野中香方子のレビュー一覧
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資本主義とは何か
格差拡大、気候変動を背景にポスト資本主義が注目されており、多くの議論がなされている。
多くは、資源や環境を維持しながらどうやって成長するかが課題であり、いわゆる脱成長は異端的な扱いだろう。
本書の序盤では、資本主義を長期の時間軸でふりかえり、資本主義の本質的な暴力性を主張する、なかなか過激な内容である。資本主義による成長は、資源化、希少化による交換価値の蓄積であり、必ず貧困や格差を生み出す、国も投資家も企業も、そのような資本主義を推進する指標、GDPや資本コストで動いている限り、ジャガーノートのように破壊し尽くすしかない、という。確かに一面ではそう思うが、特に日本は欧米とは -
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ネタバレ気候変動や生態系壊滅の理由は、資本主義に欠かせなくなっている成長主義、富裕層(先進国国民もふくむ)による過剰消費なわけで。なぜこうなったのか、の歴史が丁寧にひもとかれていてわかりやすかった。GDPを指標にしたのがダメ押しだったかー。背景となるデカルトの思想と、反発したスピノザの思想の話とか初めて知って、面白かった。
後半、資本主義と民主主義はセットではない、全体主義にならず民主主義のままでも脱成長主義は目指せる、とい書かれていて。本当にそうだといいのだが。
別の本でもあったけど、テクノロジーで解決できるというのは幻想だそうで。残念。省エネ化しても大型化したりして、結局エネルギー消費量は増え -
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試し読み
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ネタバレ自分、資本主義の世で産湯に浸かり、
アメリカの豊かな生活に憧れる少年時代を
過ごしましたんで、
この本のように「資本主義にブレーキをかけなければ」
と主張されましてもなかなか目が覚めません。
でも一方では、
長時間勤務、勤勉な勤務、自己啓発、周囲の雰囲気をこわさないために職場で文句は言わない、有給休暇をとらない等々、よいとされている働き方をしていては育児との両立が非常に困難な生活実態について、
こんな社会は変だ、こんな社会を次世代に残すのはかわいそうだという気持ちは強いです。
著者が一刀両断、「GDP成長率を追求し続ける資本主義はあかんねん、地球がもたないからな(意訳です)」
「富の蓄積を -
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上巻に続き、ヒトの良い面についての耳障りが良く信じたくなるお話。根拠はないがこれまでの経験則として耳障り良い話の後はヤバい未来が待っていることが多い。著者が求めるバキバキリベラルで社会保障天国な世界を作る目的から逆算された主張に読者を誘導してるようにも見える。
いっぽうで日々の生活の中で、コンビニの外国人店員、通勤電車で隣に座ってる人などよく知らないという理由でうっすら怖いと思ってしまうが、実はみんないいヤツと思うことにするだけで世の中が少し良くなりそう。体制やビジネスの仕組みはこのままでも普段接触の少ない人にも思いやりを持って接する必要があると感じた。 -
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何歳になっても、脳は変えられる。記憶力や学習力を高め、脳のパフォーマンスを最大限に発揮する。そんな「脳のメンテナンス法」を、全米トップクラスの脳研究者らが解説する書籍。
脳の健康は、ライフスタイルを少し変えるだけで大幅に改善できる。脳を変えるために重要なのは、次の3つである。
①ニューロン新生を促す:
高齢者でも、運動や食事などの習慣を変えれば、脳の神経細胞であるニューロンは育つ。
②血のめぐりを良くする:
脳内の血流は、栄養と酸素を脳に供給し、脳内の老廃物を洗い流す。生活習慣を改めることで、豊かで安定した血流になる。
③過度なストレスを避ける:
強いストレスが長期間続くと、動脈が狭まり、ニ -
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やはり定期的にこういった本は読みたくなるし、読まねばいけないなとも思った。研究は進んでいる。
個人的に気になるのはアルファリポ酸とコエンザイムQ10。コエンザイムQ10は高校のときに生物で習ってから必要なんだと思ってきたが、なんで必要だったか完全に忘れてた。ミトコンドリアのエネルギーの産生に深くかかわる。動くために必要だった。アルファリポ酸もコエンザイムQ10も抗酸化物質。ニューロンを守るためにある。認知症の予防や記憶力低下の防止というとあまり馴染みがないが神経系の動きをスムーズにすると考えるとぜひ摂りたいと思う。だめだ、すぐ書こうとするとその程度しか書けない。
逆に言うと、知るきっかけや -
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試し読み
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ネタバレかなり専門的、学問的、理論的です。重点読み、流し読みしました。エッセンスは: 運動すれば気持ちがよくなり、頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出てくる。運動の第一の目的は、脳を育てよい状態に保つことにある。筋力や心肺機能を高めることは副次的な効果にすぎない。ジョン・レイティ著&野中香方子訳「脳を鍛えるには運動しかない」、2009.3発行、345頁。ストレスや不安は有酸素運動をすればたちまち解消される。うつの予防にも治療にも運動は有効。そして、運動は脳の老化を防ぐ。
運動をすると思考や感情に関わる神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)が増える。セロトニンは気分、衝動性、 -
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家庭の医学書のメンタル版。自分は沈む時があるので読んでみた。
気分の変動はあって当然。負のスパイラルを断ち切るためには、思考バイアスに自ら気付くこと。(いわゆるメタ認知)マインドフルネスと感謝の習慣がよい。できることから少しずつ(スモールステップ)
基本的なことは運動、睡眠、栄養、人とのつながり。
感情は事実ではない。一つの可能性にすぎない。
自信を培うには未知の世界に踏み入れ恐れと共存する。(コンフォートゾーンから出る)
不安は脳の火災報知器で、危機に瀕してなくてもアラームが鳴らしている状態。その時は、少し距離を置く。思考を客観的に表現する。スポットライトを他の思考に向ける。など。
感想とし -
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まとめ
ジムに向かうときではなく、ジムから戻るときにモチベーションが湧く
常に幸せってことはありえない。感情は天気のように浮沈みするのが「普通」
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○多くの自己啓発書はどう考えるかによって感じ方が変わる、つまり思考からのアプローチで感情が変わると説いている。ポジティブに考えよう!みたいな。
が、この関係は双方向、つまり感情が原因で思考が結果という一面もあるということ。
★思考、身体的感覚、感情、行動のすべてが影響しあって経験を生み出している。
○メンタルヘルスのディフェンダーは健康の土台。運動、睡眠、栄養、ルーティン、人とのつながり
2やる気
○モチベーションは行動の副産物、ジムに向かう -
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おわりに書いてある日本語版編集部の情報によると、英語版の原題はUtopia for Realistsということで「現実主義者のためのユートピア」だったものを、日本語版では著者と相談して「隷属なき道」にしたとのことです。もちろんこれはハイエクの「隷属への道」を意識しているのですが、その心は、シンギュラリティの到来によってAIが人間を上回る日が来る。AIとの競争には勝てない。そのときに人間が生きていくために、つまりAIに隷属しないためにもユニバーサル・ベーシックインカム(国民全員に無条件で一定金額を支給する仕組み。何の資格も審査もない)を導入すべきだということです。
ブレグマンの主張やベーシッ