野中香方子のレビュー一覧
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ジェイソン・ヒッケル氏は、1982年アフリカのエスワティニ(旧スワジランド)生まれの経済人類学者。米ウィートン大学で人類学を学んだ後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得。現在はバルセロナ自治大学環境科学・技術研究所教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス国際不平等研究所客員教授、王立芸術協会フェローなどを務め、米国科学アカデミーの「気候とマクロ経済学円卓会議」などの委員会にも参加。GDP中心の成長主義に代わる持続可能な経済思想を提唱し、脱成長論の旗手として国際的に知られている。
本書は、著者の代表作の一つで、2023年に出版された。尚、原書は『LESS IS MORE』( -
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邦題はダイレクトだが、原題は“Neanderthal Man: In Search of Lost Genomes”。原著は2014年刊。著者スヴァンテ・ペーボがノーベル生理学・医学賞を授与されるのは、この8年後の2022年。
ネアンデルタール人のゲノムを取り出し解析するという冒険の一部始終が語られる。自伝的なエピソードもたっぷり入っている。それにスウェーデン人で、ドイツで研究。それらが混然一体となって、ふしぎな読後感がある。
時系列で書かれた研究の進展はスリリング。快いほどのスピード感がある。ネアンデルタール人と現生人類が交配した可能性については、かなりの紙幅を割いている。2014年の刊行な -
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試し読み
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運動と脳に関するケーススタディということで、
第1章 学習――脳細胞を育てよう
第2章 ストレス――最大の障害
第3章 不安――パニックを避ける
第4章 うつ――気分をよくする
第5章 注意欠陥障害――注意散漫から抜け出す
第6章 依存症――セルフコントロールの仕組みを再生する
第8章 ホルモンの変化――女性の脳に及ぼす影響
第9章 加齢――賢く老いる
第10章 鍛錬――脳を作る
という内容ですが、特に第9章、第10章の内容が重要だと思いました。
人間が健康に楽しく人生を過ごしていく上で、どうしても避けたい状況・状態を避ける方法について、動物実験、人間の行動分析で十二分に説明した上でのこの二 -
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最強の集中力
2025.05.17
自分は疲れるとスマホをずっとみてしまいやりたいことができないことが多々ある。それをスマホや疲れのせいにして言い訳することで自分を納得させていたが、この本を読んでもっと根本にある原因に気づいた。それはストレスの原因と環境だ。
スマホをいじる本当の目的はストレスから逃げたいという気持ちがあるからなのだ。ストレスをなくさなければ依存してしまうのは当然。環境を変えなくてはならない。一見当たり前のようなことを再認識できたのはよかった。
これからは環境を変えるために
・帰宅後スマホの電源落とす
・疲れたらぼーっとして疲れの原因を思い返し、反省や対応策を考える
・軽く -
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【だれもがスモール・トラウマを持っている】世界的ベストセラーになっただけあって、良書すぎた。題名が深刻だけど、全然そんなことない。むしろ今年イチ、勧めたい一冊。見えない不安との闘いって生まれてから今日まであるけれど、もうこの本あれば大丈夫とさえ思える。ある種の鬱屈とした気持ちがきれいさっぱり、消えました。ワークショップしながら自己対話できるからよい。セルフカウンセリングですね。人生で大事にしている価値観とかも洗い出せて、目から鱗で面白かった。何回も読もうと思う。
#なぜかなんとなく生きづらいの正体 #不安 #トラウマ #セルフカウンセリング #心理学 #カウンセリング #精神分析 #不安症 -
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しばらく離れていたマインドフルネス、セルフコンパッションにまた戻ろうと思う。
翻訳本なので、頭に入ってこない表現があったけれど、メンタルマネジメントの要素が詰まっていて、とてもよかった。
心理療法ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)について興味がある人には、この『メンタルマネジメント大全』にも出典されている、ラス・ハリスの『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』をお勧めする。
素晴らしいと思った内容は、概ねこのラス・ハリスの本から引用されていたと思う。
自己受容という概念を手に入れると、少し生きやすくなる。
メンタルのことは未だによくわからないし、自分の -
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試し読み
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ネタバレ2009年に発行されてから、15年になるが、こちらに書いてある内容はとても興味深いものばかりでした。運動が、身体の健康だけでなく、脳の健康にも影響しているのは、まさに関心の高いところで、やはり漠然とした将来への不安が、運動をすることによって少しでも和らげることができるのは本当にうれしい。最後まで健康でいたいと思うことは、誰もが思うことですものね。専門知識的な用語や内容もありましたが、丁寧に書いてあるので、よく理解できました。どうして、運動、特に有酸素運動が大切なのか、運動することによって私たちの脳内や体の中でどのようなことが起こっているのか・・・。例えば、うつ病、不安症など、例を挙げながらの説
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胃もたれするくらいの世界の汚い部分を知る
自分に焼き付いてる根拠もないくせに頑張ることが美徳であるような思想の正体を知る
読み終わった後価値観が120度くらい変わってしまった感覚があった
目に映るほとんどがお金を中心に動いていて労働力や資源や気候を搾取しているバックグラウンドまでもを想像してしまう
自分の仕事はある業種の作業効率を上げることで経済成長を促進することであり
明日からまた成長主義に一旦加担することでしか自分や大切な人を生かしていけず仲間と認識していたコミュニティで生きていけなくなる
想像の段階で苦しい
どんなに自分はこう生きるのだと決めつけたところで人生のステージが進むにつれ戻れな -