野中香方子のレビュー一覧

  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    1972年ローマ・クラブが公表した「成長の限界」、読んでないが「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」というマルサスの人口論がベースなのは何となく知っている。実際にはピークオイルは技術の発展や新しい油田(例えば海底油田)の発見で可採年数が伸び、一方で緑の革命や灌漑面積の増加、遺伝子組換え作物などの技術も有り食料も増産されてきている。成長の限界を作成するのに関わった物理学者のヨルゲン・ランダースが40年後に再度40年後の世界を予想したのが本書だと思ってもらえば良い。基本的には過去40年の変化を下敷きにして、ある程度のイノベーションを織り込んだ予測になっている。

    まず予

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    2013年06月17日
  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    もっと悲観的な予測が書いてあるかと想像していたのだけれど、専門家の視点から見る40年後はまだ人類に可能性が残されていることを示す。望んだ形であれ、そうでなかれ未来は確実に訪れるわけで、著者の予測をいい意味で裏切るような行動が人類に求められているのは間違いないですね。

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    2013年06月03日
  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    情報量は多いが論理的であり読みやすい。予測の根拠や方法論が明確化されており大いに参考となる。過去40年間の実績に基づき、今後40年間の我々の社会の先行きを予測する。「成長の限界」で用いられた方法論にもとづいているが、民主主義社会や自由主義社会の意思決定の特性などを踏まえたアレンジがなされている。予測によれば、今世紀の後半に、地球温暖化によって「崩壊」と呼ばれる事態を招くことになる。2052年までに「崩壊」を経験することはないが、資源枯渇、汚染、気候変動、生態系の損失、不公平といった問題を解決するための投資が必要となるため、先進国では「衰退」を経験することになる。成長はいずれ衰退を招く。著者は、

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    2013年05月01日
  • 2052 今後40年のグローバル予測

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    2052年までの将来を予測した本。

    色々な部分を予想しているが、前提として
    ・世界人口は2040年ごろに頭打ちになる
    ・人類は深刻になる気候変動に対処するための投資を必要とする
    の2点を挙げている。

    自分は環境・エネルギー問題中心にこのようなことを考える人間であったが、経済や食料など自分の専門外の分野についても多くの知識を得ることができた。

    現在地球は、将来気候変動の自己増幅が起こるかどうかの狭間にある。本書の内容が1人でも多くの人間に浸透し、人類が共通認識として持続可能な方向へ向かって進みだすことを切に願う。

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    2013年04月30日
  • 脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

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    頭にも心にも身体にも運動は必要とのこと。そして心拍数を上げるのが重要。ランニングのような単調な運動と、テニスのような複雑な運動では頭への影響が違うらしい。
    平日朝にランニング、休日にテニスという生活をしたくなり、テニススクールについて調べたらすぐには手が出ない値段だった。

    2009年に出版された本なので、2026年の今のデータを反映させた改訂版を読みたい。

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    2026年01月31日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    折につけ読んでました。昔実家にあった家庭の医学のメンタル版。自分の価値観を定めていけば、周囲の声に踊らされないと解釈。思考は事実ではない、というのは納得。明日の事を心配してても、実際はそんなこと心配していたことはない事が多い。机にソッと置く

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    2026年01月21日
  • 138億年のものがたり 宇宙と地球でこれまでに起きたこと全史

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    地球の誕生から現在までがまるっと書かれている。
    生物の出現や進化の過程、古代文明から直近100年の世界情勢、こんなに幅広い分野が一冊で読めることに感動すら覚えました。じゅうぶん濃い内容ですが、ここからまた、ひとつひとつのワード、トピックスを拾って掘り下げられたらおもしろそうだなと思いました。
    作中、ビックバンによって地球が誕生した時から現代までを24時間で示しているのも興味深かったです。

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    2025年12月12日
  • Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章

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    本当に資本主義は間違えていないのか。
    コモンの考え方について記述されている。
    斎藤幸平氏の著書を想起させる。
    サピエンス全史と共通した部分もあるものの、
    人間は善なのかという問いをテーマにしている点で
    独自性がある。
    現実主義のすすめ。
    性善説のすすめ。
    下巻は示唆に富んだ、いい一冊だった。

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    2025年11月13日
  • 資本主義の次に来る世界

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    斎藤幸平氏と同じ主張で目新しさはないが、ここまで地球環境の悪化が進んでくるともうこの道しかないと言う気もするし、一方で脱成長の世界がディストピアにも見えてくる。
    著者が描く「バラ色の」世界を読んで思い出したのが、共産主義末期の1989年に旅行した旧ソ連の世界。メガネメーカーが一社しかないのか誰もが揃いも揃って同じ古臭い額縁メガネをかけ、商店に行ってもモノがない。車もモデルチェンジがないから年代物が幅を利かせている。確かに資源の浪費は減るだろうが、この世界には選択する自由も楽しみもない。日本は恵まれていると思ったものだ。ただここまでしないと地球を守れなくなっているのかも知れない。
    先進国で人口が

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    2025年10月10日
  • 武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか

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    政府による支配を回避しようとしたグローバリゼーションが、実際は政府の介入を受け易い世界を作ってしまったのだ。ファーウェイやTSMCを巡るアメリカの嫌がらせについても詳しく説明されている。
    情報と金融のネットワークを使ったアメリカによる脅しは中国よりも日本に効くし、我々銀行員に日々負荷を掛けているよ。きぇー

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    2025年10月10日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    人類・人間は性善説が表す本来的に善な・良い生き物なのか?が語られている。
    この手の歴史的題材をテーマにしながら思想を扱う本は、その思想を補強することばかりを述べ立てることが多い。(自己啓発系とか、自称成功起業家の本)
    しかし、この本は反対意見も吟味しながら、振り子のようにその思想が正しそうか検証していく良書。
    下巻が楽しみ。

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    2025年09月21日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    ゲノム編集技術でノーベル化学賞を受賞したダウドナの伝記。研究者同士の競り合いや出会い、策略等次から次へドラマがあり、専門用語で一見難しそうな本だったが一気に読み進めた。
    技術の内容も興味深いが、それ以上に異なる研究分野の出会い、共同研究者の相性、ものごとのタイミングの歯車が合ってダウドナが栄光に近づいて行く紆余曲折のストーリーはグイグイと引き込まれた。

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    2025年08月16日
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した

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    ゲノム配列の解析技術開発と、現生人類ゲノムやバクテリアゲノムのコンタミネーションと、損傷ゲノムを含む希少サンプル解析。我々は何処から来たのか、我々は何者なのか、に迫るサイエンスの物語。

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    2025年06月30日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    人間本性の性悪説を支持する研究や言説を叩き潰す。著者のブレグマンはオランダのジャーナリスト・歴史研究者。
    上巻で印象的だったのは、ゴールディングの『蠅の王』の章。彼がノーベル文学賞をとった時、私の反応は「えっー」だった。この反応の理由をブレグマンが明快に説明してくれている。
    アメリカで行なわれた悪名高い社会心理学的研究をめぐる章も印象的。彼によれば、ジンバルドーのスタンフォード監獄実験は、やらせと演技と演出。ミルグラムの電気ショック実験(別名アイヒマン実験)は、「権威への服従」という無理筋の解釈。「冷淡な傍観者」研究の発端となったキティ殺人事件は、マスメディアの脚色と歪曲(だとすると、研究その

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    2025年05月26日
  • 一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

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    目新しいことはないかもしれないけれど、他人に流されずに自分自身を見つめ、あるがままを受け入れることが大切なことを再認識した。パートナーとの過ごし方も書いてある。

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    2025年05月15日
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

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    ゲノム編集技術のクリスパー・キャス9を開発した女性科学者のジェニファー・ダウドナの評伝。下巻ではコロナワクチンの話もでてきます。最後にジェニファーとエマニュエルがノーベル化学賞に選ばれるまで。

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    2025年04月21日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    ゲノム編集技術CRISPR-Cas9システムの発明者の1人であるジェニファー・A・ダウドナを中心とした物語。
    共同研究者のエマニュエル・シャルパンティエと共に2020年にノーベル化学賞を受賞しており、世界的に注目を集める研究者である。

    そんな彼女が、そもそもなぜRNAの研究に足を踏み入れたのか、というところから序盤は始まる。
    体裁は第三者的な目線で書かれているが、内容が細部にわたり、ダウドナの伝記を読んでいるようであった。
    ダウドナの研究の基礎には、指導教官のジャック・W・ショスタクの影響が強い。
    ショスタクがダウドナに残した以下の教訓は全ての研究者に刺さるのでは。
    「リスクを恐れず新たな分

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    2025年04月19日
  • コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

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    ゲノム編集技術のクリスパー・キャス9を開発した女性科学者のジェニファー・ダウドナの評伝。他の科学者との開発競争のシビアさも伺えられる。

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    2025年04月02日
  • コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

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    学者の在り方や競争といった現実のストーリーも面白かったが、何よりDNAを編集できるクリスパーシステムを得られた人類や、個人はどうあるべきか、の部分に非常に考えさせられた。人類の将来全体に影響を及ぼしうるテクノロジーをどう扱うか、というリスクの話もあれば、逆に遺伝子疾患の治療に代表される、不幸に対して使わないことに対する道徳的観点などは非常に重要かつ難しい問題。世の中には核安全保障や薬物問題、生命科学など、人類の存亡に大きく関わるテーマがあるんだと改めて認識

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    2025年03月29日
  • Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章

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    本国オランダでベストセラーになり、世界46ヵ国で翻訳され、欧米メディアから絶賛された名著。
    人間の本性は善である。実に感動的で、読むべき一冊。
    ただし、私たちは、熱心に自らの堕落を信じたがる。何故なら、自らの本質が罪深いと信じると、人は心が休まるから。そう信じる事で、一種の赦しが得られ、約束も抵抗も無駄になるからだ。
    マスコミ、メディアのあり方も、問われるべきなのだろう。本質は悪だとした方が、センセーショナルで、商売になるから。

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    2025年01月20日