは真逆に近いものもある。考えの一つとして学ぶ価値はありました。
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来
    ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。

    なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。
    1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力
    2) 各人物について...続きを読む
  • 進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密
    個人的に人類史が好きな方には、おすすめの一冊という感じ。
    人類進化の3要素「遺伝子」「環境」「文化」を進化させた4つの要素「火」「言葉」「美」「時間」の発明・発見について書かれている。
    文化は、他社から学ぶ能力とそうして得た知識を表現する能力に支えられている。

    【火】
    体内の燃焼(代謝)はゆっくり...続きを読む
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働
    読めば、価値観が変わる本。
    いくつかの偏見が補正された。

    先ずは生活保護について。アメリカのユタ州、オランダで行われたハウジングファースト戦略。先ずは住まいを提供しようという事だが、ホームレス支援の資金投資に対して2、3倍の利益を導くことがわかった。更にアメリカでのベーシックインカムの社会実験では...続きを読む
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来
    とても面白かった。
    生命科学の最前線でもあるし、コロナ禍で研究者が如何に困難に立ち向かっていったか、その結果ワクチンの開発が早く進んだこと、まさに今旬の話題だと思う。
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来
    ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡...続きを読む
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来
    ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡...続きを読む