野中香方子のレビュー一覧

  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    有名な「スタンフォード監獄実験」や「ミルグラムの電気ショック実験」が提示するセンセーショナルな性悪説は、実は捏造されていたという衝撃。

    人間の本質は善であることを筆者の独自調査で個別テーマを介して明らかにしていく手法で語られる上巻。これはこれで結論ありきで話を自分勝手に色眼鏡通して捉えているし可能性ないか?と疑ってしまうほど通説と真逆の結論を突きつけられる。この爽快感は、なるほど魅力的な。

    題材が有名なものであり、語り口が肩肘張ってないのでスルスルと読み進められる。かといって過不足ない進行で飽きるともなく、文章力の高さも本書の惹きつける魅力の一つだなと。下巻は著者の主張が強調されているようで、期待高まり胸躍る。

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    2023年10月19日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    ネアンデルタールが現世人類と交配した。少し前なら、ジュラシックパークなみの眉唾ものでした。
    この本は、読みやすく分かりやすかったです。訳文もこなれて良いです。面白かったです。

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    2023年10月18日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    共感はスポットライト、見たいものしか目に入らない。誰かに共感するということは同時に誰かを否定することにつながる。
    真実こそ信じる道。自分の理想が全てではない。
    ニュースを信じない。疑ったときは最善を想定する。
    結論、思いやりが全て。

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    2023年10月08日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    定住と私有財産の出現により、自由、平等、友愛の日々が終わった。
    文明社会の始まりが暴力、戦争、感染症の始まり。
    家畜化された人間と動物、人懐っこく平和的な遺伝子ほど子孫を多く残せた。

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    2023年10月04日
  • GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

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    食事、運動、睡眠、マインドフルネス。
    それぞれ筆者の経験と様々な論文やデータに基づいた情報が盛りだくさんで、ぶつ切りのようで全て繋がっており全て大切な要素であることを理解できた。

    食事については低糖質食事法を科学的根拠と体験談を用いて説明している。
    私は元々炭水化物を少なめな食事を続けていると体調が良いので既にそのようにしているが、それが如何に正しいかを知り納得できた。

    運動ではトレイルランを勧めていた。恥ずかしながらトレイルランの事を初めて知ったのだが、単調なジムでの運動よりも脳をフル活用し、体全体の筋肉を動かすそれはまさにワイルドだろぉ。
    さすがにトレイルランを始めるのはハードルが高いので、山へバイキングに行くことから始めようと思う。

    睡眠とマインドフルネスについては、
    今の私には響きにくい内容だった。どちらも大切な事は理解しているので、またタイミングが来たら読みたい。

    ▼オススメしたい人
    ・健康な生活を手に入れるきっかけが欲しい人
    ・心身ともに不健康な人
    ・低糖質ダイエットはリバウンドが怖いからやらないと言ってくるデブ

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    2023年09月19日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    私の今までの取組み。だめと反省する前に、まずは、やってみようという、姿勢が大事。背中を押してくれた。ベーシックインカムで、お金をただ渡すのは、ドブに捨てるようなもの、と思う自分に対して、事実は違う、こうだと教えてくれた。

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    2023年08月16日
  • 隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働

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    日本へ導入するには市民レベルでまず何をすればいいのだろう。人は人のことを分かっているつもりで実は何も分かっていないことがよく分かった。

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    2023年08月10日
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

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    ゲノム編集について特に興味を持った。
    病気や遺伝的異常を取り除ければ、とても優れた特徴であるが、生殖細胞系列のゲノム編集については考えさせられる。

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    2023年07月16日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    「人間の本質は善である」
    だからこそ人類は、危機を生き残れた。
    にもかかわらず、現代の社会が性悪説で設計されているのは、なぜか。
    ホッブスの性悪説VSルソーの性善説、少年たちの残虐さを描きノーベル文学賞を受賞したゴールディング『蝿の王』、人間の本性を暴くいくつかの心理実験や実際に起きた事件、それらをひとつひとつ再検証し、人間の本質は悪であることを示しているそれらの信憑性に異議を唱えた。

    歴史や心理学の専門家ではない私でも、大変読みやすく面白い本でした。冒頭から、目から鱗なことばかりでした。人の本質について言われている、性善説と性悪説、窮地に立たされた時に出る人間の本性、今までそれは悪であると言われてきたことに疑問を持ち、再検証を地道にしていき、そうではないを示した本書は、とても優しさに満ちた本だと感じました。
    今まで自分の根幹にあった、そうは言っても人って性悪説なんでしょ、そういう結果が出ているじゃないかという暗い考えを見事にひっくり返してくれました。
    下巻を読むのも楽しみです。


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    2023年06月20日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    人は善である。そんなこともない、と思ってしまうのは、誤った情報を浴びせられているからか。では、なぜ、そんなことをするのか。反対のことをしたほうが面白い、うける、という思いを持つ人がいるという性質もあるのだろう。人とは、という哲学、は尽きることがない。自分なりの考えをつきつめるには読書だ!

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    2023年06月08日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    すごい。人は善。ミルグラムや、アイヒマンの話がある中でも人は善。これからの自分の生活の仕方、仕事の進め方を見直さねば。疑ってかかるなんて、ナンセンス。

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    2023年05月27日
  • 10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか

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    脳が未熟ということを知るか知らないかで子育ても変わります。
    科学的な知見を広げて親の心理的負担を軽減し、子どもたちをアクセプトできるとよいですね。
    タバコ、お酒、薬物は百害あって一利なし。

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    2023年05月25日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    ノンフィクションを読んでも本当の事は分からないのだろうが、自然科学、研究、論文、特許、人間模様、のグローバルな時事刻々の進展をインタビュー取材で掘り出し、記録し、組み立て直した著者の力量に圧倒される。冒険物、スリラー物が好きな人にも勧められる。生命科学用語の難易度は、果たしてどうなのかな、一般教養レベルなのかな?

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    2023年03月14日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    伝記作家のウォルターアイザックソンの新作。
    ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
    ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか知らなかったので大変勉強になった。 著者自身が編集作業を経験したり、特許やこのツールの将来の在り方についても絡んでいて、自己の見解を述べたり、研究者間の橋渡し役になっている所が普通のノンフィクションとは違っている。当事者の視点も盛り込まれている。科学者間のポリシーの違いから、医療と生命倫理について考えさせられることも多かった。
    遺伝子工学については全く予備知識が無かったので、疑問に思う事も多かった。もう少し勉強しておいた方がもっと楽しく読めたと思う。

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    2023年03月05日
  • キッシンジャー超交渉術

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    アメリカの名を背負って「南アフリカの不当な白人支配を終わらせる」とか「ベトナム戦争の停戦と米兵の安全な撤退」とか「冷戦真っ最中にソ連と中国と交渉する」とか、どれも想像すらつかない。こんな交渉を当事者として行ってきた人についての、その交渉術についての研究。事例の成り行きもそこからの教訓も興味深い。日経の本というのもあって書き方はちょっと硬めだが、自分がこの交渉の当事者だったと思って読むと得るものを大きいと思う。自分の普段の”交渉”の気がちょっと軽くなるかも?!

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    2023年03月02日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
    (下)はもっとスコープを広げてバイオテクノロジー分野に関わる人たちの物語という感じで、(上)(下)別の物語として楽しめる。(上)だけでも完結した価値で楽しめるけれど、(上)(下)通して読んだほうが絶対によい!

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    2023年02月26日
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

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    スティーブジョブスの伝記を書いたアイザックソンの著作ということで、期待をしていたが、その期待以上の筆致で唸らされた。(上)はこの本の主人公であるダウドナが、化学の道を選び、RNAの研究者としてクリスパーキャス9システムのメカニズムを解き明かしていくまでが時系列で丁寧に描かれている。
    (下)はもっとスコープを広げてバイオテクノロジー分野に関わる人たちの物語という感じで、(上)(下)別の物語として楽しめる。(上)だけでも完結した価値で楽しめるけれど、(上)(下)通して読んだほうが絶対によい!

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    2023年02月26日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    分子遺伝学、古人類学。
    2022年にノーベル生理学・医学賞を受賞したSvante Paaboの著作。

    現生人類の遺伝子の中にはネアンデルタール人由来の領域が含まれていることを発見した。
    極めて緻密な実験設計、衛生管理により実現。
    バイセクシャルらしい。
    なんとも興味深い本だった。

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    2023年02月20日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。

    なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。
    1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力
    2) 各人物について記述されている文章量に差はあれど、第三者視点でインタビューした内容が公平に書かれていること
    3) 各章のはじめに人物の写真が載せられていて、それが大体章の内容を語っているという不思議な説得力
    4) 研究とビジネス(特許権含む)の動きについて、目を瞑りたくなる部分にも、明瞭に公平にそして淡々と書かれていること

    たぶん、スティーブ・ジョブズを読んだ後だったらこの感動は多少薄れるんだろうけど。。面白かった。

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    2023年02月14日
  • 進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密

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    個人的に人類史が好きな方には、おすすめの一冊という感じ。
    人類進化の3要素「遺伝子」「環境」「文化」を進化させた4つの要素「火」「言葉」「美」「時間」の発明・発見について書かれている。
    文化は、他社から学ぶ能力とそうして得た知識を表現する能力に支えられている。

    【火】
    体内の燃焼(代謝)はゆっくり進むが、火の燃焼スピードは、速いので強いエネルギーを発散する。これにより、人間は、エネルギーの外部委託(アウトソース)が可能になった。
    また、夜でも明かりがある状態となり、活動時間も大幅に増えた、そして、エネルギーの吸収を効率した(より美味しく、衛生的に)ことにより、時間も増え、狩り以外のことにも時間を使えるようになり脳が発達した。(前頭葉の肥大化)
    他の動物はエネルギーを効率よく吸収できない(人間ほど時間が抽出できない)ので、脳が発達しなかった。
    加熱料理は、胃腸の代行業みたいなもの、それゆえ顎が小さくなり、顎の筋肉の縮小で発声が発達した。

    環境の変化は、集団の大きさ、ひいては知性(集団脳)の大きさに影響。つまり文化にも影響する。

    陶器の発明により、汁物の調理が可能、健康状態や生存率を上げた。結果的に人口増加。

    【言葉】
    火により、日照時間が増えると人類は喋るようになった。そして、物語を通して世界を理解しつつ、社会集団を形成していった。言葉ができると人間は、”噂”ができるようになる(それにより、リーダーの凄さなどを噂で認識させ、ダンバー数より多くの集団を形成することとなる。人間の行動には一貫性があるので、過去どう行動したかは、将来のどう行動するかを知るいい指針となる)。なぜなら、物語は、合意された嘘で構成されているため、この頃から人間は、嘘がつけるようになった。そして、”記録”というものが生まれ、脳の処理能力(記憶など)をアウトソースすることとなる。
    また、言葉が作られたことにより、その構造は人間が現実をどう捉えるか強く影響(のちの時間の概念に通ずる)

    【美】
    美しさの概念が、生物学的に繁殖力を上げ、集団を美しいものにしたい(美徳のイメージ)という想いが、社会規範を作った。そして、美は共感力を高め、共同体意識を向上させた
    また、装飾品もこの頃から作成され、それにより、作るための技術やその材料の探査取引を促進させた。王冠などは、遺伝子の継承のみならず、社会的文化の継承まで可能とした。装飾品の誕生により、交易も始まった。(あっちの方が綺麗だからほしいなど)それにより、狩猟から定住生活へ。そして、農業が発達し、人口が増えたが(食べたい時に食べれる。言葉の発達により「貯蔵」も可能となった)農業で有利な男性がクライとしては、上になり男尊女卑が生まれた。

    【時間】
    時間という概念の出現により、技術、階層的社会構造、言葉を作り出せた。
    生後数ヶ月の赤ちゃんは、対象の永続性を理解。3〜4歳で虚構の世界に没入して、その世界において感情を想像できる(ままごとなど)
    そして、記憶という概念も生まれた。記憶があれば文化形成、社会集団の確立も可(過去を思い出し、未来へ活かせる)
    石器の持ち運びに代表(後で使えるだろう)されるように、時間の概念が”未来予測”という概念を発達させた。

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    2023年01月29日